冷蔵庫の野菜室が使いにくくてお困りなら、収納の仕方を見直してみませんか?収納方法を工夫するだけで野菜室が使いやすくなるのはもちろん、野菜を長持ちさせることにも繋がります。今回は野菜室の整理整頓のコツやすぐに試せる簡単収納アイデア、おすすめの便利グッズなどをご紹介します。収納を改善して野菜を楽に保存したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
野菜室の収納が難しいと感じる理由
冷蔵庫の野菜室収納は、キッチンの中で特に頭を悩ませる場所の1つ。その理由を深堀りしたうえで解決策を考えましょう。
収納スペースに仕切りがない
野菜室は深さがあるのに仕切りが少ない冷蔵庫が多いのがネック。そのため、買った野菜を何も考えずにどんどん収納していくと、どこに何を入れたのかが分かりにくくなります。また、やわらかい野菜の上に重い野菜を重ねると傷んでしまうため、整理整頓の仕方に工夫が必要です。
野菜のクズや土で汚れやすい
野菜には土や水滴がついていることも多く、収納するだけで野菜室の中が汚れてしまいます。また、野菜を出し入れするときにクズが落ち、あっという間に汚れが溜まります。野菜室の収納を工夫する際は、掃除のしやすさも考慮しなくてはなりません。
保存方法に気をつけないと野菜が傷む
みずみずしくて新鮮な野菜でも、誤った方法で保存すると簡単にしなびてしまいます。傷まないように気を使うことも、野菜室の収納を難しくしているといえるでしょう。
使いかけの野菜がバラバラになりやすい
使いかけの野菜は大きさやサイズがさまざまで、野菜室の中でバラバラに散らばって余計なスペースをとってしまう傾向にあります。野菜室には仕切りが少ないため、工夫しなければ簡単に散らかっていくのです。
野菜室をきれいに収納するコツ5つ
どんなことを意識すると使いやすくてきれいな野菜室が手に入るのでしょうか。具体的な野菜室の収納アイデアの前に、きれいに収納するコツをチェックしましょう。
コツ①場所を決めてから収納する
買ってきた野菜をとりあえず野菜室に詰め込むのではなく、場所を決めてから収納するようにしましょう。予めどのスペースに何を収納するのかを決めておくことで、野菜室の中を簡単に整理整頓できます。
コツ②上から見渡したときに食材の位置が分かるようにする
野菜室のような引き出しタイプの収納は上から見渡して中身を確認するため、どこに何があるのかひと目でわかるようにすることが大切です。食材を積み重ねると、奥にしまった野菜の存在を忘れて傷んだりする原因になりますので注意しましょう。
コツ③7割収納を目指す
冷蔵庫の野菜室は、7割収納が基本です。いっぱいにすると冷気が循環しにくくなり、食材が傷んだり電気代が上がったりする原因になるためです。食材が多すぎると整理整頓しにくく、食品ロスにもつながりますので、買い物のときは量に気をつけましょう。
コツ④野菜の種類にあった収納方法で長持ちさせる
野菜は、育てられているときと同じ状態で保存したほうが長持ちするといわれています。例えば、にんじんや小松菜、アスパラガスは縦に成長するため、なるべく立てて収納するのがおすすめです。
保存グッズを使用すれば野菜が長持ちしやすい
野菜室の野菜を長持ちさせたいときは、保存グッズの導入も考えてみましょう。野菜室に置くだけの鮮度保持剤や、入れるだけでフレッシュな状態をキープする保存袋などさまざまなタイプがあり、手軽な方法で野菜の鮮度を保持できます。
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コツ⑤収納グッズやボトルを揃えて統一感を出す
野菜の収納に使うグッズや野菜室に入れる飲み物のボトルのデザインを揃えると、統一感が出てスッキリします。おしゃれできれいな状態が当たり前になると、整理整頓を継続しやすくなるでしょう。スッキリとした野菜室に見せるためには、できるだけシンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
スッキリ片付く!野菜室の収納アイデア5選
