【モノ・マガジン×ハンズ】防災も新型コロナもまとめて対策用品

地震や異常気象に加えて、今年大きな注目を集めたコロナウイルスの問題。"災害"というキーワードに新たな意味が加わった感があるが、「備えよ常に」の精神は、いまや日本人にとって基礎教養ともいえる心構えだ。

ということで昨年に引き続き、今年もハンズがセレクトしたアイテム(TOKYU HANDS SELECT)を、2020年9月9日発売のモノ・マガジン別冊「防災用品ファイル 2」の誌面で選定。ここでは、さまざまなシーンを想定したハンズセレクトの一部を、ハンズバイヤーのコメントと合わせてピックアップしてみよう。

命を繋ぐ"情報"を絶やさないためのスマホやパソコン。現代の防災はそのツールをいかに充電するのかが問われる!

テクノロジーは日々進化している。それは充電システムにおいても同様で、小型軽量化はもちろん、蓄電池の容量もどんどん大きくなり、製品によってはちょっとした小型家電くらいなら動かせるものも登場。また、蓄電池の電気が無くなった際に慌てないで済むよう、優秀なソーラーパネルも、備えておくべきアイテムの視界に入れておきたいものだ。

ACコンセントが2個付いた大容量&大電力24,000mAhのハイパワーモデル。同ブランドの21Wソーラーパネルと共にチェックしたい。

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EVERBright® メガパワーバンク 23,100円(税込)

2009-mono-oonaka.jpgこれだけの大容量ながら、本体重量はわずか1kgあまり(1,030g)という小型軽量化を実現しています。これだけのパフォーマンスで、手のひらに乗るくらいのサイズなのは驚き!

スマホの充電以外にも、ノートPC、小型家電製品の数時間連続使用が可能だ。携帯充電用太陽電池シートの〈SunSoaker〉はUSBポート付きのフレキシブル携帯充電用のソーラー充電パネル。クルクルと巻いて、付属のケースにコンパクトに収納でき、重さ240g(10W)とういう驚きの軽量モデルだ。

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F-WAVE SunSoaker 10W(ロールタイプ) 12,650円(税込)

ほぼA4サイズのパネルを3つに折りたためる、機動性の高いソーラーパネル〈SunSoaker A4-3F〉はビジネスシーンを中心に注目。ガラスを使っていない携帯充電用太陽電池シートなので衝撃にも強い。

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F-WAVE SunSoaker A4-3F 13,750円(税込)

2009-mono-oonaka.jpg〈F-WAVE SunSoaker A4-3F〉はニューモデルで、晴天の好条件下であれば、約2時間弱でスマホのフル充電が完了します。USB端子に直接充電ケーブルを差し込み充電できるスピード感は◎。安心のメイドインジャパンです!

除菌や抗菌も防災の常識に!

過去に災害を経験した避難所内などから出た声の中に多かった、"清潔でありたい"という被災者の願い。
飲料水や食料は何とかなっても、我慢できないのが水不足による衛生問題。それにプラスして、密になりがちな避難所ではウィルスの問題も。そんな状況を想定した対策グッズもまた、いま現実的に求められるアイテムだ。

こちらは老舗靴ケアメーカーが考案した消毒スプレー。クルーズ船の感染検証では、トイレの床に大量のウィルスが発見された。靴を触った手は必ず消毒したい。1回1秒で約330回使用可。

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BRIN 手ゆび消毒スプレー320ml 1,485円(税込)

2009-mono-oonaka.jpg考案したのはシューケア用品で有名な〈ジュエル〉。靴用の除菌消臭スプレー開発で長い歴史を持つノウハウが活かされた製品です。私も自宅で使っていますが、細かい霧状に噴霧されるので、手ゆびの細かなところまで届く印象があります。乾きも比較的早く、ベタ付きも気になりません。

断水下であっても従来の便器をそのまま利用し、すぐに使える手軽なトイレセットも備えておきたいアイテムだ。

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クリロン BOS非常用トイレセット
左:15回分 1,980円(税込)、右:50回分 5,500円(税込)
※汚物袋1枚、防臭袋1枚、凝固剤1袋で1回分。

2009-mono-oonaka.jpg驚異の防臭袋(BOS)のおかげで、室内に一時保管しなければならない時でも匂いが気になりません。使用後は付属の凝固剤を振りかけて、袋ごと捨てられます。圧倒的に臭わない簡易トイレと言えます。

