自身を"スーツケースの伝道師"と称し、スーツケースのよさを世の中に広めるべく生きている、ハンズのトラベルグッズバイヤー、佐藤による連載記事!今回は、佐藤がおすすめする新しい旅のかたち"オトナの家出たび"をする際におすすめのトラベルグッズをご紹介!他にも、浅草演芸ホールの代表取締役社長・松倉さんやゲストハウス、BUNKA HOSTEL TOKYOさんにインタビューをした様子をお伝えします!
オトナの家出たびにおすすめなトラベルグッズとは
(とある平日の17時ごろ)
―佐藤さんこんにちは。急に呼び出してどうしたんですか?
伝道師:これから浅草に泊まりに行くので、その準備をしようと思って!
―(浅草...?近いな...。)明日も仕事があるのに旅行をするんですか?
伝道師:そう、私がここのところ提唱し始めた新しい旅のかたち"オトナの家出たび"の魅力を、私が実際に体験しながらご紹介させていただきたいと思っているんですよ!
"スーツケースの伝道師"を自称する、スーツケースやトラベルグッズバイヤーの佐藤。
オトナの家出たびとは、伝道師が提唱する、平日夜の仕事終わりに通勤圏内にあるゲストハウスに泊まって、いつもとは違う夜や翌朝の時間を満喫する旅行スタイルです。散歩以上旅行未満、最も身近な旅ということで"家出たび"と名付けました。
実際に家出たびをしてきた様子はこちらの記事をチェックしてみてください!>>
―そうなんですね。で、なぜ準備の段階で我々を呼んだのですか?
伝道師:家出たびをする際におすすめのトラベルグッズを用意してきたので、ぜひご紹介したいと思いまして!ということで、まずはこちらの...。
―ほんといきなり紹介し始めますね。
伝道師:ああ、ごめんなさい。この後に家出たびが控えてると思ったらつい浮き足立っちゃって。確かにいきなり商品の話をするといかにもセールスくさくなっちゃいますから、そうですね、まずはスーツケース漫談でもしましょうかね?
―あ、やっぱりいいです。ご用意いただいたおすすめトラベルグッズをご紹介いただけますか?
伝道師:なんだ、スーツケース漫談の他にもスーツケースジャグリングとか色々あったのに。じゃあ、わかりました。まずご紹介するのはこちらのリュック!
スパッソ セパレーター 1-330 14,000円+税
―もしかして、リュックなのにキャリーケースにもなるタイプのバッグですか?
伝道師:お、よくわかりましたね!そうなんです。こちらは一見ただのリュックなのですが、ハンドルを出せばキャリーケースにもなりますし、さらにはショルダーバッグや手持ちバッグとしても使える、スーパーユーティリティバッグなんです。
―普段はリュックやショルダーバッグとして使って、荷物が多くなって肩が疲れた時はキャリーバッグとして使う、みたいなことができるんですね。
伝道師:その通り!これから行く浅草にはたくさんの雑貨屋やお土産屋がありますから、つい色々と買っちゃうと思うんですよね。そういう時にこのバッグだと便利な訳です。
リュックなのに小型のキャリーバッグにもなる、通称「デイリーキャリー」は私も以前から使っていたのですが、色々と気になることも出てきまして。そこで、こちらを手がけた〈エンドー鞄〉さんに、思うがままに意見を述べさせていただき、できあがった代物なんです!
「デイリーキャリー」についてはこちらでも語っています!
【集中連載 Vol.02】デイリーキャリーって何?スーツケースの伝道師の話をまた聞いてみた>>
―そうなんですね、ハンズ限定なんですか?
伝道師:いえ、「デイリーキャリー」というジャンルをもっと色んな方々に活用していただきたいと思ったので、あえて限定にはしませんでした!正直なところ、限定にしたかったくらいこだわりは詰め込んだのですけどね!
例えばこちらのキャスター。〈エンドー鞄〉さんは業界の中でも非常に静音性が高いキャスターを手がけているメーカーさんなので、従来のデイリーキャリーとは一線を画す静かさを実現しているんです。
伝道師:また、リュックベルトはマグネット内蔵型なので、リュックからキャリーバッグにしたい時もスムーズにできますし、タイヤカバーも付いているので、キャリーバッグとして使った後にリュックとして使っても、衣類が汚れる心配がありません。
―細かいところまで考え抜かれていますね!
