一杯の至福 ホライズンラボの焙煎豆のご紹介

こんにちは。新宿店4F「一杯の珈琲商店」店主の向井です。

私の個人的な意見ですが、コーヒーには作り手の人柄が自然と現れると感じています。

当店の取扱商品では、日曜日の実演でおなじみの「デイドリップコーヒー」は、焙煎人・黒田さんの真面目で丁寧な仕事が
思い浮かぶ味わい。

2016年度バリスタ世界王者の粕谷哲バリスタの作る「フィロコフィア」は、サプライズのある個性豊かな豆を、
バランスよく一杯にまとめる的確な知識と計算に基づいた、完成された味わい。

そして今回ご紹介する「ホライズンラボ」のコーヒーは、
コーヒーに熱心に向き合う作り手の熱意と優しさが伝わる味わいです。

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テレビや雑誌などで話題の「ホライズンラボ」。
弱冠15歳にしてコーヒー焙煎店を開業されたことで有名な岩野響さんのブランドです。
岩野さんは発達障害を抱えながら「自分にしかできないこと」を捜す過程で、優れた味覚・嗅覚を活かせるコーヒー焙煎に
出会い、家族の協力を得てコーヒー焙煎店を開業。

『ぼくのできることから ぼくにしかできないことへ』という想いから、大好きなコーヒーと向き合い、その研究発表としてコーヒー豆を販売されています。

噂を聴きつけ、早速通信販売で取り寄せして試してみました。

一口目にして、その美味しさに「おっ!」

良質な豆と適切な焙煎の「良いコーヒー」である事が分かりました。

「この味をぜひ皆様にも味わっていただきたい・・・」という想いで取り扱いをお願いしたところ、快諾頂くことができました。

この記事を書くにあたり、改めて売場の仲間と共に6月の月替わり「エルサルバトル」の豆を試飲。
全体の印象としては、コーヒーらしいコクと苦みを感じつつ、舌の中央で質感の高い甘味を感じました。

この甘味はコーヒーが本来持っている自然なものです。酸味と苦味は有名ですが、コーヒーそのものにも「甘味」が
あります。
やや深めの焙煎度合いで、これだけの甘味を味わえるのは、良い材料を使っていること、そして焙煎の度合いが
巧みであることを表していると思います。
苦味やコクもあくまでも繊細で優しい印象です。舌触りは全体的にスッキリめで、飲み終えるとスッと引いていきます。

売場の仲間からも「スッキリしている」「飲み易い」「優しい味だね」というコメントが。
私も試飲なのに美味しくてつい2杯、3杯とおかわりしてしまいました。

本当に自信を持ってお勧めできる逸品です。
ぜひお試しいただき、16歳の青年の熱意と優しさに触れてみてください。

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ホライズンラボ 焙煎豆 200g 1,600円+税
※6月の月替わり「エルサルバトル」は在庫限り、7月は「タンザニア・フルシティロースト」の豆が近日入荷予定です。

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