まだ家にこもっている時間も長い、今日この頃。テレビやスマホばかりでなく、笑いながら、話しながら、手を使いながら、考えながら、遊べるゲームを取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、覚えやすい、単純なルールのボードゲームをご紹介。子どもでも覚えやすいので、世代を問わず遊べますよ。
- 【目次】
演技力で対決!リモートでも遊べる〈はぁって言うゲーム〉
まず遊んでみたのは、続編も出ている人気のシリーズ〈はぁって言うゲーム〉。
指定されたシチュエーションと言葉を、表情と声色のみで表現して、それを当て合うゲームです。より多くの人に当ててもらい、より多くを当てた人が勝利を手にすることになります。
早速、ゲームを始めます。まず場札に演技のお題である「テーマカード」が出され、各プレイヤーにはアルファベットが書かれた「アクトカード」が配られます。
自分の番が回ってきたら、自分の「アクトカード」に書かれたアルファベットと同じお題を演技します。
周りのプレイヤーは、みんながどのお題を演技しているのかを予想し、投票用カードに裏向きにチップを置きます。自分がどのチップを置いたのかは、周りのプレーヤーにバレないようにしましょう。
プレイヤー全員が演技をし終わったら、点数を計算して高得点の人が勝ちです。自分の演技を当ててもらった人数×1点、人の演技を当てた人数×1点がもらえます。
正解発表の時は「私の演技は、これでしたー!」としてもよし。一気に自分のテーマカードを表にするでもよし。
「ええー!?あの演技でこれだったのー!?」、「もうちょっと特徴出してきてよ!」なんて悲喜こもごもが聞こえる瞬間ですね。
このゲーム、何がもどかしいかというと、身振り手振りができないこと。
演技するのは、あくまで表情と声色のみなのです。
たったひとつ、動きを変えるだけで正答率UP!リモートで遊んでみた
今回は実際に、演技素人であるライターのアツさん・ダイさん・ハナさんの3人に遊んでいただきました!
声をお伝えできないので、文字の装飾と表情のみでお伝えしていきたいと思います。
さて、私たちが最初に演じたのは「やばい」。
時計回りに、ダイさんは少し小さめの声で「やぁばい...」
アツさんは、目を見開きながら、短く「やばっ!」
ハナさんは、長〜く伸ばした「やばぁぁぁぁぁい」
このターン、アツさんは"C:寝坊した時の「ヤバい」"、
ハナさんは"B:胸キュンの「ヤバい」"と、
他の2人に当ててもらって2点ずつポイントが入りました。
一方ダイさんは、"F:身の危険を感じて「ヤバい」"を演技したのですが、正反対の"A:おいしすぎて「ヤバい」"を回答されて、あえなくノーポイント。
と、ここでアツさんからありがたいアドバイスが告げられます。
「こういうのはね、目線が大切なんだよ!」
ほう、なるほど。確かにこうやって静止画で見てみると、ダイさん、確かに右を見て何かを警戒しています。演技する側は、シチュエーションに合わせて目線の動きまで演技をして、見る側はそれをしっかり汲み取らなければいけないということですね!
気を取り直して、第2戦。お題は「なんで」。
時計回りに、ダイさんはため息と一緒に「なんでぇっ⤵」
アツさんは顔をしかめながら右をにらむように、短く「なんで!?」
ハナさんは抑揚をつけながらキツめの「なぁぁんでっ!?!?」
先ほどのアツさんのアドバイスをみんな忠実に守って目線はもちろん、表情もしっかりつけられるようになりました!
結果、全員が正解を回答。
ダイさんは、"D:ありえない!の「なんで」"
アツさんは、"B:不機嫌の「なんで」"
ハナさんは、"F:わがままの「なんで」"
ここでアツさんのお見本をひとつ。全員が、難しいから当たらないで欲しいとヒヤヒヤしていた"H:カレー屋の注文で「ナンで」"
注文する時って、自分は座っていて店員さんを見上げる角度になりますよね。なので、そのとおりに視線を動かして言葉を言うだけで、ほ〜ら。もう「ナンで」にしか聞こえない摩訶不思議。
それにしてもプレーしてみると、表情がほとんど動かせず、声のトーンも変えられず、自分の表現力のなさを痛感しました...。
でも、たったひとつ目線の動きを変えただけで、正答率がグンと上がるのだから、演技って不思議なものですね。
あと遊んでいる時の楽しみといえば、普段見られないみんなの顔が見られること。
お題は30種類と、かなり数がありますが、中でも"恋人にいじわるして「うそ」"はそのひとつ。
どんなに仲良くなっても、恋人への態度というのは友人からは見えないもの。「いつも恋人といるときそんな感じなの?」なんて、ゲームを通して今まで見たことのない友達の一面が見えちゃうかもしれませんよ!?
