「20代でのエイジングケアはまだ早い」なんて考え、あなたは持っていませんか?その認識はもう古いかもしれません。今回は、エイジングケア※を始めるタイミングや意識すべきポイントなど、イマドキのエイジング事情をハンズららぽーと富士見店のビューティコンシェルジュ:鶴田さんに聞きました。
若いうちからお肌の手入れや対策を念入りにすることで、肌へのダメージを予防する効果が期待できます。未来の自分のために、20代からのエイジングケアを始めましょう。
※年齢に応じたケア
※こちらは2023年1月に再編集をしております。
エイジングケアを始める若者が急増中!?
実は今、エイジングケアを始める20代の若者が急増しているそう。まずは、そもそもエイジングケアとは何なのか、若いうちからエイジングケアを始めるべき理由を鶴田さんに聞いてみましょう。
ハンズららぽーと富士見店 ビューティコンシェルジュ 鶴田
■ビューティコンシェルジュとは?
社内試験にパスしたスタッフのみが名乗ることができる、ハンズのビューティコーナー専属スタッフのこと。社内・社外・メーカー研修などに毎月参加し、美容やコスメに関する知識を深めているエキスパートです。
そもそもエイジングケアとは?
―今日は、「イマドキのエイジングケア事情」について学びにきました。よろしくお願いします。
鶴田:よろしくお願いします。そもそもエイジングケアって何かご存知でしょうか?
―はい。加齢によって起こる肌の変化やトラブルのことを「エイジング」といい、その年齢に応じたケアのことを「エイジングケア」というのですよね!
鶴田:その通りです。小ジワ※やくすみ※などが、エイジングによる肌変化の主な悩みとしてあげられます。
※乾燥による
※汚れや古い角質による
―昔と今ではエイジングケア事情も変わっているのですか?
鶴田:随分と変わってきましたね。失礼ですが、今おいくつですか?
―27歳です!「お肌の曲がり角」と言われる年齢を過ぎたものの、特に何の対策もしていません...。
鶴田:なるほど。エイジングケアは気になったりしますか?
―まだあまり気にしていないです。ここ数年で肌がよく乾燥するようになったとは感じているものの、正直エイジングケアは30歳を過ぎてから考えたらよいかなと。
鶴田:いやいや!「エイジングケア=30代から始めるもの」という考えは少し改めた方がよいかもしれません。人によってエイジングサインが出るタイミングはさまざまですが、最近では20代前半からエイジングケアを始められる方が多いんですよ。
―20代前半!?いくらなんでも早過ぎませんか?
鶴田:そうですね。でも、きちんと理由があるんです。
エイジングケアは20代からでも始めるべき
20代前半からエイジングケアを始めた方が良いなんて、考えもしませんでした...。驚いている私に、20代からの予防や対策が大切な理由を説明してくれました。
―やはり、20代前半からエイジングケアを始めた方が良い理由は何なのでしょうか?
鶴田:最近は10代後半からお化粧を始める人が多いですよね。お化粧に加え、クレンジングも毎日するとなると、お肌へのダメージはかなりかかっていることになります。
―たしかに...。若いうちから肌にダメージを与えているので、肌のトラブルが起こりやすくなったり、加齢を加速させてしまっているのですね。
鶴田:そうなんです。さらに、昔と今では環境も変化しています。紫外線量の増加やエアコンによる乾燥など、肌にダメージを与える環境に日々、さらされているのです。
―なんと恐ろしい...、何だか焦ってきました。
鶴田:歳を重ねるにつれて一般的に皮脂量は減っていくのですが、10代後半や20代の方の中にはまだまだ皮脂量が多い方もいます。自分の肌状態をしっかり見極めて、今の肌に合った正しい対策やお手入れをすることが大切です。
―なるほど。でも正直、自分の肌状態を見極めるのは難しいです。エイジングサインが何なのかもよくわからないし...。
鶴田:そうですよね。では、どのような肌変化がエイジングサインなのかを説明しますね。
エイジングサインを見逃さない秘訣は、毎日肌と対話をすること
エイジングサインといわれる肌状態とは
鶴田:よく、エイジングサインとして挙げられるものがこちら。
- □小ジワ※が気になる
- □ 肌が乾燥する
- □ 化粧ノリが悪い
- □ 肌がくすむ※
- □ 口元の年齢サインが目立つ
など
※乾燥による
※汚れや古い角質による
このように、大きな実感はなかったとしても「なんか今日いつもと違うな」という小さな違和感に早い段階で気づけるかどうかが大切なんです。お肌が乾燥するとのことでしたが、他に気になる肌変化はありますか?
