大切な人に渡すプレゼントは、きれいにラッピングしたいですよね。しかし、「リボンの結び方がわからない」「どうやってラッピングすればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ハンズの「ラッピングコーディネーター」が、ラッピングで使えるリボンの結び方やおすすめのリボンをご紹介していきます。自分でおしゃれなリボンラッピングをしてみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ラッピングで使えるリボンの結び方
蝶結び
蝶結びは、ラッピングで最もよく使われる基本的な結び方です。結び方は知っていても、なかなかきれいに結べないという方も多いのではないでしょうか。ラッピングアレンジを行うときの基礎にもなるので、しっかりと結び方の手順やコツを押さえておきましょう。
蝶結び 結び方
- プレゼントにリボンを一周させ、左側のリボンが下側、右側のリボンが上側に来るようにします。
- 上側のリボンを下からくぐらせてひと結びする。
- 右側のリボンで輪っかをつくります。
- 左側のリボンを2の輪っかの上に被せ、輪っかの後ろをくぐらせるように結びます。
- 形を整えたら完成です。
片結び
片結びとは、片方のリボンにもう一方のリボンを巻きつける結び方です。あまり長さがいらないため、「リボンが短くてきれいに蝶結びができない...」というときに活躍します。シンプルなラッピングにも最適なので、ぜひ試してみてください。
片結び 結び方
- プレゼントにリボンを一周させ、端の方で結びます。
- 左側のリボンが下、右側のリボンが上になるようにします。
- 左側のリボンで輪っかをつくり、右側のリボンを上から被せます。
- 被せたリボンは結び目の中の輪っかの後ろ側から引き抜きます。
- リボンの長さを整えたら完成です。
タッチリボン
アクセントに使えるおしゃれなリボンを探しているのなら、タッチリボンもおすすめです。
タッチリボンは裏側にシールがついているリボンのことで、結ばなくても簡単に貼り付けることができます。ていねいにリボンを結ぶ時間がない場合や、器用さに自信のない場合はタッチリボンを使用するのもおすすめです。
箱でラッピングをするときのリボンの結び方
横一文字がけ
横一文字がけは、箱に横方向にリボンを巻くかけ方です。最もオーソドックスなやり方であり、シンプルな見た目なのでさまざまなシーンで使えます。
横一文字がけ 結び方
- 片手でリボンと箱を押さえ、右手に持ったリボンを箱に一周巻きつけます。
- 右手のリボンを左手のリボンの上にかけ、下を通して右上に引き出します。
- 右側のリボンを右上に、左側のリボンは左下に引き、結び目を締めます。
- 最後に蝶結びをすれば完成です
ハート型リボン
ハート型リボンは、横一文字がけに多少のアレンジを加えることでハートの形に仕上げるものです。リボンのタレを調整する簡単なアレンジなので、普通の横一文字がけでもの寂しいと感じる場合にはこちらに挑戦してみましょう。
ハート型リボン 結び方
- 渡す時に上に来る辺を下にして横一文字がけでリボンを結びましょう。
- 余らせたタレは箱に結んだリボンの下をくぐらせます。
- 左右両方のリボンが、中央で交差するよう調整すれば完成です。タレ部分は動かないように、両面テープで止めてください。
スリーループリボン結び
スリーループリボン結びは、横一文字がけの応用でできる結び方です。リボンのループが3つあるのでより華やかな見た目で、おしゃれに梱包物を彩ることができます。
スリーループリボン(ダブル蝶結び)結び方
- 横一文字がけリボンをつくります。
- 右のタレを上部に持っていきます。
- 蝶結びの中心(結び目)の上で左下のタレを使って輪にしましょう。
- 蝶結びの上で再度蝶結びをするイメージで左下のタレを右側に引き出します。
- 右に1つ、左に2つの輪ができるのでタレを右側に並ぶ状態をつくれたら完成です。
縦一文字がけ
縦一文字がけは、箱に対して縦方向にリボンをかける方法です。横一文字がけと同じく、オーソドックスなかけ方なのでぜひマスターしてみてください。
縦一文字がけ 結び方
- 左手で箱とリボンを押さえて固定し、右手に持ったリボンを縦方向に箱に巻きつけます。
- 右手に持ったリボンを、左手のリボンの上からかけて下を通します。
- 右手のリボンは右下に、左手のリボンは左上に引き、結び目を締めます。
- 最後に蝶結びをすれば完成です。
V字がけ
V字がけは「山がけ」とも呼ばれ、名前の通りV字の形にリボンをかける方法です。タオルやハンカチ、手帳など、厚みのないプレゼントの梱包におすすめです。
V字がけ 結び方
- 回し始めをしっかりと押さえながら、箱上部から下左右に「ハ」の形になるよう、リボンを縦方向に2周巻きつけます。
- 右手に持ったリボンを、箱にかけた2本のリボンの上にかけ、下を通して右下に引き出します。
- 箱の端で右手を右下に、左手を左上に引き、結び目を締めます。
- 最後に蝶結びをすれば完成です。
十字がけ
