たくさんの人に長年愛されてきたカードゲーム〈ウノ〉が、今年でなんと50周年を迎えるそう。人が集えば〈ウノ〉を取り出し、旅行へ行く時はバッグに忍ばせ、このカードゲームがこれまで盛り上げてきた場は数しれず。カードゲーム界のレジェンドと言っても過言ではありません。今回はそんな〈ウノ〉を使って、ある"説"を検証したいと思います。それは「〈ウノ〉、初対面でも絶対盛り上がる説」。年齢も性別も、育ってきた環境も違う相手でも、〈ウノ〉で遊べばきっと盛り上がり、仲良くなるはず!ヒントマガジン編集スタッフがその結果に迫ります!
初対面で〈ウノ〉は盛り上がるのか?
「〈ウノ〉初対面でも絶対盛り上がる説」を実証するために訪れたのは、マテル・インターナショナル株式会社。カードゲーム〈ウノ〉や人気ファッションドールなどの玩具や、ファミリー向け製品のデザイン、製造などを手がけ、世界中に発信されています。出迎えてくれたのは、マーケティング担当の松野さん。
マテル・インターナショナル株式会社 松野さん
左から:
ウノ 1,100円(税込)
ウノ 50周年記念エディション 1,100円(税込)
ウノ アイコニック 1,100円(税込)
※〈ウノ アイコニック〉のみ4月末頃の入荷予定です。
もちろん、お会いするのは今回が初めて。「寡黙でクール」が第一印象の松野さんと、名刺交換を早々に済ませ、初対面という緊張感を維持したまま早速ゲームの対戦を挑んでみました!
「初対面の人と会って速攻でゲームをするのは初めてです。〈ウノ〉担当者ではありますが、さすがに盛り上がるかどうか...。少し緊張しますね。」と弱気な松野さん。
さて、初対面でも〈ウノ〉は盛り上がるのか?松野さんと笑い合うことはできるのか?その結果はいかに!?
結果の前に、ルールを忘れた・知らない人のためにおさらい!
ルールを知っている人はスキップ!「ユーザーが生み出したローカル・ルール」へ>>
〈ウノ〉のルールはとてもシンプル!「持ち札をすべて捨てた人が勝ち」です。
プレイヤーは、最初に7枚ずつカードを持って、前の人の捨てたカードと「同じ数字」、または「同じ色」、または「同じ記号」のカードを捨てます。
[数字カードの例]
場のカードが緑の7の場合、どんな色でも数字が7のカード、どんな数でも緑のカード、緑の記号カード、またはワイルド、ワイルド ドロー4、シャッフルワイルド、白いワイルドのいずれか1枚を捨てられます。
上:場のカード 下:手持ちのカード
※ワイルド:場のカードが何であっても捨てることができ、さらに4色の中から好きな色を宣言できる。
※ワイルド ドロー4:好きな色を宣言でき、次の人に4枚カードを引かせることができる。
※シャッフルワイルド:全員のカードを集めてシャッフルし、自分の左隣の人から順番に1枚ずつ全て配る。
※白いワイルド:好きなルールをカードに鉛筆で書く。このカードを出す人は書かれたルールに従い、好きな色を宣言できる。
[記号カードの場合]
場のカードが青のスキップの場合、スキップなので次の人は飛ばされ、その次の人の番に。その人の、手持ちの4枚のカードのうち、黄色の7だけが使えません。
上:場のカード 下:手持ちのカード
場のカードと合うカードがなければ、残りのカードから1枚引かなければなりません。引いたカードが使えるカードの場合は、そのカードをすぐに捨てることができます。引いたカードが使えない場合は、次の人に順番が移ります。誰か一人が手持ちのカードを全て捨てられたら、その人の勝利です!
でも、あがる前に、手持ちのカードが残り1枚になったら、すかさず「ウノ!」と叫ばなければなりません。叫ぶのを忘れた人は罰として、場のカードを2枚引きます。言い忘れること、地味に多いんですよね...。
だけど、ただ捨てるだけじゃない!
5種類の記号カードで、順番を飛ばしたり、カードを4枚も引かせたりといった攻撃を仕掛けることができます。
ユーザーが生み出したローカル・ルール
実際には多くの人が、独自のローカル・ルールを盛り込んで遊んでいます。たとえば、「ドロー2」が出たら、ドロー2を重ね出して、自分が2枚引くことを回避するというもの。
他にも、「同じ数字は何枚でも出せる」「数字以外のカードであがってはいけない」など、ユーザー独自のルールが結構あるんです。公式ルールのみでも当然楽しめますが、このようなローカル・ルールを盛り込むことで、よりゲームが白熱するかもしれません。
50周年特別ルーレットルールについて
好きなルールをカードに鉛筆で書き、このカードを出す人は書かれたルールに従い、好きな色を宣言できるという「白いワイルド」。50周年特別サイトでは、その白いワイルドを使ったスペシャルな企画が用意されています。
それは声優や芸人、YouTuberなど、50人の著名人が考えた、白いワイルドのオリジナル・ルールをスロット形式で楽しめるというもの。どんなルールが出るかは、スロットを回してのお楽しみ。何が出るか分からない!という緊張感に、ハラハラすること間違いなし!
本題!初対面でも〈ウノ〉は盛り上がるのか!?
