【ソーメン二郎さんおすすめ】この夏は、みんなと外で流しそうめんをやってみよう

夏の時期に思わず食べたくなるものと言えば、ずばり"そうめん"ですよね。ハンズがこの夏におすすめするのが、太陽の下で楽しむ流しそうめん。ここでは、全国各地のそうめんを食べ歩くそうめん研究家の"ソーメン二郎"さんに、屋外での流しそうめんの魅力や、いつものそうめんをもっとおいしく食べるアレンジレシピについて聞いてきました!

そうめんは偉大なるコミュニケーションツール

―ソーメン二郎さん、こんにちは。本日はよろしくお願いします!
ソーメン二郎さん(以下、二郎):
こちらこそよろしくお願いします!

1905somen_01.jpg

ソーメン二郎さん そうめん研究家
奈良県桜井市生まれ。三輪そうめん製麺所の家系に生まれ、全国各地のそうめんを食べ歩き、そうめん復権活動を日々行っている。

―本題に入る前にまずはソーメン二郎さんのことを簡単に聞かせてください。二郎さんはそうめん研究家として、そうめんのよさを津々浦々で伝えているとのことですが、なぜそういった活動をされているのですか?
二郎:私は三輪そうめん製麺所の家系に生まれたこともあり、子どもの頃からそうめんを主食としてずっと食べ続けてきた、"そうめん大好き人間"なんです。ただ、ずっと思ってきたんですけど、世間におけるそうめんの地位って、なんだかあまり高くない気がしませんか?

―...そうですか?
二郎:ええ。そうめんへのイメージとしてよく言われるのは、お母さんの手抜き料理、ですよ。きっと多くの方の記憶の中に、子どもの頃、夏休みの昼食がひたすらそうめんだった思い出があるんじゃないでしょうか。

―ああ...確かにそういうイメージもあるかもしれませんね...。
二郎:私は三輪そうめん製麺所の家系の息子なので、そうめんのポテンシャルが実はとても大きいことを知っています。なのでそうめん研究家として、その魅力をより多くの方々に伝えたいと思っているんですよ。だから今回ハンズさんが流しそうめんに注目されたことはとても嬉しいです。最高ですよね、カラッと晴れた日に外でする流しそうめん。

―二郎さんにとって、流しそうめんの魅力とは何なのでしょうか?
二郎:私はそうめんのことを偉大なるコミュニケーションツールだとも思っていて、そういう意味で流しそうめんはとてつもなく素晴らしいんですよ。だって、「流しそうめんをみんなでワイワイ楽しむな」って言う方が難しいじゃないですか!?

―...えっと、そうめんがコミュニケーションツールってどういうことですか?
二郎:まず、日本ではそうめんを縁起物として考えてきた歴史があるんです。麺が長くて切れにくいことから、ご縁が切れませんようにという想いを込めて、お中元として重宝されてきました。また、そうめんは、宮内庁御用達の品として長い歴史のある食べ物で、平安時代の宇多天皇から始まり、今でも陛下のもとにそうめんが届けられているんです。
何が言いたいのかというと、そうめんは天皇陛下と我々国民の間をつなぐ架け橋でもあるし、私たちが日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちを伝える時の架け橋にもなっているんですよ。これが偉大なるコミュニケーションツールと言わずして一体何なのでしょうか!?

1905somen_02.jpg

「今日は絶好の流しそうめん日和だな」と、天を仰ぐソーメン二郎さん

ソーメン二郎さんおすすめのそうめん流し器&こだわりそうめんが登場

―つまり、流しそうめんはとにかくみんなが盛り上がれる楽しいものということですね。
二郎:とても簡単に言うとそうなります。そして、近年はそうめん流し器もどんどん進化していて、バラエティ豊かなものが増えてきました。
さて、準備が整っていますので、ここからは実際に流しそうめんをやりながら、おすすめのそうめん流し器と、私がセレクトしたこだわりのそうめんをご紹介しましょう!

1905somen_03.jpg

ドウシシャ ひんやり流しそうめん 3,980円+税

―いつの間にこんな素敵なセッティングが...!
二郎:よいでしょう(笑)。こちらは〈ひんやり流しそうめん〉というもので、一番の特徴は、カラフルなLEDライトを内蔵している点なんです。電源を入れればそうめんが流れている様子をライトが照らすので、特に日が暮れてから始めるナイトそうめんにぴったり!従来の流しそうめんと一線を画す鮮やかな見た目で、SNS映えもバツグンですよ!

