【おすすめ日焼け止め】アスタリフトUVアイテムの開発者に話を聞いてきました【前編】

日差しが春らしくなるにつれ、気になるのが紫外線。特に厄介なのは対策をしていたはずなのに焼けてしまっていること。そんな日焼けを防ぐべく、アスタリフトシリーズに新商品※〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉が登場!この記事では、開発した〈富士フイルム〉さんにハンズのスキンケア担当バイヤーが突撃取材!日々浴びている紫外線についてや開発秘話などを、前後編にわたってお伝えします。
※2019年3月時点

これまで対策が難しかった「Deep紫外線」とは

山岡:こんにちは!ハンズのスキンケア担当のバイヤーをしています、山岡と申します!今回は、ハンズのお客様にも多くのファンがいる〈アスタリフト〉シリーズから、新商品のUVクリア美容液が発売されるということで、開発者さんにぜひともお話を聞きたいと思い、〈富士フイルム〉さんにやってきました!ということで、こちらが開発に携わっている青木さんです、よろしくお願いします!

青木:よろしくお願いします、青木です!アスタリフトのご丁寧な解説、ありがとうございます(笑)。

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左:富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー 青木さん
右:ハンズ スキンケア担当バイヤー 山岡

山岡:まず始めに、〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉の特徴を教えていただけますか?

青木:はい、大きな特徴は、肌の奥深くまで侵入し、ハリの低下やシワを引き起こす原因となってしまうのにもかかわらず、これまで対策が難しかった「Deep紫外線※1」をしっかりカット※2するという点です。また、弊社の従来品からの進化ポイントとして、紫外線防御技術「D-UVガード+※3」が肌の動きに合わせて伸び縮みする「ストレッチUVシールド」を形成し、「UV地割れ」を防ぐことが可能になりました。
他にも、紫外線に反応してビタミンが肌に浸透する「UVアクションカプセル」などにより日中のお肌をケアする美容液効果、ナチュラルに肌色をトーンアップ※4する化粧下地効果など、輝きに満ちた美肌へ整えてくれる、〈富士フイルム〉の技術がたっぷり詰まった、胸を張っておすすめできる1本です!

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アスタリフト D-UVクリア ホワイトソリューション 3,900円+税
※1 長波長UVA-I ※2 角質上で肌内部の紫外線到達を防ぐこと ※3 酸化チタン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(紫外線防御剤)、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン(うるおい成分)※4 メイクアップ効果による

山岡:ありがとうございます!ではまず、ハリの低下やシワの原因となるという、何ともおそろしい「Deep紫外線」について詳しくお聞きしてもいいですか?
青木:そもそも紫外線には3つの種類があり、そのうちUV-B波やUV-A波は地上にも届くほどに波長が長いので、日焼けなどの肌トラブルの原因になるんです。
山岡:うんうん。

青木:最も長いのがUV-A波なのですが、実はその中にも種類があって、特に長く、肌の奥の奥まで入り込んでしまうものを、私たちは「Deep紫外線」と名付けたんですよ。
「Deep紫外線」の何がこわいかというと、波長が長いがゆえに、室内にいても窓ガラスを越えて肌の奥深くまで届いてしまったりするんですね。なので、きちんと日焼け対策をしているはずなのに気付けば日焼けしているということになりやすいんです。しかも私たちが浴びているUV-A波のうち、約50%が「Deep紫外線」なんですよ。


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山岡:約半分も!?なのにこれまで対策が難しかったなんて...。ちなみに、「Deep紫外線」の量は雨・曇りの日や、あるいは季節によって変わるのですか?

青木:晴れの日に比べると、確かに雨・曇りの日は減ります。ただ、ゼロにはもちろんなりませんので安心はできません。また、季節の話ですと、UV-B波が一番多いのは8月で、冬の時期はピーク時の約1/6までと、とても少なくなります。一方、UV-A波は一番多いのは5月、一番少ないのは12月ですが、基本的には一年中多く、12月であっても、UV-B波ほど極端に減ることはありません。なので、UV-A波、特に「Deep紫外線」に対しては一年中注意が必要なんです。

山岡:常に油断ならないということですね。「Deep紫外線」の対策に挑戦した理由は何だったのですか?

青木:〈富士フイルム〉はもともとカメラや写真などの事業にずっと取り組んできたこともあって、紫外線に対する知見を持っていたんですよ。というのも、写真が色褪せてしまう原因が紫外線だったりするので。なので、これまで対策が難しかった「Deep紫外線」に対しても、私たちならどうにかできるんじゃないかと思いチャレンジしたんです。

山岡:なるほど、写真と紫外線についての知見を持っていた〈富士フイルム〉だからこそ、独自技術を生み出すことができたんですね。

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「Deep紫外線」をしっかりカット&「UV地割れ」に着目


山岡:では、「Deep紫外線」をカットする独自技術について教えていただけますか?

青木:日焼け止めは、紫外線をそのまま光反射させる「紫外線散乱剤」と、紫外線のエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変化させて放出させる「紫外線吸収剤」の2種類の紫外線防御剤を混ぜ合わせてできるのですが、実はその混ぜ合わせ方に〈富士フイルム〉の独自性があります。「紫外線散乱剤」を「紫外線吸収剤」で包むように吸着させることによって、ただ単に混ぜ合わせただけでは防ぐことができなかった「Deep紫外線」を防ぐことに成功したんです。

山岡:なるほど、〈富士フイルム〉こだわりの独自技術なんですね!

