【靴磨き】ハンズにシューケアマイスターが誕生します!

来る9月23日、「靴磨きの日」に、ハンズに「シューケアマイスター」が誕生します!シューケアマイスターとは、ハンズ独自の研修と厳しい試験をくぐり抜けた、知識とスキルを兼ね備えたシューケアに関するスペシャリストのこと!今回、このシューケアマイスター誕生の裏側に密着!研修会と実技試験の様子を取材してきました。参加者と審査員の真剣なまなざしに、ハンズがシューケアにかける本気を見ました!

シューケア用品メーカー直伝!本格研修からスタート!

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3日目の研修の舞台は、来年で創業100周年を誇る靴クリームの老舗、コロンブス社。

シューケアマイスターへの道は、まず知識を磨くところから!ということで、参加者はシューケア用品の老舗コロンブスやR&D、ルボウ、ジュエルの4社から3日間にわたり研修を受けました。参加者は全国のハンズから集まった、シューケアにかけるアツい気持ちを持った精鋭ばかり!講師の一挙手一投足を見逃すまいと、みなさん本当に真剣な表情をしていました。

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普段は「パティーヌ」と呼ばれる革の染色を担当しているというコロンブス 三橋さん。

この日の講師は、コロンブスのシューシャイニスト三橋さん。元々靴屋さんで働いていた経歴を持つこともあって、革や革靴に関する知識がとても豊富!革製品の歴史、製法、そして革が持つ科学的な特徴に至るまで、シューケアの前に知るべき知識や情報を盛りだくさんでお話ししてくださいました。

内容の一部をご紹介すると...

●「皮」と「革」の違い
●革のなめし方の種類
●靴クリームの種類とその特性
●ビフォアケアの目的と重要性
●シューケアの手順と工程

などなど、普段シューケアとはあまり縁のない記者にとっても、目からウロコの内容ばかり!シューケアと一言で言っても、ここまでしっかり勉強しなければならないんだなと、その奥深さを体験することができました。

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参加者は長丁場の研修にも真剣に取り組んでいました。

革靴を美しくするために、まずは素材を知る。参加者の方からも積極的に質問があがるなど、マイスターになるための知識を貪欲に吸収しているようでした!

実戦形式で挑む!シューケアマイスター試験

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研修会から10日あまり。前日に、「靴の知識」「靴のケア」という二つのテーマで筆記試験が行われ、今日はいよいよ実技試験当日です!参加者は、先日の研修で学んだ知識と日々の業務で培ったシューシャイニングの技術を審査員の前で披露しました。

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審査員はこちらの3名。中央の長谷川さんを筆頭に、靴磨きに一家言を持つメンバーが揃いました。

審査員は、ハンズから大仲さん、田中さんの両バイヤー。そして、ヒントマガジンでもおなじみのシューシャイン世界チャンピオン、長谷川裕也さん!厳しい目を持った3名による、厳正な審査が行われました。

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実技時間はわずか20分間!

審査される内容は、革靴一足(片足)に対して、靴のほこりを落とすところに始まり、クリームを塗ってなじませ、最終的にはワックスと水を使ったハイシャイン仕上げまでの一連の工程。しかも、その工程を20分で行うというスピーディな試験でした。

この20分という制限時間は、長谷川さんが参加された世界大会の時間を参考にしたそう。いきなり世界基準を目指すとはハンズのシューケアマイスターになる道のりは、なかなかに厳しい...

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汚れを落とす基本の工程も疎かにはできません。ただし、制限時間は短い...

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靴を磨くスタイルも、手に持ったり机で固定したりと、参加者の個性が出ます。

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あまりに早い指の動きに、写真もぶれる!

参加者は、各々のスタイルで光り輝くハイシャインの状態を目指して靴を磨いていきます。どの工程にどのくらい時間をかけるのかも、人それぞれなのが面白いところ。キュッキュッと靴が磨かれる気持ちの良い音が、終始会場に響いていました。

ハンズのシューケアマイスターには接客力も求められる!

さらに、この試験でハンズらしいポイントと言えば、接客力についても審査されるというところ!審査員の長谷川さんがお客さま役となり、磨いている最中にもシューケアに関するさまざまな質問を投げかけます。参加者は、その質問に的確に答えながら、手も動かし続けなければなりません。これは相当にレベルが高い...

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「鏡面磨きに最適な布は?」「革靴は水洗いできますか?」など、知識を試す質問をどんどん投げかける長谷川さん。

参加者によっては質問に詰まってしまう方も出るほど、やはり手と頭をフル回転させるのはかなりハードルが高いようです。和やかな雰囲気ではあるものの、高いレベルを求める審査員からは真剣さと緊張感を感じました。

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靴磨きも接客にも手を抜かない。それがハンズのシューケアマイスター!

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目線はお客さまに、しかし意識は靴に。これがなかなか難しい...

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時には身振りや手ぶりを交えながら、お客さまにわかりやすく説明をする姿が印象的でした。

密度の濃い20分間はあっと言う間。磨き終わった後には、審査員による靴のチェックが入ります。基本の手入れができているか、ハイシャインはどの程度仕上がっているかなどを審査員が確認し、試験は終了です。

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世界チャンピオンの厳しい目で、一足一足丁寧にチェックされていました。

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いうまでもなく、右が磨き終わった靴。全体に光沢が宿り、つま先は鏡面のように!

こうして、無事に試験の全日程が終了。参加者は、終わった瞬間ホッとしたような、まだやり足りないような、思い思いの表情を見せてくれました。最後に、審査員の方々に試験を終えての感想を伺いました。

長谷川:審査では、筆記試験に出た内容を実技で活かせているかという点を重視しました。その意味では、まだまだよくなる可能性を秘めた方も多かったように思います。

田中:20分の時間制限は厳しかったと思います。ただ、今後もそのレベルを求めていきたいですね。

大仲:お客さまを前にしたパフォーマンスとしての完成度も、これからもっと高めていって欲しいと思いました。

なかなかに厳しい感想が...ただ、それもハンズのシューケアマイスターとしてのクオリティを高めたい狙いがあるからこそ。今後も、この試験は継続して開催されるとのことですので、来年以降も腕に覚えのあるスタッフたちがこぞって参加してくることでしょう!

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ついに結果発表!シューケアマイスターが誕生!

試験から約1週間。とうとう、合格発表の日がやってきました。栄えある、ハンズのシューケアマイスター第1期生に選ばれたのは...

銀座店 金丸正行さん▼

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横浜店 高須清彦さん▼

高須 清彦_1808_shoecare_meister_22.jpg

北千住店 森貴章さん▼

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そして新宿店 靎見綾紗さん▼

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以上4名が合格されました。みなさん、おめでとうございます!あわせて、各シューケアマイスターが在籍する店舗では、誕生を記念したワークショップも開催します!

おわりに

研修からお邪魔させてもらいましたが、ハンズらしいフランクな雰囲気はありつつも、研修も試験もみなさんの目は真剣そのもの。そんな情熱を持ったシューケアマイスターですから、きっとみなさんの靴磨きのお悩みにも真摯に耳を傾けてくれるはずです。ぜひ、厳しい試験をくぐり抜けたマイスターたちにいろいろと質問しながら、奥深いシューケアの世界に浸ってみてくださいね!

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