燕三条の金属加工職人の技が光る。「Hand Marks」から新たに、水切りカゴ&トレーが登場

「もっと、ものを育てよう。」をコンセプトにしたハンズのプライベートブランド〈Hand Marks(ハンド マークス)〉のラインナップに、今度は水切りカゴのシリーズが新たに仲間入りしました。そのこだわりのポイントや他とは違う特徴とは?製造元の担当者に詳しく教えてもらいました。

職人の技、こだわりの加工。他の水切りカゴ&トレーとの違いとは?

国産を中心とした産地や素材にこだわったもの、生産者や職人の技術を生かした製品など、安心して長く愛着を持って使い続けられるアイテムを展開する〈Hand Marks〉。そのラインナップに加わった〈お手入れしやすいシンプルな水切りカゴ〉シリーズについて、製造元の担当者である荒木さんにお話を伺いました。

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Hand Marks お手入れしやすいシンプルな水切りカゴ
ワイド5,400円(税込) スリム4,900円(税込)
お手入れしやすいシンプルな水切りトレー
ワイド3,800円(税込) スリム3,500円(税込)
水切りカゴと一緒に使えるカトラリーポケット 1,800円(税込)
水切りカゴと一緒に使えるまな板トレー 1,800円(税込)
水切りカゴと一緒に使えるマルチポケット 2,400円(税込)
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F&Dマーケティング株式会社 荒木さん

―早速ですが、今回のシリーズの特徴を教えてください。

荒木さん:"金属加工の町"として知られる新潟県燕三条の職人の手でつくられた、ステンレス製の水切りカゴシリーズです。
〈お手入れしやすいシンプルな水切りカゴ〉は、底部分にクロスするワイヤーがほとんどないのが特徴ですね。クロスしている部分には汚れが溜まりがちなので、できる限りクロスする部分を減らしました。
トレーは一般的な水受けタイプではなく、より衛生的にお使いいただくために、トレーからそのままシンクに水が流れるタイプにしています。

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―なるほど。衛生面がひとつのポイントなんですね。それが品名にもある「お手入れしやすい」にもつながると。

荒木さん:はい。汚れが溜まりにくい構造にし、素材にはサビに強いステンレスを使用することで、衛生面に加えて耐久性やお手入れのしやすさも兼備させました。ポケット類は食洗機にも入るので、洗うのもとても簡単です。

―カゴとトレーが別売りなのはどんな理由でしょうか。

荒木さん:一般的にはポケット類も含めたセットが多いと思いますが、セットにすると価格も上がってしまいますし、カゴだけ欲しいという人もいるはずなので、必要なものを組み合わせてお使いいただければという考えで別売りにしました。

使い勝手も◎。水切りカゴとトレーは、ここが便利、ここが魅力

―では、シリーズ品それぞれの特徴を教えてください。

荒木さん:水切りカゴは2サイズをご用意しました。特徴は先ほどもお話ししたワイヤーのクロス部分が少ないことです。一般的な水切りカゴはクロス部分を多くして強度を高めていますが、クロス部分を減らすと強度が落ちるので、強度を高めるためにワイヤー間の幅を狭くし、底面は縦方向のワイヤー2本で支えています。この2本をできる限り中央に寄せない、ギリギリのバランスを見つけるのが大変でしたね。

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左が〈お手入れしやすいシンプルな水切りカゴ〉、右が一般的な水切りカゴの底面。クロス部分の数が違うのがわかります。

荒木さん:さらに、側面のワイヤーを片側だけL字にしているのもポイントです。L字部分に引っ掛けることで、大きなお皿などを安定して立てられるようにしました。クロス部分が中央に無いので、ワイヤーの間にもお皿がしっかり収まります。

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―では続いて〈お手入れしやすいシンプルな水切りトレー〉の特徴をお願いします。

荒木さん:食器から落ちた水がシンクへ流れる形状が特徴です。水切りカゴとぴったり組み合わせられ、一緒に置いても邪魔にならないサイズ感にこだわりました。最初は板金で試作しましたが、それだと継ぎ目や折り返し部分ができてしまってそこに汚れが溜まるので、ステンレスの一枚板をプレスする製法で継ぎ目のない形状にしました。

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お好みで組み合わせられるポケット類にも、こだわりが随所に

―ポケット類の特徴も教えてください。まずは〈水切りカゴと一緒に使えるカトラリーポケット〉から。

荒木さん:最も手が込んでいるのがこれですね。底部分を引き出すことができ、入れるもののサイズに合わせて中の区切りもスライドできる、可動式の構造が特徴です。

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荒木さん:キッチンだけでなく、例えば洗面所で歯ブラシと歯磨き粉を立てるのにも便利ですよ。底部分は固定されているものが一般的ですが、底面は汚れが溜まりやすいので、引き出せる構造は洗いやすくて衛生的ですね。

―可動式は便利ですね!では続いて〈水切りカゴと一緒に使えるマルチポケット〉はどんなアイテムですか?

荒木さん:幅が30cmほどあり、菜箸やおたまなどの水切りに使えるアイテムで、箸を寝かせて置きたいという方にもおすすめです。カゴにセットした時に水平を保って安定するように、後ろ側の横幅いっぱいにストッパーとなるワイヤーを配しているのも隠れたポイントですね。

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荒木さん:当初はカゴの横幅と同じサイズで試作していたのですが、〈水切りカゴと一緒に使えるカトラリーポケット〉と並べて掛けられるようにしたいというリクエストを受け、いろいろと思案してこのバランスとサイズ感に行き着きました。そこに至るまでは大変でしたが...。

―いろいろと試行錯誤があったんですね。では最後に〈水切りカゴと一緒に使えるまな板トレー〉を。

荒木さん:その名の通り、まな板を立て掛けられるトレーですが、まな板だけでなく鍋蓋も収まります。中央のワイヤーの凹み部分に持ち手を引っ掛けられるので、安定感もありますよ。こういうものがあると便利だな、という思いを込めてつくりました。

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―いずれのアイテムも、ワイヤーが入り組んでいて加工も難しそうです。

荒木さん:そうですね、まさに職人技です。溶接などもすべて手作業で行っていて、工場のラインに流してオートマチックに出来上がるといったものではないので、その仕上がりの部分にも注目していただければと思います。

―長持ちさせるためのアドバイスはありますか?

荒木さん:水がすべて流れるわけではないので、乾いた食器を片付けた後には、カゴとトレーに残った水分を軽く拭き取ってください。それだけで水アカも防げますし、きれいに長く使うことにつながります。
形を崩さないという点では、食器をゴチャゴチャと入れずに同じ種類を揃えて並べるなど、バランスよく収めることもワイヤーに負担をかけないためには大事です。並べ方のマイルールをつくるとよいかもしれませんね。

―では最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

荒木さん:サビにも強く、丈夫なつくりで使い勝手もよい、燕三条の職人の技が随所に光るこだわりの商品です。きちんとお手入れをしていれば長くお使いいただけますので、ぜひこの機会にお試しいただければと思います!

おわりに

「水切りカゴなんて何でも同じ」と思っている方も、このシリーズの細かなこだわりを目の当たりにすれば、その考えもきっと変わるはず。必要なものを自分好みに組み合わせて、暮らしに取り入れてみませんか?

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