このゲームのポイントは、プレイだけでなく投票で悩むところ。
〈はぁって言うゲーム〉では、一度投票したカードはもう動かせません。そのため遊ぶ人数が多ければ多いほど投票の難易度が上がっていきます。
序盤で「う〜ん、自信ないけど"E"だ!」と思って投票したら後半になって「うわ、これ絶対"B"だったじゃ〜ん!」と思っても、後の祭り。
今回は3人でプレーをしたので、こんな悔しさはあまり味わわずに済みましたが、最大人数の8人でやるとこのケースが頻発しそう。
ただ、似ている選択肢は不利なだけではありません。
もしお題カードが上のような場合、本来"C:お願いを断る「いやー」"か、"E:ごまかす「いやー」"が似ていて迷うのですが、自分が"C"を持っていれば、迷わず"E"に投票することができますね。
言葉のトーン、大きさ、目線。些細な動作で大きく見え方が変わるなんて、演技って面白いですね。
ちなみに、〈はぁって言うゲーム〉には続編もあり、お題カードの内容がもっと攻めた内容になっています。
さらに「アクションカード」なる行動の制限カードが追加!
演技には自信がある!もっと難易度を上げたい!という方におすすめです。
2つのゲームを一緒に混ぜてプレーしたり、2枚同時に演技したりと、遊び方の幅はかなり広がりますよ!
そしてお気付きかもしれませんが、実はこの〈はぁって言うゲーム〉、リモートで遊んでいたんです。
最初は難しいかなと思ったのですが、カードゲームであれば画面にカードを見せて進めることができるので、少し手間が増えるだけで遊べるという大きな発見!
友人となかなか外で遊べない時でも、1人カードゲームを持っていれば、リモートでもできてしまいます。
普通に遊ぶのもよいですし、リモート会議のアイスブレイクにも程よく遊べる手軽さなのでおすすめです。オンライン飲み会で遊んでも盛り上がりそうですね。
速さも運も総力戦の定番ゲーム!〈ウボンゴ〉
お次は定番ボードゲームの〈ウボンゴ〉。今回遊んだのはスタンダードサイズですが、手軽に遊べるミニサイズもあります。
「ウボンゴ」は、スワヒリ語で"頭脳"という意味のパズルゲーム。
ルールはそれぞれに配られたカードに書かれた枠に用意されたパズルを、制限時間内にピッタリ当てはめるだけ。ピッタリ当てはめられたら「ウボンゴ!」と叫びましょう。袋に入っている宝石がゲットできます。
全部で9ゲームを行って、一番高価な宝石を集めた人の勝ちです。
世界で多くのゲーム賞を受賞しているだけあり、脳トレとしての側面はピカイチ!
制限時間が終わって、悔しいからと続けてパズルを解こうとするのですが、色々試してみても一向に解けないカードもあったりします。
では詳しくゲームの進め方を説明します。
まず各プレイヤーにそれぞれ違うカードが配られます。カードには、絵柄とピースの画が何枚も書いてあります。サイコロを振って、出た絵柄のピースを集めるところから始めましょう。
この時、同時に同梱してある砂時計をひっくり返して、制限時間のカウントダウンをスタートさせます。
それぞれ形の違う12のピースの中から3つのピースを集めるのですが、色で分かれているとはいえ、12ピースもあるので意外ともたもたしてしまい、瞬時に集められないのがもどかしいところ。
ピースが集まったら問題を解き始められますが、時間がかなりシビア。砂時計が落ちきる前に解くのは大前提として、他のプレイヤーが隣でパズルを解いているので、無駄に焦ってしまいす。
パズルが解けて、「ウボンゴ!」と叫んだ順番に、袋の中から宝石を取っていきます。高価な宝石を引けるかどうかは、運次第。
宝石の点数は、ご覧の通り。袋の中は見えないので、もし早くパズルを解けたとしても、価値が高い宝石を引けるかはわかりませんね。
ただ上位2着までは、袋から取る宝石にプラスでひとつずつ宝石をゲットすることができますよ。
宝石は運次第とわかっていても、プラスひとつの宝石が欲しくて早く!正確に!!と熱が入ってしまいます。12ターンが終わる頃には「もう12回もやった?」というくらいのタイムリープ感。
全ターンが終わったら、持っている宝石を出して集計します。計算して、得点が高いプレーヤーの優勝!