野菜室の収納のコツを踏まえた上で、具体的な収納アイデアをご紹介します。今日からできる簡単なアイデアばかりなので、ぜひトライしてみてくださいね。
アイデア①上段と下段に異なる役割を与える
野菜室のスペースをどのように使うかは購入した野菜によって変わりますが、上段と下段の役割を予めはっきりと決めておくと整理整頓しやすくなります。おすすめの収納方法は以下の通りです。
上段と下段のおすすめの分け方
- 上段:やわらかい野菜、使いかけの野菜
- 下段:大きな野菜、立てて収納したい野菜
上段は浅いため、潰れやすい野菜や早く使い切りたい野菜を収納し、深さのある下段には白菜などの大物野菜やサニーレタスなどの野菜を立てて収納すると使いやすくなるでしょう。また、下段はペットボトルやボトル調味料の収納としても使えます。
アイデア②紙袋をインナーケースとして使う
野菜室を紙袋で仕切るメリットは2つあります。1つは、簡単に新しいものへ取り替えられることです。野菜のクズや土で汚れても、新しい紙袋に取り替えるだけできれいになり、掃除の手間が省けます。
もう1つは野菜が冷気に直接当たるのを防ぎながら、視認性に優れた収納ができること。野菜の冷やしすぎを防ぐ方法として新聞紙に包む方法もありますが、完全に覆ってしまうと中身が分かりにくくなります。紙袋収納は冷気から野菜を守りながら、中身が分かる便利なアイデアです。
アイデア③プラスチックケースを仕切りにする
プラスチックケースで野菜室を仕切るメリットは、見た目がスッキリすることです。紙袋よりも形が安定しており、きっちりと整理整頓したいときに役立ちます。また、さまざまなサイズがあるため、自分好みの仕切りをつくれるのもメリット。
プラスチックケースが汚れたときに洗ったり拭いたりするのが面倒な場合は、ケースの中に紙袋をセットして使うあわせ技がおすすめです。汚れたら紙袋を取り替えるだけで掃除が完了し、形が安定しにくいという紙袋ならではのデメリットを補えます。
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アイデア④突っ張り棒×紙袋でゾーニングする
ピーマンなどの小さな野菜は紙袋に入りますが、キャベツや白菜などの大きな野菜は手持ちの紙袋に入りきらないことがあります。そこでおすすめしたいのが、紙袋と突っ張り棒を併用するアイデアです。
野菜室に短めの突っ張り棒を設置すると簡易仕切りになり、紙袋に入る小さな野菜と紙袋に入らない大きな野菜を整理整頓しながら収納できます。
アイデア⑤使いかけの野菜はカットしてポリ袋に入れる
使いかけの野菜は、調理しやすい大きさに切ってポリ袋に入れましょう。野菜室の中でかさばらず、省スペースで収納できます。また、調理するときに野菜をカットする手間が省けるのもメリットです。ポリ袋の口を閉じるときは、鮮度を保つためにできるだけ空気を抜きましょう。
野菜室収納におすすめのアイテム
ここからは、野菜室収納に役立つ便利なアイテムをご紹介します。
野菜室のスペース活用に便利【キレイベジストッカースリム クリア】
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〈キレイベジストッカースリム〉は、野菜室の下段にセットできるケース。仕切り付きのため、野菜を種類ごとに分けながら立てて収納でき、野菜室の中を効率よく使えます。透明でスッキリとしたデザインなので、どんな冷蔵庫にもマッチするでしょう。
置くだけ簡単【エステー 新鮮番】
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エステーの〈新鮮番〉は、野菜を長持ちさせたい方におすすめのお手軽な鮮度保持剤。野菜室に置くだけで炭酸ガスが野菜の老化原因となる呼吸を緩やかにし、野菜の鮮度を保ちます。鮮度保持効果が持続する期間は、約3ヶ月間です。
ねじるだけで閉まる【ツイスターロック におわん】
