1日が終わり、クタクタになって帰ってきてからのスキンケア──必要なのはわかっているけど、面倒に感じることもありますよね。
「そもそも自分に合った化粧品ってどうやって選べばいいの?」
「義務感でやってるだけで、全然メイクを楽しめない!」
スキンケアに関する悩みはつきないもの。そんなモヤモヤを抱える方々のために、今回、昨冬にオリジナルスキンケアブランド〈muqna(ムクナ)〉をリリースした東急ハンズと、ライフスタイルメディアとして人気のECサイト「北欧、暮らしの道具店」がコラボイベントを開催しました。
テーマは「美容だって暮らしのように楽しみたい」。
「暮らし」にまつわる雑誌や著書を手がける編集者や、美容業界で活躍されているビューティライター 、そして「北欧、暮らしの道具店」の店長にご登壇いただき、「実は美容って......楽しいかも?」と美容に対する考え方が変わるようなトークセッションを企画しました。
会場となった東急プラザ銀座7F「ハンズエキスポカフェ」には、抽選で選ばれた約40名の方にお越しいただきました。
トークイベントの合間に〈muqna〉を試すことができるスペースもご用意しました。興味をお持ちの方からハンズスタッフに質問をいただくなど、関心の高さが伝わってきます。
もっちり泡が特長の、muqna 洗顔フォーム。
美容を暮らしのように楽しめるきっかけにしたい
左からモデレーターの一田憲子さん(ライター・編集者)、
イベントの冒頭、「北欧、暮らしの道具店」の佐藤友子店長からご挨拶をいただきました。
「北欧、暮らしの道具店」店長 佐藤友子さん
「皆さん本日はお集まりいただきありがとうございます。今回のトークイベントのテーマを『美容だって暮らしのように楽しみたい』にしたのは、何を隠そうこの私です(笑)。というのも、私自身が美容についてまったくの無頓着で、メイクすることを楽しめていない現状をどうにかしたいなと常々思っていました。
そんなとき東急ハンズさんのスキンケアブランド〈muqna〉の『無垢な自分に戻る』というコンセプトを伺い、ハッとしたんですね。『もっともっと!』と付け足すのではなく、余分なものを落とし、必要なものだけを補うことが素の自分、本来の自分を見つめ直すきっかけになるかもと思ったんです。
そこで単なるスキンケアの紹介とは別の次元で、美容を暮らしの中に溶け込ませて、さらには今よりもっと楽しめるきっかけになればいいなと思って3人でお話することにしました。どうぞよろしくお願いいたします!」
スキンケアアイテムは「これが好き!」で選んでOK
ここからは、トークセッションの内容を抜粋してお届けします。
一田さん:今日はモデレーターとして、お話の進行をさせていただきます。さっそくですが佐藤店長って美容やメイクとどんな付き合い方をしてきたんですか?
佐藤店長:もう本当に1年中同じメイクで(笑)。結婚して子どもが生まれてからは特に、ですね。メイクすることがお出かけ前の作業になっていたので全然楽しくなかった。
一田さん:そういう方って多いですよね。きっと。
AYANAさん:美容っていうとなんだかキラキラしてるイメージがあるかもしれないけど、本来は《いつもの暮らし》に寄り添ってくれるものだと思うんです。心地よさを演出するメイク、気持ちを落ち着かせたいときのメイク、好きな人に告白するとき背中を押してくれるメイクなど、いろいろなパターンを持ってるといいですよね。
【一田憲子さん】
ライター・編集者。OLを経て編集プロダクションに転職後、フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。著書に『暮らしのおへそ』『大人になったら着たい服』(共に主婦と生活社)など。「北欧、暮らしの道具店」では不定期連載「40歳の、前とあと」を担当。
一田さん:頭ではわかるんですけど、いまAYANAさんがおっしゃった《いつもの暮らし》に寄り添うってことへの理解がなかなか難しいですよね。どうすれば近くに感じられるんだろう?
佐藤店長:もうホントにそこがわからなくって。
AYANAさん:「今日のごはん、何にしよう?」って感覚でいいんですよ。白いご飯とお味噌汁が一番だけど、たまにエスニックもいいよねってなるじゃないですか。好きなメイクのパターンを増やしながら、持ってるだけで気分がアガる美容グッズを集めていくとすっごく楽しいし、毎日のメイクが楽になりますよ。
【AYANAさん】
ビューティライター。化粧品メーカーで企画開発職を経験した後に独立。美容メディアへの執筆を中心にトークショーやメイクレッスンでも活躍中。女性たちが自分自身や世界を美しくとらえなおすきっかけづくりをお手伝いしている。
佐藤店長:実は私、この間のゴールデンウィークにAYANAさんを個人的に呼び出してデパートの1F(化粧品コーナー)を巡るっていうツアーをやったんです。贅沢でしょう?(笑)これまで縁がなかったエリアなので不安しかなかったんですが、AYANAさんに言われるがままに化粧品を買って、メイクのやり方を習って、その晩いざ寝ようとしたら全然眠れなかったんですよね。
一田さん:あまりに疲れ過ぎちゃって?
