創業100周年を迎える太陽油脂で「パックスナチュロン」の製造現場を見学してきた!

人や環境にやさしい商品をつくり続けている太陽油脂株式会社。中でも〈パックスナチュロン〉シリーズは、ハンドクリーム、シャンプー、石けん、スポンジ、化粧品など、幅広いラインナップがそろっていて、ハンズでも人気です!今回、そんな人気ブランドの製造現場を見学し、100周年の記念プロジェクトに携わる女性社員の方々にお話を聞いてきました!

「パックスナチュロン」ってどんなブランド?特徴をご紹介!

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「パックスナチュロン」の始まりは1989年。商品の特徴として、パーム油、ひまわり油、ホホバ油など、天然の植物油を主原料にしていることが挙げられます。人と自然にいいことだけを考え、合成界面活性剤や防腐剤、合成香料・着色料は一切使わないというこだわりのブランドです。

それが実現できる理由は、100年もの間、食用油脂の生産に携わってきたから。口に入れるための油を研究してきた知識と技術が、この安心・安全な商品づくりにつながっているのです。

パックスナチュロン以外にも、オリーブオイルを主原料にした「パックスオリー」や、マカデミアナッツのオイルを使った「パックスベビー」など他のシリーズも豊富。ちなみに、マカデミアナッツのオイルにはパルミトオレイン酸という成分が含まれており、これは赤ちゃんの皮脂にも含まれるものだそう。身近な食べ物にも、肌にやさしい成分は含まれているんですね!


製造現場に潜入!人気のハンドクリームはこうしてつくられる!

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人にも環境にもやさしいこだわりの商品は、どのようにつくられているのか。ということで、さっそく工場に潜入取材!今回は、100周年記念でつくられるハンドクリームの製造工程を見せてくださるとのこと。期待が高まります。

ちなみに、このタンクは工場の外に備え付けられているもので、1つのタンクに数百トンもの油が蓄えられているそうです。入る前からそのスケールにびっくり!

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入念な体のクリーニングを済ませて、いよいよ工場内へ!今回案内してくださるのは、製造二部長の原さん。商品に関しての幅広い知識を持つスペシャリストです!

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まず見せていただいたのがこちら。ハンドクリームの原料となる水と油を混ぜ合わせる機械です。タンクの中を真空状態にすることで、比重の違う原料を効率的に乳化し、酸化の防止にもつながるそう。

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完全に混ざり合うとこのような状態に。原料はもちろん、製法にもこだわってつくられるナチュラルなクリームです!

そして次に、クリームをチューブに充填する工程へ。この機械では、1日に8,000〜9,000本ものハンドクリームを製造できるんだとか!

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1本ずつ、オートメーションでクリームが充填されていく様子。近くでは、スタッフの方が機械の動きを見ながら、細かく量の調整などを行っていました。

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詰め終わったクリームは計量して、内容量に間違いがないかを確かめます。

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パックスナチュロン 100周年ハンドクリーム ローズ&アプリコット 300円+税
※1月21日(月) 発売予定

最後に100周年の記念ステッカーを貼れば、特製ハンドクリームの出来上がりです。一連の工程を見学してみて、丁寧にそして真剣に取り組むスタッフの方々が印象的でした。こだわりの商品づくりには、品質を支えるための努力がある。そんな想いを感じました!

[おまけ:地域との絆を大切にする太陽油脂]

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見学の終わりに廊下で発見したのは、地元小学校の生徒さんたちから送られた工場見学のお礼メッセージ。毎年必ず小学3年生を対象に開催されているそうです。

さらに太陽油脂は、地域に根ざした環境活動をすすめている横浜FCのECOパートナーとして、選手たちが使うシャンプーやボディーソープ、ユニフォームの洗濯に使われる粉石けんなどを提供しているそう。地元との深い繋がりは、老舗メーカーならではですね!

女性陣がひっぱる、太陽油脂の「100周年プロジェクト」!