「こんな単純なのに、解けないなんて!」と単純だからこそムキになってしまうのが面白いところ。
終わってからもプレイヤーが全員総出で解けなかったパズルを解こうとして、
「こうでしょ。」
「いや、違うって!こうだし!」
と、白熱しながら解けるまで試行錯誤するなんてシーンもありました。
慣れてきたら、カードを裏返してチャレンジ!使うピースの数が増え、大人でもすぐには解けないほど難易度がアップします。
年齢に合わせて、子どもたちは3ピース、大人や脳トレが大得意!という方は4ピースでプレーすれば、程よいハンデになります。家族みんなで遊ぶのにおすすめのゲームです。
シンプルだけど難易度は高め!?〈ナインタイル〉
「いそげ、脳みそ。」というキャッチコピーのカードゲーム。
〈ウボンゴ〉と一緒で、こちらも脳トレゲームです。2〜4人で遊べます。
ルールは簡単で、お題のカードの並びと同じように、手元の9枚タイルを並べ替えるだけ。
それだけ聞くと単純に思えますが、実はこのタイル、両面に模様が入っているのです。
例えば"◯"のカードの裏には、絶対に"花"や"茶色の四角"が描いてあると決まっている訳ではなく、ランダムに描かれています。
表面だけ見て並べ替えていると、「あれ、このタイルが足りない!」となってしまうのです。かといって、合わないタイルを裏返しても次は「他のタイルが足りない!」となってしまう...。
う〜む。なかなか一筋縄じゃいきませんね。
タイルの裏表を全部記憶できれば、もしかしたらスムーズに並び替えができるのかもしれません。
スピードだけでなく、記憶力には自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに私には、残念ながらそんなに記憶力が備わっていないので、毎回「あああ、この絵柄欲しいのに〜!どこ〜??」と何度もタイルをパタパタ裏返してしまいました。
単純ですが慣れることはないので、ずっとゲームを楽しめる気がします。
簡単なルールとパステルな見た目からは想像できないほど、頭を使う中毒性のあるゲームです。
名付けて覚えてキャラをゲット!〈ナンジャモンジャ〉
すごろくや ナンジャモンジャ 上:シロ 下:ミドリ 各1,430円(税込)
ルールはとてもシンプルで、名前を付けて早く呼ぶ!だけ。
カードに書かれた「ナンジャモンジャ族」に好きな名前を付けて、そのカードが2回目に出てきた時に、付けた名前を一番早く叫んだ人が場に出ている全てのカードを獲得できるというゲームです。
最終的に、カードを一番集められたプレーヤーの勝ち!
12種類もあるので、なかなか同じカードが出てこず、覚える名前とナンジャモンジャ族の組み合わせが蓄積していくので、記憶力がパンクしそうになります。
みんなが見た目の特徴をそのまま名付けてくれればよいのですが、たまに突飛な名前をつけて、「結局だれも名前を思い出せない...」なんてケースも。
そんな時は、新しく名前を付け直してプレーを続けてくださいね。
「このゲームが気になる!」「もっと詳しい遊び方が知りたい!」という方は、下記の記事もおすすめです。
大人も子どもも楽しめる、話題の「ナンジャモンジャ」って? ハンズ流、おうち休日の過ごし方>>
おわりに
ボードゲームは遊びながらコミュニケーションも取れて、ゲーム特有の一体感も生まれるので、普段とはまた違った時間を過ごすことができるはず。
お家遊びやオンラインでの集まりに、ボードゲームを候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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