伝道師:収納面もかなり優れていて、メインルームの中には開閉式の仕切りが付いているので、用途に合わせて大きな1室としても、2室としても使うことが可能。1室には仕事で使うものをまとめて、もう1室には着替えなどといった家出たび用の荷物をまとめるという使い方もできるんです。
仕切り部分はたくさん荷物を入れても沈みにくく安定した設計になっています。
―なるほど。それはいいかも!
伝道師:お値段も比較的リーズナブルなので、伝道師的にもかなりおすすめですよ!さて、お次はこちらの圧縮袋、〈HAPITAS PETAKO(ハピタス ペタコ)〉。
シフレ HAPITAS PETAKO 2枚入 1,000円+税
―圧縮袋か...。確かに便利なんですけど、いちいち空気を抜くのが面倒くさいんですよね。
伝道師:ところがどっこい!こちらはあっという間に圧縮できるんですよ!こんな感じで。
―す、座りおった...!
伝道師:ね、あっという間にできるでしょ!頑丈でやぶれにくい"エンボス加工"を施しているのでこういうことができるんですよ。サイズ的には、バスタオルなら2枚程度、衣類ならTシャツ2枚と短パン、靴下などを収納できるので、1泊の旅行ならこれが1〜2枚あれば十分。まさに、家出たびにぴったりの圧縮袋なんですよ。
―これは使いやすそうだなあ。
伝道師:家出たびはもちろん、長期の旅行にもぜひ活用していただきたいアイテムです!さて、最後にご紹介するのは耳栓。伝道師的おすすめは、耳栓業界の雄である〈サイレンシア〉のレギュラータイプ。
イアーウィスパー サイレンシア レギュラー 550円+税
―サイレンシアはかなりのロングセラーアイテムですよね!
伝道師:ええ!32dBという、耳栓でもトップクラスの遮音値を誇るので、ドミトリー(相部屋)タイプのゲストハウスに泊まる時に抜群の効果を発揮します。やわらかくて耳触りもかなりよく、多くの人々に愛され続けてきたのも納得できるクオリティですね。
ちなみに、耳栓をしていたら朝ちゃんと起きられるか心配...という方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では光を発して起こしてくれるスマートフォン用アプリなどもあるので、これらを活用していただければよいかと思います。
以上、家出たびにおすすめなトラベルグッズでした!仕事も片付けたし、パッキングもバッチリなので、いざ、浅草に行くとしましょう!!さあ、楽しい"オトナの家出たび"スタートです!!
【ここからは、伝道師による"オトナの家出たび"体験記事でご紹介しきれなかった、浅草演芸ホールの松倉さん、BUNKA HOSTEL TOKYOの長島さんとのお話の様子をお伝えします!
実際に家出たびをしてきた様子はこちらの記事をチェック!>>】
浅草演芸ホールの松倉社長に聞く、夜の落語の楽しみ方
(家出たび初日の夜、浅草演芸ホールで落語鑑賞を楽しみ終えた伝道師に声をかけたのは、浅草演芸ホール/浅草 東洋館の代表取締役社長を務める松倉さん。伝道師は松倉さんに、夜の落語の楽しみ方などについて聞いてみることにしました)
伝道師:今日はありがとうございました。おかげさまでたっぷり楽しませていただきました!
松倉:それはよかった!ありがたいことです!
浅草演芸ホール/浅草 東洋館 代表取締役社長 松倉さん。
伝道師:昼の部(11時40分〜16時30分)から夜の部(16時40分〜21時)まで、365日休まず落語を見られるなんてほんと贅沢だなと思いました。特に21時までやってるのがいいと思うんですよね。この時間だったら、ちょっと残業した後に行っても十分楽しめますよね。
落語を披露されているのは桂歌春さん。
松倉:浅草は歓楽街なので、夜のにぎわいを大事にしたいと思って21時終演をずっと守ってやってきました。それぞれの部のラストを飾る大トリの噺家さんは実力も折り紙付きなので、特に落語をあまり見たことないという方には、落語の面白さがわかりやすいのでおすすめです。それに、いつでも好きな時間に入ることができるのが寄席のよさだと思うので、そういう意味でも気軽にお楽しみいただけると思いますよ。
伝道師:一人でフラッと訪れるお客様は多いのですか?
