とことん手づくり。こだわりが詰まった日本製トートバッグの工場に潜入!

〈Gad Work(ガッド ワーク)〉は、上質な姫路産レザーと豊富な収納力でビジネスパーソンに人気の、ハンズオリジナルのバッグブランド。
今まではオールレザーのバッグが中心でしたが、先月新たにナイロン製トートバッグが登場!そこで今回は、縫製から完成までを担う、東大阪市にある〈株式会社ミクール〉さんの工場を見学してきました。職人さんたちのこだわりが詰まった、ナイロントートの魅力をお伝えします!

ビジネスにうれしい、収納性抜群のナイロントート

今回製作工程を見せてもらうのはこちらのバッグ。

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ガッド ワーク ハンズオリジナル ナイロントート(全3色)
左・中央:Mサイズ(約幅36×マチ13×高29cm)15,500円+税
右:Lサイズ(約幅40×マチ14×高31cm)16,500円+税

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表地には軽量のナイロン、パーツには丈夫な姫路産のレザーを使用。本体両サイドにはスマホが入るポケットや、バッグの中にも複数のポケット、ボトルホルダー付きで収納が豊富です。さらに、ファスナー付きで中身が見えず安心。付属のキーホルダーに鍵やパスケースをつけておくとすぐに取り出せます。

ではいよいよ、工場にお邪魔します。

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工場入口では鮮やかな革のバッグたちが迫力のお出迎え。

まず、ナイロン生地の裁断には、なんと鋼の型を使用するのだそう。ナイロンを5枚重ねて上から型を乗せ、クッキーの型抜きのように抜き出します。

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①バッグ側面の生地を裁断する型 ②重なるポケット部分の型 ※裁断の工程は裁断屋さんで行っています。

続いて縫製。ナイロンは折り曲げや圧力がかかるとシワがついて戻らなくなってしまう非常にデリケートな素材です。扱いに神経を使いつつ、迷いのない手つきでスピーディに縫い上げていきます。

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内面のポケット部分も丁寧かつテンポよく縫っていきます。

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底とマチ部分を縫いつけます。繊細な作業も、慣れた手つきで素早く仕上げます。

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〈ガッド ワーク〉バッグの心臓部分!細やかな技術が光る、ハンドルの面取り

次に、革にこだわる〈ガッド ワーク〉の要ともいえる、ハンドルの角をとる「面取り」を見せてもらうことに。

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株式会社ミクール 中川社長

まずカンナを使ってベルト側面に丸みを出します。左から右へ、手を巧みに使いながらスライド。

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なんとこのカンナは中川社長の手づくり。

私も挑戦してみましたが、見た目を遥かに上回る難しさ!まさに熟練ならではの技でした。
その後、仕上げの「目止め液(透明のニス)」を側面全体に行き渡るよう、かつハンドル表面にはみ出さないよう、絶妙な力加減で手早く塗っていきます。

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仕上げに、ガラス板を使って磨いていきます。

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このガラス板は東急ハンズ梅田店でご購入いただいたそう。

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ギザギザしていた側面の角がとれ、ツルツルに。

「面取りは手間がかかるんですが、ここでつくっているバッグのハンドルやリュックのヒモ部分には必ず行ってます。他のメーカーではやっていないところも多いですね、やっていたとしても、その分製品の単価が高くなってしまうんですよ。
手間を惜しまずエエもんをつくる。かつ、手の届きやすい価格にしてたくさんの方に手にとってもらいたいんです(中川社長)」


職人さんの熱い想いが伝わった瞬間でした。

内装やパーツ部分にも、細やかなこだわりが詰まっています。
例えば、ポケット部分は、ほつれが出ないように2針先から縫っていたり、

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縫い終わりの糸に一箇所ずつライターで火をつけて固めたり、

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端がクシャッと折り曲がらないように、芯をギリギリのところまで入れたり。

