ヘアカラーのカリスマ・ワタローさん直伝!セルフなポイント派手髪で今っぽスタイルに!

セルフで派手髪に挑戦!

髪型を遊ぶ時代。「たまには髪色を変えたい」「でも美容室でどうオーダーすればよいか分からない」「学校や職場の人の目が気になる」「そもそも、自分に似合うか分からない」というループに陥り、結局いつもと同じ色...という物足りなさ、感じていませんか?
そこで今回は、セルフで気軽にイメチェンできるポイント派手髪術をご紹介。原宿の美容師でヘアカラーのカリスマ・ワタローさんのアドバイスのもと、ハンズ社員が、ハンズで手に入るアイテムを活用しながら、大胆かつ日常に取り入れられる"今っぽスタイル"に挑戦しました!

 

ポイント派手髪はもはや定番?!イマドキのヘアカラー事情

―ワタローさん、本日はよろしくお願いします!ワタローさんはクリエイティブな個性派カラーが得意とのことで、お客様からの指名も多いですよね。最近のヘアカラーのトレンドなど、いかがでしょうか?

原宿のヘアサロンコード プラス リム(CODE+LIM)の店長兼クリエイティブディレクターを務めるワタローこと渡辺拓朗さん

原宿のヘアサロンコード プラス リム(CODE+LIM)の店長兼クリエイティブディレクターを務めるワタローこと渡辺拓朗さん。サロンワークをベースに、MVや広告やアーティストのヘアメイクなども手がける。

ワタローさん:以前と比べると、ハイトーンカラーを楽しむ方が増えていると思います。SNSインフルエンサーの方々の影響はもちろん、ダメージレスな薬剤のクオリティも進化しているので、より身近な選択肢となっているのではないでしょうか。

―ハイトーンカラーと聞くと、裏原や渋谷を拠点とするヒップな若者カルチャー...のイメージでしたが、もはやそんな限定的なムーブメントでもなく。

ワタローさん:そうですね!あとは、毛先だったり髪の内側だったり、あるポイントのみをハイトーンカラーにするデザインが定番化しています。「全体染めには抵抗があるけど、少しだけならやってみたい!」という方も多いですよ。

―...今回挑戦するのは、まさにその一人。ハンズ社員の岸田さんです!

ハンズスタッフ岸田

おしゃれとトレンドに超敏感!ハンズ社員の20代代表・岸田

岸田:ヒントマガジン読者の皆様の参考となるべく、ハンズで手に入るヘアカラーアイテムを使って、セルフなポイント派手髪に挑戦します!ポイントなら、結んでしまえばそこまで目立たないし、期間限定で満喫して、最後に切ってしまうのもアリかな?と思ってます!

ワタローさん:そう。セルフかつ派手色でも、気軽に挑戦できるのがポイント染めなんです。今回はせっかくなので、レッド系とブルー系、それぞれ与える印象が異なる色に挑戦してみましょうか!

―実際に、どんなアイテムを使うのでしょうか?

使用するセルフ用カラー剤

左:石澤研究所 クイスクイス デビルズトリック ワイルドレッド 264円(税込)
右:アンナドンナ エブリ ヘアカラー フィッシュブルー 1,760円(税込)

岸田:レッド系は、短期染めにおすすめの〈クイスクイス・デビルズトリック〉のワイルドレッドを使います。1週間ほどで元の髪色に戻る※ので、色の変化も楽しもうかと!ブルー系は〈アンナドンナ・エブリ・ヘアカラー〉のフィッシュブルーを選びました。ブルーブラック系なので暗髪との相性もよく、派手髪初心者の方も手に取りやすいと思います。
※色持ちには個人差があります。

―さあ、一体どんなポイント派手髪になるのか?!ワタローさん、岸田さん、よろしくお願いします!

 

最初にポイントを決めて、ブリーチ剤で髪を脱色

ワタローさん:レッド系は今の髪色とのコントラストが際立ちそうなので、毛先に入れて動きをつけます。ブルー系はさり気なくなじませられそうなので、髪の内側に数箇所入れましょうか。

ブリーチ箇所

岸田:わくわくします!ハンズ社員(特に上司)の反応も楽しみ!派手色をきれいに入れるため、事前にしておくべきことは何でしょうか。

ワタローさん:ビビッドかつハイトーンな派手色に仕上げるなら、カラー前のブリーチはマスト。髪のメラニン色素を分解し、色が入りやすい状態にします。

岸田:分かりました!早速、毛先をブリーチしていきますね。ここでコツなどありますか?

