オンラインゲームやスマホゲーム全盛の時代において、ボードゲームの人気が高まりを見せています。古くはチェス、将棋などに代表されるアナログゲームとして親しまれていました。最近はボードゲームカフェでプレイを楽しむ人や、自作のゲームをゲームマーケットに出品する人なども。その魅力や、おすすめの人気ボードゲームをハンズの売れ筋ランキング順で紹介します。
ボードゲームとは
ボードゲーム(board game)は、専用のボード上でコマやカードを操作して遊ぶゲームのこと。略して「ボドゲ」と呼ばれることもあります。
一般的にはコンピュータやゲーム機を使わないアナログゲームを指し、広い意味ではチェスや将棋などもその一種です。さらに近年は、何らかのテーマ性を持つ独自のゲームをボードゲームと呼ぶことが多くなりました。そのためボードがなく、カードのみで遊ぶゲームもボードゲームに分類されます。
ボードゲームの人気が高まっている理由
プレイヤーどうしのコミュニケーションから生まれる熱気や、勝利を勝ち取った時の達成感は、すごろくやオセロなどのボードゲームをやったことがある方なら想像に難くないでしょう。またゲームを気軽に楽しめるボードゲームカフェの存在や、ゲームマーケットなども人気の追い風になっているようです。
コミュニケーションの楽しさが再評価されている
ボードゲーム最大の魅力は、参加者全員が同じ世界やルールを共有して一緒に遊ぶことです。ゲームを介することで一味違うコミュニケーションを味わえ、互いの性格や人生観などがわかるのも面白いところです。
また手に汗握る心理戦の末に、勝利した時の達成感もボードゲームの醍醐味。テーブルの上にボードやコマなどを広げる時のワクワク感も魅力といえるでしょう。このように、直にコミュニケーションを取りながら遊ぶ楽しさが再評価され、ボードゲーム人気が高まっていると考えられます。
ボードゲームカフェが全国的に増えている
店内で飲食をしながらプレイできるボードゲームカフェが全国的に増えています。店内には1人で遊べるものから、協力プレイや対戦を楽しめるものまで、世界中のボードゲームが揃っています。
ボードゲーム好きのスタッフが使い方をレクチャーしてくれるので、新しいゲームにも気軽に挑戦しやすいでしょう。ボードゲームカフェは友人や家族とゲームをプレイしたり、新しい人との出会いを楽しんだりと、ゲームを楽しみながら思い思いの時間を過ごせる場所です。
日本製ボードゲームの勢いが増している
ひと昔前までは海外製が主流でしたが、最近はオリジナリティ溢れる日本製ボードゲームが増えてきました。ゲーム版のコミックマーケット「ゲームマーケット」では、個人やサークルが作った「同人」ゲームを出品する人も増えています。
代表的なボードゲームの種類
ボードゲームには論理的思考が求められるもの、心理戦で駆け引きを楽しむもの、全員で協力してゴールを目指すもの、また独自の表現を楽しむワードゲームなどがあります。ここでは代表的な種類を紹介します。
すごろく系
サイコロを振って出た目の数だけコマを進めるゲームです。すごろくといえば、誰もが一度は子ども時代に経験した馴染み深いゲーム。シンプルなルールがベースになっているので、初心者や子どもでもプレイしやすいのが特徴といえます。
タイル配置
地形や地図などさまざまな柄が描かれたタイルを配置して勝利を目指すゲームです。すでに置かれたタイルとつなげる必要があったり、拡大領域が決められていたりと、ゲームによって独自のルールが設定されています。ゲームを進めながらどんどんボードが広がっていき、終了後にはそのボードをみんなで眺めるのも楽しみのひとつです。
ブラフ
ブラフとは、いわゆる「ハッタリ」のことです。お互いの手札や正体が伏せられていることを利用し、心理戦や駆け引きを楽しむゲームです。
セットコレクション
入手できるカードやアイテムなどの組み合わせを達成することで、勝利につなげるゲームです。ある組み合わせによってボーナスポイントが得られるなど、ゲームによってルールがあり、何をどうやって集めていくかが勝利のカギを握ります。
ワーカープレイスメント
共有のボードに対して各プレイヤーがコマを配置し、場所によって異なるアクションを選択するゲームです。狙ったアクションでゲームを有利に進めるため、戦略を考える必要があります。
推理
脱出や探偵などをテーマにしたゲームがたくさんあります。限られた情報から正解を導くために、仮設・実証・再検証などをしながらゲームを進めていきます。
陣取り
共通ボード上のエリアを取り合うゲームです。ボード上のマスに自分のコマを配置し、その数の大小で勝敗が決まります。
表現系・ワードゲーム
