【トイレの日】サトミツさんが語るトイレへの愛。自身監修のお掃除アイテムも自ら紹介!

11月10日は「トイレの日」。そこで今回は、芸能界一の"トイレ博士"として知られる佐藤満春さん(サトミツさん)に、ご自身の監修されているお掃除アイテムの紹介も交えてお話を伺いました。佐藤さんにとって、トイレの存在とは?トイレの魅力とは?その愛と想いは果てしなく深く、そして広かった!

佐藤さんにとってトイレとは。そもそも、どこが魅力なんですか?

どきどきキャンプ佐藤満春さん佐藤満春さん
お笑いコンビ「どきどきキャンプ」の活動のかたわら、放送作家や構成作家としても活躍。芸能界一の"トイレ博士"としても知られ、トイレにまつわる活動も幅広く行っている。通称、サトミツ。

―今回は佐藤さん監修のお掃除アイテムをご紹介いただきますが、まずは佐藤さんがトイレに興味を持った、そのきっかけや理由を教えてください。

佐藤さん:小中学校の頃からずっとお腹が弱くて、友達も多い方ではなかったので、割とトイレにいる時間が長いタイプだったんです。大人になってからも、2001年から芸人活動をしていますが大部屋の楽屋にいられずにライブ会場のトイレにいたりすることもあって。

―なるほど...。

佐藤さん:そんな中、2002年に「プロジェクトX」という番組で「ウォシュレット」を取り上げた特集が放送されて、僕の好きなトイレという場所の革命的な商品が、こんなドラマチックにできあがったんだということに感動したのが、トイレに深く興味を持ったきっかけですね。

トイレ博士佐藤満春さん

―その放送がよっぽど印象的だったと。

佐藤さん:観た翌日にすぐにショールームに行きましたからね。そうしたらもう止まらなくなってしまって。車が好きな人って、車のメカニックなところを見ますよね?それに近い感覚で、この機種にはこういう機能がついているとか、メーカーや型番による違いとか、掘り下げていくうちにどんどんトイレにハマっていきました。

―トイレという「モノ」から入ったということなんですね。

佐藤さん:そこからトイレの歴史や文化、掃除方法についても勉強するようになりました。掃除全般に言えますが、トイレ掃除の方法って習わないじゃないですか。でも正しい方法が必ずあるはずで、それを知りたいと思っていた時、2008年にトイレ掃除の専門会社アメニティの現社長と出会ったんです。

―そこがまたターニングポイントに?

佐藤さん:はい。その会社に修業みたいな形で2年間くらい、現場に連れて行ってもらいながら掃除の勉強をさせてもらいました。そこでプロの掃除術を体験して、自分なりに解釈して。それが現在の活動につながっています。

―「名誉トイレ診断士」などの資格もお持ちということで、本格的に学ばれたんですね。資格があると何か特別なことができたりするんですか?

佐藤さん:特にないです(笑)。でももちろん正式な資格ですし、何よりテレビに出る時とかにキャッチーですよね?

―なんかすごそうな気はします(笑)。でも説得力が増しますし、本気度も伝わります。

佐藤さん:結局、僕がああだこうだ言っても信じてもらえなければ意味がないですから、それがひとつの説得材料になるというか。でも全然すごくないですよ(笑)

トイレ博士・サトミツさん

―では、トイレ掃除のどんな部分に魅力を感じていますか?

佐藤さん:いろんな掃除の要素があの空間に詰まっているところですね。便器は陶器で、便座はプラスチックで、水アカもあるし、カビも生えやすいし、換気扇はベトベトするし、触れるところには皮脂汚れもつく。あの空間の掃除をマスターしたら、他の場所の掃除も余裕だと思うんです。

―そもそも、元からキレイ好きだったんですか?

佐藤さん:掃除は好きでしたが、別に潔癖ではないんです。汚れも触れるし、汚れている状況でも生活できるし。だから番組のロケでゴミ屋敷みたいなところに行くことがあっても平気なんです、全然。

―そうなんですね!意外でした!

佐藤さん:こういう活動をしていると潔癖だと思われがちですが、全然そんなことはなくて。だって、汚れるのは当たり前じゃないですか。だから部屋が汚れている人に対して「こんなことじゃダメだ」なんてことは全く思わないし、別にその人なりでよいじゃないかと。

―寛大なんですね。もっと強く啓蒙している感じなのかと思っていました(笑)

佐藤さん:いろいろ行きすぎた結果かもしれないですが(笑)。でも僕の感覚を押しつけるのはもちろん違うと思っていて。例えば今日は恋人が来るからとか、年末だからとか、何かのきっかけで掃除を始めたり、掃除が楽しくなったり、そういう瞬間が訪れたらよいなと思っていますし、そのきっかけをつくれたらと思っています。そしていざ掃除をした時に「やっぱり汚れが落ちない」と思わせてはもったいないので、正しい情報をしっかり届けられるようにしたいなと。そんな想いを込めて掃除アイテムも監修させていただいた次第です。

〈サトミツ棒〉と〈サトミツボール〉の使い方を自ら実践!

