立体プラバンでつくるお寿司チャーム【不器用さんもカンタン!】

立体プラバン作家さんにお寿司チャームのつくり方を教わります

透明なプラバン1枚、白いプラバン1枚、たった2枚のプラバンから「お寿司」がつくれること、知っていますか?今回は、日本の立体プラバンクラフトの第一人者と呼ばれるクリエイター・ナナアクヤさんを講師に迎え、リアルさが食欲をそそる?!お寿司チャームのつくり方をご紹介します。複雑な作業がないので、お子さんや不器用さんも気軽にトライしていただけますよ!

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ナナアクヤさんが考えるプラバンの魅力

―ナナアクヤさん、本日はよろしくお願いします!実は、プラバンに触るのは小学校の理科の授業ぶりかもしれません。

ナナアクヤさん:よろしくお願いします。プラバンの世界は奥が深いですよ。

プラバン作家 ナナアクヤさん

ナナアクヤさん。プラバン.net/立体プラバン協会主宰、クリエイティブユニットnanaboの代表などを務める。2013年に日本に初めて送り出した立体プラバンの技術で、プラバンクラフトの世界に新たな風を吹き込む。以降、国内外で11冊の関連書籍を出版し「プラバンクラフトの第一人者」と呼ばれるまでに。
現在は全国各地でさまざまなワークショップを開催し、「手づくりの面白さ・できることの喜び」を伝えている。
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―楽しみです。...とはいえ、そんな程度の記憶と知識しかないのですが、大丈夫でしょうか。

ナナアクヤさん:全く問題ないですよ!

―ホッ。ではまず、プラバンとは何か教えてください。

ナナアクヤさん:プラバンは「プラ板」。つまりプラスチック板のことです。原材料はポリスチレンで、熱を加えるとやわらかくなり、冷ますと固まる性質です。

―科学的!だから理科の実験や工作の材料に採用されていたんですね。

ナナアクヤさん:プラバンは引き延ばした状態で製品になっているため、その状態から再び熱すると、元の形に戻ろうとする力が働き「縮む」んです。
プラバンの種類にもよりますが、プラバンクラフトはこういった性質を上手に利用したモノづくりなんですよ。

―なるほど。ちなみに、ナナアクヤさんはなぜプラバンクラフトを始められたのですか?

ナナアクヤさん:昔からクラフトが好きで、いろいろな素材でモノづくりをしていました。そのうちの1つがプラバンだったんです。初めこそ平らなキーホルダーをつくっていましたが、回数を重ねるうちに「まっすぐ平らなモノだけではなく、曲線的かつ立体的なモノもつくれる!」と確信しまして。紙や布と違って透明感を出せるのもよいです。

―透明感?

ナナアクヤさん:はい、プラスチック板ですからね。透明感があると、みずみずしさや照り感といった光のニュアンスが表現できるんです。...そもそも、私がお魚(を食べること)が好きで、「ノレソレやホタルイカの美しさをクラフトで追求したい!」と思ったからなんですけど(笑)。

―ということは、お寿司のネタにつながるじゃないですか。このお寿司チャーム、ナナアクヤさんの立体プラバンクラフトの原点といっても過言ではないのでは?


ナナアクヤさん:そうかもしれませんね。クラフトが好きで、好きなモノを追求できて、表現の幅を広げられて。立体プラバンクラフトは「手づくりの楽しさ・できることの喜び」を何度でも実感できます。

 

必要な材料と道具

―ちなみに私、手先があまり器用ではなく。上手くつくれるかちょっと心配です。

ナナアクヤさん:主な作業は「切る、描く、色をつける。そしてオーブントースターで温め、固める!」と実にシンプル。高価な材料や道具が要らないので、クラフト初心者の方にもおすすめです。

【ハンズで購入できる材料・画材・道具】

【ハンズで購入できる材料・画材・道具】

①NT デザインナイフ D-400GP 658円(税込)
②クックパー フライパン用ホイル 418円(税込)
③ゴッドハンド 神ヤス! 10mm 3種類セット 660円(税込)
④アクリサンデー プラバン B4 0.2mm 208円(税込)
⑤コニシ ボンド ウルトラ多用途 S・U クリヤー 564円(税込)
⑥カール事務器(CARL) 1穴パンチ 穴径5.5mm SD-155-W 715円(税込)
⑦パイロット フリクションカラーズ SFC-10M-NV ネイビー 110円(税込)
⑧ミユキ ボールチェーンホルダー K4643 シルバー コネクタ付 165円(税込)
⑨アルス クラフトチョキ EG‐330H‐W 2,178円(税込)
⑩アトム 純綿スムス手袋 1,582円(税込)
⑪ゼブラ ハイマッキーケア YYT5−12C 12色セット 1,980円(税込)
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【ナナアクヤさん持参の材料・画材】

