銘木(めいぼく)とは木材や板材のうち、稀少な杢(もく)があるものや、材種自体に希少価値のあるものを指す。
唐木(からき)とは紫檀(シタン)黒檀(コクタン)白檀(ビャクダン)花梨(カリン)鉄刀木(タガヤサン)など熱帯地方から日本への輸入銘木の総称。
(出典 Wikipedia)
梅田店木材コーナーには、そんな希少な木材を販売しているコーナーがあります。
みなさまこんにちは! 梅田店11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店 店主の岡田です。
銘木・唐木は良く売られている一般的な木材とは違い、硬くて加工が難しいですが独特の木目や色が美しく堅牢性に優れています。
その美しさから工芸品や家具、楽器、装飾品などに用いられています。
今回はこれらの木材の製材を行っている、林工房さんに行ってきました。
林工房の林さん
現在唐木の原木の海外からの輸入はほとんどなく、材料の手配は国内に残っている唐木を探して集めているそうです。
その為どんな材料が見つかるかはわからないとの事でした。
訪問させていただいた日は、栃(とち)の縮杢(ちぢみもく)の製材をするとの事で、作業を見学させていていただきました。
縮杢とは、表面は平らなのに縮んでシワがよってように見える木目の事を言います。
カエデや栃によく出る杢で、カエデに出たものは「カーリーメイプル」と呼ばれて楽器の表面に 用いられることが多いです。
製材作業を見せてもらいました。
表面が平らではないので、まず基準となる平面をつくります。
「手押し鉋(かんな)」で削って1面を平らにします。
断面が三角状なので、基準面が出来たらその面と平行に切って板状にします。
写真をよく見ていただくと分かりますが、両側から半分づつ切ります。一度に切るのは危険なので。
切断できました。板らしくなってきましたね。でもまだ完成していません、表面に丸鋸の跡が残っています。
自動鉋盤(プレーナー)で削って厚みを一定にします。
仕上がりました。この後手で鉋(かんな)をかけて完成だそうです。
縮杢が美しいですね。これが店頭に並ぶのが楽しみです。
その他にも木材をいろいろ見せてもらいました。
無垢板は見たり触ったりしているだけで何だか癒されます。
触ってたら手にトゲが刺さりましたが、それもまた何だか嬉しい。
今回は店頭に並んでいる銘木・唐木がどのように製材されているかを見てきました。
ぜひ店頭で実際に木材を手に取ってご覧ください。
美しい木材は見ているだけで癒されます。
皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。
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