―2年ほど前からフェイスラインにニキビができるようになりました...。
鶴田:なるほど。それも立派なエイジングサインの1つなんですよ。
―そうなんですか!?ちょっとショックです...。
鶴田:はい。フェイスラインにできるニキビを「大人ニキビ」といいます。過剰な皮脂分泌が原因で額や鼻にできる10代の思春期ニキビとは違い、大人ニキビはストレスや寝不足、そして乾燥などのさまざまな原因から、肌のターンオーバーが遅くなることでできてしまうんです。
―肌のターンオーバーですか?
鶴田:ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことをいいます。健康的なお肌は28~30日くらいで肌の角質層が生まれ変わるのですが、加齢とともに生まれ変わりのスピードが遅くなっていくんです。しっかり睡眠を取ること、食生活の見直し、ストレスを溜めこまないこと、そしてスキンケアの面では「保湿」の徹底が重要なんです。
エイジングケアに大切なのは「保湿」と「UV対策」
ここからは、〈muqna〉エイジングケアシリーズを使って、エイジングケアに大切な基本のお手入れの仕方を説明します。ぜひ参考にしてくださいね。
muqna(ムクナ) エイジングケアシリーズ
左から
化粧水(150ml)2,618円(税込)、乳液(150ml)2,618円(税込)
保湿クリーム(50g)3,058円(税込)、オールインワンジェル状クリーム(100g)3,058円(税込)、
アイクリーム(30g)3,278円(税込)、UV化粧下地 SPF35 PA++(30g)2,618円(税込)
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エイジングケアで意識すべき基本ポイント
鶴田:先ほどもお話ししたように、まず意識すべき基本のポイントは「保湿」です。ターンオーバーが乱れた肌はニキビや肌のくすみ※、小ジワ※の原因にもなります。
だから、エイジングケアはしっかり保湿ができる製品を選ぶのがポイント。保湿を重視した化粧水はたくさんありますが、〈muqna〉もこだわりの保湿成分をたっぷり配合しているので、おすすめです。
※乾燥による
※汚れや古い角質による
エイジングケアにおすすめの美容成分
保湿成分をたっぷり含んだ〈muqna〉。具体的には、どのような美容成分がエイジングケアに適しているのでしょうか?〈muqna(ムクナ)〉はハンズオリジナルブランドです。
―〈muqna〉には、具体的にどのような成分が入っているんですか?
鶴田:肌の中にもともとある成分「セラミドEPO、NP、AP」「ヒアルロン酸Na」「水溶性プロテオグリカン」と、人間の身体ではつくりだせない成分「ビタミンA※」「グルコシルセラミド」が入っています。どれも肌のうるおいを保つために必要な成分です。
※ビタミンA:パルミチン酸レチノール(整肌成分)
パルミチン酸レチノールとは、レチノールと同じレチノイドの中の1つ。レチノイドには、代謝を促進したりコラーゲン生成を促したりする効果が期待できます。これらの機能は20代で低下し始めるので、若いうちから取り入れることが大切です。
―肌が本来持っている成分と、つくりだせない成分が配合されているのはなぜですか?
