いよいよ全面リニューアルオープンしたハンズ新宿店。2階のエントランス部分もがらりと一新され、メインとなる新たなディスプレイがお目見えしました。でもこのディスプレイ、ただ空間を彩るためのものではなく、そこにはお客様とハンズをつなぐちょっとした秘密が...。今回はその裏側を公開します!
リニューアルした新宿店。入り口のディスプレイをよく見てみると
6/29(木)にリニューアルオープンし、新しくなったハンズ新宿店。新コーナーや充実の品揃えと合わせてぜひチェックしてほしいのが、2階エントランス上部のディスプレイです。シャンデリアのようにぶら下がった筒状のものをよく見てみると、1本1本に何やら文字が書かれていたり、色が塗られていたり。しかも、どうやら素材は紙。お店の"顔"のディスプレイなのに、きらきら輝いているわけでもないし、一体どういうこと?と思われるかもしれませんが、そこには秘密があるんです。
ハンズらしいディスプレイって何?を考えて生まれたアイデアとは
さかのぼること数ヶ月前。新しい新宿店のエントランスディスプレイを考える会議が行われていました。「天井の高さを活かす」という方向性でさまざまなアイデアが飛び交う中、「ハンズになじみのないものでは単なる装飾になってしまう」「ハンズと親和性の高い素材を使いたい」という声が。そこで出たのが「ハンズらしく、クラフトの原点ともいえる"紙"を使ってみては」という案でした。そして、じゃあどんな紙に?と考えて挙がったのが、おなじみの紙手提げ袋で昔から使用されてきた「クラフト紙」。最もハンズらしいということで意見が一致し、この素材を採用することになりました。しかし、ただディスプレイに紙を使うだけでは何かが足りない...お客様とハンズの絆みたいな要素を含ませられないか...と思案し、最終的に行き着いたのがこちら。
専用のクラフト紙にメッセージなどを記入していただき、折り目をつけながら曲げていくと立体的に成型されて、こんな紙管に(写真はハンズスタッフの書いたメッセージです)。この紙管を集めて頭上に飾り付けるという、クラフト感あふれるハンズらしい案に決定しました。
お客様ご自身の手で、書いて、折って、仕上げていただきました!
そんな企画をカタチにすべく、リニューアルオープンの1ヶ月ほど前、お客様に紙管をおつくりいただく店頭イベントを開催。当日は、未来のお客様となる小さなお子様から30年来のハンズファンというご夫婦まで、たくさんの方々にご参加いただきました!
お客様には、ハンズへの愛や今後の期待など、思い思いにメッセージやイラストをクラフト紙に書き込んでいただき、ご自身の手で折って仕上げていただきました。中には「カードにひとこと書くくらいだと思ったら、こんなに大きなシートでびっくり!」なんて声も。ハンズでの思い出や好きな売り場などの話に花を咲かせながら、皆さん楽しそうに作業されていたのがとても印象的です。上手に折るのは意外と難しかったと思いますが...皆さん心を込めてつくっていただき、本当にありがとうございます!
ご参加いただいたお客様からは「自分の手で折るのも楽しかった」「節目のイベントに参加できて感激」といったうれしい声をいただきました。そして皆さん口を揃えて「リニューアルオープンしたら絶対に自分のつくったものを探しに来る!」とも。イベント後にはハンズスタッフも同様にメッセージなどを書き込んで紙管をつくり、合わせて約500本もの紙管ができあがりました。
新宿店の2階は、全国のハンズを代表する"ハンズの入り口"です
新しいハンズが掲げるコンセプト「手でソウゾウしよう。手でワクワクしよう。」を具現化した新宿店のディスプレイは、こんな経緯で誕生しました。一筆書きの新しいハンズロゴには「過去を継承しながら未来へつなぐ」という意味も込められていますが、お客様とスタッフの想いをつなぐことで、その意味を表現したディスプレイでもあります。裏側を知ると、見る目も少し変わるのでは...?
全国のハンズを代表するフラッグシップ(旗艦)店である新宿店の入り口は、いわば"ハンズの入り口"です。これからのハンズが目指すもの、お客様とつくっていくもの、そしてこれまで築いてきたもの。その象徴でもあるディスプレイがお客様をお迎えします。ぜひ、新しくなったハンズ新宿店へ遊びに来てください!
何が変わったの?新しくなったハンズ新宿店の注目ポイントをチェック!>>