白のトートだけじゃない。魅力もさまざな国産帆布バッグを実際に使ってみた

春が近づくと持ちたくなるアイテムのひとつ、帆布のバッグ。白いキャンバスバッグを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は色や質感、形もさまざま。
今回は男性も持ちやすい、デザイン性と機能性を備えたハンズオリジナルの帆布バッグを実際に使ってみました。丈夫さや容量など、使い勝手を徹底解説します!

目次
そもそも帆布って?
「豊岡鞄」認定の高品質バッグ〈ステッチオン〉
帆布×姫路産の革がアクセント〈バギーポート〉
海軍も使用した堅牢な帆布素材〈森野帆布〉

そもそも帆布って?

帆布は、「平織」と呼ばれる丈夫な織り方にプラスして、複数の糸をより合わせて織られた厚手の布のこと。厚さによって1~11の番号が付き、番号が小さいほうが厚く、大きいほうが薄くなります。

とても丈夫で、水も浸透しにくく、雨が降ってきて外側が濡れてしまっても、中にしみにくいことが特徴です。普段使いのバッグにぴったりの素材ですね。

「豊岡鞄」認定の高品質バッグ〈ステッチオン〉

ひとつ目は国産鞄の名産地である豊岡でつくられ、高品質な鞄として認められた「豊岡鞄」を手がける〈ステッチオン〉のトートバッグ。

こちらはハリとコシが特徴で、使用するごとに味の出る天然素材パラフィンを使って加工しています。8号の帆布で丈夫ながらも、糸の風合いを感じられるデザインで、カジュアルなシーンにぴったり。

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東急ハンズオリジナル
ステッチオン ルード トートバッグ キャメル(ブラック・ネイビー)幅30×奥14×高36cm 各16,000円+税

広げてみると、こんな感じ。

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コンパートメントは、とにかく大容量!試しに13インチのパソコンを入れてみると...

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これは嬉しい!すっぽり入りました。2リットルのペットボトル3本は余裕で入りそうです。
また、中には大小のポケットが計3つあるため、ちょっとした小物の収納場所に困ることもありません。

さらに嬉しいのが、外側のポケット。

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2つのポケットには、ペットボトルもスマートフォンも楽々入ってしまいます。
それぞれボタンとファスナーが付いているので、スルンと中身が出てしまうことも防げます。

バッグの中にはパソコンやノートなど、かさばるものを入れて、中の小さなポケットにはカギを、そして外側のポケットには財布とスマートフォンを入れて...。
大容量で重さにも強いため、荷物が多くてもこれ1つですべて完結しそうです。

大きなカバンというと機能優先になってしまって、おしゃれなもの、ファッションに合うものって意外と少ないんですよね。
だけどこれはいろいろなファッションに合うので、仕事でもプライベートでも重宝しそうです。

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また、こちらは同じ〈ステッチオン〉のショルダーバッグ。

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東急ハンズオリジナル
ステッチオン ルード 横ショルダー ブラック(キャメル・ネイビー・レッド) 幅26×奥7×高20cm 各13,000円+税

見た目はコンパクトで、ちょっとした街歩きに使えそうな大きさ。
こちらの特徴は、ボタンとファスナー、2つのタイプの大きなポケットがあること。

ボタンで閉じるタイプのコンパートメント(手前)を広げて、中にものを入れてみるとこんな感じ。

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財布とスマホが楽々入る大きさです。留め具の部分は革製。真っ黒のカバンの中で、革がアクセントになっています。

次にファスナーを開けて、荷物を入れてみるとこんな感じ。

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手帳やノート、ペンケースなどが一気に収納できました。
帆布は風合いもありながら、軽くて丈夫なのが大きな特徴。荷物をたくさん詰め込んでも、見た目はスマート、しかも軽いのが嬉しいですね。
休日に、スマートフォンとお財布、そして本など小さな荷物を持って歩くにはピッタリです。

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3つ目は、〈ステッチオン〉の、肩からかけて背中に密着させるタイプの「ボディバッグ」。

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東急ハンズオリジナル
ステッチオン ルード ワンショルダー ネイビー(キャメル・ブラック) 幅19×奥8×高29cm 各14,000円+税

裏側はこんな風になっています。

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金具が両方に付いており、ベルトを好きな方に留められるんです。ワンショルダーのバッグは片方の肩に負担がかかりやすいので、付け替えられるのは地味に嬉しい...!