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〈におわん〉は、鮮度を保持する食品保存袋。ねじるだけで閉まり、野菜の水分をコントロールして長持ちさせます。使いかけの野菜や千切りキャベツなどを野菜室で保存したいときに便利です。何度でも開け閉めしてくり返し使えるため、お財布にやさしい保存グッズです。
シャキシャキ感をキープ【コジット ベジシャキちゃん】
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〈ベジシャキちゃん〉は、レタスやキャベツの鮮度を保つキュートで便利なアイテム。葉物野菜の芯に刺すと成長点を破壊し、成長速度を抑えることで鮮度を保持します。葉物野菜のシャキシャキ感をできるだけ長く楽しみたい方は、ぜひ試してみてください。
コスパに優れた万能ポリ袋【岩谷マテリアル アイラップ】
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〈アイラップ〉は、40年も愛され続けるロングセラーのポリ袋。野菜室での野菜の保存はもちろん、食品の冷凍保存や電子レンジ加熱調理、熱湯ボイル調理など幅広い用途で使えます。万能なキッチンアイテムにもかかわらず、手頃な価格で買えるのもメリットです。
野菜の鮮度を保つ【フランシス・インター ミスフランシスのクリップセット】
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野菜を入れたポリ袋の口を留めるのにおすすめのクリップです。簡単に装着できるのにしっかり密封できるので、足が早い野菜の鮮度も長持ち。乾燥や湿気、ニオイからも野菜を守ります。裏面にはマグネットがついているため、使っていないときは冷蔵庫に貼り付けられて繰り返し使用することができます。
入れるだけで長持ち【ニプロ 愛菜果】
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野菜を入れるだけで鮮度を保つ保存袋です。大谷石の粉末が練り込まれていることで、野菜が発するエチレンガスを吸着透過し、フレッシュな状態をキープします。また、防曇処理を施すことで水滴が付着しにくくなっており、腐敗菌の発生・増殖を抑えてくれるのも魅力です。
野菜室へ野菜を収納するときの注意点
野菜室へ収納する際、野菜が傷まないように注意すべきこともあります。以下の2点に気をつけて、野菜室の収納を見直しましょう。
野菜室に入れないほうがいい食材もある
野菜の中には低温を苦手とするものもあり、冷蔵庫に入れると劣化が早まってしまうことがあります。とりあえず冷蔵庫に入れるのではなく、特性にあった方法で保存することが大切です。例えば、以下の野菜は冷蔵庫ではなく、直射日光の当たらない風通しのよい場所での常温保存をおすすめします。
冷蔵庫の野菜室に入れないほうがよい野菜
- じゃがいも
- さつまいも
- ごぼう
- かぼちゃ(丸ごと)
- 玉ねぎ(新玉ねぎは除く)
すぐに使い切れないときは冷凍保存する
特売の野菜を大量に購入したり、おすそ分けの野菜をいただいたりして使い切れないときは、冷凍保存しておきましょう。野菜の冷凍保存は冷蔵保存よりも長く、目安は3週間ほど。冷凍しておくと、凍ったまま料理に使えて便利です。
野菜の冷凍保存方法
- 洗える野菜は洗い、適度な大きさにカットする
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
- 冷凍用保存袋に入れて空気を抜きながら口を閉じる
- 急速冷凍するために、金属トレーにのせて冷凍庫に入れる
出典:農林水産省
野菜室収納アイデアを活用して使いやすい冷蔵庫にしよう
野菜室はキッチンの中で収納が難しい場所の1つですが、収納の仕方を工夫することで使い勝手がよくなり、フレッシュな野菜をキープできるようになります。今回ご紹介したコツやアイデアを取り入れて野菜室の収納を見直し、家事が楽になるキッチンを目指しましょう。
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