【2024年版】自分に合う枕の選び方を寝具のプロが解説&おすすめ枕10選

枕の選び方とおすすめ枕のご紹介


いつも使っている枕が合ってない気がする...。自分に合うぴったりな枕がなかなか見つからない...。何に気をつけて買えばよいのかわからない...。そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?この記事では、自分にぴったりの枕の選び方を、ハンズの寝具担当バイヤーがとことん解説。おすすめの枕とあわせてご紹介します。

※2020年3月公開の記事に新商品情報を追加し、再編集しております。

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自分に合う枕を探す前に〜そもそも枕って必要なの?〜

はじめに、枕の選び方から解説していきます。
まずは、そもそもなぜ枕が必要なのかをご説明しましょう。枕が必要な理由は、立っている時の背中と首、頭の自然なバランスを横になった状態でもキープしてくれるから。背中と首はS字カーブを描いているので、背中を壁につけると、首筋や頭と壁の間にはすき間が生まれるのが自然。枕はそのすき間を寝る時に埋める役割があるのです。

正しい枕

自分に合う枕は背中と首の自然なS字カーブをサポート。頭部と首の部分を安定させることで、快適な睡眠につながります。

 

【枕を選ぶ際の注意点】①枕が合っていないと身体の負担になる

枕の高さなどが合っていないと身体に負担がかかりやすくなります。質のよい睡眠が得られず、たくさん寝たはずなのになんとなくすっきりしないのは枕のせいかもしれません。

<合ってない枕が与えるさまざまな影響>

顎上がりの枕

首筋を支える部分に高さがありすぎると、アゴがあがり、首筋部分の筋肉に余計な負担がかかってしまいます。

高すぎる枕

首筋が圧迫され、呼吸がしにくくなってしまいます。

偏った枕

姿勢が安定せず、首に負担がかかります。

 

【枕を選ぶ際の注意点】②合っていたはずの枕が合わなくなることがある

枕は消耗品なので、使い続けていると次第にへたってきてきます。素材にもよりますが、一般的に枕を買い換えるおすすめの周期は2~3年ごと。へたりはなくてもニオイや黄ばみなどが目立つこともありますので、なるべくこの周期を守っていつでも清潔な枕をお使いいただくのがおすすめです。

枕で寝る女性

 

【枕の選び方】ポイント5つ

ここからは自分に合う枕の選び方のポイントについて解説します。

【枕の選び方】ポイント①寝る時の向きを確認する

では実際に枕を選んでいきましょう。
いきなり色んな枕を試してみるのもよいですが、仰向け用やうつぶせ用などさまざまな種類があるので、事前準備として自分がいつもどんな体勢で寝ているかをあらかじめ確認しておくとよりスムーズ。ご家族に聞いたり、いつも起きた時にどういう体勢なのかを思い出したりして、なじみのある身体の向きを把握しておくのがおすすめです。

 

【枕の選び方】ポイント②フィーリングをチェックする

さまざまなポイントの中で最優先でチェックすべきは「フィーリング」、つまり直感的によいかどうかを判断しましょう。直感的にチェックするコツは、枕を触ってみてどう思うか。「気持ちよい」「質のよい睡眠がとれそう」などポジティブな感覚があればフィーリングは合っているかもしれません。

枕の選び方

素材や高さなど、より細かなチェックポイントをこれからご紹介しますが、何はともあれまずは第一印象が大事!枕は毎日使う眠りのパートナーですから、見て触ってよさそうと思えるかは大切なポイントなのです。

 

【枕の選び方】ポイント③自分の好きな素材を知る

枕を触ってみてどう思うかを左右するのは、素材の違い。素材によりメリット・デメリットはさまざまですが、一概にどれがよいというのはなく、「好みの問題」が大きいのです。
以下に、主な素材別のメリット・デメリットをご紹介するので参考にしてみてください。

枕の素材一覧

●パイプ素材

ストローを細かく切ったような形状の素材。大きさや硬さなどさまざまな種類があります。
[メリット]
通気性がよく、耐久性にも優れています。寝返り時のフィット感があり、体圧を分散する効果もあります。
[デメリット]
大きさによってはごつごつした感じがあり、寝返り時に耳元で音がする場合があります。

