運動や通勤に便利なスニーカーですが、雨の日には浸水や汚れが気になる人も多いでしょう。そんなとき、お手持ちのスニーカーに合った防水スプレーを使えば、雨の日でも気軽にスニーカーを履くことができますよ。今回は、スニーカーにおすすめの防水スプレーをご紹介します。
スニーカー向け防水スプレーの選び方
歩きやすく、ファッション性が高いデザインも多く販売されているスニーカー。スニーカー向けの防水スプレーでしっかりガードしておくことで、表面から雨が染み込むのを防いだり、泥や汚れが付着するのを回避できます。
しかし、防水スプレーはさまざまな種類があるため、どれが自分のスニーカーに合うのかわからない人も多いでしょう。まずは、スニーカー向け防水スプレーの選び方についてご紹介します。
①「撥水素材の種類」はマストで確認
スニーカー用をはじめとした、防水スプレーには撥水・防水効果に直結する「撥水素材」が配合されています。この撥水素材には大きく分けて、シリコン系タイプとフッ素系タイプの2種類があります。それぞれ特徴や弱点が異なるため、目的にあわせて選んでみてください。
フッ素系 | シリコン系 | |
---|---|---|
通気性 | 〇 | × |
持続性 | △ | 〇 |
即効性 | △ | 〇 |
撥水性 | 〇 | 〇 |
撥油性 | 〇 | △ |
使える素材 | ・皮革製品 ・布製品 |
・傘などの通気性を 必要としない素材 |
透湿素材への使用 | 〇 | × |
撥水効果に特化した「シリコン系防水スプレー」
シリコン系タイプは、シリコン樹脂を主成分とした防水スプレーです。スニーカーの繊維に薄い膜を張るようにコーティングするのが特徴。短時間で高い撥水効果を実感しやすいうえ、持続性が高い傾向にあります。
しかし、生地の繊維全体を覆うようにコーティングする性質上、通気性が悪くなりやすいデメリットがあります。また、レザー系の靴やピーチスキン加工の生地など、スニーカーの生地によっては風合いが損なわれる場合もあります。
そのため、シリコン系防水スプレーは、ゴム素材の雨用靴やキャンバス地、ナイロン素材のスニーカーなどに使用するのにおすすめです。
汚れ防止にも便利な「フッ素系防水スプレー」
フッ素系タイプはフッ素樹脂を主成分とした撥水素材であり、多くの防水スプレーに採用されています。スニーカーの繊維1本1本に細かく付着することで、高い撥水効果を発揮するのが特徴です。水だけでなく油分にも強いため、スニーカーの汚れ予防にもおすすめできます。
シリコン系タイプのようにスニーカー全体が撥水素材で覆われないので、通気性が確保できるうえに、スニーカーに使われている素材の質感や風合いも損なわれません。スエードやヌバックなどの起毛素材への使用もおすすめです。
しかし、フッ素系タイプの防水スプレーは効果の持続時間が短い傾向にあるため、外出後にこまめに塗り直す必要があります。
②「使用可能な素材」をチェックしよう
上述したように、防水スプレーの撥水素材によって性質が異なります。そのため、自分が普段履いているスニーカーの素材に対応しているかどうかを必ずチェックしておきましょう。
スニーカーの素材に防水スプレーが対応していないと、風合いが変わってしまう原因になったり、撥水効果が上手く発揮されなかったりする可能性があります。とくにデリケートなレザー素材の場合、防水スプレーがシミの原因になることもあるので要注意です。
使用可能な素材については、各商品のパッケージに使い方と一緒に記載されていることが多いため、あらかじめチェックしてから購入するようにしましょう。
③コスパ重視なら「容量」を確認
スニーカーを履く頻度が高い方は、「容量」もチェックして購入するといいでしょう。防水スプレーは一度塗っても、スニーカーを何度も履いたり雨に濡れたりすることで、少しずつ効果が低下していきます。
容量の多い防水スプレーを持っていれば、定期的なスニーカーのお手入れも簡単です。また、大容量のものの方が割安になることが多いため、防水スプレーを使う機会が多い方は大容量サイズを買うのがおすすめです。
スニーカー向けのおすすめの防水スプレー11選!