決まったお題を自分なりに表現するゲームです。絵が描かれたカードを引いて名前をつけたり、状況を創造したり、セリフを考えたりなど、ゲームによって表現方法が変わります。発想力やひらめきなど右脳を使うことから、論理的思考が求められるボードゲームとは一味違った面白さが魅力です。
正体隠匿
別名「人狼系」とも呼ばれる、組織の中に紛れ込んだ裏切り者や嘘つきを当てるゲームです。自分以外のプレイヤーが敵か味方か分からない状態で、互いに探り合いをしながら心理戦を楽しめます。
競り
ゲーム内の通貨を使い、カードや資源などを競り落とすゲームです。各プレイヤーが支払えるコストを宣言し、最も多くのコストを払った人が落札します。自分はなるべく安く買いつつ、相手にはなるべく高く買わせるのが勝利のコツです。
協力プレイ
全員で協力して敵を倒す、脱出するといった1つの目的を満たすゲームです。結末は一部のプレイヤーの勝敗ではなく、全員の勝利か、または全員の敗北の2つのみ。プレイヤーどうしでコミュニケーションを取りながらゲームを進め、全員で勝利を目指します。
人気ボードゲームランキングTOP12
ここからは、ハンズのボードゲームを人気ランキング形式で紹介します。子どもから大人まで誰でも楽しめる簡単なルールのゲームや、駆け引きを楽しむ推理ゲーム、笑いが絶えないユニークなゲームなど、いろいろな種類をピックアップしました。ぜひ好みのゲームを見つけてください。
1位:すごろくや 音速飯店
「タン」「メン」「チャー」などのカードを手持ちの中からスピード勝負で場に出し、おなじみの中華料理の名前になるようにするゲームで、手札をなくした人が上がりです。「注文!」の掛け声でスタートし、「チャー」「シュー」「メン!」と、リズミカルに声に出しながらプレイすれば、さながら中華料理店の厨房のようで盛り上がること間違いなし!
- 価格:1,320円(税込)
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:6歳以上
2位:オインクゲームズ ナインタイルポケモンドコダ
9枚のポケモンのタイルを動かしたりひっくり返したりして、お題の通りにいち早く並べた人が勝ちという、ルールはいたってシンプル。しかしながら、簡単そうに見えて意外と難しいのが面白いところです。なかなか目当ての絵が見つからなかったり、並べる向きが違ったりと、すんなり並べられなかったりと、みんなで盛り上がれます。
- 価格:2,750円(税込)
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:6歳以上
3位:アークライト ito
自分が持っているカードの数字を口に出せないという制限の中で、みんなでテーマに沿って会話をするゲームです。たとえば「中華料理の人気」というお題なら、自分のカードの数字を「麻婆豆腐」などお題に合う内容で表現します。
自分の数字が小さいと思う人/大きいと思う人から順にカードを出していき、順番通りに数字を出せたらクリアです。意外な価値観の違いが露わになり、場が盛り上がります。
- 価格:2,200円(税込)
- プレイ人数:2~10人
- プレイ時間(約):30分
- 対象年齢:8歳以上
4位:すごろくや ナンジャモンジャ ミドリ
カードに描かれた謎の生物「ナンジャモンジャ」に名前をつけて早呼びするゲームです。山札から1枚ずつカードをめくり、初めて見るナンジャモンジャには名前をつけ、2回目以降はその名前を素早く呼びます。いち早く正しい名前を呼べたら、それまでに重ねられたカード束をもらい、最終的に枚数が多い人の勝ち。おかしな名前を考えたり、名前を思い出せなくなったりと、笑いが絶えず盛り上がります。
キャラクターが違う〈すごろくや ナンジャモンジャ シロ〉もあり、ミドリと混ぜて遊ぶこともできます。
- 価格:1,430円(税込)
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:4歳以上
【おすすめ関連ヒントマガジン】
大人も子どもも楽しめる、話題の「ナンジャモンジャ」って? ハンズ流、おうち休日の過ごし方>>
5位:すごろくや 犯人は踊る(第三版)
たった1枚の犯人カードが全員の手札から手札へとめぐっていく中で、最後の持ち主を当てるカードゲームです。犯人を当てたらその人が勝ちで、犯人が逃げ切ったら犯人以外の全員が負けになります。
犯人カードを持っていることを見られたり、当てられたりしたら負けになるため、「取り引き」「情報交換」などで誰かに渡していくのがコツ。犯人を当てた時の痛快さ、犯人で逃げ切った時の達成感どちらも味わえます。
- 価格:1,320円(税込)
- プレイ人数:3~8人
- プレイ時間(約):10~20分
- 対象年齢:8歳以上
6位:マテル ウノ