さて、本題です。〈ウノ〉は初対面でも盛り上がるのか。ヒントマガジン編集スタッフは、松野さんと笑い合うことができるのか!緊張感が張り詰める中、ゲームがスタート。
松野さんとヒントマガジン編集スタッフ陣(全員本当に人見知り)
ここからは、ゲームの様子を写真にてお届けします。
緊張の中、ゲームは進みます。相手の手札はどうなっているのか...。
表情や考えを読み、攻撃を仕掛けたり、仕掛けられたり。心理戦が繰り広げられます。
ドロー4を出された時の悔しさときたら...。
ここで、白いワイルドカードが捨てられた!ルールに従うのは、順番的に松野さんですが、お題はいかに?50周年サイトのスロットでオリジナル・ルールをチェック。どれどれ...。
オリジナル・ルールは「モデルポーズ3連発しながらドロ3!!」
初対面でモデルポーズ3連発!?
恥ずかしい...。上に、ドロ3!?
ポーズ1
ポーズ2
ポーズ3 ?
ゲームが進むにつれて、笑いが生まれる!
このように、白いワールドカードは定番の〈ウノ〉にも入っているので、自分たちで自由にルールを決めて楽しむことができますよ。
既にお気づきかもしれませんが、初対面でも〈ウノ〉、めちゃくちゃ盛り上がりました。
はじめの緊張ムードは何処へやら。
松野さんも「正直こんなに盛り上がるとは思いませんでした。歳が離れていても、こうやってゲームを通して一緒に楽しめるのはよいものですね。」とのコメントをいただきました。
やっぱり〈ウノ〉って面白い!
なぜ面白い?〈ウノ〉の魅力について考えてみた
実際に〈ウノ〉で遊んで感じた、このゲームの魅力について考察してみました。
▶︎シンプルなゲームデザイン
なんと言っても、ルールがシンプルであることが魅力の一つ。老若男女みんなで楽しめるゲームだと思います。さらに、言語関係なく、誰とでも遊べるのもGOOD。〈ウノ〉で世界平和が叶うのでは?とすら思うほど仲よく盛り上がれます。
▶︎思い通りにいかない・させない心理戦!
どれだけ有利な状況でも、「スキップ」や「リバース」、「ドローカード」を出すことで、逆転したり、されたりする。自分ではコントロールができないところが面白い。松野さんによると、「戦略を立てながら進めるゲームなので、考える思考が身につく知育玩具としてもおすすめ」とのこと。学びながら遊べるってよいですね!
▶︎白いワイルドのよい仕事ぶり
よい仕事をするな!と思うのが、オリジナル・ルールを書き込める「白いワイルド」。このカードが出た時の緊張感と盛り上がりが、個人的に大好きです。「普段はクールなあの人が、こんなことを!?」「日々の鬱憤を〈ウノ〉で晴らしている!」など、対戦相手の意外な一面を垣間見ることができて楽しいです。
「Mr.マリック」さんのお題を、「Mr.マリック」さん風にこなす松野さん。
▶︎ゲームボリュームもちょうどよい
1プレイにかかる時間も10〜15分と短時間で決着がつくので、何度でも楽しめるのがよいですよね。飽きずに遊べるからこそ、50年の間、変わらずたくさんの人に愛されてきたのでは?と思います。
もう少し深掘り!松野さんに聞く〈ウノ〉に関するQ&A
Q1.「ウノ必勝法」はありますか?
〈ウノ〉は、スキップやリバース、ドローカードなど、自分でコントロールができない点がユニークで面白いと思います。そういう意味では、"必勝法"というのはないのですが、強いて言うなら、カードが最後の一枚になった時に「ウノ!」と宣言するのを忘れないこと。本来ならあがれたのに、この一言を言い忘れたことで大逆転される、なんてことはよくあります。
Q2. ローカル・ルールについてどう思われますか?
家族や仲間、各地域で独自のルールを設定できることは、〈ウノ〉の魅力の一つだと思います。公式ルールを理解いただいた上で、時には独自のルールを含めながら自由に楽しんでほしいです。ちなみに私がよく取り入れるローカル・ルールは「ドローカード」の重ね置きです。
Q3. 〈ウノ〉をさらに楽しむための秘訣はありますか?
〈ウノ〉しかプレイしたことがない方には、ぜひ〈ドス〉〈ウノ フリップ〉〈ウノ ショーダウン〉など、他の〈ウノ〉シリーズアイテムもお楽しみいただきたいです。〈ウノ〉の基本的なルールを踏襲していて、カードの出し方によってゲーム展開を一気に覆したり、運やアクション要素が勝負の行方を決めるアイテムなど、さまざまなラインナップがございます。
Q4. 〈ウノ〉50周年を記念した特別アイテムとは?
50周年を記念した限定〈ウノ〉をご用意しました。〈50周年記念エディション〉は、黒を基調としたシックなデザイン。通常の〈ウノ〉より増量されたスペシャルデザインの金のワイルドカードが8枚入っています。ゴージャスな気分を味わいたい方はぜひ。
そして、〈ウノ アイコニック〉は、〈ウノ〉が誕生した1970年代のトレンドをデザインに反映しています。当時を知っている人も、知らない人も、老若男女問わずレトロな雰囲気を感じながらゲームを楽しめます。
Q5. 新たな50年。〈ウノ〉の今後の目標について教えてください。
〈ウノ〉が誕生して以来、世界中の皆様に愛されて今年で50周年を迎えることができました。これからの新たな50年もカードゲームの定番として、年齢や性別を問わない〈ウノ〉の普遍的な面白さや、新たな魅力を引き続き広げ、人々が集まる時には欠かすことのできない、場を盛り上げる存在であり続けたいです!
おわりに
もうすぐゴールデンウィーク。引き出しにしまってある〈ウノ〉を取り出して、みんなで盛り上がる準備をはじめてみては?まだ持っていない!という人は、ぜひハンズでゲットしてくださいね。
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