防水スプレーの種類や選び方が分かっても、実際どれを購入したらいいのか迷う方も多いはず。ここからは、スニーカー向けのおすすめな防水スプレーをご紹介します。
シミになりやすい革靴もやさしく保護【コロンブス アメダス 】
〈アメダス〉は、靴クリームの有名ブランドであるコロンブスから登場した防水スプレーです。フッ素系撥水・撥油剤が繊維1本1本をコーティングし、水分やほこり、油汚れからスニーカーを保護します。皮革の柔軟性や通気性を損なわないため、レザー系スニーカーや革靴におすすめです。
撥水から抗菌まで一度に完了【コロンブス 抗菌アメダス 】
コロンブスから登場した〈抗菌アメダス〉は、防水から撥油、抗菌まで1本で完了する防水スプレーです。水や汚れから靴を守るとともに、菌の増殖を抑制し、清潔な状態をキープします。レザーと布素材のスニーカーの両方に対応可能です。
多彩な素材の靴に対応【M.モゥブレィ プロテクターアルファ 】
M.モゥブレィ プロテクターアルファ 220ml 1,650円(税込) |
〈プロテクターアルファ〉はレザーだけでなく、キャンバス生地やゴアテックスなどの多彩な素材に使えるオールマイティな防水スプレーです。粒子の細かいフッ素系撥水素材が生地をコーティングするため、スニーカーの通気性を損ねることなく、強力な撥水力を実現しています。
油汚れもしっかり予防【セメダイン 防水スプレー 多用途+長時間】
セメダイン 防水スプレー 多用途+長時間 420ml HC-010 1,375円(税込) |
セメダインの〈防水スプレー 多用途+長時間〉は、繊維や本革、スエード、合成皮革にも使用できるオールマイティな防水スプレーです。フッ素系の撥水成分を配合したことで高い撥水効果を実現しており、油もしっかりはじくため、汚れが目立つ白色系のスニーカーのお手入れにも使えます。
耐久性と通気性を両立【ジェイソンマーク PFASフリー リペル】
ジェイソンマーク PFASフリー リペル 159.7ml 2,970円(税込) |
〈ジェイソンマーク PFASフリー リペル〉は、ロサンゼルス発の靴専用ケアブランドから登場した「シリコン系」と「フッ素系」のよいとこどりをした「ハイブリッドタイプ」の防水スプレー。数回レバーを引くだけで、細かいミストでスニーカーをコーティングできます。液を最後まで使いきれるエア式ボトルなので、コスパを重視する人にもおすすめです。
水性・油性の汚れから靴を守る【ラクツ ウォーター&ステイン プロテクター 】
ラクツ(LAQ2) ウォーター&ステイン プロテクター 146ml 1,100円(税込) |
〈ラクツ ウォーター&ステイン プロテクター〉は、靴専用ケアアイテムブランドが手掛ける防水スプレーです。独自に重合したフッ素樹脂により、強力な防水効果を発揮。雨や泥水などに含まれる水性・油性の汚れをはじきます。
長く履き続けた靴のメンテナンスにはもちろん、おろしたての靴を長持ちさせたいときにもおすすめです。スプレーは低温でも一定に噴射できる炭酸ガス仕様なので、寒い時期でもしっかりスニーカーをお手入れできます。
素材の奥まで素早く浸透【コロニル NEWナノプロ 防水スプレー】
コロニル NEWナノプロ 防水スプレー 300ml 2,750円(税込) |
〈コロニル NEWナノプロ 防水スプレー〉は、レザーアイテム専用ケアブランドから登場した防水スプレー。フッ化炭素樹脂とシリコンオイルという2種類の素材を組み合わせているのが特徴です。
ホコリや汚れを水滴と一緒に落とす自浄効果も発揮するため、汚れが目立つ白のスニーカーもきれいに保てるでしょう。ベロアやスエードなどの起毛素材にも対応できます。
デリケートな革やスエードも保護【コロニル ウォーターストップスプレー 】
コロニル ウォーターストップスプレー 400ml 2,640円(税込) |
素材に浸透して高い防水・防汚効果を発揮する防水スプレーが〈コロニル ウォーターストップスプレー〉です。フッ化炭素樹脂を配合しており、素材の通気性や柔軟性を損なうことなくお手入れできます。レザー素材はもちろん、汚れが目立ちやすい白のテキスタイル素材などにも対応可能です。
汚れやシミの付着を防止【トーエー アクアダンス 】
〈トーエー アクアダンス〉は、スプレー後約10分乾燥させるだけでお手入れが完了する、フッ素樹脂配合の防水スプレー。レザーや布素材に対応しており、素材の通気性や風合いを損なうことなく水や油、汚れの付着を防止してくれます。スニーカーはもちろん、傘や衣類などにも使用できる防水スプレーです。
風合いを守りながらコーティング【コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー 】
コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー 200ml カラーレス 2,530円(税込) |
〈コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー〉は、革素材の細部まで浸透しやすいフッ化炭素樹脂とシダーウッドオイルを配合した防水スプレーです。スムースレザーやメタリック仕上げ、プリントレザーなどといった多彩な革素材にも使用できます。カラーレスなので白色のスニーカーのケアにもおすすめです。
レザースニーカーにおすすめ【コロンブス×ハンズ デリケートレザープロテクター】
コロンブス×ハンズ デリケートレザープロテクター 180ml 1,980円(税込) |
靴専用ケア用品ブランドのコロンブスとハンズのコラボによって誕生した〈デリケートレザープロテクター〉は、撥水とUVカット、保革もできる防水スプレーです。ケア後のレザー素材のスニーカーにサッとスプレーするだけで、お手入れの仕上げができます。
スニーカー向けの防水スプレーの効果をアップさせる正しい使い方
雨や汚れ防止に活躍するスニーカー向けの防水スプレーですが、正しい使い方でお手入れすることで撥水・防水効果がさらにアップします。ここからは、スニーカー向けの防水スプレーの正しい使い方を解説します。
①スニーカーの汚れを落としてから吹きかける
お手入れ前のスニーカーには、汚れやホコリ・チリなどが付着している状態です。そのままの状態で防水スプレーを吹きかけると、撥水素材が靴ではなく汚れやホコリに付着し、塗りムラが起こりやすくなります。
そうすると、撥水・防水効果が低下してしまうため、予め汚れを落としてから塗るのが使い方のポイントです。スニーカーの汚れを落とすときはブラシやタオルなどを使用し、専用のクリーナーで隅々まで落とします。
レザー素材のスニーカーであれば、お手入れ後に保革クリームを塗るのも忘れないようにしましょう。お手入れ後、スニーカーをしっかり乾燥させてから防水スプレーを吹きかけてください。
②こまめに防水スプレーをする
高い撥水・防水効果がある防水スプレーでも、時間の経過とともに効果が低下していきます。こまめに塗り直すことで、スニーカーをより長くきれいに保てますよ。
防水スプレーの塗り直しは可能であれば「雨の日の外出後に1回」または「1週間に1回程度」が理想です。スニーカーの使用頻度にあわせて調節してみましょう。
③スプレー後のスニーカーをしっかり乾かす
撥水・防水効果を高めるうえで、防水スプレーを吹きかけたあとの「乾燥」も重要なポイントです。防水スプレーを吹きかけたら、スニーカー全体をしっかり乾かすことで生地全体に撥水素材を定着させられます。
防水スプレーの乾燥時間は商品によって数分から数時間と異なるため、パッケージで使い方をチェックしておきましょう。短時間でお手入れしたいなら、速乾性の高いスニーカー専用防水スプレーを使うとよいでしょう。
スニーカー向け防水スプレーを使うときの注意点とは?
スニーカー向け防水スプレーには薬剤が使われているため、気をつけて使わないとスニーカーの劣化や体への健康被害などにつながる恐れがあります。ここからは、スニーカー向け防水スプレーを使うときの注意点について解説します。
マスクを着用し、風通しのよい屋外で使う
防水スプレーを使う際は、マスクを着用したうえで必ず風通しのよい屋外で行いましょう。防水スプレーには樹脂が配合されており、体内に入ると呼吸困難などの健康被害を引きおこす恐れがあるためです。
玄関や浴室などの狭い場所や屋内での使用は絶対に避けてください。
風向きに注意して吹きかける
防水スプレーを使う際には、風向きに注意して吹きかけるようにしてください。風向きとは反対方向にスプレーを噴射すると、誤って吸い込んでしまったり、周囲の人やペットに付着したりする危険性があります。
周囲に誰もいないことを確認したうえで、風上から風下に向かって吹きかけましょう。
集合住宅のベランダでは使わない
マンションやアパートのベランダで防水スプレーを使用すると、風向きによっては周囲の部屋に薬剤が流れてしまい、悪影響を及ぼす可能性があります。
思わぬトラブルを防ぐためにも、集合住宅のベランダで防水スプレーを使うのは避け、屋外に出て使用するようにしましょう。
防水スプレーでお気に入りのスニーカーを雨から守ろう!
雨による浸水を予防し、汚れ防止にも活躍する防水スプレー。適切なタイミングと方法で活用すれば、スニーカーを長くきれいに使うことができます。今回ご紹介したアイテムや使い方を参考にしながら、お気に入りのスニーカーを雨や汚れから守りましょう。
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