―ではここからは佐藤さん監修のお掃除アイテムをご紹介いただきます。

トイレクリーナー サトミツ棒 、キッチン用クリーナー サトミツボール

サンコー
びっくり抗菌 トイレクリーナー ケース付DXサトミツ棒 1,408円(税込)
びっくり抗菌 トイレクリーナー サトミツ棒 858円(税込)
びっくり抗菌 キッチン用クリーナー サトミツボール  583円(税込)

※一部店舗ではお取り寄せになる場合がございます。

佐藤さん:1990年代からトイレはずっと進化を続けていますが、中でも大きな変化が、少ない水量で流せるようになったことと陶器の技術革新で汚れが付きにくくなったこと。硬いブラシで便器を磨く時代はもう終わっているんです。〈サトミツ棒〉はそんな背景をもとにつくりました。

―機能的な特徴はどんなところですか?

佐藤さん:最大の特徴は、繊維が細くて柔らかな、丸いブラシです。ポリエステル繊維1本1本の形状が三角形になっていて、陶器と汚れの間に入り込んで汚れを擦り取るんです。泡立ちもすごくよいですよ。さらに、ブラシの持ち手や繊維など全てに抗菌加工が施されていて、細菌の繁殖も抑制します。

サトミツ棒を解説するサトミツさん

―では使い方を教えてください!

佐藤さん:まず前提として、トイレ空間全体を掃除したいので、いきなり便器は洗いません。トイレに限らずどの部屋でも同じですが、空間の上から下へと掃除していきます。とは言っても毎度毎度は手間なので、あくまでも理想ですが。

―なるほど、上から順に。トイレ掃除=便器掃除ではなく、空間として考えれば便器はその一部であると。

佐藤さん:はい。なので、まずは換気扇から、次に壁を拭いて、続いてタンクや便座を拭きます。タンクや便座はマイクロファイバータオルなどの柔らかい布を3種類くらい用意して、陶器部分とプラスチック部分で使い分けて拭いていく感じですね。汚れが溜まりやすい溝や隙間には専用のブラシも便利です。

サンコー すきまピカピカ

右写真:サンコー すきまピカピカ 10本入 609円(税込)
※一部店舗ではお取り寄せになる場合がございます。

―上から始めて、便器内にたどり着いたら〈サトミツ棒〉の出番ですね!

佐藤さん:では実際にやってみますね。まず、ブラシで中の水を押し込んで便器内の水位を下げます。こうすることで普段は水が入っている部分もキレイにできるし、ビチャビチャしないので掃除しやすくなります。

サトミツ棒の使い方

佐藤さん:ここからブラシで磨きますが、大事なポイントがひとつ。洗剤は便器にかけるのではなく、ブラシに直接かけてよく揉んで泡立てます。

トイレとサトミツ棒

※今回は洗剤をつけていませんが、実際に洗剤を使う際はゴム手袋を着用してください。

―なぜ便器に直接ではないんですか?

佐藤さん:直接だとほとんど流れてしまうんです。洗剤は泡で汚れを落とすので、ここでしっかり泡立てることが大切になります。磨き方は全体を撫でるように、泡を細かいところに押し当てていく感じで。丸い形状なので、フチの裏にも繊維がしっかり入っていきますよ。

サトミツ棒でトイレを掃除する

―磨き方のコツはありますか?

佐藤さん:やさしく泡を塗っていく感じで、強く擦りすぎないことですね。ひととおり泡でキレイにしたら、1回水を流します。そして今度は、泡を落としたブラシで少し水をつけながら全体を拭いていきます。

トイレの磨き方のコツ

―洗って流して終わりではなく、流した後に拭くんですね。

佐藤さん:表面に洗剤を残したくないので、ちゃんと拭いた方がよいですね。全体を拭いたら、もう一度水を流して便器は終了。使ったあとはケースに入れます。

―このケースにも何かこだわりが?

佐藤さん:はい。カップの部分に浮かせて収納できて、しっかり水が切れる構造になっています。濡れたままだとカビが生えることがありますからね。カップ部分は取り外せるので、溜まった水を捨てるのも簡単です。

サトミツ棒専用ケース

佐藤さん:そして最後は床をキレイにして、トイレ掃除は完了です。

―どれくらいの頻度で掃除をすればよいのでしょうか。

佐藤さん:理想を言えば毎日ですが...それはなかなか大変なので、生活スタイルに合わせた無理のない頻度でよいと思います。でも、目に見える汚れを発見したらそこで落としましょう。1個の汚れが次の汚れを生み出すフックになったりするので、キレイな状態をいかに保つかが鍵です。

―汚れを見つけたら、その場で落とすと。

佐藤さん:結局、ゼロをゼロにキープするのがいちばん簡単なんです。溜めるほど大変になるので、小まめにちょっとずつ。掃除が面倒と思っている人ほど、その意識を持ってほしいですね。

―では続いて〈サトミツボール〉を。〈サトミツ棒〉のブラシ部分と同じ素材なんですか?

