靴ひもは革靴の型で選ぶんやで！

靴ひもはたくさん種類がありますよね。

形状、表面の加工方法、長さなど、たくさん種類があるのでどれを選べばよいのか？　選び方のルールはあるのか？　

結論から申し上げますと、靴ひもは革靴の型に合わせると選びやすいです。

まずは靴ひもの種類と特徴をご説明致します。

靴ひもの形状

大きく分けて「平ひも」と「丸ひも」があります。

平ひもは足の甲が靴にフィットしやすいので紐がほどけにくい。
丸ひもは革靴の穴に紐を通しやすい。ひもが傷みにくい。

といった特徴があります。

靴ひもの表面加工

「ロー引き仕上げ」と「ガス仕上げ」の二種類があります。

ロー引き仕上げは紐の表面を蝋(ろう)でコーティングしているので、耐久性に優れています。またツヤ感があるので見た目をエレガントに演出できます。しかしガス仕上げと比べますと、ひもがほどけやすいというデメリットがあります。

ガス仕上げとは表面の毛羽をガスの炎で焼いた加工をほどこした仕上げです。ひもがほどけにくいという利点がある反面、ロー引きと比較すると耐久性（毛羽立ち、劣化がはやい)に劣ります。

靴ひもの長さ

靴ひもの長さは革靴の穴の数によって大体の目安が決まっています。

片側の穴の数です。例えばこの写真の革靴の場合ですと5穴ですので、

75㎝から90㎝の長さの靴紐になります。

靴ひもの選び方

靴の型がフォーマルならロー引き、平ひも、細め、カジュアルならガスひも、丸ひも、太め、を選ぶとよいでしょう。靴ひもの色は革靴の色にあわせるのが無難です。

では自分の革靴がフォーマルかカジュアルかはどうやって判断すればよいのでしょうか？

内羽根か外羽根か？

内羽根、外羽根とは？
紐を通す羽根が甲の内側、もしくは一体になっているのが内羽根で、甲の上に独立して乗っているのが外羽根です。一般的に内羽根はフォーマルな上品さや高貴な印象を与えるのに対して、外羽根はカジュアルな印象を与えます。

↑羽根が甲の部分と一体型になっているので内羽根タイプ

↑羽根が独立しており全開になるので外羽根タイプ

つま先の形状は？

ストレートチップ

↓甲からつま先にかけて横一文字の切り返しがついているタイプ。ドレスシューズの基本形。

この革靴はストレートチップです。さらに内羽根ですのでエレガントなタイプになります。ロー引きの平紐が合うのではないでしょうか。

プレーントゥ

↓甲やつま先に装飾やステッチが施されていないシンプルなデザイン

この型がプレーントゥです。さらに内羽根なので、こちらもロー引きの平紐が合うのではないでしょうかね。

ウイングチップ

↓つま先が鳥が翼を広げたようなW型になっているもの

典型的なウイングチップです。さらに外羽根でカジュアル寄りなので、丸紐が合います。ロー引き紐かガス紐かは好みで良いと思いますが、この革靴はつま先に鏡面仕上げを施しており、ややエレガントに見せたいので、ロー引きでも良いのではないでしょうか。

Uチップ

↓つま先がU字型になっている。

外羽根のUチップです。カジュアル寄りです。丸紐のガス紐が合うのではないでしょうか。

このようなことを意識して靴ひもを交換してみてはいかがでしょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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