スマホやPCを頻繁に使う現代人の心強い味方「モバイルバッテリー」。多彩な種類があるため、選び方に迷う人も多いでしょう。今回は失敗しないモバイルバッテリーの選び方を解説します。おすすめのモデルや充電できないときの原因・対処方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
モバイルバッテリーってどんなもの?
モバイルバッテリーはスマートフォン・PC周辺機器の1つで、多くの人が万が一に備えて持ち歩いています。あらかじめモバイルバッテリー本体を充電しておくと、外出中に万が一スマートフォンやPCのバッテリーが切れたときにも、サッと充電ができるのがメリットです。
充電したい端末とモバイルバッテリーを接続するだけで充電できるため、電車やバスの中など近くに電源がないときにも手軽に充電できます。
さまざまなデザインや機能性のものがあるため、自分に合った選び方でモバイルバッテリーを購入すれば、いつものスマホ時間やリモートワークがさらに快適になるでしょう。
失敗しない!モバイルバッテリーの選び方7つ
初めてモバイルバッテリーを購入する人や、あまりスマートフォン・PC周辺機器について詳しくない人だと、選び方に悩むこともあるでしょう。ここからは、おすすめのモバイルバッテリーの選び方をご紹介します。これからモバイルバッテリーの購入を検討している人は、ぜひ選び方の参考にしてください。
選び方①手持ちの端末と「対応機種」が合っているか確認
モバイルバッテリーの選び方の基本は「対応機種」です。モバイルバッテリーのなかには、AndroidやiPhoneなどの特定の機種にのみ対応している商品もあります。各商品のパッケージに記載されているためチェックしましょう。
対応機種については、コネクタや充電ケーブルの端子の形状をチェックします。充電したい機器の接続端子とモバイルバッテリーの充電ケーブルの端子の形状が合っていないと、ケーブルを使い分ける手間がかかったり、そもそも充電ができない場合があるため注意が必要です。
選び方②たくさん充電するなら「容量」で選ぼう
頻繁にスマートフォンやPCを充電する人は「容量」を重視した選び方がおすすめです。モバイルバッテリーの容量は「mAh」という単位で記載されています。
この数字と端末のバッテリー容量を照らし合わせることが選び方のポイント。「モバイルバッテリー1回の充電でスマートフォンやPCの充電が何回できるか」が分かります。
ちなみに、一般的なミドルレンジモデルのスマートフォンのバッテリー容量は平均3,000〜3,500mAhです。
例えばiphone13の場合なら、一般的な5000mAhのモバイルバッテリー1回の充電で約1回分充電が可能です。
なお、モバイルバッテリーで充電した際には電気のロスが発生します。よって、モバイルバッテリーでスマートフォンのバッテリー容量の60〜70%程度を充電できるかどうかをチェックするのも選び方のコツです。
選び方③持ち運びを考えるなら「重さ・サイズ」を確認
外出時や旅行などで持ち運びすることを考えるなら「重さ・サイズ」を重視して選ぶのがおすすめです。モバイルバッテリーは小型なものが多いものの、容量やデザインによって本体サイズや重量に幅があります。本体が大きくて重たいモバイルバッテリーは、携帯や充電がしづらく感じてしまうかもしれません。
モバイルバッテリーを選ぶ際は、必要な容量と本体重量のバランスをチェックしましょう。バッグに入れて持ち運びたい、スマートフォンと一緒に持って充電したいなどの使用イメージにあわせて選び方を考えてみてください。
選び方④素早く充電するなら「急速充電対応」がおすすめ
外出時や非常時などで素早く充電したい人におすすめの選び方は「急速充電対応」のモデルから選ぶ方法。急速充電とは、通常充電に比べて多くの電力を供給することで、短時間で充電できる機能のことです。モデルによっては従来モデルの半分の時間で充電できるものもあります。
「USB Power Delivery」や「Quick Charge」などの急速充電に関する表記があるか確認するのが選び方のポイントです。「USB Power Delivery」は、ノートPCやタブレットの充電に対応しているため、端末にあわせて選んでみましょう。
選び方⑤「充電ポートの数」が多いものだと同時充電ができる
充電したい端末の数にあわせて「充電ポートの数」に注目するのがおすすめの選び方です。スマートフォン一台を充電する場合は、充電ポートが1つのモデルの方が扱いやすいでしょう。
スマートフォンを2台持ちしている人やシェアして使いたい人は、2つ以上の充電ポートを搭載しているモデルを購入するのが選び方のポイントです。
