【梅田店】11Fシューケアマイスター「しまなみ海道とスニーカーと私」

突然ですが、皆様の「夏」は何キロですか?「私の夏」は1日90キロです。

皆様お久しぶりです。シューケアマイスターの森田です。


なんの話かと言うと、毎年夏に私が自転車でしまなみ海道を走る距離です。

広島県尾道市と愛媛県今治市に挟まれた瀬戸内海の五つの島々に橋が掛かっており、その道路をしまなみ海道と称し、その側道には自転車専用道があり「サイクリングの聖地」と呼ばれています。

umeしま画像①.jpg(この橋を自転車で渡ります)

道中には瀬戸田サンセットビーチ、大山祇神社、村上水軍博物館、亀老山展望公園、平山郁夫美術館など、それはそれはクールな名所が沢山あるのですが、私は走り始めて約七年、今までどこにも立ち寄ったことがなく、ひたすらゴールに向かって自転車を漕いでいる次第です。

「貴殿はなぜ急ぐのか?」と問われれば、これには深刻な理由、例えば竹馬の友セリヌンティウスが人質にとられている、なんて由々しき事態なんて事は全く無く、単に宿泊先のご飯の時間に間に合わないからに他なりません。  

90kmを一日で走破しようとすると、1時間に約12km進むペースで走らないと日が暮れてしまうので、どこも寄る暇はなく、昼飯で一時間休憩をとるくらいで、あとは灼熱の太陽に焦がされようが、雨風に打たれようが、囲炉裏の中から栗が飛んでこようが、水桶の中から蜂が出てきて刺されようが、牛糞で滑って転ぼうが、屋根から臼が落ちてこようが、どんなことがあってもただひたすらに自転車を漕ぐしかないのです。

そんなサイクリングの時に重宝しているのがこのスニーカーです。

umeしま画像②.jpg

メッシュなので風通しがよく、軽く、クッションが厚いので脚が疲れません。

umeしま画像③.jpg

しかし随分と汚れてしまっていますね。
今年もお世話になるであろうこのスニーカーを、感謝の気持ちを込めて洗ってみたいと思います。

まずスニーカー用のシャンプーですが洗浄液タイプと、

umeしま画像④.jpg

泡タイプがあります。

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どちらもオールマイティ素材対応なので、革、起毛革(スエード、ヌバック)、キャンバス地、ラバーを洗うことができます。

泡タイプと洗浄液タイプどちらが良いか?

個人的に使用しやすいのは泡タイプの方でしょうか。
洗浄力に差はありませんが、泡タイプは水を用意する必要がなくブラシにとってそのままゴシゴシと磨くことができます。

umeしま画像⑥.jpg

靴の表面が乾いていると泡立ちにくいので、あらかじめ霧吹きなどで少し濡らしておくのがコツです。

素材によってブラシを使い分けましょう。
メッシュやコットン生地の場合、硬いブラシで磨くと破れたり、毛羽立ったりするので柔らかいブラシを使います。 ソール部分は硬いブラシでゴシゴシと磨いたほうが汚れが落ちやすいです。

umeしま画像⑦.jpg(左は豚毛ブラシ→柔らかめ 右はナイロンブラシ→硬め)

umeしま画像⑧.jpg

泡は吸収力が高いマイクロファイバータオルを使って拭います。

umeしま0910.jpg(洗浄前 → 洗浄後)

キレイになりました!

最後に防水スプレーを吹き付けて完成です。

umeしま画像⑪.jpg

ジェイソンマークの防水スプレーは成分が素材に染み込むので、持続力・撥水力が良くてスニーカーにおすすめです。

今年の夏も私の脚を守ってくださいね!

梅田店11F シューケアマイスター

シューケアマイスターはハンズ独自の研修と厳しい試験をくぐりぬけた、シューケアに関する知識とスキルを兼ね備えたスペシャリストです。お客様の靴に合ったシューケア用品や、お手入れ方法などをご紹介します。 店頭にてお気軽にお声がけください!

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