こんにちは。新宿店3F「おとこっぷり商店」店主の西です。
私事で恐縮ですが今月の誕生日で59歳を迎えます。
毎年夏が終わるとまた一つ歳を重ねる訳でございます。
そこで今回は「エイジング」について考えます。
エイジング(Aging), 一般には「経時」という意味で、特にヒトを含む動物の場合は「老化」を意味します。「老化」、なんとなくイヤな響きですよね。
エイジングに対してアンチエイジング(Antiaging)という言葉があります。心身の老化を少しでも抑えできるだけ若さ、若々しさを保つ取り組みです。
今回はオーバー50の読者の方を対象に、おとこっぷり商店の考えるアンチエイジング、もしくはエイジングの楽しみ方をご紹介しましょう。
①保湿
健康的な肌は若々しく見える基本です。洗顔の後の保湿は男の身嗜みのイロハ。お奨めは化粧水とローションの役割を1本で担うオールインワンジェル。水分をしっかり肌に補給してハリのある肌を維持するために朝晩の習慣としましょう。
店主西のお奨めはZIGENのオールインワンジェル。
セラミド配合の女性化粧品に負けないクオリティです。私はそのうえ贅沢にもLABのローションを上塗りしています。
●ZIGEN オールインワンフェイスジェル
3,695円+税
●LAB エイジRE
7,000円+税
②目の下ケア
フケ顔に見られる要因の一つに目の下のクスミ、タルミがあります。最近のメンズケアの傾向として、アイクリームを始め目の下ケアに注目が集まっているようです。私も老化による目の下のタルミは気になるので、毎日アイクリームをしっかり塗りこみ顔面ストレッチに励んでおります。
アイクリームはプラウドメン。ほのかな香り付きで寝る前に塗りこみ眠りに落ちます。出勤前はLABのインスタントフィルターでクスミをカバーして、トーンアップした明るい肌色を演出しています。
●プラウドメン リバイタライジングアイクリーム
2,800円+税
●LAB インスタントフィルターモイスチャライザー
4,800円+税
③腹筋
やっぱりポッコリお腹より平らでスリムなお腹の方がカッコいいですよね。腹筋を割るにはズバリ "努力" しかありません。
「筋肉は裏切らない」なる名言がありますが、腹筋運動もやればやるだけ効果が見えてきます。今日は特別に私の実践している自体重を利用したシンプルエクササイズをご紹介しましょう。
腹筋と大腿四頭筋(太ももの前側)が繋がっている意識をもって足を上下にバタ足させます。
100回×2セット
横腹の肉って落ちにくいんですよね。そこでオススメはこのツイストクランチ。自分のお尻をのぞきこむくらいの気持ちで思い切りひねります。
100回
両手両足を高く上げ地球の重力で腹筋をつぶす感覚です。シックスパックの形をくっきり出したい方は必須科目です。
10秒×10回×2セット
ここからは発想を転換してエイジングを楽しんでみましょう。年相応の男の渋みを演出するテクニックです。
④ヘアスタイリング
50歳を過ぎると髪の毛も細くなり抜け毛に悩むようになります。今までみたいな粘度の高いワックスやポマードをつけると、セットするそばから両手は抜け毛だらけで「あっちゃ~」です。そこでオススメなのが「SEA SALT SPRAY」。ミストタイプなので抜け毛に悩む事無くサラッとセッティングが可能です。このミストタイプはアメリカで流行っており、波乗り後にひと吹きしてランチビール!なんて軽いノリです。
私はブラインドバーバーの40PROOFの「SEA SALT SPRAY」に90PROOFのポマードをほんの少しミックスしてセッティングしてます。
こんな感じにウェットで軽い流れが楽しめます。
バード、バクスターなんて西海岸寄りのブランドからもこの手のスプレーが発売されていますので一度お試しください。
●ブラインドバーバー 40PROOF SEA SALT SPRAY
3,000円+税
●ブラインドバーバー 90PROOF ポマード
3,000円+税
⑤ヒゲ
男の楽しみにヒゲがあります。これはあくまで状況が許せばという条件付きになります。私の場合はメンズケアの担当としてヒゲケアも重要なポイントとなるため、社長までの了解を得てヒゲを伸ばしてます。
私はヒゲトリマーを使い、鼻の下は6mm、アゴは8mmに揃え、毎朝ヒゲオイルで艶を出してます。
男性の印象ってヒゲのスタイルで本当にかわるんですよ。年相応の男の渋みを演出するヒゲ。白髪交じりのヒゲもいいものです。定年後はぜひチャレンジしてください。
ここで話はガラリと変わりますが、革(レザー)の経年変化の事もエイジングと言うんです。
革製品が使い込まれてアメ色になっていくのって非常に魅力的ですよね。私も革が大好きで身の回り小物はレザーが多いです。いくつか私のエイジングレザーをご紹介しましょう。
まずは財布です。
ナチュラルなヌメ革が約10年使い込むことによりこんなになりました。写真でチラリと財布の内側が見えますが、内側でさえアメ色に染まってます。外側はこれぞエイジング!見事な光沢でしょ。毎日使い込んだ成果です。
その他の小物たち。
豚の小銭入れもナチュラルなヌメ皮でしたが3年ほどでいい感じに色付いてきました。メガネケースの色合いもステキでしょ。
これは30年近く大切に履き続けているクラークスのモンクストラップ。ミンクオイルだけのお手入れですが、見事にエイジングしてます。私の勝負靴です。
どうですか。男もレザーのようにエイジングで渋く味のある歳の重ね方をしたいものですよね。
最後に私が目標とするステキなエイジングマンをご紹介します。
ブラジルのミュージシャンで永遠の"リオの若大将"ことマルコス・ヴァーリです。
彼は9月14日で76歳を迎えますが、老いとは無縁。先ごろリリースした新譜はボサノヴァ・サンバかと思いきやなんとアップトゥデイトなスローディスコブギー!かっこいいったらありゃしない。10月には来日公演も決定してます。
老いてますます元気で尖がっている、こんなオヤジになりたいですね。
みなさん、負けてられませんぞ。
3F おとこっぷり店主