8月、晩夏、海にて。
私は焦ってました。
浮き輪に乗って波の流れに身を任せていると、
もがけばもがくほど沖へと流されて、
その時突然、私の身体を何かがつつきました。
その正体は...
イルカ「こんにちはイルカだよ」
私「え？」
イルカ「なごり雪を歌っていたフォークシンガーのイルカじゃなく、
私「なごり雪歌ってたイルカも哺乳類ですけど」
イルカ「魚類と見せかけて哺乳類のイルカだよ。君危ないよ。
私「言葉喋れるの？」
イルカ「僕たちイルカのIQは高いんだよ。
私「口悪いですね」
イルカ「円周率も全部言えるんだよ。３．１４１５９２６５３...」
私「そんなん言われてもその数字が合ってるかわからんし。
イルカ「... ８９７９３２３８４６...」
私「いつまで言うとんねん」
イルカ「わかった。岸まで押してあげるよ」
私「ありがとう」
イルカ「無料（タダ）でかい？」
私「どういう意味ですか」
イルカ「君は人間だよね」
私「そうだけど」
イルカ「僕は哺乳類のイルカさ」
私「さっき聞きましたけど」
イルカ「どんどん海が汚れて困っているんだよ」
私「それは大変ですね」
イルカ「お前ら人間が汚してる、つってんだよ！」
私「怒ってるんすか？」
イルカ「ったく、行間読みとれよ。だって君人間だよね？」
私「そうですけども」
イルカ「僕は哺乳類のイルカさ」
私「それはわかったいうねん」
イルカ「海豚と書いてイルカさ。誰が豚やねん！」
私「情緒、大丈夫ですか」
イルカ「海が汚染されて、僕たちの居場所が年々失われているんだ。それに
私「残念ながら、僕にはどうすることもできないよ」
イルカ「政治家になって工事を中止してよ」
私「政治家？！ 僕なんてそんな器じゃないよ。嘘つきだし、お金にルーズだし、
イルカ「むっちゃ政治家に向いてるやん。全部政治家に必須な条件だよ。政治家になる為に生まれたようなもんだよ」
私「あと足臭いし」
イルカ「そこは改善しよか」
私「足なんて政治家も臭いでしょ？」
イルカ「政治家はもれなく、足からいい香りしてるんだよ。だって大事な話をするとき料亭のお座敷で密談するだろ。足が臭かったら話がまとまらないからね」
私「ほんまですか？どっちかというと臭さそうですけど」
イルカ「嘘だと思うなら、
私「ＳＰにシバかれるわ」
消臭ケア用品
消臭剤には、ガスを使用したスプレータイプとガスを使用していないミストタイプ、そしてパウダー(粉)タイプがあるんだよ。
これらは消臭効果だけでなく、除菌や抗菌効果も含まれているので、靴の中の菌の繁殖を抑えて臭いの発生を抑制してくれるよ。
スプレータイプ
ドクターショール 消臭・抗菌靴スプレー 150mL 990円（税込）
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ラクツ(LAQ2) シューズ＆ブーツ リフレッシャー 180mL 1,100円（税込）
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ミストタイプ
コロンブス×ハンズ デオドラントミスト 無香料 100mL 1,760円（税込）
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パウダータイプ
グランズレメディ レギュラー 無香料 50g 3,960円（税込）
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乾燥剤
人間は足の裏から熱を発散して体温を調整しているので、汗腺が多いんだ。一日で片足で約100mlの量の汗をかくといわれているんだよ。
履き終わりは乾燥剤を入れることをおすすめするよ。汗は臭いはもちろんカビなどの原因にもなるので乾燥させることが大切なんだよ。
M.モゥブレィ プレステージ （M.MOWBRAY PRESTIGIO） シダードライ 2本入り 1,980円（税込）
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M．モゥブレィ プレステージ ヒノキドライ 2,090円（税込）
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消臭スプレーと乾燥剤を併用すればより効果的だよ。
自分の靴に愛着を持つ
どんなに疲れて帰ってきても、一日自分の足を守ってくれた靴に感謝を持つ
玄関に脱ぎっぱなしにせずに、
つま先を揃えてドアの方に向けて置く。
その際にインソールが取り外せるのなら、インソールを取りだして埃を落としてあげる。そして消臭剤と乾燥剤を入れるんだ。そうすると次の日に気持ちよく履けるからね。(それにしても狭い玄関だね)。
私「わかったよ。政治家になって、この美しい環境を守り、日本を住みやすい国に変えるよ」
イルカ「やばい海上保安庁の船だ。逃げろっ！」
（姿を消すイルカ）
海上保安官「君、海の真ん中で何してるんだ。危ないぞ」
私「日本の将来について語り合っていたんです」
海上保安官「はい？誰と？」
私「イルカです」
海上保安官「何わけわからんこと言うとんねん君は。イルカなんてどこにおんねん」
私「なごり雪歌ってたイルカじゃなく哺乳類のイルカですよ」
海上保安官「どっちも哺乳類やろ」
私「流れに彷徨った時にイルカと出会い我が道が見えたこの夏を僕は忘れることはないでしょう」
海上保安官「それ現代短歌か？」
私「違いますよ」
海上保安官「じゃあ何を言うとんねんさっきから君は」
私「だから、イルカに靴の消臭について教えてもらってたんです」
海上保安官「君酔ってんのか？」
私「失礼な、酔ってませんよ。
海上保安官「素面（シラフ）でイルカと会話してる方がもっとヤバいわ。
私「イルカのIQは高いんです。
海上保安官「ケンカ売ってんのかお前？」
私「まあ落ちついて下さい。情緒を安定させましょう」
海上保安官「誰が言うとんねん」
私「円周率も全部言えるんですよ」
海上保安官「誰が？」
私「イルカです」
海上保安官「お前言動がおかしいな。ちょっとこっち来なさい」
私「離してください！
海上保安官「へえ、そうなの。すごいね。続きは署で聞くからね」
－こうして私の短い夏は終わりました。
泡沫（うたかた）の出来事は、
私が体験したのは、果たして幻だったのでしょうか。
夏の思い出...それは儚き陽炎のようなものかもしれません。
それでは一曲聴いてください。森山直太朗で『
(終わり)
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