そうめん.jpg

―ナイトそうめん...、楽しそうですね!
二郎:そして、このそうめん流し器を使ってぜひ食べていただきたいのが、〈五色そうめん森川 TSUBUYAKI〉です。

1905somen_05.jpg

五色そうめん森川 TSUBUYAKI 700円+税

―五色...!
二郎:五色そうめんは愛媛で生まれた、350年以上の歴史があるそうめんで、徳川吉宗公に参勤交代のときに献上されたこともあります。五色とも全部、自然の色素しか使わないというこだわりようで、原料はそれぞれ、赤色は梅、緑は抹茶、黄色は卵、茶色はそばという具合です。五色ものそうめんを流すとなると、それはもう美しいんですよ。きっとすごい数の「いいね!」が集まるはず!

ーそうかもしれませんね!味についてはいかがですか?
二郎:その見た目とは裏腹に、コシが強い、手延べそうめんの超本格派なので食べ応え十分ですよ。ちなみに、この麺ちょこですが、〈シャリシャリ麺ちょこ〉というもので、蓄冷剤が入っており、本体をあらかじめ冷凍庫で凍らせてから麺つゆを入れると、シャリシャリとした食感になるんです。もちろん麺もグッと冷たくなるので、暑い外でもキレのよいそうめんを楽しめます。

1905somen_06.jpg

ドウシシャ シャリシャリ麺ちょこ 1,280円+税

―なるほど、素晴らしい!
二郎:どれもそうめん研究家として胸を張っておすすめできますよ!さて、続いてご紹介するのはこちら。

1905somen_07.jpg

ドウシシャ 大人の流しそうめん 5,980円+税

―大人の...流しそうめん...!
二郎:こちらは「大人の」と言うだけあって、様々な機能を兼ね備えたハイスペックさが特徴なんです。中でもこのスタイリッシュなスライダーは見事。流れてくるそうめんを見ているだけでも楽しいですよ。また、上部のそうめんを入れるポケットは6口あるので、それぞれのポケットから自動でそうめんが流れてきたり、下まで流れ着いた後も桶の中でそうめんが流れ続けたりと、細部までこだわってつくられています。そして、このそうめん流し器と合わせて食べていただきたいのが、富山生まれの〈大門そうめん〉。ほら、こんなに長いんです!

1905somen_08.jpg

となみの 大門そうめん 750円+税
バーベキューディッシュ3色組 530円+税

―ほんとだ!
二郎:もとはラーメンのような乾麺の状態で、通常はそれをパカッと二つに割って茹でるのですが、今回はあえて割らずにやってみました。この長い長いそうめんがスライダーを流れていく姿は見応え十分。なお、お皿は〈バーベキューディッシュ〉というものを使っています。麺つゆを入れるおちょこ部分の他にも、取った麺やおかずをキープしておけるので便利です。

ソーメン二郎さんのこだわりアレンジレシピをご紹介

―ご紹介ありがとうございます!ただ一方で、そうめんってずっと食べてるとちょっと飽きちゃうことがあって...。
二郎:ああ、わかります。私なんて家柄、白米よりもそうめんが主食だったこともあり、小学校2年生くらいで一度飽きましたから(笑)。ただ、そうは言っても主食が変わることはなかったので、アレンジレシピを開発するようにしたんです。今でも続けているので、もう40年くらい開発に携わってることになりますね。

―40年も...!そんな長年の開発から生まれたおすすめのアレンジレシピをお伺いしてもよろしいですか?
二郎:もちろんです!今回は厳選した3つのレシピをご紹介しましょう!まずは、こちらのサラダそうめんです!