写真では少しわかりにくいかもしれませんが、太めのベルトなので、身体をがっちりホールドします。
重い荷物を入れても、軽い帆布素材と太いベルトが体を包んでくれ、とても動きやすいのが特徴です。

気になる中は...こんな感じ。

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縦長のコンパートメントのため、深さがあります。
500mLのペットボトルとちょっとした荷物を入れても、結構余裕がありました。
B5サイズまでの大きさのものなら、楽々入ります。

また、正面のボタンで留められたポケットを開けてみると、大きめの財布もすっぽり!
ボタンの下にファスナーポケットも付いているので、頻繁に取り出すような小物を入れるのがおすすめです。

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メインコンパートメントに加えて、ボタン付きポケット、そしてファスナーポケットと、さまざまな収納があるため、大きな荷物もちょっとした荷物も、対応できるのが嬉しいところ。
用途に応じて使い分けができ、いろんなシーンで重宝しそうです。

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ちなみにこんな風に、実際に豊岡で〈ステッチオン〉をつくっているのだそう。
さすが、その品質が認められた「豊岡鞄」。培った技術と使い込んだ道具を使って、職人さんの手で丁寧につくられているんですね。

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帆布×姫路産のレザーがアクセント〈バギーポート〉

さてさてお次は、神戸発のメーカー、〈バギーポート〉とコラボしたバックパック。

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バギーポート×hands+ 東急ハンズオリジナル
バックパック キャメル×ブラック(ブラック×ブラック)幅30×奥16×高45cm 各9,900円+税


各所にレザーを用いているのが、デザインのポイント。
創業300年を誇る京都・伏見の柿渋エキスを使用して染め上げた姫路産レザーがアクセントになっています。

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ハンズオリジナル〈バギーポート〉の財布と同じレザーを使っているんですよ。

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〈バギーポート〉の財布一覧はこちら>>

特に目を引くのは、サイドのレザーポケット。こちらにはペンを差し込んでもよし、小物を入れてもよし。
帆布と縫い付けられたレザーが、とてもよくマッチしています。また、本革なので使い込むほどに味が出てきます。

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素材は10号帆布という軽めでありながらも、しっかりと丈夫な素材を使用しており、背負ってもあまり重みを感じにくいのも嬉しいですね。

さて、ファスナーを開けて、荷物を入れてみると...?

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ペットボトル、書類、かさばるミニバッグは余裕で入りました。
丈夫でありながらも生地が薄いので、ググッと中が広がり、荷物はとても入れやすいです。

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正面のポケットはこんな感じ。

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財布がすっぽり入ってしまいました。生地が薄いので、ポケットの容量は見た目よりも大きいんですね。
こちらには小物を入れて、大きなポケットにはパソコンや書類を入れて...と、その使い勝手のよさが想像できます。

シンプルなデザインなので街中でも使えますし、郊外や自然がある場所にもぴったり。どんな服装にも合わせやすいシンプルなデザインで、使い道の幅が広そうです。

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続いて、トートタイプを。
こちらも素材は10号高密度帆布を使っているので、とっても丈夫。デザインのポイントとなっているレザーポケットがかわいらしく、その日のファッション全体のアクセントになりそうです。
「ブラック×ブラック」のレザーには、備長炭染め帆布の染めに用いる備長炭ペーストを使用しています。

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バギーポート×hands+ 東急ハンズオリジナル 
トートバッグ ブラック×ブラック(キャメル×ブラック)幅38×奥15×高36cm 各9,900円+税

中は、こんな感じ。

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メインコンパートメントの両端には、ファスナー付きのポケットが。
また、バッグ自体の持ち手のベルトもしっかりと縫い付けられているので、重い荷物を入れて持ち歩いても問題なさそうです。

実際に荷物を入れてみました。

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A4の冊子や書類、ペットボトル、小物がすんなり入っちゃいました。これはかなり大きいぞ。
マチが約16cmとたっぷりなのが嬉しい!かなり余裕があり、たくさん荷物がある場合に重宝しそうだと思いました。

アクセントのレザーとしっかりした黒地の帆布がポイントの〈バギーポート〉。黒の帆布だと男性も女性も使いやすく、汚れが気になりにくいのもよいですね。いずれも仕事でもプライベートでも使えるデザインで、容量も大きいため、幅広いニーズに応えてくれそうです。

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海軍も使用した堅牢な帆布素材〈森野帆布〉

最後は〈森野帆布〉のボディバッグ。実は、光沢のあるこちらの素材も帆布なんです!

