こんにちは。
新宿店4F『一杯の珈琲商店』店主の向井です。
時節柄お家で過ごす時間が増えていますね。
今回はお家でコーヒーをおいしく淹れるためのコツを3つほどご紹介します。
【ポイントその1】時間と量と温度を測る!
コーヒーをお家で淹れる場合、紙のフィルターを使ってお湯を注いで淹れる「ペーパードリップ」で淹れる方が多いと思います。
実際、ドリッパーとペーパーはすでに家にある、というお家は多いようです。
このペーパードリップ、少ない道具で始められる半面、味が淹れ方によって変わりやすい、という点があります。(逆に淹れ方で味が変わり面白いとも取れます。)
ドリッパーを製造販売している各社は自社のWebサイトでおいしい淹れ方を掲載しています。
ここで大事なのが、粉やお湯の量、淹れる時間やお湯の温度を正確に測る、ということです。
目分量で淹れておいしく入ればそれもいいのですが、どうしても味がその都度ブレてしまい、お店のコーヒーとは違う・・・、という印象になりがちです。
左 HARIO V60ドリップスケール 6,600円(税込)
右 ドリテック クッキング温度計 1,408円(税込)
※ドリッパー・ポットは含まれません。
そこで画像のようなはかり(画像のモデルはタイムカウントとはかりが一体化)と温度計があれば、コーヒーを淹れる際に大事な3つの要素を確認しながら淹れられるのでおススメです。
実際にコーヒーを初めて淹れるフロアスタッフと一緒にこれらの道具を使いながらコーヒーを淹れた模様を『東急ハンズスタッフ【公式】』にYouTube動画として公開しました。↓
レシピの量を守ると初めてもおいしいコーヒーが淹れられることがお分かりになると思います!
【ポイントその2】良質なコーヒー豆を使う
コーヒーの味は、コーヒー豆の個性や質が決める、といって過言ではありません。
自分ぴったりなコーヒー豆を見つけるのは迷ってしまうところですが、私向井の経験から、おススメの方法を3つご説明します。
方法1:お気に入りのカフェや喫茶店の豆を買う
豆を売っている店は豆自体こだわっていて、実はカフェよりそちらの方が繁盛しているケースも多いです。
ちなみホットコーヒーを冷まして飲んでもおいしければ、かなりの確率で良質なコーヒーだと言えるでしょう。
方法2:ブレンドコーヒーがおススメ
シングルオリジン(単一品種)の豆は個性が強く新しい香味の発見が楽しめますが、毎日飲むのだとすると、おいしいさの幅がひろいブレンドコーヒー(複数品種の豆を配合)の方がどのような淹れ方でもおいしく飲め、飽きずに楽しめると思います。
方法3:一杯あたりペットボトル1本分の価格帯がコスパ良好
具体的には、マグカップ一杯(180ml抽出・豆で16gぐらい)あたり120~140円ぐらいのクラスの豆を購入されると、店やテイクアウトで600円以上する豊かな味わいのコーヒーとなります。
この辺の価格帯は良心的な自家焙煎店が、店の看板ブレンドの価格設定として意識している様子です。
【ポイントその3】淹れる直前に豆から挽く
コーヒー粉も便利なのですが、やはり豆でその場で挽くのがおススメです。理由は2つ。
理由1:挽くときの香りも楽しめる。(事前に挽くと、その場で香りが放出してしまう)
理由2:豆の質を保てる。(豆はいわば天然の「カプセル」。酸化を防げる。)
実際にコーヒーミルをご家庭で使って淹れる方は年々増えていて、各社から便利な新商品も発売されています。
毎日簡単便利に挽くことができるおススメミルも動画にて紹介しています。ご参考まで。
ぜひ上記を参考に、世界に一つだけのおうちコーヒーをお楽しみください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
4F『一杯の珈琲商店』店主
店主の過去のブログはこちらから↓
https://hands.net/hintmagazine/shinjuku-4f-coffee/