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底鋲も一つひとつ丁寧に打っていきます。

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底鋲のまわりにも姫路産レザーを使うこだわり。

完成品がこちら。

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近くで見ても、とてもきれいに仕上がっています。

どんどんレベルアップしていくチーム制

ハンドルの縫い付け、底鋲の取り付け、マチポケットや裏生地の縫い合わせ・・・。一口に縫製といってもさまざまな工程に分かれています。〈ミクール〉の強みは、全員が全ての工程を担当できるよう幅広い技術を身に着けていること。互いの動きを確認し合いながら、前工程の進み具合に応じて後工程のフォローに入るなど、あうんの呼吸で全員一丸となってモノづくりに取り組んでいます。

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「縫製や形がきれいなのは当たり前。いかに効率を上げてエエもんをつくれるかが大事やと思ってます。スピードを求めてより生産数を上げれば上げるほど、それはお客さんに還ってきますからね。工程一つひとつに無駄がないかを見直して改善する、その繰り返しですね。例えば、隣の人の作業が早かったら、『どうやってるんやろう』と見て学ぶ。まずは自分で考えてやってみて、うまくいかないときは全員で話し合う。『昔はこうやってたから』とか誰かに教えてもらうのを待っているだけじゃだめ。探求心がなければ、職人は成長できませんから(中川社長)」

現場を支えるのは、60~70代のベテラン数名と20~30代の若手たち。世代や経験の差を越えてモノづくりへの情熱が共鳴し合い、今日も逸品が生み出されていきます。

〈ミクール〉の皆さん、ありがとうございました!

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秋に向けて、女性がより使いやすい新色を開発中!

ところで〈Gad Work(ガッド ワーク)〉とは、Gad(遊び心)とWork(目的のある仕事)を融合させた造語。
「常に遊び心を持ち、目的のある仕事にも取り組み、ON OFFシーンを問わず自由なスタイルであり続けてほしい」という想いが込められています。そこで、ベーシックなテイストに機能性を併せ持ち、自由なスタイルで自分好みに使用できるようなレザーバッグが開発されてきました。

そのブランドで今回ナイロントートを開発した経緯について、ハンズのオリジナル商品開発担当者はこう語ります。

「〈ガッド ワーク〉は革の使用感に好評をいただいていますが、夏に使うには暑い・重たいイメージがあるというお客様の声から、今回見学した男女ともに使える軽量バッグの開発が始まったんです。
一般的には軽いバッグというとポリエステルが使われている場合が多いのですが、白っぽくなったり色移りしたりすることがあるので、今回は色合いがよく光沢も出るナイロンを選びました。また、ハンドルの長さはもともと22cmだったのですが、女性が厚めの上着を着ても肩から掛けられるように、24cmにしました」

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「色合いについても、全国のスタッフや〈ミクール〉さん、卸製造でご協力いただいている〈三洋〉さんと密な意見交換をし、細部まで妥協せずこだわり抜いた自信作です。
秋に向けて、より女性が使いやすいバッグを鋭意開発中です!(PB開発部 薮下)」

ということで、工場見学のあと、秋に向けて早速新色発売に向けての会議が行われました。
サイズはどのくらいのものが使いやすいか、色はどうか。ナイロン生地と革パーツの色の組み合わせをたくさんの種類から選びます。

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「A4が入るサイズはマストだよね!」
「マチを薄くしたほうがコンパクトに見えていい!」
「小さめサイズなら、ビビッドな色があってもいいかも」
など、ざっくばらんに意見交換。

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ハンズの女性スタッフやオリジナル商品開発担当者、〈ミクール〉さん、〈三洋〉さんが真剣に意見を出し合います。

現在試作品を作成中で、新色は10月に発表予定。果たして、どんな色・形になって発売されるのでしょうか。乞うご期待!

おわりに

細部までこだわり、とことん手づくりを極めている職人さんたちの姿を見て、どんどん〈ガッド ワーク〉のバッグに愛着が湧いてきました。職人さんとハンズスタッフ達の熱い想いが込められたバッグを、店頭でお手にとってみてはいかがでしょうか。

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