ワタローさん:毛先部分は塗布後約30分、そこからやや上の部分は塗布後15分ほど置いて、グラデーションをつくりましょう。今の髪色との一体感が生まれ、派手色が自然に映えます。

ブリーチのコツ

岸田:色を入れた時が楽しみです。では次に、内側をブリーチしていきます。上手くできるかな...。

ワタローさん:内側に数箇所入れる場合は、外側も含めてしっかりとブロッキングし、ほかの部分に触れないように注意しましょう。塗布後は30分ほど置きますが、その間はアルミホイルで塗布部分を包み、乾燥を防ぐことが大事。色ムラが出にくくなりますよ。

乾燥を防いで色ムラ防止

ここがポイント

ブリーチは派手色の下地づくり。気温や湿度で抜け方が変化するので、染め上がりの美しさに影響します。あまり慣れていない方は、プロに任せてくださいね!

 

〈クイスクイス・デビルズトリック〉でビビッドなレッドに!

岸田:さて、ブリーチ完了!髪をとかしたら、いよいよ派手色を入れていきます。

ワタローさん:では、比較的簡単な毛先から。髪を三束に分けて、一束ずつ染めていきましょう。〈クイスクイス・デビルズトリック〉を手の平に出してみてください。

デビルズトリックでセルフカラー開始

素手でもOK!色移りが不安な方は、ゴム手袋を使いましょう。

岸田:おお!もちっとしたテクスチャー。このまま使えちゃうのが楽ですね。一束の毛先に対し、まずはこれくらいの量でよいでしょうか...。

ワタローさん:OKです!毛先に向けてすーっとなじませ、毛先には少し多めに塗布します。

毛先には多めに

岸田:すーっと...ぬりぬり...。

ワタローさん:これを何回か繰り返した後、束を裂いて、ぐねぐねとスライドさせるように満遍なく塗布します。ほかの毛束も同様です。

岸田:髪にピタッと密着するので、滴れたり、こぼれたりする心配がありません。これは助かる!

ワタローさん:〈クイスクイス・デビルズトリック〉はトリートメント成分が豊富なので、一袋たっぷりと使っちゃいましょう。その後はブラシでさらになじませて、約5分置きます...が、今回はより派手色感を出すため、10分ほど置きましょう。

仕上げのコームがポイント

ここがポイント

塗布後の仕上げにコームでとかすと、ムラなく、色がよりきれいに入りますよ。放置中はラップフィルムをかぶせて乾燥を防ぎましょう!

岸田:本当に短時間ですね...!

ワタローさん:時間が経ったら、お湯でしっかりと洗い流し、いつものシャンプー&トリートメントで髪のコンディションを整えます。最後にドライヤーで乾かしたら...

セルフカラー完成

岸田:ビビッドなレッドに仕上がりました!彩度が高くて、き、き、きれい〜!そして派手!

ワタローさん:レッド系は肌を明るく見せ、アクティブな印象を与えるにはもってこいの色味です。

岸田:セルフでもこんなにきれいに仕上がるんですね。驚きです...!

 

〈アンナドンナ・エブリ・ヘアカラー〉でクールなブルーに!

岸田:この調子で、ブルー系もいっちゃいます!

ワタローさん:〈アンナドンナ・エブリ・ヘアカラー〉は、1剤を2剤に混ぜて使う薬剤タイプですね。

アンナドンナ

ここがポイント!

1剤をあますことなく2剤に入れ、しっかりと混ぜましょう!薬剤が十分に混ざらないと、きれいに染まらない可能性が高まります。

岸田:ブリーチ時と同じく髪をブロッキングしました。薬剤も混ぜ、準備OKです!