前の人が捨てたカードと同じ色、数字、記号カードの指示に従って自分のカードを捨てていくゲームです。残りのカードが1枚になったら「UNO」と宣言し、最後の1枚を捨てたら勝ち。ルールが簡単ですぐに始められ、旅行やホームパーティーなどにあると重宝します。公式ルールに慣れてきたら、自分流にルールをアレンジして楽しんでも面白いでしょう。
- 価格:1,210円(税込)
- プレイ人数:2~10人
- プレイ時間(約):10~15分
- 対象年齢:7歳以上
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「意外と知らない?」UNO(ウノ)の公式ルールと遊び方。間違いやすいルールとローカルルールもご紹介>>
7位:幻冬舎 はぁって言うゲーム
お題に対して、各プレイヤーが割り当てられたシチュエーションを演技して当て合いをするゲームです。例えばお題が「はぁ」の場合、怒りの「はぁ」、失恋の「はぁ」、感心の「はぁ」などプレイヤーごとに異なるシチュエーションが割り振られます。そしてプレイヤーは、身振り手振りなしの声と表情だけで表現します。
「はぁ」の他には「えー」「なんで」というセリフや、「寝顔」「早口言葉」などの変化球など全30種類のお題があります。
- 価格:1,760円(税込)
- プレイ人数:3~8人
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:8歳以上
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【どれが面白い?】「はぁって言うゲーム」のお題一覧!種類の違いから遊び方まで徹底紹介>>
8位:ドヤゲームス オジサンメッセージ
「おはよう〜チュッ!」「ナンチャッテ★」などの言葉が書かれたカードを組み合わせて「おじさん構⽂」を作り、⼥性役にアピールする対戦型大喜利パーティーゲームです。女性役は最も気に入った(気持ち悪いと思った)メッセージを送ったおじさんを「ブロック」!
複数回ブロックされてアカウント停止したおじさんが勝利です。
- 価格:2,500円(税込)
- プレイ人数:3~5人
- プレイ時間(約):15~30分
- 対象年齢:13歳以上
9位:ワードスナイパー
「冷たいもの」「赤いもの」といったお題に対し、裏に書かれたひらがなの文字から始まる言葉をいち早く言うと得点します。「あ」で始まる「危険な場所」、「い」で始まるごはんにのせるものなど、ヘンテコなお題が登場して笑いを誘います。
ルールが簡単でテンポよくゲームが進む、幅広い人数に対応できるなど、誰もが楽しめる要素が満載のゲームです。
- 価格:1,680円(税込)
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:5歳以上
10位:メビウスゲームズ おばけキャッチ
めくられたカードに対応するコマを素早く取るゲームです。正解したらカードを取り、最終的に最も多くカードを獲得した人が勝利します。カードのイラストやおばけ、ねずみなどのコマもかわいく、子どもから大人まで楽しめるでしょう。
- 価格:2,200円(税込)
- プレイ人数:2~8人
- プレイ時間(約):20~30分
- 対象年齢:8歳以上
11位:グループSNE テストプレイなんてしてないよ
アメリカで大人気のゲームの日本版です。プレイヤーは、引いたカードの指示に従って処理をしていきます。カードに書かれた「〇〇すれば勝利する」という条件を満たせばOK。「××すれば敗北する」と書かれたカードもあるので、注意しながらプレイしましょう。
- 価格:1,980円(税込)
- プレイ人数:2~10人
- プレイ時間:約1~5分
- 対象年齢:13歳以上
12位:幻冬舎 カタカナーシ
「ハンバーガー」「ログイン」といったお題を、カタカナを使わずに説明してプレイヤーに当ててもらうゲームです。日本語だけでうまく説明できないもどかしさが面白く、脳トレにもおすすめです。「単語だけで」「ラップ風に」など表現を制限するイベントカードで、さらに盛り上がり度アップ!
- 価格:1,760円(税込)
- 対象人数:3~8名
- プレイ時間(約):15分
- 対象年齢:8歳以上
人気のボードゲームで家族や友人と楽しもう
単に勝敗を競うだけではなく、ゲーム中に表情や言葉で交わすコミュニケーションも楽しいボードゲーム。友人や家族との団らんに、またボードゲームカフェで世界中のゲームをプレイするなど、思い思いの楽しみ方ができます。ハンズにはボードゲームが豊富に揃っているので、ぜひ店頭やオンラインショップをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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