hands+ Travel トラベルインナーシリーズ「tabigi 第2弾」

hands+(ハンズプラス)は、暮らしを彩るアイテムに、新しい価値をプラスした東急ハンズオリジナル商品です。
お客様や商品知識豊富なスタッフの声を反映した商品づくりは、東急ハンズだからこそできること。
今回は、大好評の旅にこだわったインナー「旅着」について、商品開発チームにインタビューしました。
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薮下浩史
1991年入社。東急ハンズ渋谷店にて、自転車、バス・トイレタリーを担当した後、外商部にて法人外商を担当。
2009年よりMD企画部商品企画課。オリジナル商品やコラボレート商品の製作を担当。

武井隆道
2009年入社。東急ハンズ池袋店にて、携帯、バラエティを担当し、2013年よりMD企画部商品企画課へ。
他企業とのコラボレート商品の企画を担当。

──第2弾は、8分袖の商品が発売されました。
  布の面積が大きくなった分、旅着のセールスポイントである「乾く時間」に変わりはないのでしょうか?

─武井
厳密には変わるかと思いますが、60分以内に乾くというのは変わりません。

パッケージ裏面にも記載

─藪下
乾く、乾かないを決めるのは「糸」なんです。
第1弾と同じ糸を紡いだものが8分袖のシャツになっているので、基本性能は変わりません。
レディースは、より柔らかくなるように編み方を変えました。

─武井
旅着は網戸と構造が似ています。
糸自体にはほとんど水分が含まれないのですが、
糸と糸の間に、水分がある状態なので脱水した後はほとんど乾いている状態になります。

─藪下
網戸をそのままシャツにしたら着心地が悪くなると思いますが、
ポリステル100%のものを柔らかく作ることができるのが東レさんの技術なんです。

──なるほど!乾きやすさの秘密を理解できました!

─武井
パッケージにも記載しているのですが、乾かし方にもコツがあります。
水分はどんどん下の方にたまっていくので、半分に折って干すことで、乾く時間が短くなります。

パッケージ裏面に記載されている「旅先でのおすすめの乾かし方」

──型崩れはしないんですか?
  インナーは毎日着て洗濯するので、襟元がよれてしまうことがありますよね…。

─藪下
ポリステル100%なので、型崩れしにくいです。
旅着の開発中に毎日洗濯して、着て、というのを繰り返しましたが、よれませんでした。

─武井
シワにもならないですしね。

──それは嬉しいですね。

─藪下
開発中は、旅先のホテルで宿泊中というのを想定して、
手洗いで洗って干していましたが、すぐに乾きました。
ホテルの室内は乾燥していることが多いので、家の室内干しより乾きやすいと思います。

乾かないと、湿度で菌が発生して、ニオイもでてしまいます。
部屋干しするとタオルや衣服からニオイがでてしまうこと、ありますよね。
旅着は乾きやすいので、ニオイもつきにくいです。

旅着の素材は、もともとスポーツウェアとして使われていて、
着ていて水分を発散するというデータはたくさんありました。
洗濯後に乾きやすいかというデータはなかったので、
検査をしてもらって、そのデータを元にこのパッケージを作成しました。

─武井
スポーツウェアとして使われている生地を元に、
「旅」という切り口から普段も着やすい柔らかい生地にして、
乾きやすさにこだわったことが、「旅着」の始まりです。

─藪下
旅に特化したインナーという切り口が面白い商品なんです。


──第2弾では、新しくレディースの商品が追加されましたが
  レディース向け商品を作るにあたって、工夫した点はありますか?

─藪下
メンズとレディースとでは、生地の柔らかさが違います。
優しい風合いの着心地にこだわりました。

──レディースの襟ぐりのラインなどはどうやって決めたのでしょうか?

─藪下
襟ぐりのラインについては、3回くらい試作を作りなおしました。
女性がシャツのボタンをあけた時に見えないようにとか…

メンズの時も、ボタンをあけた時の見え方は気にしていましたが、
レディースの方がよりサイズ感は難しいですね。
実際に着てもらって、ゴアゴアしないかとか、見えにくいか等を改善していきました。

─武井
メンズとレディースを識別しやすいように、タグのボーダーの太さを変えています。
些細なことなんですが…こだわって作っています。

メンズの方がボーダーが太くなっている

──開発をされた方を前に失礼な質問かもしれませんが、
  やはり冬だと「あたたかい」ということをコンセプトにしたインナーを消費者としては選んでしまいがちです。
  それでも旅着のココがいいんだよ!というお客様に選んでいただけるポイントはどこになりますか?

─藪下
「あたたかい」をコンセプトにしたインナーや世の中にたくさんあります。
「旅着」は暑い、寒いではなく、1年を通して、旅に出る人に向けてのインナーです。
旅に一緒に連れて行ってもらえれば、「旅着」の良さを体感いただけます。

─武井
それに冬も絶対オススメです!
登山用インナーで一番売れているのは速乾なんです。
スポーツをしてる時も、汗をかいたままだと着心地が悪いですが
旅着はすぐ乾くのでオススメです。

──冬だと洗濯物が乾きづらくなるので、やはりすぐ乾くっていうの便利ですよね。


─武井
旅着はリピーターのお客様が多いんですよ、ね!

─藪下
一度使って、着心地がよくて、まとめ買いをしていただいてるそうです。

今後は旅着の中でもアイテムを増やしていきたいなと思ってます。

──レディースでキャミソールもあればなぁと思っていました。

─武井
お客様や店舗からの要望次第でどんどん種類は増えていくと思います。
元々はメンズしかなかったのに、お客様の声からレディースが生まれました。
こんな旅着がほしい!という意見があれば、どんどん言っていただければと思います。

──第3弾も乞うご期待ですね!

こちらもあわせてご覧ください!
>>ハンズのモノ研「tabigiの乾燥時間」

>>トラベルインナー「tabigi」シリーズ第1弾のインタビュー


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