十字がけは、箱ラッピングの王道ともいわれるリボンのかけ方です。おしゃれで華やかなかけ方で、さまざまなシーンで活躍しますよ。縦一文字がけや横一文字がけに比べ、リボンが外れにくいのもポイントです。
十字がけ 結び方
- 左手でリボンと箱を固定し、箱に沿って右手のリボンを横方向に一周させます。
- 箱の中央部分でリボンをクロスさせます。
- 左手のリボンを上で固定し、右手のリボンを箱に対して縦に一周させます。
- 右手のリボンを左下に下ろします。
- 右手のリボンを中央の十字部分の上からかけ、下側を通して右上に引っ張り出します。
- 左手は左下に、右手は右上に引っ張り結び目を締めます。
- 最後に蝶結びをすれば完成です。
斜めがけ
斜めがけは、長方形や正方形などさまざまな形の箱でできるリボンのかけ方です。見た目がおしゃれに仕上がるうえ、簡単にできる巻き方です。
斜めがけ 結び方
- 左手を使い、箱の上中央部分で箱とリボンを押さえておきます。
- 右手に持ったリボンを、左下の角の上に通します。
- 次に、左上の角の下を通して最初の位置に戻します。
- 右上の角の部分でリボンを結んだら完成です。
箱以外でラッピングをするときのリボンの結び方
OPP袋のラッピングのリボンの結び方
OPP袋とは「Oriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)」の略称で、アクセサリーや文房具など小さいものを梱包する際によく使われる透明な袋です。パリっとした質感で、引っ張っても伸びにくいのが特徴です。
OPP袋のリボンの結び方
- OPP袋の中にプレゼントを入れます。
- リボンを左端から横に一周させます。
- 短い方のリボンが上に来るように、中央でリボンをクロスさせます。このとき、短いリボンは裏向きにしておきましょう。
- 長い方のリボンを下から上にひと巻きします。
- リボンを結んで完成です。
クレープバッグのラッピングのリボンの結び方
不織布袋とは、糸を織らずに細かい繊維を絡めてつくった袋です。薄く柔らかい質感が特徴で、通気性が良いのにもかかわらずホコリやゴミから商品を守れます。衣服やバッグ、ぬいぐるみといったプレゼントの梱包によく使われる袋です。
不織布袋のリボンの結び方
- 不織布袋にプレゼントを入れ、リボンをかける場所をじゃばらに折ります。
- リボンをつまみ、切り口が左に向くように一周させます。
- リボンを上部分で押さえ、切り口がある方を回しかけてきたリボンの上から下に通し、しっかりと締めます。
リボンを使ったラッピングのアレンジ方法
リボンを使ってプレゼントをラッピングしたものの、なんだか物足りない...と感じたことはありませんか?そんなときにおすすめな、ラッピングのおしゃれなアレンジ方法をご紹介します。
メッセージカードを添える
おしゃれにラッピングしたいのなら、プレゼントにメッセージカードを付けてはいかがでしょうか。タグやカードなどにメッセージを書いてプレゼントに添えれば、お祝いの気持ちがこもったラッピングになるでしょう。メッセージを手書きしなくても、「Happy birthday」や「thank you」などのメッセージが印刷されているカードを添えるのもおすすめです。
ドライフラワーをプラスする
ラッピングに華やかさをプラスしたいときにおすすめなのが、ドライフラワーを組み合わせる方法です。リボンの間にドライフラワーや造花を差し込むだけで、よりおしゃれな印象になります。ナチュラルに仕上げたいならシンプルな色味のものを、ゴージャスに仕上げたいなら色とりどりの造花を使うといいでしょう。「かわいくアレンジしたいけれど、難しい結び方はできない」という方におすすめのアレンジです。
リボンにシールを貼る
「リボンだけだと少し物足りない...」と感じたときにおすすめなのが、リボンにシールを貼る方法です。リボンを半分に折り、折り目部分にシールを貼るだけでおしゃれな印象になります。また、リボンの端をシールで止めれば、リボンが箱から外れてしまうのを防げます。ラッピングの印象がガラッと変わるので、ぜひ試してみてくださいね。
ラッピングで使えるリボンの種類
使用するリボンの種類によって、ラッピングの印象は大きく変化します。プレゼントを包装するときは、仕上げたい雰囲気に合わせてリボンの種類を選ぶようにしてみましょう。
レース
レースとは、複数または1本の糸を使って透かし模様をつくったものです。シンプルな模様から華やかなデザインのものまでさまざまな種類があり、かわいらしくフェミニンなラッピングに仕上がります。定番は白色ですが、ピンクや水色などのパステルカラーのレースリボンもおすすめです。
オーガンジー
オーガンジーとは、細い糸を使って平織りした素材のリボンです。光沢感がある質感でハリがあるため、ボリュームを出しやすいのがメリット。ほどよい透け感もあり、フォーマルからカジュアルまで幅広く使用可能です。
布リボン
布リボンとは、ポリエステルやコットンなどの布素材でつくられているリボンです。クラフトボックスやクラフトペーパーと合わせられることが多く、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。ハリがなく柔らかい質感なので、ボリュームを押さえて落ち着いた印象に仕上げたいときに便利です。
