ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんの春の好印象メイク術

『〜周囲がざわつく自分になる〜 必要なのはコスメではなくテクニック』や『こんなことでよかったの!?96のメイクテクニック 美しくなる判断がどんな時もできる』などの著者でヘア&メイクアップアーティストとして活躍する長井かおりさんが、ビジネスシーンにぴったりな好印象メイクのテクニックを指南します!ベースメイクから仕上げのリップまで、丁寧にレクチャーするので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

丁寧なベースづくりで透明感アップ!

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(1) 毛穴の凸凹や黒ずみを毛穴下地でカバー
まず、小鼻など毛穴が気になる部分に毛穴下地をオン。クルクルクルッと毛穴を埋めるように伸ばしていきます。一方向からだけではなく、あらゆる方向から下地を入れ込んで行くのがポイント。顔全体に伸ばすとマットな仕上がりになってしまうので、ツヤっぽさを出すなら、あくまで崩したくない部分だけを塗るように心がけましょう!

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(2) コントロール下地を重ねる
次に、みどり色のコントロール下地を顔の中央にのせて伸ばしていきます。みどり色の下地はくすみや赤みを抑えてくれる効果があるので、ナチュラルな透明感を作りたいときにおすすめ。これも顔全体に塗るのではなく、顔の中央部分を心がけて。

ファンデーション一色で立体的な顔はつくれる!

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(3)美肌ゾーンを徹底的に盛りまくる
下準備ができたらファンデーションを塗っていきましょう。使用するのはリキッドファンデーション。クリーミーでなめらかなテクスチャーのものがおすすめです。まず、目頭の下からこめかみにかけてスーッと伸ばします。そして、ファンデーションをのせた部分をスポンジでトントンっと叩きながら厚みをだしていきます。
このゾーンを「美肌ゾーン」と呼ぶ長井さんによると、ここをいかに盛るかで、美しいお肌に仕上げられるかが決まるのだとか。

(4)仕上げは、顔全体にサッと
美肌ゾーンを仕上げたら、スポンジに付着している残りのファンデーションを鼻や、おでこ、まぶたなど美肌ゾーン以外に軽く伸ばしていきます。厚く塗る美肌ゾーンとそれ以外とでメリハリを出すことで、一色でもしっかりとお顔を立体的に見せることができますよ。

ベースづくりの総仕上げ!

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(5)仕込みチークをしのばせる
内側からあふれだすナチュラルな血色を表現するために、ベースづくりの段階で仕込みチークをしのばせておきます。使用するのはクリームチーク。直接肌につけてしまうと濃くなってしまうので、一度手の甲にとって馴染ませましょう。その後、先ほど使用したスポンジの、ファンデーションが付着している部分にチークをとり、顔の中央に円を描くようにのせていきます。

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(6)パウダーでベースメイクをコーティング
崩れやすいTゾーンと目の下に、パフでパウダーをのせていきます。パフにはしっかりとパウダーを揉み混むことが重要。また、ツヤを出したい部分には、ブラシでパウダーをのせていきましょう。ブラシは、パフほどパウダーがつきすぎないので、ほんのりとツヤを残すことができます。

アイメイクはブラウン系できちんと感を出す

(7)目元に影をつくる
ビジネスシーンではボルドーなどのカラーメイクは不向き。陰影をつけ、上品な大人っぽさを演出してくれるブラウン系カラーがおすすめです。

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まずパレッドの中で一番明るい色、オフホワイトをまぶた全体にのせてくすみをオフ。同色を涙袋にものせていきます。こうすることで、フレッシュな印象を与えることができます。

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次に、アイホールに薄めのブラウンをのせて陰影をつけていきます。ポイントは指で伸ばすこと。ナチュラルに仕上がりますよ。そして、同ブラウンを今度はアイシャドウチップで下まぶたの目尻に足していきます。

アイメイクで注意してほしいことは、片目ずつメイクをしないこと。どちらかに合わせるのではなく、同時進行でバランスを整えていくことが重要です。

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(8)ビューラーをして瞳に光をプラスする
ビューラーはするのとしないとでは、瞳に入る光の量がかなり違ってくるので、必ずしてもらいたい工程の一つです。コツはカーブ部分を眼球に沿うようにしっかりとくっつけること。そして手首の動きだけで上げようとせず、脇を開けて腕ごと上げることでキレイにカールさせることができますよ。

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(9)カールキープマスカラ&アイライナー
ビューラー後すぐに、カラーキープマスカラでまつ毛のカールを固定。根元からしっかりキープ液をつけましょう。

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キープ液を乾かしつつ、カールしたまつげの下側からアイラインを引いていきます。ポイントは点を打つようにラインを引くこと。また、リキッドタイプよりペンシルタイプの方が上品な仕上がりになるのでおすすめです。ペン先も細めなものをチョイスして。
アイラインを下から引くことで、まつげの上側からアイラインが凸凹と出てきます。その際は、アイメイクで使ったブラウンのアイシャドウでぼかしてみてください。

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(10)マスカラは根元からアップさせる
マスカラは、軽くつける程度でOKですが、根元からつけることを意識してみて。使う前に30度ほどブラシの先を曲げておくと、塗りやすさがアップしますよ。また、繊維があるタイプのものより、プレーンタイプのものを選ぶことでナチュラルな仕上がりに。

美眉毛をつくるコツは描く順番にアリ!

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(11)ナチュラル眉毛をつくる
まず、スクリューブラシで眉をとかしましょう。とかし終えたら、最初に眉山から眉尻にかけて描いていきます。描き終えたら、次は眉頭にむかって後ろから前へブラシを動かして描いていきましょう。描き終えたらブラシでとかしてぼかす。この眉頭にむかう作業と、とかす作業を繰り返し行ってください。眉頭を濃くしすぎないように注意して。
最後にペンシルで整えて出来上がりです。アイメイク同様、左右同時進行で行ってくださいね。

チークは顔の中心にいれて、フレッシュな印象に

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(12)アプリコットやサーモンピンクカラーのチークで仕上げる
先ほど仕込んだチークの上にパウダータイプのチークを丸くふわりとのせます。中央にチークを入れると幼くなるのでは?と心配されるかもしれませんが、アプリコットカラーなどは肌馴染みが良いので、中央にいれても問題ナシです!

チークと同色を使うことで、メイクに統一感がアップ

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(13)リップをすれば好印象メイクの完成
仕込みチークとして使用したクリームタイプのチークをリップにも。同じ色を使うことでメイクの統一感がアップします。仕上げにコーラルカラーのリップを重ねてもOKです。

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ナチュラルながら、きちんと感は外さず好印象。透明感もばっちりですね!

登場したアイテム

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毛穴パテ ミネラルBBクリーム EM 1,200円+税
キャンディドール ブライトピュアベースミントグリーン 1,490円+税
レブロン フォトレディプライマー 001 1,500円+税
キャンメイク クリームチーク 05 580円+税
ママバター チークカラー ピンク 1,500円+税
エテュセ ラッシュバージョンアップ 1,000円+税
キングダム ジェルアイライナー ダークブラウン 1,200円+税
アヴァンセ ハリウッドマスカラ ロングカール 1,500円+税

おわりに

今回、メイクテクニックを長井かおりさんから直接学べるイベントをご用意しました!イベントでは、誰からも好かれる春の好印象メイクテクニックを伝授します。プロから学べるチャンスをお見逃しなく!

長井かおりさんメイクショー 3月10日(土)13:00~/15:30~@東急ハンズ梅田店 2月23日(金)10:00よりWEB予約開始>>

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