こんにちは。新宿店3F「おとこっぷり商店」店主の西です。
東急ハンズ新宿店で開催された「マニアフェスタ2019冬」で、
私、ガツンとやられました。
(マニアフェスタは11/28で終了しました)
「ゴミのようでゴミじゃないものマニア」のホンダノホンダナに。
喫茶店の「紙ナプキン」「コースター」「トレットペーパーのパッケージ」など
用途を終えたら本来はゴミになってしまうものをコレクションしているデザイナーさんです。
ホンダノホンダナさんの情報はこちら
https://www.instagram.com/hondanohondana/
私は常日頃、おとこっぷりを上げるには何かに熱中することが大切だと力説しております。
熱中することの1つに「集める」という行為があります。
そして熱中して集めた結果が「コレクション」という形で残ります。
というわけで今回はホンダノホンダナさんをリスペクトして
私の秘蔵コレクションをダーンと大公開しちゃいます。
文章少なめ、写真多めでいきますのでよろしく哀愁!!
①プロ野球チップスカード
カルビーのプロ野球チップスについているおまけのカードです。
お菓子なのにおまけカードの比率が高いので軽減税率対象外の10%です(笑)。
広島カープを集めていますが、一袋に2枚入っており12球団あるので、
当たる確立は1/6と効率の悪いコレクションです。
②チケット
コンサート、美術展、野球、航空券、映画、観光名所etc・・・・・
とにかくチケットは捨てずに集めて普段は本の栞にしてます。
中には1994年4月19日の「Steely Dan」のバージンチケットも。
アクシデントでいけなかったんですぅ!
③シビレた飲み屋のショップカード
日本全国津々浦々のシビレた飲み屋、食い物屋のショップカード。
④参加したイベントのフライヤー
DJイベントが中心です。
⑤ポストカード
文通しているペンフレンドが6人いるので
常にポストカードは大量にストックしてます。
⑥ノベルティステッカー
宣伝用ステッカーを頂いたら、最終的には釣り用のクーラーボックスに重ね貼りされます。
⑦酒ラベル
家で飲んで空けたらラベルを綺麗にはがして大学ノートに貼り付ける。
18年間で現在14冊目に突入です。
正直力作です。
好きが高じてオリジナルビールまで作っちゃいました。
奄美大島の黒糖焼酎蔵巡りツアーで出会った三人が
名瀬にある小料理屋「こまき」でユニットを結成しました。
以後定期的に「チームこまき」として酒を求める旅に出ています。
このラベルは八丈島のテトラポッドでピンクフロイド風に撮影しました。(笑)
【写真左より筆者、金田君、ほそちぃ】
⑧ぐい呑み
美味しい日本酒を頂くときは器にも凝りたいものです。
ぐい呑みコレクションからお気に入りたちを厳選。
中央の萩焼は高台が特徴。
薬指にひっかかる感触が絶妙です。
これは広島から関東に戻るときに舎弟の塚本君から餞別に頂きました。
彼は私のおとこっぷりDNAを引き継ぐ直系なので
将来三代目店主あたりを引き継いで欲しいと密かに思ってます。
(あっ言っちゃった)
前列右は今は無き広島のタウン誌「旬遊」の編集長杉川さんから、やはり餞別に頂いた備前です。
作家、香山義弘さんの作陶です。
これで飲むと日本酒が2倍旨くなる魔法のぐい呑みです。
⑨CD
別に集めようと思って集めたのではなく気がついたらこんなになっちゃったコレクションです。
壁をくりぬき棚をDIYしました。
これだけでは収まりきれないので、第二収納庫もあります。今回いい機会なので棚卸ししたら1,140枚ありました。
そうそう私DJもするんです♪
訳あってLPは全部処分したのでCDJ専門ですが。
胸キュンブラザーズというバック・トゥ・バック(1曲ずつ掛け合う)ユニットを持っていて
プロモもありますのでお暇な方はこちらをどうぞ。
友人の杉山君が撮ってくれた傑作です。
https://vimeo.com/129335326
さてここからは失われたコレクション達です。
コレクションには大きな敵が2つあります。
「引越し」と「かわいい後輩」です。
⑩雑誌