選び方⑥安全性で選ぶなら「PSEマーク」の有無をチェック
モバイルバッテリーの安全性が気になる人におすすめの選び方は「PSEマーク」があるかどうかチェックすることです。PSEマークとは、電気用品安全法にて定められた基準を満たした電気製品のみ表示義務があるマークです。
PSEマークがないモバイルバッテリーだと、使用中に過剰に発熱したり、内部でショートして火災が発生するなどの事故につながる恐れがあります。
日本国内では2019年2月から、電気用品安全法の基準をクリアしたものしか販売されていません。しかし、通販サイトでモバイルバッテリーを購入する場合はPSEマークがない可能性もあるため注意しましょう。
モバイルバッテリーのおすすめ12選
モバイルバッテリーは多彩な種類があり、さまざまな選び方で自分に合ったモデルを探すことが大切です。ここからは、数あるモバイルバッテリーのなかから、おすすめの商品をご紹介します。
4枚切り食パン1枚分の軽さ【モッテル(MOTTERU) mocolon モバイルバッテリー 5,000mAh PD20W対応】
モッテル(MOTTERU) mocolon モバイルバッテリー 5,000mAh PD20W対応 シェルピンク 3,960円(税込)
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〈mocolon モバイルバッテリー〉は、モッテルから登場した国内最軽量級モデルです。本体重量は約98gと、4枚切り食パン1枚程度の軽さなので、小さめのバッグに入れて気軽に携帯できます。選び方において、持ち運びやすさを重視する人にはおすすめのモデルです。
軽くてコンパクトなだけでなく、機能性もスマート。本体には2つの出力ポートを搭載しているため、スマートフォンの2台同時充電も可能です。
Type-Cコネクタで素早く充電【エレコム(ELECOM) 5V/3A出力 モバイルバッテリー 10000mAh 15W C×1+A×1 DE-C38-10000BK】
エレコム(ELECOM) 5V/3A出力 モバイルバッテリー 10000mAh 15W C×1+A×1 DE-C38-10000BK ブラック 4,280円(税込) |
エレコムが長時間の外出を考えて開発した商品が〈5V/3A出力 モバイルバッテリー〉です。10,000mAhという大容量バッテリーで、スマートフォンを約3回充電できます。モバイルバッテリーの選び方において、容量を重視したい人にぴったりです。
入力・出力両用のUSBタイプCポートを採用しているため、モバイルバッテリーもスマートフォンも素早く充電できるでしょう。小型電子機器の充電に使える低電流モードを搭載しており、Bluetooth®のヘッドセットやイヤホンの充電にも使えます。
バッテリーとスマートフォンを同時充電【エアージェイ(air-J)Lightning コネクター内蔵モバイルバッテリー 5000mAh】
エアージェイ(air-J)Lightning コネクター内蔵モバイルバッテリー 5000mAh ホワイト 3,980円(税込) |
エアージェイの〈Lightning コネクター内蔵モバイルバッテリー〉は、本体重量が約95gという超軽量モデルです。直挿しタイプでケーブルが必要ないため、充電したままでもスムーズにスマートフォンの操作ができます。
パススルー機能を搭載しているのも魅力的。1つのコンセントに挿し込むだけで、バッテリー本体とスマートフォンを同時充電できます。モバイルバッテリーの選び方において、機能性を重視したい人向けの商品です。
ピタッと貼って充電完了!【クオリティトラストジャパン ワイヤレス 5W出力5000mAh モバイルバッテリー QXW-0500WH】
クオリティトラストジャパン ワイヤレス 5W出力 5000mAh モバイルバッテリー QXW-0500WH ホワイト 3,980円(税込) |
〈クオリティトラストジャパン ワイヤレス 5W出力 5000mAh モバイルバッテリー〉は、ワイヤレス充電が可能なマグネット式のモバイルバッテリー。MagSafe対応ケースやiPhone12以降のスマートフォンの背面に、ピタッと貼り付けるだけで手軽に充電できます。
ケーブルを使った充電方法にも対応しているので、機能性重視の選び方をしたい人や、シーンにあわせて使い方を変えたい人向けの商品です。本体はスリム設計なので、持ち運びはもちろん充電しながらのスマートフォン操作も楽に行えます。
携帯しやすいリップスティック型【アンカー(ANKER) パワーバンク511 A1633N13】