鶴田:肌の表面は角質層がレンガのように並んでできています。その角質層のすき間を埋める役割を担っているのが「セラミドEPO、NP、AP」「ヒアルロン酸Na」「水溶性プロテオグリカン」などの成分。それらが蒸発してスカスカ状態になることで、乾燥肌や刺激を受けやすい肌になってしまいます。そして、その状態で化粧水や美容液を入れても、すぐに蒸発してしまうんです。
―えー!もったいないですね...。
鶴田:だから、まずは土台をしっかり整えることが必要です。肌にもともとある3つの保湿成分で肌を健やかな状態にすることで、その他の成分の入りがよくなりますよ。
―なるほど。だからエイジングケアの基本は保湿が命、ですね。
エイジングケアを意識したスキンケアのコツ
―ちなみに、化粧水はどれだけお肌に与えたらよいですか?
鶴田:化粧水はワンプッシュ手に取り、お顔にまんべんなくギューッと押しこむようにつける。これを何度か繰り返してください。
―手のひらでお手入れする理由はなぜですか?
鶴田:手のひらの方がお肌の変化が伝わりやすく、また、手のぬくもりで浸透しやすくなるからです。化粧水を重ねるうちに、だんだんと肌がやわらかくなるのが実感できるので、その状態になったら肌がしっかりうるおった証拠です。
―贅沢にたっぷり使った方がよいのですね。〈muqna〉シリーズは値段も手に取りやすい価格なので惜しみなく使えそうですね。
鶴田:そこも魅力の1つです。自分にとって一番よい化粧品は自分の肌、お財布に合っているものだと思います。日々「続けられる」ことが重要なんです。
―そうですよね。高級なアイテムを使っていても少しずつ付けていては、肌はうるおいませんもんね。鶴田さんは普段どのようなケアをされていますか?
鶴田:毎日同じケアをするのではなく、その日の肌の調子に合わせて手入れをしています。
―といいますと、どんなケアですか?
鶴田:例えば、乳液と保湿クリームの使い分けです。
左:乳液(150ml)2,618円(税込)、 右:保湿クリーム(50g)3,058円(税込)
鶴田:肌に働きかける役割は一緒なのですが、乳液は水分が多く、保湿クリームは油分が多いんです。だから、普段は化粧水の後乳液だけで済ませていても、乾燥が気になる日は保湿クリームを使って手入れしています。
鶴田:さらに、スペシャルな日のケアにはアイクリームをプラスします。
アイクリーム(30g)3,278円(税込)
鶴田:〈muqna〉のアイクリームには、先ほどご紹介した保湿成分に加え「バルミトイルトリペプチド-1」「アセチルヒドロキシプロリン」という成分も入っているんです。乾燥対策だけではなく、目元のくすみ※などが気になる方にもおすすめ。ちなみに私は、シワ※が気になる口元にも使っていますよ。
※汚れや古い角質による
※乾燥による
―冬は外も室内も乾燥しているので、カサつきが気になった時のためにポーチに忍ばせておきたいです。
鶴田:1本あると心強い存在になると思います。テクスチャーもやわらかく肌なじみがよいので、乾燥が気になったらトントンとやさしくお手入れすれば、日中の乾燥対策もバッチリです。
―本当ですね!伸びがよくスッと肌に溶け込みます。
鶴田:目元は皮膚が薄いので、やさしい力でもスッとなじむテクスチャーが好ましいんです。夜のお手入れでは、目尻を伸ばしながら細かなシワにもしっかり成分を届けるようにやさしくトントンと塗るのがポイント。
―そういえば〈muqna〉には化粧水と乳液が1つになった〈オールインワンジェル状クリーム〉がありますよね。これはどのタイミングで使えばよいのですか?
鶴田:〈オールインワンジェル状クリーム〉は、油分が水分を包み込んだものの集合体でできているんです。これを肌に塗ることで2つの成分は分離し水分は肌に浸透、油分は肌の表面に残って水分の蒸発を防ぎます。
オールインワンジェル状クリーム(100g)3,058円(税込)
鶴田:忙しい朝の時間や、旅行などで活躍する時短スキンケアとして、1本持っておくと便利かもしれません。
―そういう仕組みだったんですね。時短アイテムがあると心強いですよね。
エイジングケアにはUVダメージへの対策も必須!
