時代とともに磨かれてきたステーショナリーの進化型!
ハンズの文具バイヤーが「平成」を振り返ります

平成という時代を振り返るとき、人それぞれ浮かんでくる"そのときの光景"があると思います。学生時代、社会人生活、初めて任された大きな仕事......。そこで今回は、東急ハンズのステーショナリー担当バイヤーに、想い出の文具と現在も受け継がれている進化型アイテムを紹介してもらいました。

筆記具担当バイヤー:江守

・想い出のアイテム:orenz | ぺんてる株式会社
・発売時期:平成26年(2014年)
・使っていた時期:社会人になってから

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業界でも珍しい0.2㎜の極細芯を使用した〈orenz(オレンズ)〉は、《折れずに書けるシャープペンシル》としてメディアなどで大きく取り上げられ、発売当時はどこの文具店に行っても売り切れで手に入りませんでした。店舗からの問い合わせも多く、毎日メーカーに電話をかけて「何とかハンズに出荷してほしい」と懇願するなど想い出に残っている商品です。

現在の進化型:orenznero | ぺんてる株式会社

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orenznero 3,000円+税

ノック1回で芯が出続ける「自動芯出し機構」を搭載した〈orenznero〉。ペン先のパイプが紙から離れるたびに自動で芯が出てくる仕組みです。芯径0.2㎜でこの機構を採用するのは世界初! ちなみに商品名の「orenznero」は、上から読んでも下から読んでもオレンズネロということに気づきましたか?

デコ&カスタム担当バイヤー:今津

・想い出のアイテム:ミドリ カラーシリーズ | 株式会社デザインフィル
・発売時期:平成6年(1994年)
・使っていた時期:中学生・高校生の頃

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シンプルなデザインなのにどこかかわいいこのシリーズが大好きで、レターカッターや折りたたみ定規など、いろんな種類の文房具を買いそろえていました。2つ折りになったりコンパクトになったりと、遊び心あふれるギミックがある文房具はその当時かなり珍しかったと思います。持ち歩くときに場所をとるアイテムが、ペンケースにすっと収まる感じが大好きでした。いまでも自宅では現役ですよ。

現在の進化型:ミドリ XSシリーズ / マルチ定規 | 株式会社デザインフィル

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上段左から
マルチ定規<16cm> 270円
マルチ定規<30cm> 300円
XSコンパクトハサミ 600円
XSコンパクトカッター 380円
下段左から
XSテープのり 300円
XSコンパクトホッチキス 540円
XSコンパクト修正テープ 280円
XSコンパクトメジャー 600円
XSコンパクトテープカッター 480円

現在も継続して販売中! 〈XSシリーズ〉として名称をリニューアルしました。小さいながらもきちんとした機能面と使用感があって、コンパクトかつ使いやすさ抜群の文房具シリーズとしていまでも大人気のアイテムです。

ノート担当バイヤー:佐藤

・想い出のアイテム:キャンパスノート ドット罫 | コクヨ株式会社
・発売時期:平成20年(2008年)
・使っていた時期:高校生の頃

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ドット罫が発売されたのは高校1年生のとき。クラスの半分以上が持っていましたね。私自身ノートはもちろん、ルーズリーフもずっとドット罫を使っていました。グラフや図形が書きやすかったのと、見出しを書くときにどんどん端に寄ってしまって、そろえて書くのが苦手でしたが、"キレイに書きたい欲"が強かった私にはドットのアシストがうれしかったです。

現在の進化型:学習罫 キャンパスシリーズ(文章罫・図表罫) | コクヨ株式会社

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学習罫 キャンパスシリーズ(文章罫・図表罫) 各 160円+税

文章や図表が書きやすいフォーマットが登場! 国語、英語、社会など「文系」のノートには、文章を書くのにピッタリな余白ラインが付いていて、文字だらけの状態にならないように書けます。また、図表を描くことが多い数学や理科といった「理系」の場合、通常より細かいドットが印刷されているため、よりキレイに図やグラフを描くことができます。

