有限会社 冨岡商店

有限会社 冨岡商店
桜をいつくしむ生涯品質
わたしたち冨岡商店は、国指定伝統的工芸品である樺細工(桜皮細工)の製造元として、世界に類を見ない一属一種ともいうべきクラフトの価値を国内は元より広く世界に発信し、「一生に一つ」使い続ける豊かさを通じて、人々の潤いある生活に貢献できる企業を目指します。

樺(桜皮)細工の茶筒・トレイ

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{キッチン用品}

樺細工と大館曲げわっぱのコラボレーション

樺(桜皮)細工の茶筒・トレイ
Feature.01
茶筒の思い出

茶筒の思い出

おばあちゃんのところでお菓子とお茶をよばれた思い出があります。
「よ~来たねぇ」と言いながら、家では見たことない筒から、お茶の葉を急須に入れて、少し待ってから入れる。アンコのお菓子とお茶は美味しくて、また何か儀式めいてて、「おばあちゃんとお話しする時はちゃんとしなくちゃ」って思った思い出があります。
あのパカンと開けると、お茶の匂いで頭がジンとくる茶筒、たぶん木だと思うんだけど硬くてツヤツヤしていて、おにんぎょさんのステージにしても何でもないのに開けるとジンと不思議な筒。
おばあちゃんがいなくなって、コーヒーにケーキだけど、お父さんに話したら、「あ~、あれは桜皮の茶筒だな。じいちゃんの好みだ。じいちゃんがばあちゃんに買ってきてばあちゃん、死ぬまで大事にしてた奴だ。家にあるぞ」
何十年も経ってちょっと古びた茶筒だけど、しゃんとしてて、改めてみると存在感があって、今日からお茶派になろうかと思いつつ、おばあちゃんの事を思い出しています。

画像はイメージです。
左側製品:茶筒太帯チラシ、胴盛茶筒無地(角館産、樺細工)
右側製品:アート・カバ マキマキ(内ブタ、外ブタ、本体)

Feature.02
樺細工×モダンデザイン

樺細工×モダンデザイン

歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい「みちのくの小京都」、秋田県角館町。ここに江戸時代より伝わる伝統工芸が樺細工です。日本の樹である桜の皮を使った日本固有のもので、樺細工の樺とは「ヤマザクラの樹皮」のことを指します。
その深い色合い、光沢、滑らかさ、強靭さ、防湿性、防乾性から長く生活道具を生み出してきました。
冨岡商店では、この伝統工芸に現代の空気をあてるべく、YOnoBIプロデュース、橋本夕紀夫デザインにより、[art KABA]ブランドを立ち上げました。伝統の良さはそのままに、デザインの要素を加えたモダンな樺細工の誕生です。
秋田県を代表する秋田杉、山桜の二つを合体させてることで、現代の生活シーンでも、違和感なく溶け込むデザイン性の高さと、曲げワッパ、樺細工の特徴をそのまま残したパフォーマンスの高さにご注目ください。

Feature.03
角館の「樺細工(桜皮細工)」について

角館の「樺細工(桜皮細工)」について

角館の“かばざいく”は、「樺細工」または「桜皮細工」と表記されます。旧来「樺細工」と書かれてきましたが、“樺”の字から“白樺”の樹皮を使った製品との誤解を招きやすいため、桜皮細工という表記も使用するようになりました。
古くは桜の樹皮(いわゆる「桜皮」のこと)を「かには」と呼び、正倉院の御物や、筆、弓、刀の鞘などにも山桜の樹皮を使ったものが見られます。その工法は、江戸時代中期に秋田県北部の阿仁地方に伝承された山桜の皮を利用した細工の技術を、佐竹北家の武士、藤村彦六が習得したのが始まりと伝えられています。
藩政期の細工物には、印籠、眼鏡入れ、胴乱など制作されていた事が確認されています。
明治期に入ると元武士たちの本業として、本格的な取り組みが始まり発展していきました。樺細工の用途は広がり、新しい製品を開発され、種種製品は問屋を介して市場を開拓し、大正期には秋田県の特産品として、中央の博覧会にも出品されていきました。

Feature.04
作りの良さとその質感にファンがいます

作りの良さとその質感にファンがいます

角館の樺細工製品は、いくつかの技術・工法を有します。
ご紹介する「makimaki マキマキ」と「kasanegasane カサネガサネ」は「木地もの」の技法が使われています。
カサネガサネは大館の曲げワッパでできた器に、木地ものの技法で桜の皮を貼ってあります。

樺細工の技法には、
・型もの(仕込みもの)
木型に樹皮と経木を張り合わせて、固まった後、中の木型を抜く方法です。茶筒、印籠、胴乱などがこの方法で作られます。

・木地もの
形のあるものの表面に樹皮を貼り合わせていく方法で、硯箱、文庫、飾り棚、茶櫃、重箱などのいわゆる「箱もの」の製作に使われる技術です。

・たたみもの
樹皮を何層にも膠を使って貼り合わせたブロックをつくり、それを削って造形する方法です。ブローチ、カフス、タイピンなどの装身具、印籠、胴乱の根付などはこの方法で作られます。

以上が代表的な技法です。
昭和51年(1976年)には、秋田県で初めて国の「伝統的工芸品」に指定されました。
樺細工は“一属一種”の世界に類例のない工芸品であり、自然素材の美しさ、温かさによって広く愛されています。近代民芸運動の先駆者である柳宗悦氏は「日本の樹である桜が皮として使われる、日本固有のものである」と、国際的視野から評価しています。

伝統工芸のすばらしさとモダンデザインの融合が、古びない新感覚の樺細工製品を生み出しました。
是非手にとってその良さをお確かめください。

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