●ポリエステルわた素材

わた状の人工繊維でクッション性があり、使い始めからすぐにやわらかな感触を楽しめます。
[メリット]
しっとり柔らかな枕が好きな方におすすめ。伸縮性に優れボリューム感もあります。人口繊維なので洗うことも可能。
[デメリット]
使用年数がたつと弾力性やボリューム感が失われてきます。

●そばがら

日本古来から使用され、高温・多湿の気候に向いている素材です。
[メリット]
通気性・放熱性に優れ、余分な汗の吸収もします。固めの枕が好きな方におすすめ。
[デメリット]
夏場などに高温多湿の場所に長期間保管すると虫がわく場合があります。

●低反発素材

ゆっくり沈み込み、肩から頭をしっかりホールドしてくれます。
[メリット]
柔軟性に優れ、使う方の体形に合わせて形状が変化。そのため高いフィット感が特徴です。密度が高くダニがつきにくいのもポイント。
[デメリット]
基本的に洗えません。気温に左右されるので冬場は固く、夏は熱がこもりやすい場合も。

●羽毛・羽根

水鳥から採取した素材で、空気を含んだふんわり感があります。
[メリット]
復元力があり、天然素材の中ではへたりにくいといえます。吸放湿性にも優れています。
[デメリット]
品質によっては独特のニオイを感じる場合があります。

●極小ビーズ

発泡ポリスチレンの小さな粒。独特の触り心地で、クッションや抱き枕にも使われます。
[メリット]
流動性に優れ、頭の形によくなじみます。体圧分散性にも優れています。
[デメリット]
変形しやすい場合があります。

 

【枕の選び方】ポイント④実際に寝て枕の高さを確認する

素材をもとに自分が好きそうな枕の傾向をつかんだら、実際に試して高さが自分に合っているかをチェック。
ちょうどよい高さかどうかを判断する基準は、
・仰向け時に目線が真上を向くのではなく、真上から約5〜10度下がっている状態になっているかどうか。
・横から見て首筋にすき間がなく、首をしっかりホールドしているか。
スタッフや、一緒にいる人に見てもらいましょう。

正しい枕の角度

なお、実際に寝る時はいきなり頭を枕の中心に乗せるのではなく、最初は枕の下の位置に頭を乗せて、徐々に中心にズラしていくのがおすすめ。
両腕で枕を持って、腰の方にひっぱりながら頭をズラしましょう。こうすることで、首がきちんとホールドされ、快適な寝心地を体感できます。

●仰向けの場合

枕は背中と首のS字カーブを、寝ている時もサポートするためのものです。ただ頭をのせるだけの使い方は正しくありません。枕に肩口があたるくらいにして頭を乗せるのが正しい使い方で、後頭部から首筋にかけての全体で頭部を支えるように意識しましょう。

枕の正しい位置

●横向き時の場合

横になった時に肩に重みがかかってないかを確認しましょう。肩に重みがかかってる場合は、枕が頭をしっかり保護しきれてない可能性があるので、他の枕を試してみてください。抱き枕を併用すると身体への圧力が分散されるのでおすすめです。

横向きに寝る

首筋と頭のすき間を埋め、肩をきちんと保護できている状態がベストです。

●うつ伏せ時の場合

両手を枕の下に入れて首や頭に負荷がかかっていないかを確認しましょう。
その体勢から手を前に出してスマートフォンを操作したり本を読んでみるなどしながら首や頭の状態をチェックするのも有効です。

うつ伏せに寝る

 

【枕の選び方】ポイント⑤なるべく数多くの枕を試してみる

ここまでやってみて、それでも「これ!」というものが見つからない場合は、新しい視点で検討するために全く違うタイプの枕を試してみるとよいでしょう。
枕選びはとにかく実際に試してみるのが鉄則!一度のご来店で決める必要もなく、二度三度来店したうえで決定されるお客様もたくさんいらっしゃるのでご安心ください。長い睡眠時間を左右する大事な枕ですので、気になることがあったり、これだと思うものに出会えていないときは、ぜひ納得できるまで試してみてくださいね。
メーカーの垣根を超えたさまざまな枕を自由に試せるのがハンズの魅力です。