手帳担当バイヤー:石田

・想い出のアイテム:EDiT 1日1ページ手帳 | 株式会社マークス
・発売時期:平成22年(2010年)
・使っていた時期:社会人になってから

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手帳のバイヤーになってデスクワークをすることになり、最初に手にした手帳が〈EDiT〉の1日1ページ手帳でした。万年筆や水性ペンなど、どんなペンを使っても裏抜けしにくくさらさら書ける書き心地が気に入っています。当時使っていたものが草間彌生さんとのコラボ品(現在は発売なし)で、インパクトのある表紙もとても気に入っていました。

現在の進化型:EDiT週間ノート&EDiT方眼ノート | 株式会社マークス

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EDiT方眼ノート1,500円+税より EDiT週間ノート2,000円+税より

現在〈EDiT〉は、週間バーチカル、週間ノートなど新しいフォーマットを追加しながら「新しい働き方」「新しい手帳」を具現化しています。私自身、商談時はEDiT方眼ノートを、手帳はEDiT週間ノートを使用しています。

働くことへの意識の変化や女性の社会進出など、時代の変化と共に手帳に求めることも変化しているように感じます。そうした流れを受けて、各メーカーから多彩なフォーマットの手帳が発売されるようになったこと自体が、平成を象徴している気がします。

事務用品担当バイヤー:大瀬

・想い出のアイテム:針なしステープラー ハリナックス | コクヨS&T株式会社
・発売時期:平成25年(2013年)
・使っていた時期:社会人になってから

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針のいらないホチキスはいろいろありましたが、別途テープが必要だったり価格が高かったり大きすぎたりと、ちょうどいいものがありませんでした。〈ハリナックス プレス〉が発売されたごろから使い勝手がよくなり、小型化が進みました。特に紙を廃棄するときに、そのままシュレッダーにかけられる(=針を取らずに済む)ところが便利です。

現在の進化型:ハリナックス コンパクトアルファ | コクヨS&T株式会社

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ハリナックス コンパクトアルファ 各 600円+税

穴を開けて止めるタイプで、綴じ穴の位置が確認できます。また、紙くずを取りのぞき、掃除ができるよう上部が開閉式になっています。

レター用品担当バイヤー:八藤後

・想い出のアイテム:クラフト紙の便箋と封筒
・流行った時期:平成10~15年頃(1990年代後半~2000年代前半)
・使っていた時期:中学生・高校生の頃

学生時代、ラメが入ったペンや、濃い色の紙に書いても色が残るペンなどが大人気で、【カラフルでかわいいペン】は学校生活のマストアイテムでした。
そうしたペンを使ってシンプルな紙をデコるのがブームに! そこで《クラフト紙=おしゃれ》という認識が広まり、ブームのペンとブームの紙を使って友達に手紙を書いた想い出があります。

現在のアイテム:etrangerdicostarica クラフト紙&便箋セット | 株式会社エトランジェ ディ コスタリカ

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エトランジェ・ディ・コスタリカ レターパッド A5 クラフト 380円+税 封筒 洋7 クラフト 50枚入 380円+税

クラフト紙はいまでもおしゃれの象徴的な紙ですし、デコレーション文化もマスキングテープを中心に続いています。元号が変わっても古いイメージにはならず、文具女子の定番アイテムとしてお使いいただけると思います。

アルバム・カード担当バイヤー:木下

・想い出のアイテム:プチコロン | ゼブラ株式会社
・発売時期:平成12年(2000年)
・使っていた時期:小学生の頃

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小学生のころに女子の間で流行したペンです。友達との交換日記や手紙を書くときに使っていましたが、ノートからすごくいい香りがしていたのを覚えています。授業では使用禁止だったので、家で授業用のノートの端に書いて、授業中にクンクン匂いを嗅いで癒されていました。残念ながら2011年に販売終了となりました。

現在のアイテム:うマーカー | 株式会社サカモト

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うマーカー 各 230円+税

ボールペンではなく、2種類の香りが付いたラインマーカーです。異なる癒しの香りで効率アップ!

おわりに

発売からロングセラーとなり、現在までカタチを変えずに販売されているものもたくさんありました。平成の時代に産声をあげ、ユーザーからの声をベースにどんどん使いやすくなっていったたくさんの文具たちは、きっと次の時代でも進化を続けていくはず。ぜひお近くの東急ハンズで探してみてください!

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