【ナナアクヤさん持参の材料・画材】

ナナアクヤさん:ネタの色ツヤを美しく見せるために、色鉛筆やパステル、プラモデル向けのホログラフィック塗装ペン(クリアタイプ)、消毒用エタノール、キッチンペーパーを活用します。シャリには白いプラバンがあると便利ですよ。

―あとはオーブントースターですね。これでお寿司チャームをつくれるなんて...。

ナナアクヤさん:では、実際につくっていきましょう!

 

①ネタのベースをつくる

―さて、今回のネタは何でしょう?

ナナアクヤさん:マグロ、サーモン、コハダでいきましょう。おすすめ3貫盛りです!

【つくり方】

1:ネタとなるプラバンを切る。1貫のネタは平面プラバンの状態で縦12×横4cmほどだが、余裕を持って少し大きめに切っておく。(3貫の場合は縦12×横12cmほど使います。)

ネタとなるプラバンを切る

ナナアクヤさん:ハサミの刃は傾けず、できるだけまっすぐな状態を維持しましょう。カーブを切る時はプラバンを回しながら切っていくとキレイに仕上げられます。また、刃先で「パチン」と切るとヒビ割れの原因になってしまうので注意してくださいね。

2:切ったプラバンの片面にやすりをかける。ムラなく均一な白さになったらOK。

切ったプラバンの片面にやすりをかける

※プラバンの粉が目や鼻に入らないようにご注意ください。

3:それぞれのネタの図を紙に起こす(写真はコハダ)。縦12×横4cmほどの大きさです。

それぞれのネタの図を紙に起こす

4:ペン(今回はパイロット・フリクションカラーズを使用)でプラバンに図を写し、切る。

ボールペンでプラバンに図を写し、切る。

5:やすりをかけた面に、白の色鉛筆でネタ(マグロ、サーモン)のスジ模様をしっかりと引く。

やすりをかけた面に、白鉛筆でネタのスジ模様を引く

6:油性マーカーをキッチンペーパーにつけ、白紙の上で色味を確認。消毒用エタノールを染み込ませてもう一度確認したら、やすりをかけた面にやさしく押し込むように着色する。

着色する

サーモンはピンクとオレンジをミックス。

マグロはピンクと赤をミックス

マグロはピンクと赤をミックス。

ナナアクヤさん:色をミックスすると絶妙なグラデーションを表現できます。消毒用エタノールは色の濃淡やにじみのあるニュアンスづくりに役立つんですよ。
今回のプラバンは最終的に縮むので、塗りすぎるとその分色が濃くなります。「淡い程度の色味」にとどめておきましょう。

7:コハダはライトブルーとライトグリーン、さらに黒をミックスして着色。黒の色鉛筆でドットの模様をつけた後、白のパステルをキッチンペーパーにつけ、着色済みの部分から端に向かってなじませる。

コハダはライトブルーとライトグリーンと黒をミックスして着色

8:コハダのウロコ感を出すため、目打ちで表面に筋を入れる。

8:コハダのウロコ感を出すため、目打ちで表面に切り込みを入れる

9:ネタにボールチェーンを通せるよう、端から約5mmの位置に印を入れ、パンチで穴をあける。

ネタにボールチェーンを通せるよう、端から約5mmの位置に穴をあける

\こんな感じになります/

色塗りまで完成したのがこちら

 

②シャリをつくる

ナナアクヤさん:ネタはここで一旦ストップし、今度はシャリをつくっていきましょう。

1:1貫のシャリにつき、約3gの平面プラバンを用意。縦3cm×横2mmほどに短冊切りしていく。

シャリをつくる

ナナアクヤさん:白いプラバンなら着色する必要がないので楽ちん。ですが、ネタで使ったプラバンの端切れを使ってもOK!ゴミも減らせて◎です。

2:皿状にしたアルミホイルに短冊切りした1シャリ分のプラバンをのせ、あらかじめ160~180℃に予熱したオーブントースターにセットする。

予熱したオーブントースターにセットする

ナナアクヤさん:加熱時は綿の手袋を使いましょう。触れても跡がつきにくいのでおすすめです!お子さまは必ず大人の方といっしょに作業してくださいね。

3:160~180℃に設定して加熱スタート。10〜20秒経つと両端が「ぐにゃっ」と反るので(写真左)、一旦取り出して指でざっくりと丸め、どろどろにならない程度の状態まで再び加熱する。

一旦取り出して指でざっくりと丸めます

4:もう一度「いったん取り出し、キレイに丸め、加熱する」を繰り返したら、オーブントースターから完全に取り出して、楕円形に整える。

キレイに丸め、加熱を繰り返したら完全に取り出して、楕円形に整える

ナナアクヤさん:机の上に「ギュッ、ギュッ」と押しつけながら高さをつくると、安定感のあるシャリになります。

―米粒感がスゴい!