佐藤店長:いえいえ(笑)。これまで味わったことがない種類のワクワクでいっぱいで! 新しく駅前にできたお店のジャムを買って、「翌日の朝、お気に入りのパンに塗ってみよう」みたいな気分でした。
【佐藤友子さん】
「北欧、暮らしの道具店」店長。インテリアコーディネートの仕事を経て、2006年に兄の青木耕平さんと株式会社クラシコムを共同創業。07年9月、北欧雑貨をはじめとする暮らしの道具を取り扱うネットショップ「北欧、暮らしの道具店」をオープン、店長に。
一田さん:何が違ったんだろう。何を教えてもらったの?
佐藤店長:私、心と向き合うのは得意なんですけど、自分の顔のことや映えるメイクはわからなかったんです。誰も教えてくれませんでしたしね。暖色系とか寒色系とか、どっちが合うのかとか全然知らなかった。そこでAYANAさんに「佐藤さん、黄色系好きみたいだけど、肌の色に合う寒色系で選べばいいよ」って言われて、一つメイクに関するものさしができたんです。
AYANAさん:いま佐藤さんが「心と向き合うのは得意」っておっしゃいましたけど、美容ってそこが大事なんです。好きな女優さんみたいになりたいとか、こういう顔に近づきたいっていう純粋な気持ちが大切。「女優さんやモデルさんと共通点なんてあるわけないじゃん」と思うかもしれませんが、気づいてないだけで全然ありますよ。
一田さん:自分との共通点がない人のことを人は好きにならないですもんね。具体的にメイクにどう落とし込むんですか?
AYANAさん:「あの人、どんなアイテム使ってるの?」っていうところからでいいですよ。だってメイクって試せるんですよ。何回でも落とせるんだから。
一田さん:そっか!
AYANAさん:どんどん失敗してください。やらない「ゼロ」と、やってみて失敗する「イチ」はまったく違いますよ。
佐藤店長:私の場合、その失敗すらもわかんないんです。なかなか人って言わないじゃないですか、似合ってないよとかネガティブなことを。
AYANAさん:困ったら同性の心が通じる友達に相談してみましょう。異性はやめてくださいね、自分の好みを言ってくるので(笑)。もう1つのやり方は自撮りです。自撮りしたその日と、数日おいてからそのときの写真をまた見てみてください。メイクの内容をメモっておいて、後から見直してみるんです。そうすると新しい自分が見えてくるはずですよ。
いつでも帰ってこられる"実家"のようなスキンケアアイテム
一田さん:メイクの基礎となるスキンケアについて伺いたいんですが、AYANAさんが一番大切にしてること、みんなにやってほしいことってどういうことですか?
AYANAさん:とにかくしっかりと汚れを落とすことです。肌にはもともと潤う成分はあるけど、汚れを落とす力はありません。だから何かを加える前に、まずキレイにしていくことを意識しましょう。ただ、仕事から帰ってきて、1日の終わりにしっかりメイクを落とすって大変ですよね。だからこそ! その時間を楽しみに変えるっていうソリューションが大事なんです。
佐藤店長:ソリューション?
AYANAさん:「いい匂い」でもいい、「気持ちいい」でもいい。そんなお気に入りをたっぷり使って、楽しみの時間に変えてあげましょう。
一田さん:どうやって探せばいいの?
AYANAさん:自分にとっての「スタンダードスキンケア」を一式持っておきたいかな。困ったときに帰ってこられる"実家"みたいな(笑)。「これがあったらいつでも基本に戻れる」みたいなものが一つあると、逆に冒険にも出やすいんですよ。
佐藤店長:実家かあ......面白いですね。
AYANAさん:お肌の調子って、食べ物とか睡眠とか仕事のストレスとか本当にいろいろなものに影響されるんです。つまり、その人にとってのいいスキンケアって、お肌だけじゃなくて心にもいい変化をもたらしてくれるものであってほしいわけです。
一田さん:だからこそ「これが好き!」で選ぶのが大切なんですね。
AYANAさん:お気に入りのアイテムって、ただそこにあるだけでうれしいじゃないですか。そういう満足感って間違いなく肌に影響してくると思うんです。だからいつもおすすめしているのは、ハイエンドなものをちびちび使うんじゃなくて、「今日も1日よく頑張った!」って気兼ねなく使える価格帯のものを、惜しみなくバシャバシャ使うこと。その方がお肌にいいと思います。
一田さん:鏡をちゃんと見て自分に向き合う、素の自分を知ることは大事ですよね。スキンケアの時間が自分と向き合うってことにつながるのかな。
佐藤店長:今回、東急ハンズさんとのコラボイベントを開催しようとしたのは、スキンケアブランド〈muqna〉の『無垢な自分に戻る』というコンセプトがすごくしっくりきたからです。不要なものを減らしていって、素の自分、もっと本質的なものに近づこうというスタイルが素敵ですよね。
一田さん:今回のイベントを通じて、「素の自分」ってなんだろうとか、スキンケアを見直したり生活をよりよくしたりするきっかけになればうれしいですね。今日は皆さん、ありがとうございました!
おわりに
皆さんにとって、いつでも暮らしに寄り添ってくれるスキンケアが見つかりますように。
無垢な自分に会える、保湿を重視したシンプルスキンケア〈muqna〉を東急ハンズでお試ししてみてはいかがでしょうか。
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