アンカーの〈パワーバンク511〉は、持ち運びしやすいリップスティック型のモバイルバッテリーです。ポーチやバッグなどのポケットにすっぽり収納でき、ストラップを活用すれば気軽に携帯・取り出しができます。
急速充電器とモバイルバッテリーのそれぞれの利便性を組み合わせて開発されており、iPhone14シリーズをはじめとしたスマートフォンから、iPadやタブレット端末まで多彩な機器の充電におすすめです。
また、モバイルバッテリーへの充電は、ケーブルが不要。コンセントに差すだけで本体への充電が可能です。
ケーブルなしでストレスフリー【アンカー(Anker)621 Power Bank A1648N11】
アンカーの〈621 Power Bank A1648N11〉は、USB-C端子一体型のモバイルバッテリー。端末に直接差し込むだけでケーブルレス充電が可能なうえ、パススルー充電にも対応しているため、充電しながらスマートフォンの操作も可能です。
端子部分は折りたたんで本体内部に収納できるので、他の荷物と一緒に持ち運びやすいでしょう。
スマホ操作の邪魔になりにくい【多摩電子工業 モバイルバッテリー 10000mAh 2ポート TL115UK】
多摩電子工業 モバイルバッテリー 10000mAh 2ポート TL115UK ブラック 3,278円(税込)
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〈モバイルバッテリー 10000mAh 2ポート TL115UK〉は、多摩電子工業から登場した薄型モデルのモバイルバッテリーです。スマートフォンと重ねて持ちやすいため、充電しながらの操作もスムーズ。
スリムボディではありますが、10,000mAhのリチウムイオンポリマー電池を内蔵しており、急速充電やタブレットの充電にも対応している点が魅力的です。
接続時には、接続した端末に最適な電流値を検知し、それぞれの端末に合った最速電流で充電します。容量・充電の速さ重視の選び方をしたい人におすすめの商品です。
スタンドとしても使える【アンカー(Anker)622 Magnetic Battery MagGo A1614N11】
アンカー(Anker)622 Magnetic Battery MagGo A1614N11 ブラック 6,990円(税込) |
アンカーから登場した「622 Magnetic Battery MagGo A1614N11」は、マグネット充電対応のMag Goシリーズの1つです。約900gの荷重に耐える強力マグネットを採用しているため、ズレずに安定して充電できます。
本体は折りたたみスタンド式で、横置きにも対応。外出先で動画を見ながら充電することもできますよ。機能性重視の選び方をしたい人向けのモバイルバッテリーです。
手のひらサイズのかわいいモバイルバッテリー【モッテル(MOTTERU) モバイルバッテリー】
〈モッテル(MOTTERU) モバイルバッテリー〉は、手のひらサイズの小さいモバイルバッテリー。10,000mAhの大容量バッテリーを搭載していながら、本体重量約174gという軽量ボディに設計されています。持ち運びやすさ重視の選び方をしたい人向けの商品です。
iPhoneやAndroid端末で約2回、iPhone8では3.5回の充電が可能。USB Power Delivery対応モデルなので、外出中や非常時などで素早くスマートフォンの充電をしたいときにも活躍するでしょう。
充電残量を一目で確認できる【クオリティトラストジャパン ワイヤレス5W出力 10000mAh モバイルバッテリー QXW-0501WH】
クオリティトラストジャパン ワイヤレス5W出力 10000mAh モバイルバッテリー QXW-0501WH ホワイト 4,980円(税込) |
クオリティトラストジャパンから登場した〈ワイヤレス5W出力 10000mAh モバイルバッテリー QXW-0501WH〉は、マグネット式ワイヤレス充電対応のモデルです。4つのLEDライトにより、バッテリー本体の充電残量が一目でチェックできますよ。
USB-Aポートとワイヤレス充電の両方を搭載しているため、シーンにあわせた充電方法が可能なうえ、2台同時充電も可能。機能性を重視した選び方をしたい人におすすめの商品です。
おまかせ充電に対応【エレコム(ELECOM) 薄型コンパクトモバイルバッテリー 5000mAh 2.4A Cx1+Ax1 DE-C37-5000WH】
エレコム(ELECOM) 薄型コンパクトモバイルバッテリー 5000mAh 2.4A Cx1+Ax1 DE-C37-5000WH ホワイト 2,479円(税込) |