ラフィア
ラフィアとは、パルプでつくられた紙製のリボンです。ヤシの葉の天然繊維に近い質感が特徴で、カジュアルなラッピングにぴったりなアイテムです。ナチュラルな風合いなので、ドライフラワーとの相性もよいですよ。
サテン
ラッピング用のリボンとして最もオーソドックスなのが、サテンリボンです。ツルツルとした質感で光沢感があり、フォーマルなシーンでのプレゼントに向いています。模様のない無地のものは裏表がないため、初心者でも取り扱いやすいリボンです。幅やカラーなどのバリエーションが多く、プレゼントの雰囲気に合ったものが見つかるでしょう。
ワイヤー
左右にワイヤーが入れられているリボンもあります。リボンを固定したり自由に形を変えたりできるため、初心者でも取り扱いやすいのがポイント。リボンの表面には、オーガンジーやサテンなどの生地が使用されています。
カーリングリボン
カーリングリボンとは、ハサミの背などでしごくことでクルクルとカールするリボンです。カーリングリボンを複数本使えば、ボリューミーで華やかなラッピングになります。カーリングリボンのみでラッピングするのもよいですし、別のリボンでラッピングした上にカーリングリボンを付けてアレンジするのもおすすめです。
ラッピングにおすすめのリボン
ギフトの定番!光沢のある【インディゴ サテンリボン】
〈インディゴ サテンリボン〉は、どのようなプレゼントにも合わせやすいサテン素材のリボンです。カラーバリエーションが多いため、プレゼントの雰囲気に合った色味が見つかるでしょう。
裏表がなく使いやすい【ダブルサテンリボン】
〈ダブルサテンリボン〉も、ギフトラッピングにおすすめの種類のリボンです。ハリがあってしっかりした質感で、フォーマルなプレゼントにも使いやすいです。裏表がない無地タイプなため、初心者でも取り扱いやすいですよ。
6mmタイプの【インディゴ サテンリボン】
細めのリボンを探している方におすすめなのが、〈インディゴ サテンリボン〉です。定番の12mmの半分のサイズなので、スッキリとまとまった印象になります。文房具やアクセサリーといった小物のラッピングに最適なアイテム。2色重ねて使ってもかわいいですよ。
くるんとカールさせることのできる【カーリングリボン】
〈カーリングリボン〉は、ハサミの背などでしごくことでクルクルとカールするタイプのリボンです。他のリボンと合わせれば、華やかさがプラスされて良いアクセントになりますよ。
贈り物を華やかに彩ることができる【ビニタイ】
〈ビニタイ〉は、天然ゴムでできた帯の中心にワイヤーを通したリボンです。袋のラッピングやプレゼントのアクセントなど、さまざまな使い方ができるアイテム。
自然な風合いが魅力の【ジュートロープ】
ナチュラルカラーの紙製【ラフィアロープ】
〈ペーパーラフィアロープ〉は、落ち着いた風合いの紙製ロープです。和風なテイストのラッピングや、ナチュラルに仕上げたいときにおすすめです。
お花の箔押しをあしらった【ギフトタグ】
ラッピングを華やかに彩りたいときにおすすめなのが、〈フローラ ギフトタグ〉です。クラフトカードに花の箔押しがあしらわれた上品なデザインで、目上の方へのプレゼントにピッタリです。裏面にメッセージを添えられるため、気持ちを伝えたいときにも便利です。リネン素材でできた紐がついているので、プレゼントに取り付けやすいのも魅力の1つ。
ギフトのアクセントに使える【ボウリボン】
〈ボウリボン〉は、プレゼントのアクセントに使えるアイテムです。花の形のリボンに紐がついているデザインで、簡単に袋や箱などに取り付けられます。
高級感のある【ボウリボン】
〈インディゴ ボウリボン〉は、アイボリーとホワイトの2色が使われたボウリボンです。エレガントなデザインなので、ベビーやウエディングギフトなどにピッタリ。両面シールがついているため、箱や袋に貼り付けるだけでラッピングをおしゃれに彩れます。
ワイヤーの先に花と葉が付いた【フラワータイ】
〈フラワータイ〉は、ワイヤーの先に葉っぱと花がついたデザインのリボンです。フラワータイを使うことで、シンプルなラッピングも一気に華やかな印象になりますよ。アクセントとして使うのはもちろん、ラッピングのリボンの代わりにもなります。
2色のペーパーリボンが付いた【クレープバッグ】
〈クレープバッグ〉は、カラフルなカラーリングが特徴のギフトバッグです。柔らかい素材なので、ナチュラルな雰囲気に仕上げたいときにピッタリのアイテムです。
リボンの結び方やアレンジを参考に、ギフトをおしゃれにラッピングしましょう
リボンの結び方を工夫するだけで、ギフトがよりおしゃれで華やかな印象になります。今回紹介したリボンの結び方やかけ方、アレンジなどを参考にして、プレゼントのラッピング方法を考えてみてください。
監修者
ハンズ新宿店 ラッピングコーディネーター 井花・内田
ラッピングコーディネーター資格者。お客様のご要望を丁寧にうかがい、ラッピング用品の選び方や包み方のアドバイスをいたします。
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