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100周年プロジェクトに携わるメンバーにお話を聞きました。左から清水さん、七原さん、藤澤さん。

工場見学の後は、現在太陽油脂さんが進めている「100周年プロジェクト」の担当者にお話を伺いました。先ほど見学したハンドクリームを皮切りに、今年はさまざまな取り組みが予定されているそうです。

―改めて、よろしくお願いします!先ほど工場で拝見したハンドクリームが、このプロジェクトの第一弾なんですね。

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清水さんは、企画やPRを担当する、石けん・化粧品カスタマーソリューショングループに所属。

清水:はい、もともと1月はハンドクリームの需要が多いこともあり、100周年にあたる年のはじまりにあわせて、今月発売しました。

―こちらのハンドクリームは、従来品とどう違うのでしょうか。

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商品の開発を担当したのが、石けん・化粧品開発グループの七原さん。

七原:従来品は無香料なのですが、今回の記念商品には特別な香りをつけました。工場でご覧いただいたのがアプリコット&ローズ。他にライム&カシス、イランイラン&スズランと、全部で3種類のバリエーションになっています。

―こちらの香りに決めた理由はなんでしょうか。

七原:もともといくつか候補はありましたが、その中で約100名の社員にアンケートをとり、その中で上位の3つを選抜したんです。

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左が従来のハンドクリーム。右の3点が100周年を記念して作られた特別バージョンです。

―なるほど。社員のみなさんの声が反映されているんですね。

七原:そうですね。当社としても、こうした全社をあげての商品開発は初の取り組みなんです。今回は従来品より小さいサイズでつくりましたので、ぜひ3種類試してもらいたいなと思います。

―香りが選べるのは楽しいですね。ただ、従来と違うとなると開発も簡単ではなかったのでは?

七原:たしかに苦労はありました。当社のハンドクリームは手にスッと馴染むことを特徴にしているのですが、香りをつけることでそのバランスが崩れてベタついてしまったり...なんてこともありまして。試行錯誤を繰り返しながら、大体6ヶ月くらいかけて開発しました。

―開発に半年かけたとは驚きです!商品が出来上がるまでの全ての工程を担当していらっしゃるんですか?

七原:私は主に開発を担当しています。他には清水や営業の柴田をはじめ、もう何名かの女性社員を中心に商品の企画に取り組んでいます。

―女性陣がプロジェクトをひっぱっているんですね!

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部長補佐の藤澤さんは、商品はもちろん会社の歴史にも詳しい。

藤澤:当社の商品をお使いいただいているのは、やはり女性のお客様ですから。この記念商品もどんな香りがいいか、どんな使い方があるかなど、女性の目線でつくることでよりお客様に喜んでいただければと、彼女たちに任せているんです。

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大きなプロジェクトにワクワクしながら取り組めていると語る、営業第2チームの柴田さん。

柴田:今回の商品開発では、すでにお使いのお客様はもちろん、若い方々にも手にとっていただけるようにと、メンバーであれこれ考えを出し合いました。

清水:加えて、このプロジェクトは「おかげさま」という当社の感謝の気持ちがコンセプトになっています。お客様をはじめ、いろいろな関係者のご協力があって100周年を迎えられたわけですから。ですので、このプロジェクトを通じて何かしらお返しができるようにという気持ちも込めて、いろいろと企画を練っているところです。

―「おかげさま」って素敵な考え方だと思います!最後に、プロジェクトの今後の展開も教えていただけますか?

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清水:これから夏と秋に向けての第二弾、三弾の企画はすでに動き始めています。どちらも当社のロングセラー商品をベースに、よりお客様に喜ばれるものをと企画中です。第一弾のハンドクリームも、今後の企画と関連していたり...詳しくはまだお伝えできないのですが(笑)。すでにお使いの方はもちろん、新しいお客様にも手に取っていただける商品になるよう、メンバー全員で頑張っていきたいと考えています!

―今年一年、太陽油脂さんの100周年プロジェクトに注目したいと思います!今日はありがとうございました。

おわりに


女性の目線で開発される100周年の記念商品。今後の展開も楽しみですね!ハンズの店頭にも随時入荷予定ですから、ぜひ通常のパックスナチュロンシリーズとあわせて、手にとってみてくださいね!

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