ひのきのシューキーパーがHand Marksから登場!そのこだわりを製造元とバイヤーに聞きました

「もっと、ものを育てよう。」をコンセプトにした東急ハンズの新しいプライベートブランド〈Hand Marks(ハンド マークス)〉から、〈日本人の足型にぴったりなひのきのシューキーパー〉が新たに登場。製造元の担当者と東急ハンズのバイヤーに、その開発経緯やこだわりのポイントを聞きました。

ひのきを選んだ理由は?形状の特徴は?込められたこだわりを探る

国産を中心とした産地や素材にこだわったもの、生産者や職人の技術を生かした製品など、安心して長く愛着を持って使い続けられるアイテムを展開する東急ハンズのプライベートブランド〈Hand Marks〉今回、そのラインナップに新たに加わったシューキーパーについて、製造元である株式会社ルボウの志村さんと東急ハンズのシューケア用品バイヤー大仲にお話を聞きました。

2112_shoetree_01.jpg東急ハンズオリジナル Hand Marks
日本人の足型にぴったりなひのきのシューキーパー 6,380円(税込)
※現在一部店舗・ネットストアのみでのお取り扱いです
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2112_shoetree_02.jpg左:東急ハンズ シューケア用品バイヤー 大仲 右:株式会社ルボウ 志村さん

―まずは、このシューキーパーの開発経緯を教えてください。

大仲:これまでもシューケアアイテムのPB(プライベートブランド)商品をつくってきましたが、シューケアの工程で欠かせないシューキーパーをPBでつくりたいという想いがずっとあったので相談させていただきました。

志村さん:お話をいただいてから、いろいろと提案させていただきましたが、なかなか条件面などが合わず。でもずっと継続して提案していった中に今回の商品の元となるものがあり、そこから製品化へと動いていきました。

大仲:「ビギナーでもプロでも使える、普遍的で汎用性のあるもの」という、これまでのシューケアPB商品の根底にあるコンセプトは踏襲しています。

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―品名にもあるとおり素材が「ひのき」ですが、そこにはどんなこだわりがあるんでしょうか。

志村さん:国産ひのきを使っています。素材は何にしようかという話になった時にハンズさんからひのきのご提案をいただいて、なるほどと。シューキーパーの素材というとブナやレッドシダー(米杉)が一般的で、それが当たり前と思っていたので、盲点だったというか。

大仲:調べてみると、ひのき製のシューキーパーは意外と世の中に少ないんです。すぐれた吸湿性・放湿性があって、丈夫で反りにくいというひのきの特性はシューキーパーにぴったりなので、今まであまり使われてこなかったのが不思議なくらいですよね。価格面で厳しいところがあるかなと思いましたが、価格を抑えてもつくれるというお返事をいただいて、じゃあひのきで行こうと。

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志村さん:歴史的な建築物にも使われていて、身近なところではお風呂やタンスなど、ひのきは日本人にとってなじみのある素材です。香りもとてもよいですしね。そういう意味でも、今回はひのき製にこだわりました。

―品名にある「日本人の足型にぴったり」な理由と形状へのこだわりを教えてください。

大仲:日本人の足に合うラスト(木型)のフォルムにこだわりました。日本を代表するシューズブランドの2E・3Eサイズが総売上の約4割を占めているという情報を得て、いわゆる「甲高幅広」という日本人によくある足型に狙いを定めたんです。

志村さん:オールマイティに使えるシューキーパーは甲の部分に厚みや高さがないものが多いのですが、それだと甲の部分の革が伸びないんです。でも実際に履きジワが出るのは甲なので、ここにしっかり高さをつけて甲高幅広な木型をつくりました。付属で「紙やすり」が入っているので定期的にシューキーパーにやすりがけをすると、ひのきの香りが引き立ちます。

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―その形状のために採用したのが、この「ツインチューブ」タイプなんですね?

大仲:はい。シューキーパーには、バネ式の「フリーサイズ」、前後をつなぐパイプが1本の「シングルチューブ」、2本でつなぐ「ツインチューブ」があり、それぞれにメリットがあります。今回採用した「ツインチューブ」はより本格的なタイプで、2本のパイプで安定感があって、特に甲のラインを緩やかにして高さを出しやすいので日本の甲高の靴にぴったり合うんです。

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手前から「フリーサイズ」「シングルチューブ」「ツインチューブ」。

志村さん:フリーサイズとシングルチューブは汎用性が高い半面、フィット感には難点があるのも事実です。ツインチューブにしてフランスサイズの39〜42という細かなサイズピッチにしたため、より自分の靴のサイズに合ったフィッティングができ、さらにサイドスプリットにはバネが入っているので、靴が少し細めでも幅広でもバネの伸縮で対応できるのもポイントですね。

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―ものへの愛着という視点で、シューキーパーが果たす役割とは何ですか?シューキーパーをこれから使ってみようと思っている人へのメッセージもあわせてお願いします。

志村さん:人間の足は1日でコップ1杯分の汗をかくと言われています。すると当然、革は水分を吸います。革は水分を吸うと伸びて柔らかくなり、乾くときに縮むので、湿った状態でシューキーパーを入れればキレイな形をキープできるんです。しっかりお手入れをしている靴は壊れてしまった場合でも修理がしやすいと言われますから、磨くことだけではなく、形を整えることも靴への愛情表現のひとつだと思っていただきたいですね。

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大仲:シューキーパーを使うということは、必然的に脱いだ靴を手に持って見るということになるので、そこで汚れや傷に気付けるという側面もあります。靴をキレイにして長持ちさせれば何足も買い直す必要がなくなって、長い目で見れば経済的だと言えますし、シューキーパーを使うことはよいことばかりなんですよね。

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志村さん:形が崩れていたり、革がヒビ割れていたりする靴を履くことは、シワシワのスーツを着ているのと同じと言っても過言ではないと思います。スーツを脱いだらハンガーにかけるのと同じくらい、シューキーパーを使うことが当たり前になってほしいです。

大仲:シューキーパーが"靴のハンガー"と呼ばれる所以ですね。決して大変な作業ではないので、この新商品をきっかけにして、靴を脱いだらシューキーパーを入れるということを習慣化していただければと思います。

おわりに

シューケアというと磨くことを想像しますが、形を整えることも靴への愛情表現のひとつなんですね。こだわりの詰まったこのシューキーパーを使って、大切な革靴を"育てる"感覚を楽しんでみませんか?


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