屋内にいると身体が急にムズムズッとすること、ありますよね。もしかしたらそれは、ダニやダニのフン、死骸が原因かも。目には見えないけれど、私たちの生活にダニは必ず潜んでいるんです。さらに、気温や湿度があがる時期はより活発になります。一体どのように退治したらよいのでしょう。ここでは、ダニについての基礎知識とダニ捕り専用グッズについてご紹介します。
※こちらは2020年6月公開記事を再編集をしております。また記事内容は2023年3月現在のものです。
ダニにまつわるゾッとするお話
ダニとの戦いに勝つためには、まず相手のことをよく知ろう。ということで、ダニを研究して30年、ダニ捕りアイテムを開発し続ける日革研究所の研究開発者・会長の渡邊さんにお話を聞きました。
日革研究所 研究開発者・会長 渡邊さん
写真右上〈ダニ捕りロボ〉の開発をされています。
そして、ダニ対策について学ぶのは、ハンズ清掃用品担当バイヤーの園田。
家には何匹のダニが潜んでいるのか?
園田:渡邊さん、ダニについて色々教えてください!早速ですが、ダニは家に何匹くらい潜んでいるのでしょうか?
渡邊さん:住宅環境によってさまざまですが、ダニはどのご家庭にも必ずいます。私たちが普段眠っている寝具や、くつろいでいるソファ、カーペットなどそれぞれに数万匹、またはそれ以上潜んでいると思ってよいでしょう。
園田:すすすすすす数万匹いぃぃい!?
園田:想像しただけでもゾッとします。
どこに潜んでいるのか?
園田:そのような大量のダニは、家のどこに潜んでいるのでしょうか?
渡邊さん:気軽に洗濯ができない寝具やソファーやカーペットには、フケ、アカ、ホコリ、カビ、食品のカスなどが溜まっていて、ダニはそれらをエサに棲みついているんです。
園田:マットレスやソファの掃除はついつい手を抜いてしまう場所ですよね。意外に見落としがちなダニスポットはありますか?
渡邊さん:結露でカビが生えやすいカーテンやエアコン、毎日はく靴、子どもが使うベビーカーやぬいぐるみ、ペットベッドなども、湿気が溜まりやすく要注意です。
園田:そんなところにまで...。というか、家のそこら中に居るんですね...。子どもが使うベビーカーやぬいぐるみは特に心配です。
渡邊さん:子どもは代謝がよいので汗をたくさんかきますよね。そうするとベビーカーに湿気が溜まりダニが繁殖しやすくなるんです。さらに食べこぼしも多いのでダニが好む場所とも言えます。実際、子供部屋の1m四方のラグから10,000匹以上のダニがみつかったこともあります。
どんな風に接触しているのか?
園田:ダニによって苦しむ子どもが多いと聞きますが、いたるところにダニとの接触があったんですね。そもそも、身体がムズッとするのはダニに噛まれたということですか?
渡邊さん:ダニが原因の場合、生きたダニ、ダニのフンや死骸に触れる、吸い込むことで起こります。ダニは3カ月で500倍にも繁殖し、1日に5〜6回フンをします。私たちは、かなりたくさんのアレルゲンと日々触れ合いながら生活しているんです。
園田:生きているダニ、フン、死骸...、ダニを退治するのはなかなか大変そうですね...。
生きたまま集めて逃さない!〈ダニ捕りロボ〉の実力とは
渡邊さん:屋内のダニ対策で大切なのは繁殖する前に退治すること。そして、奥深くに潜むダニを逃さないことです。そこでぜひ試していただきたいのが、弊社で開発した〈ダニ捕りロボ〉です。
ダニ捕りロボって?
ダニ捕りロボ ソフトケースタイプ レギュラーサイズ(左:ケース、右:誘引マット)1,729円(税込)
渡邊さん:ケースと誘引マットがセットになっているダニ取りロボ。ベッドやカーペット、ソファなどの気になる場所に置くだけで、ダニを退治します。取り替え期間の目安は約3カ月です。
ダニ捕りロボの仕組みとは
園田:どのような仕組みなのでしょうか?
渡邊さん:誘引マットにはダニをおびき寄せる独自開発の誘引剤と吸湿性セラミックが入っています。誘引剤により誘い込まれたダニに吸湿性セラミックが付着し、70%水分でできたダニを乾燥させてミイラ化させるんです。
渡邊さん:製品の中に入ったダニの死骸はマット内に閉じ込められるので、使用後はそのままゴミ箱に捨てればOKです。
ダニ捕りロボの実力を動画でチェック!
動画を観た園田:ひいぃぃぃぃぃぃ!!強烈な動画ですね。実際、1つの〈ダニ捕りロボ〉で、どれだけのダニを捕まえられるんですか?
