挽く、淹れるという工程は、コーヒーが好きな方なら一度は経験があるでしょう。ただ焙煎となると、まだ未経験、もしくは難しいイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか。今回、焙煎未経験のライターが実際に生豆を煎る工程に挑戦!使った器具や気づいたポイントなど、未経験者の目線からレポートします。
まずは使いやすい器具を選ぶことがマスト!
準備したのは手煎り焙煎器の「煎り上手」。初心者にやさしいポイントは、まず軽いこと。調べてみると重さは約240g。持ってみて、これなら女性でも振りやすいなと感じました。さらに、器具の底の突起と側面に空気穴があり、煎りムラを出さないようにする工夫と、焙煎に最適な220度の温度を実現する設計だそうです。あわせて、豆の分量もしっかり計ることが重要ということで、計量スプーンも用意。2杯分の豆を計って、煎り上手にいざ投入!いよいよ焙煎に挑戦します。
発明工房 コーヒー豆焙煎器「煎り上手」 5,200円+税
ハリオ V60計量スプーンWood(容量:コーヒー粉すりきり12g)1,100円+税
特別な技術は不要。ポイントは香りと豆の照りを見ること!
煎る火加減は中火に設定。左右に手首のスナップをきかせながら煎っていきました。一定のスピードで煎り続けると、7、8分くらいで「パチッ」という音がして、香ばしい香りが漂ってきました!ただ、まだ豆はカサカサしている様子で、お店で見るものとも違う印象。そこでさらに5分ほど続けると、今度は「パチパチ」とさかんにはじける音がしてきました。豆の色もよい具合に黒く照りを帯びてきたところで火をストップ。調べたところ、最初にはじけた時に豆の水分が、2回目の時には油分が、それぞれ出始める目安になるそうです。最後はお皿に出して、十分に冷ましたら焙煎の一連の工程は完了です。
今回、浅煎り5分、中煎り10分、そして深煎り15分を煎る目安の時間として試してみました。3段階の豆を煎ったので手首が疲れたのは確かですが、それでも思ったほどではありませんでした。改めて、器具の軽さは重要なポイントだと思いました。あとは、やはり火の近くということで軍手の用意と、煎られた豆の皮が空気中に舞うので、コンロの下に敷くものがあれば汚れなくて便利かなとも感じました。
焙煎度による味の違いがリアルにわかった!
こちらが、今回実際に焙煎した3段階の豆。こう見ると中煎りの豆も十分おいしそうに見えますし、焙煎の最中もいい香りがしていたのですが、実際に淹れてみると個人的にはちょっと味が軽すぎるかなと感じました。もちろん好みにはよると思いますが、一方で深煎りの豆はとてもおいしかったです。酸味や苦味が強すぎず、中煎りの豆に比べてコクが深い。一番自分好みの味でした。お店で買った豆はもちろんおいしいですが、自分で焙煎した豆は煎る楽しさも含めてのおいしさなんだと感じました。煎りながら好みの味を探していく。また一つ、コーヒーの醍醐味を知るよい機会となりました!
おわりに
はじめての焙煎でしたが大きな失敗もなく、好きなコーヒーを焙煎から抽出まで体験できたことに大満足!器具選びから焙煎の工夫まで、自分の手が加わることでコーヒーはもっとおいしくなります。ぜひ、コーヒー好きなみなさんには、一度チャレンジしてほしいと思います!
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