取手を取らずにすっきり収納。Hand Marksから新たに「ステンレス鍋」が登場しました

「もっと、ものを育てよう。」をコンセプトにしたハンズのプライベートブランド〈Hand Marks(ハンド マークス)〉が、ますます充実。アイテムラインナップに、今度は「ステンレス鍋」が新たに加わりました。今回は、その特徴やこだわりを探るべく、製造元の担当者に詳しくお話を聞きました!

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取手と一体でも、重ねてコンパクトに収納できる理由とは?

国産を中心とした産地や素材にこだわったもの、生産者や職人の技術を生かした製品など、安心して長く愛着を持って使い続けられるアイテムを展開する〈Hand Marks〉。そこに新たに加わった〈毎日使いたくなる重ねられるステンレス鍋〉について、鍋やフライパンを中心にキッチン家電なども取り扱う、今回の製造元である株式会社丸山(新潟県燕市)の丸山さんにお話を伺いました。

コンパクトに収納できるステンレス鍋
株式会社丸山 代表取締役社長 丸山さん

―早速ですが、今回の鍋シリーズの特徴を教えてください。

丸山さん:日常で気軽に使えるサイズ感と重量感、そして機能性というリクエストを受けて開発しました。こだわりのポイントのひとつは、取手と一体でありながら、重ねてコンパクトに収納できるところです。

―重ねて収納できる鍋というと、取手を取り外しできるものが一般的ですよね?

丸山さん:取手が一体になった鍋で収納性の高さを謳ったものは、あまりないと思います。単純に3つを重ねられるだけではなく、重ねたときに水平を保って安定するように、片手鍋には補助の取手を付けました。ステンレス片手鍋

―取手が一体になっていると、どんなメリットがあるんですか?

丸山さん:取手を付けたり外したりを繰り返すと、どうしても傷んだりガタついたりします。一体型であればそれもないですし、調理中に外れそうという不安もありません。また、複数の鍋に対して取手が1本というセットの場合、料理に使える鍋は1種類だけです。一体型であれば同時に複数が使えるので、料理に慣れた方や効率よく料理したい方にとっては、それもメリットといえますね。

―料理中に取手を付け替えるのは面倒ですもんね。そしてたしかに壊れる心配もあります。

丸山さん:可動部分があるものは経年劣化が避けられません。調理面の使い勝手に加えて長く使えるというメリットもある取手一体型の鍋に、収納性もプラスしたのが今回のシリーズです。

鉄を挟んだステンレス3層構造。取手や蓋はこだわりの形状に

―素材の特徴を教えてください。

丸山さん:オールメタルで、プラスチック樹脂は使っていません。本体の素材はステンレスで鉄をサンドした「ステンレス1:鉄8:ステンレス1」の3層構造になっていて、鉄の熱伝導率の高さとステンレスのお手入れのしやすさを兼ね備えています。

―普通は間に鉄を挟まないものなんですか?

丸山さん:一般的なステンレス鍋はステンレス一枚ですね。底部分だけが3層構造という鍋もありますが、今回の鍋は側面もすべて3層構造なので全体にしっかりと熱が伝わります。そしてもちろんIH調理器対応です。

―形状の特徴も教えてください。

丸山さん:先ほどお話しした補助取手を付けたことと、あとは取手の先端が平たくなっていることです。ステンレスの丸い棒を使っているんですが、持ったときのホールド感を高めるためにつぶす加工を施しました。取手の先端

丸山さん:曲げる加工も難しいのですが、丸い棒状の素材をきれいに先端だけつぶすという加工は意外と大変で試行錯誤しました。ここはこだわりの部分ですね。

―蓋は3サイズ兼用なんですよね?

丸山さん:はい。収納時のことも考えて、蓋は兼用です。セット商品の鍋であれば兼用ふたはありますが、単品の鍋3種とそれを兼用できる鍋という組合せは初めて製造しました。

ステンレス鍋 ふた

―なるほど、段になっているんですね。

丸山さん:全体のサイズは一番大きい20cmに合わせて、段をつけることで16cmにも18cmにもぴったりハマる形状にしています。この蓋のために新規に金型をつくりましたし、そういう面でも新しい試みです。

―そういった加工面に"金属加工の町"新潟の燕市ならではのこだわりを感じます。

丸山さん:材料を機械に入れればポンとできあがるものではなく、プレス加工や研磨、溶接など、ひと工程ずつ職人の手を介してつくりあげています。職人の思いやこだわりも、ぜひ実感していただきたいですね。

長くご愛用いただくために、正しい使い方とお手入れを

―ステンレス鍋のよいところはどこでしょうか。

丸山さん:耐久性が高いことですね。表面に加工を施していないので、フッ素加工の鍋のようにコーティングが剥がれることもありません。また、アルミと比べて保温性が高いことも特徴です。熱が逃げにくいので、いったん温まると冷めにくく、煮込み料理などにも適しています。

―今回はそんなステンレス鍋が3サイズ揃いました。

丸山さん:使用頻度が高く、使い勝手のよい3サイズをご用意しました。16cmと18cmの片手鍋は味噌汁やスープづくり、あとはちょっと野菜を茹でたりする際にも便利です。20cmの両手鍋はカレーやシチューづくり、煮込み料理などにぴったりなので、つくりたい料理にあわせて使い分けていただくのがおすすめです。収納しやすい工夫をしたのには、3種類を揃えてほしいという思いも込められています。

―長持ちさせるための使い方やお手入れ方法を教えてください。

丸山さん:変形してしまうので空焚きは厳禁です。それと、冷めた味噌汁やカレーなどを再加熱する際に急に加熱すると、突然激しく沸騰する「突沸現象」が起こることがあるので、いきなり強火にかけるのも避けてください。基本的にはあまり強い火を使わず、料理に適した火加減を意識していただきたいですね。

―洗うときに気をつけるポイントはありますか?

丸山さん:金属系の硬いスポンジなどを使うと表面が傷ついてしまうので、柔らかいスポンジで全体をやさしく洗ってください。

それと、これは今回の鍋ならではの注意事項ですが、洗った後に乾かす際は、逆さにしないで上向きで乾かすこと。縁の部分が素材を丸く巻き込んだ形状になっているので、逆さにするとその部分に水が溜まってしまい、中心部の鉄が錆びる原因になるというのが理由です。

収納時の注意

この部分に水が溜まるので、逆さにして乾かすのは避けましょう。

―収納時の注意点も教えてください。

丸山さん:ステンレスは錆びないものではなく「錆びにくい」ものなので、収納時は他の錆びた鍋などから"もらい錆"をしないように、なるべく他の鍋などと触れないように収納してください。湿っていると錆も発生しやすくなるので、しっかり乾燥させてから収納することも大切ですね。

―それでは最後にお客様へのメッセージをお願いします!

丸山さん:重ねてすっきり収納でき、鉄芯3層構造で機能性にも優れていて耐久性もあるので、長く愛着を持ってお使いいただけると思います。料理をよくされる方にとっても、これから料理を始めたいという方にとっても、日常使いとして重宝する機能とサイズなので、ぜひこの機会にお試しください!

おわりに

ステンレスと鉄を融合した素材の機能性、取手と一体の使いやすさ、さらに収納性の高さもプラスしたこちらの鍋シリーズ。日常使いにぴったりな3サイズは、セットで揃えれば料理の幅も広がりますよ!

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