エレコムの〈薄型コンパクトモバイルバッテリー〉は、容量5,000mAhのコンパクトモデル。厚さ約12.7mmの薄型ボディなので、バッグのポケットやポーチなどに入れて手軽に持ち運べます。
本体の高性能ICが接続端末を自動で見分けて、最適な出力で充電できる点も魅力です。持ち運びやすさはもちろん、機能性も重視した選び方でモバイルバッテリーを探している人におすすめできます。
スタイリッシュなスクエアデザイン【QTJ 5,000mAh スリムモバイルバッテリー 5000mAh QTC-0505PU】
QTJ 5,000mAh スリムモバイルバッテリー 5000mAh QTC-0505PU パープル 2,380円(税込)
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〈QTJ 5,000mAh スリムモバイルバッテリー〉は、スクエアデザインのスタイリッシュなモバイルバッテリーです。USB-AポートとUSB-Cポートの2種類の出力ポートを搭載しているため、スマートフォンやタブレットの充電にも活用できます。
本体の厚みは約13.5mmとスリムなうえ、飛行機の機内持ち込みが可能なので、旅行の手荷物に入れて携帯しやすいのも魅力です。
モバイルバッテリーで充電できないときの原因・対処方法
普段モバイルバッテリーを使っているとき、急に充電できなくなった経験がある人は多いのではないでしょうか。モバイルバッテリーで充電できないときにはさまざまな理由が考えられます。ここからは、モバイルバッテリーで充電できないときの原因や対処方法をご紹介します。
モバイルバッテリーの充電残量が不足している
モバイルバッテリーで充電できない理由のうち、最も多いものが「充電残量の不足」です。スマートフォンやPCを充電する際には、モバイルバッテリー内の電力を消費するため、モバイルバッテリー側の充電残量が少ないとそもそも端末の充電ができません。
対処方法としては、モバイルバッテリー本体の充電残量を確認してみましょう。多くのモデルは電源ボタンを押したときや、USBケーブル接続時などのランプ点灯で確認できるため、まずは落ち着いて確認してみてください。
接続先のポートを間違えている
接続先のポートを間違えたまま端末を充電しようとした場合も、モバイルバッテリーで充電できない原因の1つです。モバイルバッテリーには、本体からスマートフォンやPCへ電力を送り出す出力ポートと、本体の充電に使う入力ポートの2つがあります。
それぞれのポートで役割が異なるため、充電ができなくなったときにはポートの接続先を間違えていないか確認してみてください。モバイルバッテリーのなかには、入力・出力ポートを兼用できる入出力ポートを搭載しているモデルもあります。
本体が寿命を迎えた
長く使っていたモバイルバッテリーが突然充電できなくなった場合には、本体が寿命を迎えた可能性があります。
モバイルバッテリーは何度も充電することでバッテリー自体が劣化していくため、定期的に買い直す必要があります。一般的にモバイルバッテリーの寿命は1年半〜2年とされていますが、使用頻度によっても異なります。
充電用ケーブルの故障・不具合が生じている
充電用ケーブルの故障や不具合も、モバイルバッテリーが充電できなくなる理由といえます。ケーブルは持ち歩く際に折りたたんだり、収納時にモバイルバッテリー本体に巻き付けたりすることで、内部で断線することがあります。
内部で断線してしまうと、接触不良が起きたり上手く充電できなくなることがあります。断線が起きていると考えられる場合は、ケーブルの買い替えを検討しましょう。
出力電力が足りていない
意外に見落としやすい原因として、モバイルバッテリー側の出力電力が足りていない点も挙げられます。そもそもスマートフォンやPCは、それぞれ充電に必要な電力が異なります。
モバイルバッテリーの出力電力が接続先の端末の充電に必要な量を満たしていない場合、長時間接続しても上手く充電できなくなることも。この場合は1度モバイルバッテリーの出力電力をチェックし、接続したい端末に合っているかを確認してみましょう。
選び方をマスターして自分にぴったりのモバイルバッテリーを見つけよう
モバイルバッテリーはどれも同じように見えるかもしれませんが、実は1つひとつ異なる特徴があるため、選び方にもこだわることが大切です。今回ご紹介した選び方やおすすめの商品も参考にしながら、自分にぴったりなモバイルバッテリーを探してみてくださいね。
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