hands+ ダイアリー 永遠の定番を目指して

hands+(ハンズプラス)は、暮らしを彩るアイテムに、新しい価値をプラスした東急ハンズオリジナル商品です。
お客様や商品知識豊富なスタッフの声を反映した商品づくりは、東急ハンズだからこそできること。
今回は、年々ファンのお客様が増えているダイアリーについて、商品開発チームにインタビューしました。
hands+について詳しくはこちら

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山本 峰子
1986年入社。東急ハンズ渋谷店・池袋店にてバス・トイレタリー、文具を担当した後、
2007年よりMD企画部にて文具のバイヤーを務める。
2013年よりMD企画部商品企画課にて、オリジナル商品やコラボレート商品の製作を担当。

1. お客様の声から改善を繰り返して

──東急ハンズオリジナルのダイアリーを始めたきっかけを教えてもらえますか?

─山本
ダイアリーを出したのは2007年度版からで、今年で8年目になるのですが
当時ちょうどダイアリーブームが始まったところでした。
時間軸ごとに細かく予定を書き込める「バーチカルタイプ」など、
ビジネス手帳メーカー各社が機能的で使いやすいシリーズをたくさん発売していましたが、
主流はビジネスユースの男性向けだったんです。
そこで、カジュアルで女性も持ちやすくて中身は機能的というダイアリーを作ろうというのが始まりでした。

──東急ハンズでは様々なメーカーさんの手帳を取り扱っていますが、hands+ ダイアリーのこだわりポイントを
教えてもらえますか?

「軽い、書きやすい、目にやさしい」の3点が一番のポイントです。
これはハンズオリジナルペーパーのことなのですが、hands+ ダイアリーのために紙を作りました。

2012年版から採用しているのですが、それまでのハンズオリジナルダイアリーは「重い」というご意見があって、
オリジナルペーパーの開発は軽量化を重視しました。
この紙を使うことで、前年から約15%の軽量化ができたんです。
書き味にもこだわったのですが、今度は「裏写りしてしまう」というご意見があり、
2013年版からはまたリニューアルして、不透濃度を高くして、透けにくいというのを実現しました。

ボールペンもトレンドがあるので、今主流のさらっとしたインクのもの、
こすると消えるタイプ・細字のタイプで書きやすいように改善しました。

──毎年、改善を繰り返しているんですね。

─山本
はい、中身のレイアウトも少しずつ変えています。

バーチカルタイプは、当初8時~22時の区切りだったのですが、
早朝や深夜のスケジュールも管理できるように7時~24時という区切りに変更しました。
24時間対応ではありませんが、書きづらくならないギリギリまで、広げようということで17時間です。

また以前は、1ページの横幅全体がバーチカルだったのですが、
月曜日~金曜日を左のページに寄せて、写真を貼ったり、メモを書けるスペースを作りました。


朝昼晩の食べたモノを書く欄があるので、健康管理にもダイアリーを役立てていただけるかなと。


あと細かいのですが、
バーチカルのウィークリーページでは、3ヶ月分のカレンダーが見られるようになりました。
(2013年9月始まり以前は、2ヶ月分でした)


──そういった改善点は社内から出てくるのでしょうか?

─山本
もちろん社内からも要望はあがるのですが、
ダイアリーはお客様からご意見をいただくことが多いです。

ダイアリーは、100人のお客様がいれば、100人それぞれのお客様が望むものが違う商品です。
できるだけ多くの方に選んでもらえるように、これからもお客様の声を取り入れていければと思います。

2. 国産にこだわりました

──既に販売中の9月始まりダイアリー、ご好評なのはどの商品ですか?

─山本
セーブ・ザ・チルドレンの絵柄でトリコロールが人気です。

hands+ ダイアリーは全シリーズ、1冊のお買い上げごとに、セーブ・ザ・チルドレンに5円寄付をしています。

2011年から始めたのですが、寄付先は東北の子どもたちです。
今年からセーブ・ザ・チルドレンの絵柄を発売したところ、9月始まりダイアリーでは一番人気の商品になりました。

──この「FSC」というのは、何ですか?

─山本
FSC認証は、森林を違法に伐採していないパルプを使っているという証明です。

FSC認証を取得するには、どこの森林かはもちろん、工場、流通に携わる人すべてが認証を受けていないといけません。
たとえば中のリフィル部分が認証の紙でも、カバーに認証されていない成分が入っていると、
認証マークは付けられないんです。監査も1年に1回受けています。

──あれ、MADE IN JAPANなんですね。

─山本
はい、完全に国産なんです!

先日発売したhands+ウェザーシリーズのhands+の岡山デニム傘も国産にこだわったのですが、
日本のものづくりを活性化したいという気持ちで国産にこだわっています。
ダイアリーは四国で作っています。四国・中国地方は紙産業が有名なんですよ。

国産だと品質も高いです。

ダイアリーの商品不良のほとんどが乱丁なのですが、
工程の中で8回チェックされているので、乱丁がほとんどありません!
紙もしっかりしていて、信頼できる商品になっています!

3. 永遠の定番を求めて走り続けます

──9月始まりダイアリーは、2013年が初めてですが、どういった方に向けて9月始まりにしたのでしょうか?

─山本
期が変わるビジネスマンや留学する学生さん向けに、10月から9月へと変更しました。
少しずつ9月始まりが増えていますが、まだ珍しいかと思います。

──やはりダイアリーは12月が本番!という感じですが、12月始まりダイアリーはどのようなラインナップなのでしょうか?

─山本
12月始まりが一番需要があるので、ベーシックなものにしています。
カバーも無地がほとんどで、ビジネスユースを意識しています。

柄がついているカバーが好きな方には、9月始まりダイアリーのcoccaさんとのコラボや、
先ほど話したセーブ・ザ・チルドレンがオススメです。
16ヶ月(2013年9月~2014年12月)使えるので、12月を待たずに買ってしまっても来年1年間使えますよ。


──最後に、これからも進化していくダイアリーへの意気込みをお願いします!

─山本
ダイアリーは、気に入ったものを毎年リピート買いされる方が多いのですが
リピートしていただけるように、改善しながら、
永遠の定番となるような商品を作りたいと思っています。

商品に100点はないので、これからも真面目に、より多くのお客様に支持されるようにがんばります!



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