〈森野帆布〉は、旧帝国海軍艦艇の製品を手掛ける中で生まれた日本製の帆布で、現在も海上自衛隊の船舶やテントで採用されています。使用している森野帆布船具工業所の艦船帆布4号は、日本開発の合成繊維ビニロンを織りあげ、加工した堅牢な帆布なんですよ。

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ハンズオリジナル 森野帆布
ボディバッグ ブラック(ネイビー)幅18×奥9×高47.5cm 各14,500円+税

表面はレザーのような質感にコーティング。汚れや水などに非常に強く、抗菌加工も施されているので、外部からの刺激にとても強いのです。スマホやタブレットなど大切なものを、しっかりと守ってくれそうな安心感があります。

気になる中は、こんな感じです。
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メインコンパートメントに加え、上下に小物が入れられるポケットが用意されています。
ポケットには、スマートフォンとその充電器がすっぽりと入りました。

見た目の剛健な質感とは裏腹に、意外と生地は柔らかく、たくさんの荷物が入るのが特徴。
カラビナなどを取り付けられるベルトも付いており、大事な荷物やバッグの中で迷子になりがちなものはチェーンで留めるのもありですね。

外側には同じくカラビナなどの金具を取り付けられるフック、そして小物が入るポケットが付いています。

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よく見ると、金具も、ポケットファスナーも、ともにブラック。外側は黒一色で固めてシックに仕上がっています。
ちなみにこちらのファスナーは、防水効果のある止水ファスナーを使用。隙間から水が入ることも防げそうですね。

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背中にあたる部分には、両サイドにファスナーが付いており、こちらには薄い小物を入れられます。
パスポートなど、かさばらない大事なものを入れるのがよさそうです。両側からアクセスできるので、さっと取り出せます。

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背負ってみるとこんな感じです。

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※写真はネイビーです。

背面のメッシュパッドと身体に沿った形状が身体に程よくフィットします!街歩きや、旅行先でも使えそうなデザインですね。
肌身離さず持ち歩きたい荷物を入れておくには、ぴったりのカバンです。

そして最後は、同じく〈森野帆布〉のトートバッグ。

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ハンズオリジナル 森野帆布
2wayトートバッグ ネイビー(ブラック)約幅46×奥11×高32cm 各21,500円+税

こちらもかなりクールですね。
真ん中にある〈森野帆布〉と漢字で書かれているタグが、デザインのポイントになっています。

持ち手とベルト部分には本革を採用しており、機能性に長けていながらも高級感があります。

コンパートメントに荷物を入れてみました。

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広々使える余裕があります。
PCと冊子がしっかりと入るだけでなく、上下には小物が入れられるポケットが付いているのも嬉しい工夫。

バックパックと同様に、正面には金具とファスナーがあります。金具はオールブラック。そしてファスナーには止水ファスナーを使用。またバッグの底の四角には本革の補強が施されており、より頑丈なつくりとなっています。機能性とデザインへのこだわりを感じますね。

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また持ち手は、高さが約24cmと、ゆとりのあるサイズにする事で肩掛けもしやすくなっています。
手に持ってもよし、肩にかけてもよし。さらにハンズオリジナルの仕様として、背面にはキャリー取付ベルトが付いているので、スーツケースにセットも!

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かっちりとした素材感なのでスーツを着るような場面でも使用できますし、カジュアルな服装にも似合いそう。機能と使いやすさを両立した、クールなカバンです。

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また〈森野帆布〉の鞄の確かな品質とデザイン性の両立は、職人さんの手で丁寧につくられていることにあります。
ひとつひとつ大切に手作業。日本の職人さんのこだわりを感じます。

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おわりに

今回ご紹介した様々な「帆布」のバッグ。共通しているのは、軽くて丈夫なだけでなく、機能面とファッション面を両立しているのが魅力です。自分のお仕事やプライベートを考えて、ぜひご自分にとって最適なバッグを見つけてください。

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