青木:ここでひとつ、ちょっとした実験をしてみましょう。

山岡:実験!?

青木:まず、紫外線に反応すると紫色に変化する板に〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉を出し、透明のアクリル板を載せて一定の厚みに伸ばします。ちなみに、このアクリル版はハンズさんで買いました(笑)。

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山岡:ありがとうございます(笑)。

青木:そして、この上から「Deep紫外線」を出す特殊なライトを当てます。このライトが当たったところは紫色に変化するようになっているのですが、ずっと当てていても、〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉を塗ったところは白いままですよね。

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山岡:本当だ!!つまり「Deep紫外線」をしっかりガードしているということですね!

青木:その通りです!ちなみに、紫外線吸収剤は紫外線散乱剤と比べて、肌への影響が大きいのですが、なるべく紫外線吸収剤が肌に影響を与えにくくするように気を使っています。SPFも50+ですが、一年中つけていても肌に負担がかかりにくい設計にしています。

山岡:夏の時期だけではなく、一年中使えるように考えられているのですね。そして、今回は〈富士フイルム〉さんの従来品から、さらなる進化したポイントがあるんですよね?

青木:はい、そのキーワードとなるのが「UV地割れ」です。

山岡:「UV地割れ」?

青木:日焼け止めを塗っている状態で過ごしていると、顔が突っ張る感じがしたことはありませんか?または、日焼け止めを塗っているところが気付くと粉っぽくなっていたこともあるんじゃないでしょうか。

山岡:ああ、わかります。

青木:そういう実感をベースに色々と研究してみてわかったのは、おしゃべりをしたり、ものを食べたり飲んだりといった顔の動きによって、肌に塗っていた日焼け止めの膜が割れてしまうということです。これを「UV地割れ」と呼んでいるのですが、この割れてしまった部分から紫外線が侵入し、日焼けの原因となっていたんです。

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山岡:せっかく「Deep紫外線」を防いでも、まだ防ぎきれていなかった紫外線があったのですね。

青木:一日のうち、肌が紫外線に晒される時間帯の女性の顔は思った以上によく動いていて、目元は1万回、口元は1.5万回も動いています。そんな中、たった40回程度の動きで10%も紫外線漏れが増加することもわかりました。
なお、山岡さんみたいによく笑う方はより「UV地割れ」が起きやすく、場合によっては日焼け止めを塗ってほんの数十分くらいで割れることもあるんですよ。

山岡:え、えー!

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「UV地割れ」をガードする新技術「D-UVガード+」


山岡:どうしよう...こわくて笑えない...。

青木:そんな山岡さんのために(笑)、これまでお伝えしてきた「Deep紫外線」を防ぐ技術をもとに、より伸縮性を加えた「D-UVガード+」を新しく開発しました。肌の動きに合わせて伸び縮みする独自処方「ストレッチUVシールド」が「UV地割れ」を防ぎます。

と、ここで実際にその伸縮性を見ていただきましょう。肌模擬シート(シリコン製)に、〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉を塗ってしばらくたった状態のものをご用意しました。ちょっとこれを引っ張ってみてください。

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山岡:かなり強めに引っ張っていますけど、全然破けないです!

青木:でしょう!これなら山岡さんもきっと大丈夫ですよ(笑)!

山岡:よかった!進化ポイントとして「UV地割れ」に着目するきっかけは何だったのですか?

青木:今までの日焼け止めの課題を見つけるために、とにかく試行錯誤しました。弊社のさまざまな商品を顔に塗っては、日常生活で起こりうる状況や場面を再現して肌状態を確かめたり、日焼け止めを使う周りの人々の声をとにかく聞いてみたり。

山岡:そういった地道なことの積み重ねのおかげで「UV地割れ」という課題を発見したんですね。課題を見つけてからもまた大変な道のりだったんじゃないですか?

青木:そうなんです(笑)。私の経験値などから絞った原料を色々と混ぜてみて、その効果や肌につけてみた時の感覚などを確かめるということをひたすら続けました。混ぜる配分量も変えたりして、もう何百回かわからないくらいその作業を繰り返し、「これだ!」という原料とバランスに行き着きました。

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山岡:「Deep紫外線」をしっかりガードしてくれて、「UV地割れ」も起こりにくい...まさに鬼に金棒ですね!あと、いただいていたサンプルを使ってみて、とても伸びがよくて使いやすいと思いました!

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青木:実際に使ってくれたんですね!毎日使っていただきたいものだからこそ、使用感にはとてもこだわっているので、そう言っていただけて嬉しいです!紫外線をガードするという観点だけで考えると、伸びが悪くなったり、油っぽくベタついたり、白浮きもしやすくなったりして、使い心地が悪くなってしまうんです。なので、〈富士フイルム〉の安定配合技術を使って、少ない紫外線防御剤で効率的に紫外線をカットすることで、きちんと紫外線をガードしつつ、使いやすさも担保することができているんですよ。

山岡:すーっと伸びて、なじみやすいですよね。紫外線対策と使用感の両立ってかなり難しいと思うのですが、それを実現しているのはすごいですよね!

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おわりに

今回は「Deep紫外線」についてと、それをガードし、さらに「UV地割れ」まで防ぐ「D-UVガード+」についてご紹介しました。後編では美容液としての効果や化粧下地効果など、〈D-UVクリア ホワイトソリューション〉のさらなるおすすめポイントをお伝えします!
後編はこちら>>


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