書くコトはじめてみませんか?初めての万年筆5選!!

【初心者におすすめ】手軽にはじめる万年筆5選!!

気にはなるけど、難しそう、面倒くさそうで敬遠されがちな万年筆。
確かに今はいろんな魅力的なボールペンがたくさんあり、さらに手書きで書くこと自体が減ってきています。そんな中で万年筆を使うというのはなかなかハードルが高いかもしれません。ただやっぱり万年筆で書いた字はきれい!その時間も有意義だと思います。是非みなさまも体験してみていただきたいです。
何を書いたらいいんだって方におすすめはやっぱり日記。
大した内容でなくても、食べたもの、行ったところ、気になった言葉など、毎日でなくてもスマホじゃなく手書きで書いてみませんか。
最近、漢字が書けなくなってきたという方にもいいですね。出来るだけ毎日使ってあげることが、万年筆のメンテナンスになりますので、三日坊主で自信がない方でも、ちょっとしたことをお気に入りのノートに書いてみませんか。形から入るのもモチベがあがって楽しいものです。
おすすめの万年筆と基本的な使い方をご紹介したいと思います。
 

1、子ども向けとあなどれない!『パイロット カクノ』

2013年の発売以来、初心者向け万年筆の万年筆の代表選手になった1本。
シンプルな構造ながら、万年筆の使い方や書き味を手軽に実感できる万年筆です。子ども向けに発売された万年筆でしたが、大人の方の初めての万年筆にも人気の万年筆です。ペン先にはえがおのマークが描かれており、その面を上に向けて書くと正しく筆記できます。さらにグリップが三角形になっていて、正しい持ち方が自然とできるようになっています。初めての方でもコツをつかみやすい万年筆です。EF(極細)、F(細字)、M(中字)の3種ありますので、用途に合わせて選べます。透明軸は一目でインク残量がわかっておすすめです。
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2、持ち出したくなるような万年筆 『パイロット ライティブ』

「LIGHT(軽い)」+「ACTIVE(活動的)」を組み合わせた造語。軽く持ち出したくなるような万年筆。デザイン性と機能性を併せ持った大人の方に持ってほしい万年筆。F(細字)とM(中字)がございます。
 

3、ドイツの老舗筆記ブランドの万年筆 『シュナイダー万年筆406』

1938年創業のドイツの筆記ブランドシュナイダーの万年筆
細身でシンプルなデザインの万年筆で、コンバーターが標準装備ですので、いろんな色を使って楽しんでほしい万年筆。
海外の万年筆のペン先は日本の万年筆と違って、同じ太さの表記でも太くなりますので、こちらの万年筆はEF(極細)ですが、カリカリせずなめらかな書き心地です。
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4、本格的万年筆デビュー 『パイロット カスタム74万年筆』

初めてでも本格的に始めたい方にはこちらの万年筆がおすすめ。
いわゆる金ペンと呼ばれるペン先に金を使った万年筆。こちらのカスタム74は14金です。
カスタム万年筆は豊富なペン種が特徴のスタンダードモデル。黒いボディに金のクリップはザ・万年筆っていう印象です。
適度な弾力や、書き心地はやはり魅力的です。
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5、グリップの角度を調整 『セーラー万年筆 TUZU〈ツヅ〉アジャスト万年筆』

発売されたばかりの万年筆。大きな特徴としてはグリップの角度を調整できるということ。初心者にとっては難しいペン先の角度。紙にあたる角度によっては書けなかったり、書きにくくなるのですがこの万年筆であれば、自分好みの角度に調整して使うことができます。万年筆が合わせてくれる画期的な1本です。今まで万年筆が書きにくいと感じている方もグリップの角度が10度間隔で調整できるので、自分だけの角度を見つけてください。
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左利きの方にとって、万年筆はハードルが高い筆記具だと思うのですが、今回左利きのスタッフが試したところ、左利きでも書きやすい、立て気味で使っても書けると感動していました。グリップの角度調整もですが、この万年筆のペンポイントは紙にフィットするスタライクゾーンが広い印象です。参考までに左利きのスタッフと右利きの私の書きやすい角度はこちら↓ 




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6、万年筆の使い方

万年筆の場合、残念ながら買ってすぐに使いだすことはできません。万年筆にインクを吸入またはインクカートリッジを装着しなければなりません。
今回ご紹介した万年筆はすべて両用式で、手軽にインクが変えられるカートリッジと、吸入器(コンバーター)を使ってボトルインクからインクを吸い上げて使う方式、両方に対応しています。
初めての方は手軽に使えるカートリッジがおすすめです。

まずはカートリッジ式。
これは本当に簡単です。正しい向きで挿すだけ。これだけです。メーカーによって形が違いますので本体にあったものを選んでください。
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次にコンバーター式。これは各万年筆に対応したコンバーターを用意し、使いたいボトルインクをご用意ください。
今、たくさんの種類のインクが発売されていますので、カートリッジにはない色を楽しみたい方はこちらがおすすめ。ゆっくりインクを吸入する時間も楽しめます。
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インクの補充ができたらあとは書くだけ。ペン先の刻印がある面を上向きにボールペンで書くときよりは寝かし気味を意識して書いてみてください。
あとひとつ注意としましては、万年筆は筆圧をかけずに書くことができる筆記具ですので軽いタッチでさらさらと書いてみましょう。

7、万年筆のお手入れ方法

万年筆はペン先を洗浄することができます。知らず知らず紙の繊維がペン先につまっていたり、インクの色を変えたい時、しばらく使わない時などは洗浄して置いておきましょう。インクを入れたまま放置するとインクが乾燥して、固まってしまって洗浄するのに苦労します。
カートリッジ式
カートリッジを取り外し、水を入れたコップなどにやさしくペン先を入れる。1~2時間でも大丈夫ですが、汚れがひどい時はひと晩放置し、流水で流して色のついた水がでなくなったら完了。
コンバーター式
コンバーターを使用している場合もカートリッジ式と同様ペン先を水に入れて放置でOKなのですが、コンバーターを利用して洗浄することもできます。コンバーターにインクが残っている場合は廃棄し、いつもはインクを吸入して使用しますが、そこを水にかえて、水の出し入れをすることによって洗浄ができて、一石二鳥。ですので普段はカートリッジを使用している方もコンバーターをひとつ持っておくと洗浄にも使えて便利です。
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そんなに難しくないですので、是非お手に取っていただき、お楽しみください。
万年筆⇒インク⇒紙とどんどん沼は広がってまいります。みんなでハマれば怖くない!ぜひ文具沼を楽しみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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梅田店ステショナリンコ

小さいころから文具好き。新しい文具はもちろん昔からあるけどもっと多くの方に知ってほしい文具などを楽しくご紹介します。一緒に文具ライフを楽しみましょう!

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