松倉:多いですよ。むしろそういった方々に支えられていると言っても過言ではありません。あと最近は若いお客様も増えてきているように思います。仕事が終わってそのまま家に帰るのもいいですけど、気分転換にこちらにお越しいただけると嬉しいですね。
浅草演芸ホールの看板猫、ジロリくん。木戸(チケット売り場)からお客様の入りを確かめています。
伝道師:ちなみに、これから夜ご飯を食べに行こうかと思っているのですが、どこかおすすめの場所はありますか?
松倉:ええ、色々とありますよ。例えば、そばなら"尾張屋"さん、とんかつだったら"ゆたか"さんあたりがいいですね。あとは、どじょうが江戸前の食べ物の定番なのですが、"飯田屋"さんは近くておすすめです。
伝道師:ありがとうございます!次々と出てきますね!お客様にもこういったことを尋ねる方はいらっしゃるのですか?
松倉:いらっしゃいますし、浅草全体を盛り上げていくことも私たちの仕事だと思っているので、どうぞお声がけいただければと思います。おいしいお店もお教えしますし、よろしければ道案内だってしますからね!浅草には魅力がたくさんございますので、ぜひ気軽にいらっしゃって、思う存分お楽しみいただけますと嬉しいです。
ゲストハウスは、日本人こそ楽しめるのかもしれない
(宿泊翌日の朝、チェックアウトを済ませた伝道師は、BUNKA HOSTEL TOKYOの支配人長島さんに、ゲストハウスの魅力や楽しみ方などについて聞いてみることにしました)
伝道師:いや〜、昨日今日と楽しかったな〜!あ、長島さん、お世話になりました!BUNKAさんでの宿泊はとても快適でした!
長島:ご満足いただけたようでよかったです!ぜひまた泊まりにきてくださいね!
BUNKA HOSTEL TOKYOの支配人 長島さん。
写真提供:Shiori Kawamoto
BUNKA HOSTEL TOKYOさんのドミトリーエリア。こちらに宿泊させていただきました。
伝道師:私は家出たびのよさを追求するために、近頃は特によくゲストハウスに泊まっているのですが、以前と比べて随分バラエティ豊かになってきたように思います。例えば内装を寝台列車のようにしていたり、古民家をそのまま使っていたり。宿泊そのものもエンターテインメント性に富んでいるので、ぜひ色んなゲストハウスを楽しんでほしいですね。
長島:そうですね!そういう意味ではBUNKAはシンプルなデザインで親しみやすく、過ごしやすいゲストハウスだと思うのですが、実際にお泊まりになられていかがでしたか?
伝道師:まさにそうですね!!BUNKAさんはどなたでも過ごしやすいような空間づくりをされているので、特にゲストハウスに泊まったことがないというビギナーの方におすすめだと感じました!
そして、泊まって改めて感じたのですが、外国人観光客の方々が本当に多いですね!浅草という場所にいながら異国情緒を感じられるのがとてもよいなと思います!
長島:そうですね、ただ、決して日本人には合わないということではないので、皆さまにゲストハウスをもっと気軽に使っていただきたいとも思っています!当館ですと、夜は受付がある1階部分を居酒屋として営業しているので、地元にお住まいの方々がいらっしゃることも多々ありますから、ゲストハウスには外国の方ばかりがいてちょっと敷居が高いと思われる方もきっと訪れやすいはずですよ。
伝道師:お一人で泊まりにくる方もいらっしゃいますか?
長島:ええ、結構いらっしゃいますよ。一人でお越しになって、1階の居酒屋で他の宿泊者さまや私たちスタッフとおしゃべりを楽しんでいる方も多いです。外国からいらっしゃる方は気さくな方が多いので、会話もよく盛り上がっていますね。出身地の話とか、今日何してたのとか、どこ行くの、とか。もし、話してみたいんだけどちょっと勇気が出ない...という方は、私たちスタッフにおっしゃっていただければ、会話の橋渡しはさせていただきます!
伝道師:それは頼もしい!普段は接しない外国の方々と話していると、コミュニケーションをいつもより新鮮に楽しめそうですね!長島さん、ありがとうございました!
おわりに
ハンズが提唱する新しい旅のかたち"オトナの家出たび"。今回は家出たびにおすすめなトラベルグッズや、家出たびの中で出会った方々へのインタビュー内容をお伝えしました。
こちらの記事では、伝道師が実際に"オトナの家出たび"を体験してきた様子をご紹介しているので、ぜひあわせてご覧になってください!>>
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