おすすめの枕たち

〈ワンポイントアドバイス〉

つい忘れがちですが、枕選びでとても重要なのが、ベッドや敷き布団との相性。店頭で試した時はよかったのに、家で寝てみたらイマイチかも...という時の多くの理由は、店頭とご自宅でベッドの硬さなどが違うからです。
ベッドの硬さの違いによる一般的な枕の選び方は下記にあげられますが、細かい部分はスタッフにご相談ください。

1.店頭のベッドの方が硬い場合

ご自宅で使う時には、店頭で試した時よりも身体が沈んだ状態になるので、店頭では気持ち「高め」の枕を選ぶのがベターです。

2.店頭のベッドの方がやわらかい場合

ご自宅で使う時には、店頭で試した時よりも身体が持ち上がった状態になるので、店頭では気持ち「低め」の枕を選ぶのがベターです。

3.どちらか判断できない場合

迷った時はスタッフとの相談の上、「低め」の枕を選ぶのが無難。低めなら、もしご自宅で違和感があった時も、パッドなどを入れて調整ができるからです。

いつも寝ているベッドとの違いを聞き、パッドなどを入れてベストな高さをチェック。ご自宅ではタオルなどで代用可能です。

〈ワンポイントアドバイス〉

いよいよお気に入りの枕が決まった時におすすめなのが、付属のものの他にもう1枚カバーをお買い上げいただくこと。カバーは月に2回ほどのペースで洗うのがよいので、洗濯しながらローテーションするのがよいでしょう。
また、丸洗い可能な枕は、半年に1回洗いましょう。ほとんどの素材が紫外線に弱く、硬くなるなど質感が変わってしまうので、洗ったあとは風通しのよい日陰で陰干しがマストです!

 

寝具のプロが厳選!おすすめ枕10選

最後に、寝具のプロががおすすめする枕をご紹介します。

迷ったらこの枕!睡眠のプロ西川とつくった〈西川とハンズが考えた枕〉

西川×ハンズ 西川とハンズが考えた枕 低めタイプ

 

西川×ハンズ 西川とハンズが考えた枕 低めタイプ 
9,980円(税込)

 

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西川×ハンズ 西川とハンズが考えた枕 高めタイプ

 

西川×ハンズ 西川とハンズが考えた枕 高めタイプ 9,980円(税込)

 

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睡眠専門医のアドバイスを参考に、睡眠のプロ〈西川〉とハンズが開発した自信を持っておすすめできる枕。通気性・流動性に優れた「ソフトパイプ」と、柔らかくてへたりにくい「粒わた」の2種類の中材で頭と首にしっかりフィットします。


「もっちり」&「しっかり」にこだわった枕〈Hand Marks もっちり感触で包み込むビーズ枕〉

ハンズオリジナル Hand Marks もっちり感触で包み込むビーズ枕

 

ハンズオリジナル Hand Marks もっちり感触で包み込むビーズ枕 7,980円(税込)

 

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ビーズ枕の特徴であるサラサラ感は維持しつつ、「もっちり」&「しっかり」にこだわった枕です。中材には大きさの違う2種類のビーズを使用、粉砕低反発ウレタンと綿の4種類の素材をブレンドすることにより、もっちり感触を実現。 頭、首、両サイドと4つの部屋に区切られており、仰向け寝でも横向き寝でもいつでもフィットできるシンプルな形状で、枕に触れたところ全てが体にフィットして支える構造です。

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うつぶせ、仰向け、横向きに合わせ開発した「高衛生3WAYピロー」〈フランスベッド ウミガメピロー〉

フランスベッド ウミガメピロー

 

フランスベッド ウミガメピロー 8,800円(税込)

 

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独自シルエットがうつぶせ、横向き、仰向けなど様々な寝姿勢をリラックスに導く機能性枕です。ネックフィットの使用で緩やかに頸椎をサポートし、ネックフィット不使用でしっかりとした高さをキープします。 生地に除菌機能糸を使用。「抗菌防臭加工」や「制菌加工」よりも幅広い菌類に機能を発揮し、悪臭の原因となる菌にも機能を発揮します。ネックフィット側の高さを約2.5cm反対側を約1cm調整することができます。