渡邊さん:お客様の使用済み〈ダニ捕りロボ〉を回収して調査したところ、〈ダニ捕りロボ〉1枚で123,000匹ものダニを捕まえたこともあります。
園田:1枚で!?とんでもない数ですね...。
渡邊さん:ダニ対策として天日干しや掃除機をかける人も多いですが、天日干しでは、生きているダニは布団の奥に隠れてしまい、全てを乾燥させることはできません。また、掃除機で吸い取る方法は、表面的なダニは吸い取れても、布団の奥にしがみついているダニを取り除くことは難しいんです。ダニ対策を徹底したい人は、いつもの対策に加えて〈ダニ捕りロボ〉の使用をおすすめします。
園田:置くだけで対策できるのは、お手軽でよいですよね。
ダニ捕りロボの使い方を伝授!
ここで、ダニ捕りロボの詳しい使い方を簡単にご説明します!おすすめの設置場所から使用上の注意まで説明していくので、しっかりチェックしてくださいね。
使い方①基本は置くだけ、簡単!
基本のダニ捕りロボの使い方は以下の通り。
- 誘引マットを袋から取り出す
- 本体ケースに誘引マットを入れる
- 付属の日付シールに設置日を記入し、本体ケースに貼る
- 好きな場所に3ヶ月間置く
使い終わったダニ捕りロボは、そのままゴミ箱に捨てるだけ!また、商品に使用している誘引剤は天然由来の成分でつくられているので、お子さまやペットにも安心して使用することができますよ。化学性殺虫成分を全く使っていないのは安心ですよね。
使い方②おすすめの設置場所
ダニ捕りロボは、どのような場所に設置するのが効果的なのでしょうか。ここからは、ダニ捕りロボのおすすめの設置場所をご紹介します。
寝具
まず設置場所として定番なのが、寝具です。ダニが繁殖する条件は「温度・湿度・エサ」。ベッドや布団で寝ている間、体温と寝汗により温度と湿度が上がり、フケや垢でエサも豊富な状態になってしまうのです。
敷布団・マットレスにシーツを掛けている方は、シーツと敷布団・マットレスの間に。シーツではなく敷パッドを掛けている方は、敷布団・マットレスと敷パッドの間にダニ捕りロボを設置しましょう。シーツと敷パッドどちらも掛けている方は、シーツと敷パッドの間に設置すると効果的ですよ。
じゅうたん/カーペット/畳
寝具の次に注意したいのが、じゅうたんやカーペット。リビングに敷くことが多いカーペットは、食べかすやフケが落ちやすく、ダニの住処になってしまうのです。床とカーペットの隙間にダニ捕りロボを設置しましょう。
また、畳にもダニが集まりやすいことをご存じでしたか?畳は湿気をため込みやすく、畳に生えたカビをエサにダニが繁殖してしまいます。特に、畳にカーペットを敷いている方は要注意ですよ。
畳の部屋にダニ捕りロボを設置する場合は、部屋の隅に置くのがおすすめ。畳の下やカーペットの下に設置するのも効果的です。
ソファ
ソファは人が滞在する時間が長く、食べかすやフケなどさまざまなものが落ちてしまいますよね。特に、ソファの隙間には要注意。ほこりと共に、ダニが大量に住み着いている可能性があります。ダニ捕りロボを設置するのは、肘掛けや背もたれの隙間、ソファーとクッションの間がおすすめです。
基本的に、ゴミが溜まりやすい場所にはダニも溜まりやすいと考えた方が良いでしょう。
使い方③使用時の注意点
最後に、使用時に気をつけたい注意点についてお伝えします。ダニ捕りロボの使い方で気をつけたいポイントは、設置数とその他のダニ対策グッズとの併用の2点です。
まずは設置数について。ダニ捕りロボを複数個設置すれば、効果は倍増するのでしょうか?
例えば、ベットの枕元に1個、足元に1個設置した場合。単純にダニ捕りロボとダニの距離が短くなるため、ダニの捕獲量は増えるでしょう。複数個設置する場合は、等間隔になるように設置してくださいね。
つづいてはその他グッズとの併用についてです。ダニ捕りロボは、その他のダニ対策グッズと併用しても良いのでしょうか?
これは、そのダニ捕りグッズが誘引タイプか忌避タイプかによります。ダニ捕りロボは、ダニを引き寄せて退治する誘引タイプの商品です。そのため、殺虫剤や忌避スプレーなど忌避タイプ=ダニが逃げる効果を持つ商品と共に使用すると、効果が相反してしまいます。
よって、ダニ捕りロボの本来の力が発揮できなくなってしまう忌避タイプとの併用はNG。特に、ダニ捕りロボ本体に殺虫剤や忌避スプレーを直接かけることはやめてくださいね。
使い方に気をつけて、正しいダニ対策を行いましょう!
