「そ道 至極のそうめんを堪能すべし」イベントレポート

夏の風物詩の一つに数えられる「そうめん」。食欲がなくなりがちな夏場でも、手間をかけずに簡単にサラッと食べられるお助けメニューです。
しかし! 数ある麺類の中でその存在感は正直薄いと言わざるをえません。「RAMEN」や「UDON」はいまや日本食の代表ですが、お忍びで「SOMEN」を食べにくるハリウッドスターは聞いたことがありません。
そこでこの夏、東急ハンズはそうめんの魅力を見つめ直し、さらなる地位向上を図るためにそうめんの道、略して『そ道』に邁進しました。(※フェアは7月14日(金)に終了しました)
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今回お届けするのは、渋谷のハンズカフェで7月1日に行われたイベント「そ道 至極のそうめんを堪能すべし」です。
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そうめん研究家のソーメン二郎さんと、東京・東中野のそうめん居酒屋「阿波や壱兆」がコラボレーションした今回のイベント。そうめんとはなんたるかといった"うんちく"や、そうめんの正しい食べ方講座、さらにはオリジナルのそうめんメニューを堪能するなど、まさに『そ道』のど真ん中を突き進む1日となりました。
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日本には各地に有名なそうめんがありますが、その中でも日本三大そうめんとされているのが、奈良県の「三輪そうめん」、兵庫県の「揖保乃糸」、香川県の「小豆島そうめん」です。写真は、三輪そうめんとちょい足しにおすすめの真鯛のだし塩の組み合わせ。
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そうめんといえば夏のイメージが強いと思いますが、乾麺なら保存がきくため、夏場に食べきれなかったそうめんを冬に煮麺(にゅうめん)にすることもできます。一年を通して食べられるのもそうめんの魅力だと言えるでしょう。

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そうめんの歴史や魅力をわかりやすく解説するソーメン二郎さん。ちょっと意外だったのがそうめんの製造時期です。実はそうめんがつくられているのは真冬で、春~梅雨の時期に熟成させてから、夏に販売するのが一般的。梅雨を2回越した2年物のそうめんは「ひね」、3年物は「大ひね」と呼ばれ、コシの強さからそうめん通に好まれているそうです。

「全国にそうめんの製麺所は13カ所あります。麺それぞれに味わいが違うので、自分好みのそうめんを見つけてほしいですね。気になるそうめんを見つけたら、ぜひオリーブオイルと塩だけで食べてみてください。麺自体の美味しさが伝わってきますよ」

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ソーメン二郎さんのおすすめは、茹で上げたそうめんを氷水で一回しめて、オリーブオイルを3回転半まわし、粗塩や天然塩などをふるだけのシンプルメニュー。そうめんの麺そのもののコシの強さや太さ・細さ、ツヤが五感で味わえるというのです。めんつゆテイストの慣れ親しんだそうめんではなく、"真のそうめん"との出会いがここに......これぞまさに『そ道』のあるべき姿かも!

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ここでそうめんの新しい食べ方の新提案として、そうめん居酒屋「阿波や壱兆」さんにオリジナルの創作そうめんをつくっていただきました。

まずは1杯目。出汁ジュレをかきまぜながら贅沢な阿波牛ローストビーフといただく半田そうめんです。

▼阿波牛ローストビーフとクレソンの半田そうめん
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「ダシのジュレがおいしい!」
「そうめんと牛肉なんて考えもしなかったなあ」
「阿波や壱兆さんが大好きで通ってます」

続いて、神山すだちとトマトをスライスして浮かべた、爽やかで上品な味わいの三輪そうめんです。参加者の方々からおもわず歓声が!

▼徳島の神山すだちとトマトの三輪そうめん
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「これがそうめん? きれーい!」
「お中元で余らせちゃうそうめんのイメージが変わりました」
「レシピ本も買ったし、うちに帰っていろいろ試してみます」

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「阿波や壱兆」店主の田中さんにもごあいさついただきました。
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当日は、開催した3回すべての回をご予約いただいた方や、インドから旅行中の方もいらっしゃいました。初めての日本で初めてのそうめんはいかがでしたか?

「昨日、有名なラーメン屋さんにも行ったけど、こっちのSOMENの方がさらっと食べられるね。Very Good!!!」とお墨つきをいただきました。

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※ソーメン二郎さんのInstagramより

そうめん好きの人だけでなく、新しいそうめんの楽しみ方を堪能したい方にとっても大満足のイベントになりました。

東急ハンズではこれからもユニークなイベントやワークショップを開催しますので、店頭ポスターやホームページ、メールマガジン、SNSをぜひチェックしてみてください!
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