BRUTUSは創刊号から200号までコンプリートしていました。
「おとこっぷり商店」店主の血と肉を作ってくれた雑誌です。
本当に色々な事を教わりました。
写真の左は創刊号です。
しかし引越しのたびに泣く泣く減らし、
今ではどうしても捨てられない大切な号だけが手元に残っています。
ニューミュージックマガジン(NMM)も高校1年から熟読してました。
1976年からです。このころの「Rock」って本当に最高でした。
だから引越しにも負けず1976年と1977年はコンプリートで残してあります。
私、千葉県柏市の高校に通ってました。
同級生に某著名音楽グループのミュージシャンが2名おりました。
当時から彼らはぶっ飛んでましたね(笑)。
⑪ポスター
ポスターも良いものを沢山持っていました。
しかしこれはかわいい後輩達(男ですよ!)にねだられて
ことごとくあげちゃいました。
でも貴重ポスターは手元にいくつか残ってます。
写真の豚ちゃんは東急ハンズ藤沢店が閉店する際に
湘南のアーティストかおかおパンダさんが描いてくれた貴重な作品です。
私の遊び道具が詰った納戸のドア裏に飾ってあります。
これもお宝です。
11月22日に渋谷PARCOが復活しましたが、このポスターは
1978年の広告ポスターです。
尖がっていた時代ですよね。
ドミニク・サンダはベルトルッチの暗殺のオペラが最高でしたね。
⑫ジャズ喫茶のマッチ
70年代から80年代中盤まではまだジャズ喫茶が多く残ってました。
通いましたねー。
東京のジャズ喫茶はほぼほぼ制覇しましたし、
遠くは岩手一関のベイシーなんて聖地にも赴きました。
当時は必ずマッチが置かれていて集めました。
その後、箱に入れて放置してましたが、熱心なジャズ好きな後輩にしつこくねだられて、全部譲りました。
ただ「響」のマッチを除いては。
なぜ「響」なのか。聞いてください。
私浪人時代は水道橋の研数学館に学び、講義後は神保町の「響」に入り浸りという日々でした。
この「響」は1993年に惜しまれて閉店しましたが、
その後何年かしてからマスター大木さんの実家の居間を解放して
「響庵」としてサロン的に復活したのです。
それが ナ・ン・ト 私の家から歩いて10分のところだったのです!
まさに隠れ家。
大木さんにこのマッチをお見せしたら大層喜んでくれたことを憶えています。
その「響庵」も惜しまれながら閉店いたしました。
そういうことでこのマッチだけは手元に残しています。
さて本日のクライマックスです。
私の最大のコレクションはこれです。
⑬ミニ豚
ミニ豚を集めて35年。現在コレクションは201匹。
豚は昔から幸福をもたらすと言われ、
海外ではラッキーピッグとして重宝されています。
いわゆるお守りですね。
私がこのコレクションを始めた35年前のきっかけは
この豚との出会いからです。
とあるアンティークショップにフラリと入りブラブラしていたら、
真鍮のフックやプレートにまじり黄金の豚が!
その可愛らしいフォルムと小さいながらも真鍮の重量感に一発でノックアウト。
即ゲットしました。
お店の方の説明によるとアラブの船乗りが長い航海に出る時にもって行くラッキーピッグとのこと。
そのロマンにますます引かれ暫らく肌身離さず持ち歩いていたら、
不思議な事に次から次にラッキーが重なり・・・・
それから私のミニ豚ハンティングが始まったのです。
大きさの基準は手の平を握った時にはみ出さない大きさまで。
平均すると3cmくらいです。
素材は樹脂、ガラス、木、金属と多種多様ですが、
私が一番夢中になって集めているのはやはり真鍮です。
その中でもベストオブ真鍮はこれです。
松山の石手寺の土産屋で見つけた真鍮の夫婦豚です。
雌のお腹には立派なオッパイが。
出会えた時は思わず小踊りしました。
なんか長々と自慢話になっちゃってすいませんでした。
でもお伝えしたかったのは、
「人間、夢中になれば形に残る」ってことです。
私も来年で60歳。
そろそろ人生の断捨離生活に入ります。
が、愛すべきコレクション達は捨てられないなぁ・・・・トホホ
3Fおとこっぷり店主