場所によって使い分けよう!ダニ捕りシリーズのご紹介
ダニ捕りロボには、さまざまな種類やサイズが存在しています。小さいサイズのものは小物や狭い環境に。広い範囲で使用したい場合は、大きいサイズのものを選ぶようにしましょう。
さらに、使い捨てタイプや詰め替えタイプも存在しています。詰め替えタイプの初回購入時には、「外側ケース」がついた商品を購入してくださいね。
ではここからは、もう一度渡邊さんと園田のインタビューに戻ります。
ハードケースタイプ
渡邊さん:〈ダニ捕りロボ〉ハードケースタイプは先ほどご紹介したソフトケースと中身は同じです。ご家庭に犬や猫などのペットがいて、噛んだり、引っ掻いたりして誘引マットが破れてしまわないか心配...という人は、こちらをお使いいただくのがおすすめです。直接設置すると、マットが破れて粉漏れしてしまう可能性があります。
ダニ捕りロボ 詰替用誘引マット レギュラーサイズ 3枚組 3,143円(税込)
ダニ捕りマット
ダニ捕りマット 大2枚組 3,850円(税込)、小2枚組 3,177円(税込)
渡邊さん:〈ダニ捕りマット〉は〈ダニ捕りロボ〉ソフトタイプより、さらに薄い仕様です。敷ふとんやカーペットの下に入れても違和感なくお使いいただけます。2サイズのご用意があるので、ふとんやカーペットのサイズに合わせて使い分けるのがおすすめ。3カ月経ったらそのままゴミ箱に捨て、新しい〈ダニ捕りマット〉に替えてください。
ダニ捕りロボ プチ
渡邊さん:続いて〈ダニ捕りロボ プチ〉。弊社のダニ捕りシリーズの中で最も小さいサイズで、バッグや靴の中に入れてお使いいただけます。こちらも設置して3カ月経ったらそのままゴミ箱に捨て、新しいものと取り替えてください。
ダニ目視キット
渡邊さん:そして〈ダニ目視キット〉。これはお客様の声から誕生した商品です。というのも、ダニは非常に小さい生き物なので肉眼では見られません。「家のどの場所にダニがたくさんいるのかを把握して、無駄なく効果的な対策をしたい」というお声をいただき、誘引剤(中央に赤丸がある円型:本体)とルーペをセットにしたキットを開発しました。
園田:どのような使い方をするのでしょうか?
渡邊さん:〈ダニ目視キット〉本体を調べたい場所に設置し、3日〜1週間後にルーペで本体を覗いて確認するだけ。ルーペで覗くとダニが見えるので、どこにどれだけのダニがいるかがわかるんです。いくつかの場所に本体を設置することで、ダニの多い場所を比較し特定できます。
園田:ダニ捕りシリーズの効果も実証されますね。
効き目だけじゃない、ダニ捕りロボのやさしいこだわりとは
園田:なぜダニ研究をはじめられたんですか?
渡邊さん:きっかけは生まれて間も無い初孫がダニに悩まされたこと。当時の私はダニの知識がまるでなく、さらにダニ退治に効果的な商品も身近にありませんでした。しかし諦めきれず、自ら研究、開発をはじめることにしたのです。
園田:そうだったんですね...。憎きダニめ!
園田:〈ダニ捕りロボ〉はダニを集めて乾燥させる仕組みが、他にはない画期的な方法で、そこが魅力だと思うのですが、他にこだわりポイントはありますか?
渡邊さん:子どもがいるご家庭でも気兼ねなく使える商品を目指しました。弊社のダニ捕りシリーズは、化学性殺虫成分を一切使わず、食品粉末、ビール酵母、食品添加物などの天然由来の材料と人体に無害な吸収性セラミックを調合してつくっています。子どもやペットのいるご家庭にも自信を持っておすすめしたいです。
園田:素晴らしいですね。ハンズとしても、効果だけではなく安全面にもこだわった〈ダニ捕りロボ〉〈ダニ捕りマット〉をたくさんの人にお届けしたいです。
ダニの話をしているとなんだか身体がムズムズしてきました...。もしかしてここにもダニがいるのか!?
園田:うーん!いてもたってもいられない!
おわりに
気温や湿度があがるこれからの時期は、ダニも活発になります。家中がダニでいっぱいになる前に、〈ダニ捕りロボ〉で対策をしませんか?
深堀りしたら、くらしが豊かに、もっと楽しく!ヒントマガジンプラス>>
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