ワタローさん:では、ノズル型ブラシを根本あたりにあて、薬剤を押し出し、毛先までとかすように塗布します。とかしたら、中間から毛先にかけて手でなじませます。よりムラなく染まりますよ。

塗った後は手でなじませる

岸田:ブラッシング感覚でするりするり...ぬりぬり...。

ワタローさん:ほかの毛束にもこれを繰り返すのみ!耳のうしろあたりはちょっと不安かもしれませんが、毛束の量が少ないので、逆に塗布しやすいと思います。落ち着いてやれば大丈夫!

全体にカラー剤を塗る

岸田:確かに!上から下へとかし、毛先はぬりぬり。を、繰り返し...。この二束に対して、どれくらいの量を使えばよいですか?

ワタローさん:約半分でOKです!満遍なく塗布したら、15分ほど置きましょう。ラップフィルムをかぶせることもお忘れなく。

岸田:そして、湯洗いとシャンプー&コンディショナー、ドライヤーで乾かす!ですね。

ワタローさん:ですね!薬剤なので、シャンプーはいつもより丁寧に、2回しておきましょう!

青もセルフカラー完了!

岸田:完成です!派手色なのに奇抜すぎず、髪色となじんでいて、ザ・ナチュラル!耳にかけた時にちらっと見えるのがなんとも...おしゃれ〜。

ワタローさん: ブルー系は肌を白く見せ、大人っぽく、知的な印象を与えます。〈アンナドンナ・エブリ・ヘアカラー〉は短期染めアイテムではありませんが、カラートリートメントが付属されているので、退色が気になり始めたらぜひ使ってみてください!

 

もっとかわいく!ポイント派手髪アレンジのススメ

―そのままでもかわいいのですが、せっかくなら派手髪をいかしたヘアアレンジも楽しみたいですよね。

岸田:ワタローさん、イイ感じにアレンジしていただけますでしょうか...!

ワタローさん:お任せください!

ミックス巻きでアレンジ!

岸田:毛先のみヘアアイロンでミックス巻き!ころんとしたフォルムでかわいい〜♡

ワタローさん:ポイント派手髪をより際立たせてみました。やわらかな立体感が生まれ、華やかさがぐっとアップします!

岸田:ブルーはどんなスタイルが似合いますか?

アップスタイルでしっかり目立たせて

ワタローさん:アップにしておくれ毛を巻き、こなれ感を出しましょう!元の髪色になじんでいるので、あえて色の違いを見せるのがおすすめです。

岸田:さり気なさがなんともかわいい!下ろすと派手髪が隠れるので、オンとオフで切り替えられるのも◎です!

―ワタローさん、岸田さん、今日はありがとうございました。毛先だけ、内側だけでも、かなり印象が変わるんですね。セルフなポイント派手髪を侮るなかれ、という感じです!

ワタローさん:ポイント派手髪は、気軽にイメチェンするにはもってこいのイマドキヘアスタイルです!

岸田:普段はがっつり染められなくても、ゴールデンウィークや夏休み中に、いろんな派手色を楽しんでみよう!と思いました。ワタローさん、ありがとうございました!

 

【実際の色落ちはどんな感じ?】約1週間後の状態をリポート!

―染めた直後だけではなく、その後どのように色落ちしていくのかも気になるところ。そこで、岸田さんに約1週間後の状態をリポートしてもらいました。

一週間後の落ち具合

岸田:〈クイスクイス・デビルズトリック〉は色持ちが約1週間ということもあり、毎日シャンプーをするたびに色が落ちていくのが分かりました。今ではレッドがオレンジっぽくなり、もっとキュートな雰囲気に!グラデーションはきれいに残ったままなので、色落ち中の"ほったらかし"感がありません。ハイライト効果もあり、毛先が軽やかに見えます!

―〈アンナドンナ・エブリ・ヘアカラー〉のブルーフィッシュはいかがでしょう?

岸田:染めた直後はネイビー感が強かったのですが、日に日に透明感のある青みが出てきて、ブラウンとのツートーンがよりナチュラルになりました。黒髪とはもっと相性がいいと思います!とにかく普段使いがしやすい色で、職場でもバレにくいのでは?と感じます。初めての派手髪にはかなりおすすめの色です!

―とっても参考になります!ありがとうございました!

おわりに

セルフで気軽に挑戦できるポイント派手髪。ハンズにあるアイテムで、ぜひ自分好みの色とイメチェンを楽しんでください!

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