佐藤さん:同じです。〈サトミツ棒〉をつくった時に、これはキッチンのシンクなどにも使えるのでは?という話になって商品化しました。繊維がすごく細かいので、ちょっとした汚れや水アカは水だけでも十分に落とせます。あと、柔らかいのでシンクに傷がつきにくいんです。

サトミツさんとサトミツボール

―キッチン以外にも使えるんでしょうか?

佐藤さん:もちろん。シンクに限らず、お風呂でも洗面台でも、どこでも使えます。食器などの洗い物にも使えますよ。

―では使い方を教えてください!

佐藤さん:はい。と言っても単純で、水で濡らして、または洗剤をつけて泡立てて擦るだけです。丸くて握りやすいので、汚れが溜まりがちな蛇口の溝なども簡単に洗えます。

サトミツボールでキッチンを磨く
〈サトミツ棒〉と同じく、実際の使用時はゴム手袋の着用をおすすめします。

―コツはありますか?

佐藤さん:力を入れすぎることなく撫でる感じでやさしく磨いてください。同じく最後は洗剤を拭き取る意味で、水で流してからもう一度拭いたら完了です。

サトミツさんの描く、トイレにまつわる理想の未来とは?

―佐藤さんが芸能人だからこそ発信できることって、どんなことだと思っていますか?

佐藤さん:人前に出る仕事をしているからこそ成立している部分が多々あります。そこを活かして、トイレ掃除って楽しいんだ、ちゃんと汚れが落ちるんだ、こんなアイテムがあるんだということを、僕がある種の"トイレのアイコン"になって広く発信できればよいなと思っています。

トイレ愛を語る佐藤満春さん

―では、今後の夢や、理想の未来のイメージはありますか?

佐藤さん:小学校とかでも、子ども達が楽しくトイレ掃除できるようになったらうれしいですね。いつまで経ってもトイレ掃除が罰ゲームだと言われるのが、僕はすごく嫌で。正しい知識をちゃんと学んで、トイレに対するネガティブな印象が無くなればと思います。そうなれば、その子達が大人になった時にまた子どもに伝えていって、それがずっと続いていきますし。

―すごく広い視野で考えられていて、単なる趣味の域ではないということを、いまヒシヒシと感じています。

佐藤さん:考えれば考えるほどスケールが大きくなっちゃうんですよね。でもありがたいことに、一応人並みに生活ができているからこんなことも考えられるというか。全く売れない芸人でろくに仕事もしてなかったら、それこそ説得力がないですから(笑)

―(笑)では改めて、佐藤さんにとって「トイレ」とは?

佐藤さん:「居場所」ですね。僕のことを許容してくれる部屋。だからこそキレイにしておきたいと思うんです。

―いろんな意味で大事な空間なんですね。それでは最後にムチャ振りをさせてください!「サトミツさんと掛けて、トイレと解く」、その心は?

佐藤さん:いきなりの謎かけですね(笑)。そうですね...う〜んなんだろう...

サトミツさんと謎かけ

佐藤さん:「水に流せないこともあるでしょう」ですかね。水では流れない汚れもあるし、僕自身もこうだからこうと全てにおいて納得できる訳でもなくて、簡単には水に流せないことも多いし。それでも時間は流れて行くんです。上手いこと言えてますか?(笑)

佐藤満春さん

―しっかり伝わりました!ムチャ振りすいません...!今日は佐藤さんのトイレに対する愛や想いを知ることができて楽しかったです。ありがとうございました!

佐藤さん:こちらこそ!

【おすすめのお掃除関連記事はこちら!!】
【お風呂掃除術完全版】洗剤選び、場所別のコツ、きれいを保つ便利アイテム>>
「ダニ捕りロボ」で効果的に。専門家に聞く、今日からできる寝具と暮らしのダニ対策>>
環境や手肌にやさしいお掃除なら〈シャボン玉石けん〉。アイテム別に上手な使い方をご紹介します>>
【となりのカインズさん】トイレのプロ「TOTO」直伝! ウォシュレットの簡単お掃除法>>

おわりに

サトミツさんのトイレへの愛、伝わりましたか?頻繁に掃除をしている人にも、あまりしていない人にも、この記事がトイレ掃除を改めて見つめ直すきっかけになればと思います!

深堀りしたら、くらしが豊かに、もっと楽しく!ヒントマガジンプラス>>ヒントマガジンプラス

※工場生産遅延の影響で入荷日の遅れや商品仕様の変更が生じる場合がございます。
※掲載商品は一部店舗では取り扱いがない場合がございます。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。
※掲載商品は、一部の店舗ではお取り寄せになる場合がございます。
※一部価格・仕様の変更、および数に限りがある場合もございます。
※掲載写真には一部演出用品が含まれます。
※商品価格等の情報は、掲載時点のものです。

この記事の関連タグ