赤ちゃんのおしりにも使えるやさしさに◎。幅約20×30cmの大判サイズだから、タオル代わりにもなる多用途な幅広サイズのウェットティッシュ。

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四国紙販売 備蓄用ウェットティッシュ 30枚入り 605円(税込)

2009-mono-oonaka.jpg厚生労働省が定める化粧基準に適合し、安全性が考慮されているから、一般のウェットティッシュとは違って赤ちゃんにも使えるので安心。おしり拭き、お風呂に入れない時の身体拭き、お手拭きなど、これひとつですべてがまかなえます。

地震や台風の被害でクルマの中に閉じ込められた! さあ、あなたはどうする?

ここ数年の災害で最も多いのが水害。死亡者の3割近くが車での移動中に被災しているそうだ。

一見安全そうなクルマの中は密閉度が高い分、脱出時に困難を伴うことも。外れなくなったシートベルトのカットや、開かなくなったドアから脱出するためのガラス割りハンマー、自動車火災に対応した二酸化炭素の消火器などをひとつにまとめた製品に注目!

二酸化炭素を使った消火方法なので使用後が汚れず、ガソリン車、ハイブリッド車、電気自動車のクッション火災時の初期消火に有効。

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ワイピーシステム 消棒RESQUE(JIS D5716 国内初の認証品) 6,600円(税込)

2009-mono-oonaka.jpg搭載されている機能は「切る」「消す」「割る」の3機能。普通の刃物では切れないシートベルトをスパッと切ることができ、思わぬ車両での出火に対応する簡易消化具も搭載。安全ピンを抜いて、火元に噴出口を向けて上部を叩くと二酸化炭素が発射されます。
そして衝突事故や水没事故で開かなくなったドアから脱出するために、ガラス面を叩くだけでガラスが割れるガラス粉砕先端部を装備しています。

日々進化し続ける、備えておくべき防災セット

多くの災害を経験した国だからこそ、防災セットのセレクトには手を抜かない。さまざまなシーンを想定した防災用品が、もしもの時に役に立つ!

生き残るための避難や、とりあえずその場から離れる1次避難を念頭に置いた防災用品。いま備えている防災用品と重複しない視点で選んだ、という点に注目したい。

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山善 リュック&キャリー型防災バッグ YRC-30 10,780円(税込)

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2009-mono-oonaka.jpg特に避難所へ徒歩で移動する場合にキャリータイプは本当に便利。持ち手が伸びるので、身長の高低に関係なく取り回しが楽にできます。歯ブラシやスリッパ、ハサミなど意外に避難所などで役立つアイテムが入っていて、よく考えられた構成になっていると思います。
女性や高齢者などが給水地点から水を運ぶ場合、タンクをそのまま持つのは重労働なので、キャリーバックはとても便利です!

多くの防災用品を見てきたハンズが、満を持してセレクトした防災用品セット。都市で被災した状況にフォーカスした、帰宅困難者のための使える防災用品をコンパクトに!
簡易トイレ・アルミブランケット・乾電池式携帯充電器(乾電池別売)など役立つ9点セット。

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ハンズオリジナル 帰宅困難者支援セット 4,378円(税込)

バケツ型のパックに入った、自宅に備えておきたい防災アイテムを紹介しよう。一時避難場所が自宅、という人のために考え抜かれた自宅待機セット。痒い所に手が届くセレクトだ!
10回分の簡易トイレや身体拭きボディタオル・ウェット手袋・除菌スプレー等、特に断水時の衛生面に配慮。その他、スマホ充電も可能な手回し充電ラジオライト・踏み台にもなるバケツなど8点のセット。

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ハンズオリジナル 自宅待機セット 10,780円(税込)

いま手に入れるべき都市型防災アイテム〈防災用品ファイル 2〉

1980年代からずっと防災特集を続けてきた雑誌「モノ・マガジン」の編集部が選んだ、2020年の今、必要な防災用品。ハンズがセレクトしたアイテムもまだまだたくさん掲載されているぞ!

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mono特別編集 防災用品ファイル 880円(税込)

おわりに

現在、好評発売中!おすすめのアイテムや「防災用品ファイル」はハンズ防災用品コーナーでも購入できるので、ぜひ店頭でチェックしてみよう。

写真/鶴田智昭(WPP) 文/モノ・マガジン編集部

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