普段、最低限のメイクで済ませているナチュラルメイク派の皆さん。結婚式のヘアメイクに頭を抱えた経験はありませんか?特別な日だからと気合を入れてみるも、濃くなりすぎたり、違和感しかない...。なんてことはありませんか。今回はナチュラルメイク派のお呼ばれメイクをメイクアップアーティストの大谷亮治さんより学びます!自分で簡単にできるヘアアレンジ術もあわせてご紹介します。
【Lesson1 メイクアップ】
ナチュラルメイクは土台づくりが大切
まずはベースメイクから。下地を顔全体に伸ばした後、ファンデーションを手で叩くように内側から外側に素早く伸ばします。スポンジで塗るとマットな質感になり"塗ってる感"が出てしまうので、ナチュラル感をだすなら手で塗るのがおすすめ。ファンデーションを塗り終えたら、赤身のある部分や目元のクマなど、気になる部分をコンシーラーでカバー。コンシーラーは塗りすぎないように注意しましょう。色は肌より"1段明るめ"を選ぶと良いでしょう。
★ワンポイント アドバイス
・ファンデーションを伸ばす時は、きれいに伸ばしすぎないこと。あえてラフに塗ることで時間が経過するにつれて、肌に馴染み自然な仕上がりに。
・コンシーラーは肌馴染みの良いクリーミータイプがおすすめ。
眉毛は自然に仕上げる
眉毛は人それぞれ形が違うので、こうあるべき!という決まりはありません。例えば、眉頭が少なければ足す、タレ眉毛が気になる方は眉毛用トップコートで毛並みを上向きに整えるなどして工夫します。
★ワンポイント アドバイス
・眉毛をカットする際は、基本上部分は剃らず、下部分や長さを調整する程度に。自分で整えるのが苦手な方は、眉毛カットのサービスがある美容室などへ行くのもおすすめ。
・眉毛の色は、髪色のトーンと合わせると◎
シェーディングやハイライトで小顔をつくる
額から顎のフェイスライン、鼻筋にブラシでシェーディングをし、陰影を与えます。色は地肌より"2段暗め"がおすすめ。眉毛の下も薄く陰影を足すと立体的な目元を演出してくれます。
その後、Tゾーン、頬骨の上、顎にハイライトをのせます。のせすぎには注意しましょう。
★ワンポイント アドバイス
シェーディングやハイライトに使用するアイテムも粒子が細かいものを選ぶとより自然に仕上がります。
アイメイクはやりすぎないこと
[アイライン]
アイラインは目のキワを描くように引きましょう。目尻は伸ばしすぎないのがポイント。目の形にもよりますが奥二重の方の場合、ラインがまぶたに隠れてしまうので、ある程度濃く太く引いても問題はありません。
★ワンポイント アドバイス
ブラウンのアイライナーで柔らかな印象に。
[アイシャドウ]
ラメ入りのアイシャドウで目元を華やかに。色味があるものよりも、薄い色味でキラキラ感が強いものをチョイス。目元中央から優しく叩くように伸ばしていきましょう。
★ワンポイント アドバイス
普段ハイライトとして使用しているアイシャドウを主役に。ナチュラル且つ、華やかな目元を演出します。
[マスカラ]
まず、ビューラーでまつ毛をあげます。ただ上に上げるのではなく、コメカミに向けて流れるように挟み上げるとより自然に仕上がります。次にマスカラ。まつ毛が長い人はコームタイプを使うのが正解。ブラシタイプを選ぶとボリュームが出すぎて濃い印象に。地まつ毛に合わせてマスカラのタイプを選んでみてください。
理想の唇はつくれる
リップは塗り方次第で理想の唇に近づけます。モデルさんを例に説明すると、口が少し小さいので、もう少しボリュームを持たせたい。そこで、唇の若干外側に輪郭を足していきます。
輪郭が描けたら、唇全体に色をのせる。その上から中央部分にツヤのあるグロスをプラスすると、ふっくらボリュームのある唇に仕上がります。
★ワンポイント アドバイス
リップとグロスを重ねづけすることでジューシーな唇に。
チークは血色をよくする程度でOK
チークは頬より少し高めの位置にのせます。色はピンクとオレンジの2色を使用。ピンクのみだと不自然になるので、ピンクをベースにオレンジを目尻、頬骨辺りにふわりと足しましょう。
★ワンポイント アドバイス
2色以上使うことで、血色の良い赤みを表現できます。
最後にフェイスラインに再度シャドウを。クマなど、気になる部分もコンシーラーで仕上げます。この時のコンシーラーの色は"2段明るめ"を。
これでナチュラルメイクの完成です。
【Lesson2 ヘアメイク】
メイクとあわせて、ヘアアレンジにも挑戦!簡単に短時間でできるアレンジを伝授します。
まず、トップにボリュームを出すためのアイテムを置きます。
隠すように後ろに髪を持っていきます。その時に髪をコームで逆毛立て、前に少しボリュームを。
そして髪をラフに束ねます。少し髪を散らして残しておくのがポイント。
散らした髪を内、外とランダムにアイロンで巻いていきます。巻いたところを、クシュクシュとほぐしてラフ感をアップ。
散らした髪が多ければ、ピンで調整しましょう。
キープしたいところをスプレーで仕上げヘアアクセサリーを付けて完成です。
まとめ
パーティシーンでのナチュラルメイクは、薄メイクではなく、あくまで「ナチュラル"風"メイク」。しっかり土台を作り、ポイントメイクで華やかさをプラスしていくことが大切です。ぜひチャレンジしてみてください。
今回、使用したコスメ
左から
ヒロインメイク スムースリキッドアイライナースーパーキープ (全3色)1,000円+税
エテュセ ラッシュバージョンアップ 1,000円+税
エテュセ ジューシーリップジェル(全6色)1,300円+税
オペラ リップティント(全6色)1,500円+税
※その他はスタイリストの私物です。
プロフィール
大谷亮治 ヘアメイクアーティスト
理容専門学校を卒業後、都内理容室に4年間勤務した後、ヘアメイク稲垣亮弐氏に師事。
その後1年半で独立、N.Y.で3年間滞在しN.Y.コレクションに参加などの経験を積む。帰国後、様々な広告、雑誌、映画、CDジャケットで活動中。
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