こんにちは。4F「一杯の珈琲商店」店主の向井です。
コーヒー豆は、さまざまな産地や銘柄、そして焙煎方法などが多くあり、
「美味しい」と感じるものは、人それぞれ異なると思います。
だからコーヒー専門店に行くと、いろいろな種類のコーヒー豆がある訳ですね。
そんな数あるコーヒー豆の中から、お客様に自信を持ってお勧めできる品を探すために私が着目しているポイントを、二点ご紹介します。
まず一点目。
「ホットコーヒーで淹れて、冷まして飲んで美味しいか?」
を確認しています。
熱々の時はそこそこ美味しくても、冷めたら途端に美味しくなくなるコーヒー、というのがあります。
熱々だと分からない雑味や渋み、嫌な苦みなどが冷めることで感知できるようになるのですね。
冷めた時にマイナスがはっきり出るのは、残念ながらあまり良質とは言えない豆です。
逆に良質な豆の場合、熱々の時よりも味わいの輪郭がハッキリしたり、また異なる香りや甘味などが表れてきて、一杯で二度美味しい(笑)です。
一般に冷めてくると酸味が強く感じられますが、この酸味も「酸っぱ!」ではなくて、果物のような爽やかな味わいとして楽しめます。
豆の劣化が原因の嫌な「酸っぱ!」と、果物のような爽やかな「酸味」は別物です。
もう一点は、
「飲んだ後、喉が渇かないか?」
です。
良質な豆は、ほどよい余韻を残しつつ、スッと味わいが口の中から消えてくれます。
反面飲んだ後、口の中を洗い流したくなるコーヒーは、豆そのものや淹れ方に何らかのマイナスがあると、私は見ています。
喫茶店でコーヒーを飲んだ後、なぜかお冷やを飲みたくなったら・・・、こういうことが原因になっている場合もあるのです。
最初に申し上げた通り、コーヒーの選び方はさまざまです。今回ご紹介した方法も一つの参考としてご活用ください。
良質なコーヒー豆が手に入れば、手軽な方法で淹れて十分美味しく頂けます。
写真は拙宅のベランダでコーヒー片手に一息ついた時の写真です。
何気ない日常のひとコマですが、美味しいコーヒーがあれば、充実したひと時になります。
ぜひ、良質なコーヒー豆を選んでくださいね。
次回もどうぞよろしくお願いします。