ナナアクヤさん:短冊切りのプラバンをざっくりと丸めた作業がきいていますね。立体プラバンならではの「味」です。

 

ネタを温めて「お寿司」にする

ナナアクヤさん:いったんストップしていたネタづくりですが、オーブントースターの工程に進めていきます。

1:シャリ同様、アルミホイルに1ネタ分のプラバンをのせ、予熱したオーブントースターで加熱。「ぐにゃっ」と反ったら取り出す。

ネタを温めて「お寿司」にする

ナナアクヤさん:ネタはシャリと比べて厚みがないので、早めに「ぐにゃっ」となります。目を離さず、よいタイミングで取り出してくださいね。ワット数を少し下げてもOKです。

2:熱くてやわらかいうちに、先んじて完成させたシャリにのせて形を整える。
 ※冷えてしまうとプラバンが固くなり、シャリの形に曲がりませんのでご注意ください。
 ※シャリの上にのせる際は、どちらの面が表側になるか確認してからのせてください。

シャリにネタをのせる

3:ネタとシャリを接着させるため、シャリにボンドをつける。コハダは表面の照り感をより表現するため、プラモデル向けのホログラフィック塗装ペン(クリアタイプ)を塗るのがおすすめ。指一本程度の力で押さえ、固定させる。

クリアタイプの接着剤で固定する

ナナアクヤさん:コハダはやすりをかけなかった(=着色しなかった)面を接着面に、マグロとサーモンはやすりをかけた(=着色した)面を表面にします。「ツルッ」と「ザラッ」の質感の違いが出ますよ!

―これでほぼ完成ですね!

ナナアクヤさん:...といいたいところですが、せっかくなのでもう一歩踏み込みましょうか。

 

④バランをつくる

ナナアクヤさん:お寿司になくてはならない脇役、バランをつくります。

―なるほど!

ナナアクヤさん:バランは平面なので、ネタやシャリよりもスピーディにつくれますよ。

1:バランのサイズは3×5cmで準備します。やすりをかけたプラバンの片端をギザギザに切る(等辺は1cmが目安)。ネタとシャリ同様、油性マーカーの色をミックスし、消毒用エタノールを染み込ませたキッチンペーパーでやさしく着色。デザインナイフで縦筋を入れる。

バランをつくる

2:ボールチェーンを通せるよう、端から約5mmの位置に印を入れ、パンチで穴をあける。その後、ネタと同じようにオーブントースターで加熱。取り出した後は、手で軽く押さえてキレイな平らにする。

パンチで穴をあけオーブントースターで加熱する

―あとはボールチェーンでつなげていくだけですね!

 

⑤お寿司チャーム、完成へ!

ナナアクヤさん:ボールチェーンをまずはバランに通し、次にお寿司に通しましょう。

ボールチェーンに通す

\おすすめ3貫盛り!お寿司チャーム/

3貫盛り!お寿司チャーム 完成

―とても簡単にできちゃいました!

ナナアクヤさん:ネタとシャリを完全に固定させるため、1日ほど置いてくださいね。その後は鍵やペンケース、カバンなど、いろんなモノにつけて楽しみましょう!

―たった2枚の平面プラバンが、こんなにリアルなお寿司に近づくとは。3貫といわず、もっとつくって並べたくなっちゃいます。そして食欲がそそられる...!

思わず食べたくなるお寿司チャーム

ナナアクヤさん:今回の技術を応用すれば、ほかのネタもガリも一丁上がりです!立体プラバンクラフトの可能性を追求して、自分だけの「お寿司ワールド」をぜひつくってみてくださいね。

 

おわりに

食欲をそそる?!お寿司チャーム、いかがでしたか?新たな趣味として自分だけで挑戦したり、家族や友達といっしょにつくったりと、プラバンクラフトは手軽にはじめられます。ぜひ楽しいモノづくりのひとときを味わいましょう。

ナナアクヤさんに教わる、お寿司チャームワークショップを新宿店で開催!
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