【ブーツ 手入れ】全てのロックな人たちに捧ぐ!旬のブーツを磨くコツ

今回は、これからの季節にヘビーローテーション確実なブーツのお手入れ方法をご紹介します。今人気のロックテイストのブーツやシューズを持っている方必見ですよ。現役のロッカーでバイヤーの大仲が、アツい靴磨きを披露してくれました!

ずっと履いている、ウン十年モノのブーツが登場!

1810rock_01.jpg私物のレコードやギターも持参して、気合い十分の大仲バイヤー。

これが大仲さんのブーツですか。年季がすごい。

大仲:買ったのは学生のときですかね。かれこれ20数年前のことです。もうこれしか靴がないのかってくらい履きましたよ(笑)

―その頃から持っているということは、相当頑丈につくられているんですね。

大仲:元々、イギリスの労働者階級の人たちが履いていたワークブーツだったそうですから。それが、著名なロックミュージシャンたちが履くようになって徐々にファッションとしても浸透していったんですね。

最近の若い方も、こういったテイストのブーツやシューズをよく履いていますよね。

大仲:そうですね。今回私がブーツの手入れに注目したのも、街でよく見かけるようになったことがきっかけでした。

ファッションとしてロックといいますか。

大仲:そうそう。私の世代は、好きなバンドのギタリストだったり、地元のやんちゃな先輩が履いていたりと(笑)、ロックという文化や生き方に憧れたものですが、今の人たちは普通にかわいい格好にあわせたりとか、楽しんで履いていますよね。そういう履き方も素敵だなと思います。

ブーツも革靴の一つ。基本のお手入れを覚えよう!

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ブーツならではのお手入れ方法というものはあるんですか?

大仲:いえ、特別変わったお手入れをするわけではありません。道具も革靴を手入れするものと一緒で大丈夫ですよ。まず靴ひもを外したら、ブラシでのほこり取りから始めましょう。

全体にブラッシングをしたら、次は汚れとそれまでについていたワックスを、ツーフェイスローションで拭き取っていきます。女性のお化粧と同じで、一度落として「スッピンにする」ことが重要です。

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―ちなみに、ギター歴は長いんですか?

大仲:歴だけみれば長いかもしれません。若いころはバンドもちょっとやってましたし。ただ、今は自宅でかき鳴らすくらいですね。

―かき鳴らすというワードがロックですね。

1810rock_04.jpgかき鳴らすイメージとは、こんな感じだろうか。

―そうこうしているうちに、ワックスと汚れ落としが終わりました。

1810rock_05.jpgツヤがなくなっているのがワックスが取れた証拠。

大仲:はい。次はですね、このクリーム。ブリオクリームといいますが、ツヤ出しと栄養補給ができます。何より、このプルプル感が気持ちいいです。薄くムラなく塗り伸ばすことができて、べたつきが少ないので、ブーツだけではなく、肌に触れることの多い革製のジャケットや財布、バッグなどにも使えます。私も自分の靴にはもちろん、財布のケアにも使っています。

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本当に化粧品のようですね。

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大仲:これを丹念に塗り込んでいきます。一回にとる量は米粒2粒くらいを目安にしてください。

―たくさん塗ればいいわけではないんですね。

大仲:そうですね。革にも油分の許容量がありますので。ちなみに、ロックテイストのブーツは買ったばかりのときは革が硬いことも多いです。なので、お手入れの時はもちろんなのですが、買って履く前に1週間くらい続けて磨くこともオススメします。だんだん軟らかくなって、足になじみやすくなりますよ。

それも、普通にクリームをつけて磨いていいんですか?

大仲:はい、構いません。個人的には、硬いまま履くのもロックな感じがして好感をもちますけどね(笑)。

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ーだんだんツヤが出て、ピカピカしてきましたね。

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大仲:ここまで磨けば、あとはつま先の鏡面仕上げをやってもいいですし、そのままがかっこいいという方は防水スプレーをかけて終わりにしてもいいですし。そこは、自分のファッションのテイストにあわせてですね。

かっこよく見せるためには、ステッチのお手入れが命!

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ー次はどんな工程でしょうか?

大仲:先ほど、お手入れの基本は革靴と同じと言いましたが、このソールまわりのステッチは、こういったブーツならではの特徴です。なので、ここもお手入れしていきましょう。

汚れ落としのステインリムーバーを綿棒にとって、ゴシゴシと。汚れを浮かしてとるイメージですね。

1810rock_10.jpgこんなに黒ずみがとれました。

それにしてもこの作業は...地味ですね。

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大仲:確かに、見た目は地味かもしれませんね...でも、このステッチは確実に人の目にふれるところなので手を抜くわけにはいかないんです!

1810rock_12.jpgアツくなりすぎて大粒の汗を流す大仲バイヤー。

大仲:はい!これでいかがでしょうか。

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―ステッチがきれいだと、よくお手入れされているなと感じますね。

大仲:ステッチのくすみは全体の印象を大きく左右しますから、しっかりケアすることを心がけてほしいですね。


ブーツを磨くことは、自分のスタイルを磨くこと。

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―ということで、一連の作業が終わりました。何十年も履いているブーツとは思えないツヤですね。

大仲:まあつま先の革が少し削れていたりはしますが。こういった傷が気になる方は、ブーツの色にあわせたクリームで補色してもいいと思います。もちろん、そのまま履くのもロックです。

―最後に、靴磨きにチャレンジしたい方々へメッセージをお願いします!

大仲:かっこよく言えば、靴を磨くことは自分を磨くことだと思います。言っていて照れますけども(笑)。もちろん、単純に手入れされたブーツを履くだけでもテンションがあがると思いますしね。地味に見えがちな行為だからこそ、アツいロックな心で取り組んでほしいと思います!

今回の靴磨きに使った道具はこちら!

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(左から)
コロンブス BBシルバーツーフェイスローション 1,000円+税
モゥブレイ ステインリムーバー 600円+税
ポリッシュクロス 1,200円+税
コロンブス ブリオクリーム 1,800円+税
ジャーマンブラシ 1,500円+税

その他、大仲バイヤーがオススメする道具はこちら!

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(左から)
コロンブス メンズグローブシャイン 450円+税
コロンブス BBシルバーデリケートクリーム 800円+税
コロンブス メンズシュードライ 1,500円+税
コットンフランネルクロス エクストラ 1,000円+税
ハイシャインポリッシュクロス エクストラ 1,000円+税



おわりに

ブーツも革靴と同じで、こまめに手入れを続けることで、自分好みの一足に育っていきます。この秋冬はブーツのお手入れを通じて、自分のスタイルにも磨きをかけてみませんか。

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