無重力のように頭を包み込む【ヒツジのいらない枕】

太陽 ヒツジのいらない枕

 

太陽 ヒツジのいらない枕  15,800円(税込)

 

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卵も割れないくらいの柔らか素材で、スムーズな寝返りもサポートしてくれる〈ヒツジのいらない枕〉。通気性も抜群で頭部を常に涼しく保ち、睡眠の質を高めてくれます。消臭性がある活性炭を素材に練りこみました。

極上の寝心地を目指した枕【ヒツジのいらない枕極柔】

太陽 ヒツジのいらない枕極柔

 

太陽 ヒツジのいらない枕極柔 22,000円(税込)

 

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〈ヒツジのいらない枕極柔〉は、まるで水に浮かんでいるかの様な寝心地を体感できる枕です。幅65cmのビッグサイズで、仰向け、横向き寝に対応した3Dウェーブ構造。また完全通気構造なので、うつぶせ寝でも息がしやすく、快適にお使いいただけます。

職人がつくる【日本のまくら】

まくらのキタムラ 職人がつくる日本のまくら Mサイズ ポリエステルわた

 

まくらのキタムラ 職人がつくる日本のまくら Mサイズ ポリエステルわた 4,200円(税込)

 

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ベーシックな四角い枕で、バネのようなクッション性と過重支持が発揮され、復元力に優れています。1本1本が空気を含み、軽くてやわらかな使い心地です。
通気性もあり、ウォッシャブルなので、清潔にお使いいただけます。

まくらのキタムラ 職人がつくる日本のまくら Mサイズ スモールフェザー

 

まくらのキタムラ 職人がつくる日本のまくら Mサイズ スモールフェザー 5,000円(税込)

 

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厳しく選別された、軸が細くて上質なスモールフェザーのみを使用しています。触り心地はふっくら。空気に包まれるような心地よさで、贅沢な気分を味わえます。ボリュームも出しやすいので、2、3個をベッドに並べたり、カバーを工夫したりすればホテルのような雰囲気を演出できます。

優しく包み込みしっかりと支える【マニフレックス ピローグランデ】

マニフレックス ピローグランデ

 

マニフレックス ピローグランデ 20,900円(税込)

 

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優しく包み込みしっかりと支える二つの特性を兼ね備えた枕。ピローグランデは寝姿勢はもちろん、性別や年齢を問わずにフィットして適度な高さで支えます。
頭を乗せる位置や方向を選ばない ノンシェイプタイプ。カバーは取り外しが簡単で芯材とズレにくい「合わせ式]を採用しお洗濯も楽々。(※芯材の洗濯はできません)
クルクルと丸めると驚くほどコンパクトに!旅行や出張先へも手軽に持っていくことができます。

コンパクトで扱いやすい【マニフレックス ピローサンパウロ】

マニフレックス ピローサンパウロ アイボリー

 

マニフレックス ピローサンパウロ アイボリー 15,180円(税込)

 

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芯材にエリオセルMFを使用したコンパクトでも安心の寝心地の枕です。体圧を分散する素材とボディに設けたエアホールの相乗効果で蒸れにくく快適!
付属のトラベルロールでピローケースを付けたまま枕本体をくるくると丸めることができ、収納や持ち運びに便利なので旅行にもおすすめです。ピローケースはやさしい肌触りで吸水性に優れ、水洗いが可能です。

 

自分に合う枕の選び方に悩んだら...ハンズの店頭へ!

材質のよさ・好みの芯材、高さなどはもちろんですが、一番重視したいのはやはり自分と枕の「フィーリング」です。実際に試さないと分からない、自分が心地よいと感じる「枕とのフィーリング」探しは、ぜひハンズの店頭で実際に触ったり、寝てみることをおすすめします。自分に合った枕を選ぶ時は、ゆっくりじっくりご検討くださいね。

【監修者】
太田 真理子
ハンズ ライフスタイル商品部 インテリア商材担当

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