1905somen_09.jpg

三輪山勝製麺 全粒麺 450円+税
キユーピー チョレギサラダドレッシング 261円+税

―暑い季節にぴったりですね!
二郎:コンセプトは「脱・麺つゆ」で、従来のそうめんとは全く異なる、新しいそうめん体験を目指して編み出しました。レタスやきゅうり、トマトなど、野菜は基本的にお好みでOK。そこにそうめんをのせて、ドレッシングをかけるだけで完成です。
そして、この時にぜひ使って欲しいのが、〈三輪山勝製麺 全粒麺〉というそうめんで、食物繊維や鉄分、ビタミンB1などがたっぷりと入った全粒粉を配合している、ヘルシー志向な一品なんです。小麦が持つ甘みのあるおいしさは野菜ともマッチしますし、麺はやわらかなタイプなので、シャキシャキとした野菜との相性もバッチリ。ドレッシングは何十種類と試した中で、個人的には〈チョレギサラダドレッシング〉がベストなのですが、ごまドレッシングもおすすめです。

―これはそうめんの新定番になりそうです!
二郎:でしょう!さらにお好みでミョウガやしょうがなどの薬味をプラスしてもおいしいですよ!
さて、続いてご紹介するのは、しいたけつゆ×オリーブオイルの"神組み合わせ"です。

1905somen_10.jpg

ヤマエ 高千穂峡つゆ しいたけ 340円+税
東洋オリーブ エキストラバージンオリーブオイル 和み 900円+税

―神組み合わせ...!?
二郎:まず、しいたけつゆとはその名の通り、しいたけからダシをとった麺つゆです。かつおダシと比べて甘みがあり、麺そのもののうまさを引き立てます。また、ストレートタイプなので薄まらず、しっかりとした濃厚な味わいを楽しるのも魅力。もちろん、これだけでも十分においしいのですが、そこにオリーブオイルを適量加えることでおいしさのレベルがグンと跳ねあがります。
おすすめのオリーブオイルは、世界レベルのハイクオリティオイルを生み出している小豆島の、エキストラバージン。海外のオリーブオイルよりもまろやかに仕上げているので、しいたけつゆの甘さと絶妙にマッチ。やさしい甘さを活かしつつ、オリーブのキレが追加されることで、メリハリのある味わいになるんですよ。

―こんな組み合わせがあるんですね!ものすごくおいしいです!
二郎:このマリアージュは本当に奇跡だと私も思います。まさに神組み合わせなので、ぜひ一度試していただきたいですね!そして最後にご紹介するのは、〈食べるオリーブオイル〉をかけるだけという、シンプルなレシピです。

1905somen_11.jpg

三輪山本 銘品 白髪 500円+税
共栄食糧 食べるオリーブオイル 800円+税

―食べるオリーブオイル?
二郎:こちらは瀬戸内産のちりめんや刻みにんにく、たまねぎ、刻みしょうが、唐辛子など、こだわりの11種類の素材をオリーブオイルに漬けたものなんです。これを〈三輪山本 銘品 白髪〉という、1本0.5mmの超極細そうめんにかけて食べると、そうめんの味がそれはもう際立つ際立つ。「そうめんっておいしいんだな」って、改めて思えること間違いナシです。
ちなみにここまで細く仕上げるのは相当難しく、この技術を持った職人は日本でも2人くらいしかいません。その細さゆえに、驚くほどスルスルと食べられるのですが、コシもしっかりあって食べ応えも十分。食べるオリーブオイルの素材はどれも主張し過ぎず、そうめんそのものの味をバッチリとサポート。お好みで少量の岩塩をプラスしてもおいしいですよ。

―ありがとうございます!どれも今までとは違う、個性豊かなそうめんに仕上がっていますね!
二郎:そうなんです。先ほど、そうめんはコミュニケーションツールだと言いましたが、このようなアレンジレシピをぜひみんなで試して、「あ、こんな味なんだ!」みたいに楽しんでいただけたら嬉しいです。そうすることでみんなも仲良くなれるし、そうめんの可能性も知っていただけますからね。これからも私はそうめん研究家として、そうめんの魅力を追求し、一人でも多くの方々にお伝えしていきたいと思いますので、どうぞみなさん、これからもそうめんのことをよろしくお願いします!

おわりに

「人と人が仲良くなるために、そうめんはある」と語るソーメン二郎さん。この夏はぜひ、気の合う仲間たちで集まって、外でワイワイ流しそうめんを楽しんでみてはいかがですか?

※掲載商品は一部店舗では取り扱いがない場合がございます。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。
※掲載商品は、一部の店舗ではお取り寄せになる場合がございます。
※一部価格・仕様の変更、および数に限りがある場合もございます。※掲載写真には一部演出用品が含まれます。
※商品価格等の情報は、掲載時点のものです。

この記事の関連タグ