【梅田店】10Fペンとインクの森「年末のご挨拶 万年筆で書いてみませんか?」

みなさまこんにちは
ペンとインクの森店主 武野です。

いよいよ秋本番、寒くなってきましたね。
店頭ではダイアリーやカレンダー、官製年賀状の販売も始まり、年末を感じますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私的にはそろそろ玉ねぎを植えなきゃなあと思う今日この頃です。あとブルーベリーとバラの植え替えもしてあげたい。。。
だんだん寒くなってきて外での作業が辛くなってきましたが、この時期にしなければいけない作業なので頑張ります。

さて本題です。
今回はそんな年末に向けて使いたい文房具、万年筆のご紹介です。
これから年賀状やクリスマスカードなど、書くものが増える季節ですこの時期にしか万年筆を使わないという方もいらっしゃるかもしれませんね
まだお持ちでない方も、これを機に万年筆デビューしてみませんか?
万年筆がよくわからないな〜気になっているけど難しそう〜なんて思っている方へ、使い方やメンテナンス方法と合わせて、手軽に使える万年筆をご紹介したいと思います。
万年筆のいい所といえば、やっぱり書き心地。
さらさらとした書き心地が気持ちのいい筆記具です。
筆圧をかけずに書けるのも特徴ですので、さらさらとゆったりと書いていただきたいです。
万年筆で書くと普段の字よりもキレイに書けるような気がします。
試し書きの際は一番よく書く文字ということで、ご自分の名前を書いていただくのがいいのですが、一文字二文字でもいいのでその中で一番きれいに書ける万年筆を選ぶのもひとつの手だと思います。
選び方としましては、書き心地はもちろんですが、①ペン先の太さ ②インクの種類や補充方法 ③価格帯やデザインなどで決められることが多いのではないかと思います
それではそれぞれみていきましょう!
 ①太さについて 
ペン先の太さにはバリエーションがあり、極細(EF・エクストラファイン)、細字(Fine・ファイン)、中字(Medium・ミディアム)、太字(Broad・ブロード)などがあります。
ペン先に小さくFやMなど頭文字が表記されています。
用途にもよりますが、初めての方ですと細字や中字が使いやすいかと思います。
手帳など小さなスペースに字を書く方や字が小さい方は細字を選ばれるといいと思います。インクの濃淡を楽しみたい、気持ちよく大きな字を書きたい方には太めがお勧めです。
umeまんねん①太さ.jpg
 ②インクの種類や補充方法について 

万年筆のインクには手軽に使えるカートリッジインクと瓶に入ったインク(ボトルインク)があります。
カートリッジインクは手軽にインクを入れ替えることができますし、持ち運びにも便利です。デメリットとしては、たくさん同じ色を使う方ですと、ボトルインクを使用する方がコストパフォーマンスはよくなります。
また色数も限られますのでいろんな色を使いたい方は、ボトルインクの方がバリエーション豊富となります。

補充方法としましては、一部の万年筆(ツイスビーなどの吸入器が内蔵しているタイプ)を除いて、ほどんどの万年筆がカートリッジとコンバーターの両方使用できる両用式となりますので、お手持ちの万年筆にあったコンバーターをお求めいただき、ぜひチャレンジしてみていただきたいです。

umeまんねん②-1カートリッジ.jpg
umeまんねん②2ボトルインク.jpg

カートリッジインクの使い方

本体に対応したメーカーのカートリッジインクをご用意ください。
ペン先を上にしてカートリッジインクをまっすぐ差し込みます。
しばらくするとインクがペン芯を通って吸い上げられ、書けるようになります。出にくい場合は軽くカートリッジを押してみてください。

umeまんねん④カクノ取説.jpg
コンバーターの吸入について
本体に対応したメーカーのコンバーターを用意していただき、以下の手順でインクを吸入してください。
umeまんねんコンバーター.jpg
①軸をはずし、コンバーターをまっすぐ差し込みます。
②コンバーターのノブを左に回します。(ペンがインクを含んでいる場合、インクが飛び散ることがありますので、布などでよく拭き取ってから静かに操作してください。
③ペン先を首の部分までインクに浸しコンバーターのノブを右に回してインクを吸入してください。
④ペン先や首についたインクは柔らかい布などでよく拭き取ってからお使いください。
umeまんねん⑤カクノ取説.jpg
 ③価格帯やデザインなど 
最後にやはり持つなら好きなもの、テンションのあがるものを持ちたいですよね?
気に入ったデザインや価格で選んでもいいと思います。
万年筆の価格はペン先の素材によってかなり変わってきます。
ペン先に使われるのは金やステンレスですが、やはり金の方が高額となり、さらに金の含有量が増えれば価格も高くなります。
ではでは使い方が分かったところで、初めての方にお勧めの万年筆のご紹介です。
umeまんねん⑥カクノフェイス_補正.jpg
パイロットカクノ 各 税込1,100円
これはもうご存知の方が多いかもしれませんが、やはり使いやすい万年筆だと思います。
三角のグリップで自然と書きやすい角度に握れますので、お子様や初めての方にお勧めです。
ペン先の太さは極細、細字、中字があり、もちろんカートリッジとコンバーターのどちらも使用できます。
税込1,100円でこの書き心地ということで、万年筆に慣れた方でも愛用者の多い万年筆です。
透明軸にいろんな色のインクを入れて楽しむこともできますので色ごとに揃えるのもいいですね。
まずこちらで万年筆の書き方やインクの吸入に慣れていただいて次のステップへ進むのもいいと思います。
 最後に万年筆のメンテナンスについて 
万年筆のインクは使っていなくても少しずつ減っていきます。
万年筆にインクを入れたままにして、カピカピに乾燥してしまって書けなくなったなんてこともよくあります。
出来ればそうならないように毎日使っていただくことが一番のメンテナンスなのですが、そうなってしまった場合は一度洗ってみることをおすすめします。インクの色を変えたい時やしばらく万年筆を使用しない時も水洗いをして保管してください。
【カートリッジ式の場合】
まずは万年筆からインクカートリッジをまっすぐ引き抜き、ペン先を首ごと水を入れたコップなどに入れておきます。しばらく使ってなかった場合は1日つけておくと効果的です。そのあと水道水で何度か水を通してみましょう。
umeまんねん⑧お手入れ方法-(1).jpg
【コンバーター式の場合】
コンバーターを装着したままペン先を水を入れたコップに入れ、インクを吸入するようにインクが出なくなるまで水の出し入れを繰り返します。
普段コンバーターを使っていない方もメンテナンス用に一つあると便利です。 
umeまんねん⑧お手入れ方法-(2).jpg
今から少しずつ万年筆に慣れていただき、年末のご挨拶を手書きで書いてみませんか?
現在、梅田店では初めての万年筆をテーマにパイロットカクノなどをご紹介しております。
試し書きもしていただけますので、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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梅田店ステショナリンコ

小さいころから文具好き。新しい文具はもちろん昔からあるけどもっと多くの方に知ってほしい文具などを楽しくご紹介します。一緒に文具ライフを楽しみましょう!

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