ジョギングやハイキングなどを楽しむのも夏の魅力の一つですが、家の中でのんびり快適に過ごすのもオツなもの。ここでは、自然の“涼”を楽しむ、室内での暮らしのヒントをご紹介。古きよき暮らしに習った、やさしくて心地のよいライフスタイルで、夏の暑さを楽しく乗り切りましょう。
「クーラーのない暮らし」を試してみよう
自然の“涼”を感じる暮らしの第一歩として、暑くなるとすぐに使ってしまいがちなクーラーを少しだけ我慢してみてはいかがでしょうか。もちろん、ただクーラーを切って暑さに耐えようということではなく、クーラーの代わりに自然の風を取り入れるのです。ここで大切なのは、室内に風の入り口と出口をつくること。窓を一つだけ開けると入り口と出口が一緒になってしまうため風がうまく通ってくれません。なので、室内に最低2箇所、そしてなるべく部屋全体に風が行き届くように、入り口と出口は対角線上につくれると◎。身体にやさしい自然の風を活用することで、夏バテ対策にもつながります。
風鈴の音色で耳から涼を感じよう
より自然の“涼”を楽しむためのポイントは、「五感を意識する」こと。そこで、日本人の暮らしに馴染み深い風鈴を取り入れてみてはいかがでしょうか。人によって好きな味が違うように、音にも人それぞれの好みがあるもの。
会津喜多方の「しゃぼんだま風鈴」は、どこか懐かしさを覚えるようなかわいらしい音が魅力。名前の通り、シャボン玉のような軽やかなデザインは和室にも洋室にもマッチします。小田原工芸鋳物の「富士山風鈴」は、鐘が静かに鳴るような落ち着きのある音色。音の余韻が心地いい、趣のある一品です。同じく小田原工芸鋳物の「寄木短冊 小田原提灯風鈴」は、遠くまで響く爽やかな高音が特徴。短冊には伝統的工芸で知られる箱根寄木細工の技法をほどこしています。
左:小田原工芸鋳物 富士山風鈴 1,500円+税
中:小田原工芸鋳物 寄木短冊 小田原提灯風鈴 2,800円+税
右:会津喜多方 しゃぼんだま風鈴 2,000円+税
幻の音・水琴窟の音色に癒されて
音にとことんこだわりたいという方にオススメなのが、透き通るような音色の「風の水琴 響」。その音色が再現するのは、かつて日本庭園の装飾の一つとして風流人に愛されていた「水琴窟」の響き。複数の音が生み出す、まるでメロディのようなやさしくて奥深い音は、空洞に滴り落ちる水が奏でる「反響」をイメージ。「幻の音」や「余韻美学の頂点」とも言われる、古きよき伝統的な音色からは、透き通るような“涼”を感じられるはずです。
風の水琴工房 風の水琴 響 3,000円+税
おわりに
日本の伝統的な暮らしの中には、参考にしたいヒントがたくさん詰まっています。手軽にできることから取り入れて、今年の夏を楽しく快適に暮らしましょう。
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