―これで、エイジングケアはバッチリですか?
鶴田:まだまだ気は抜けません。エイジングケアでは「UV対策」も欠かせないんです。
―日焼けはシミの原因にもなりますもんね。でも今は冬ですし、ひとまず保湿ケアに集中したいなと...。
鶴田:何をおっしゃいますか!
―!!
鶴田:UV対策にシーズンオフはありませんよ!
―そ、そうなんですね...。
鶴田:夏に比べて紫外線量は少ないものの、全くダメージがないわけではありません。実は私、周りから「UVカッター鶴田」と呼ばれるくらいUV対策にはこだわっているんです。
―そんな異名をお持ちだったんですね...。どのような対策をされているんですか?
鶴田:夏でも冬でも日傘・アームカバーは必須。海や山などで日傘が差せない時はツバ大きめの帽子・マスク・サングラスを身につけています。どうしても露出してしまう部分(顔・手の甲)にはしっかりUVクリームを塗っています。
―すごい徹底ぶり!ただ、少し怪しい感じになりそうですね...。
鶴田:そんなことは気にしていられません!ただ、そこまで気を使うのが難しくても、一年を通して気にかけることはとても大事です。例えば冬のUV対策は、ちょっとそこまでのお出かけでも、必ずUVクリームを付けて出かけるだけでも違いますよ。最近は〈muqna エイジングケア UV化粧下地 SPF35〉を使っています。
UV化粧下地 SPF35 PA++(30g)2,618円(税込)
鶴田:紫外線吸収剤フリーなところが気に入っています。お休みの日は肌を休めるために、なるべくメイクはしたくないじゃないですか。
―はい!すごく分かります。
鶴田:だけど、何もしないで外へ出るわけにはいかないし...。そんな時に、少しでもお肌にやさしい紫外線吸収剤フリーのクリームがあると嬉しいんですよ。
―お肌をいたわりながらUV対策できるのはよいですね。この下地にも保湿成分は入っているのですか?
鶴田:他のアイテムと同様の成分が入っていますよ。
―ということは、塗りあがりはしっとりとしているということですね。
鶴田:そうですね。しっとりしつつもベタベタ感は全くないです。塗りあがりはこんな感じ。トーンアップ※したのが分かりますか?
※メイクアップ効果による
左手(画面右)にUV化粧下地を塗りました。
―本当だ!明るくなっていますね。
鶴田:伸びもよいので、使いやすいですよ。
―今日でだいぶエイジングケアのことがわかった気がします。最後に、鶴田さんがケアで大切にしていることを教えてください。
毎日のお手入れを楽しむこと
鶴田:大切なのはスキンケアを「楽しむこと」ですかね。毎日、鏡の前に座って肌の調子をチェックすること、自分に合った化粧品を使うことで、肌の状態をよりよく保つことができます。お手入れは「きれいに年を重ねる」ためのケアです。今の自分より、明日の自分がもっと好きになるように、みなさんにも〈muqna〉エイジングケアシリーズを使って肌の変わり具合を実感して欲しいですし、毎日のお手入れを楽しんでいただきたいです。
―ちなみに筆者もこのシリーズを試してみました!保湿力はもちろん満足したのですが、ほのかに感じるレモンの香りが特にお気に入り。ふとんに入った時に、ふわっと漂うさわやかな香りにも癒されました。今日から楽しみながら、エイジングケアをしていきたいと思います!
おわりに
20代から入念に肌の手入れをすることで、肌の老化やダメージを予防できることが分かりました。20代でエイジングケアなんてまだまだ早い!と思っている方も、今すぐ基本の保湿から意識してみましょう。また、保湿成分にこだわった〈muqna〉エイジングケアシリーズもご紹介しました。お手頃な価格なので、エイジングケア初心者も始めやすいですよ。未来の自分が喜ぶために、ぜひお手にとって試してみてください。
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