「キッチンスポンジなんてどれも同じ」「消耗品だからとくにこだわりなし」と思っているみなさん!パックスナチュロンのキッチンスポンジを使った後も、果たして同じ気持ちでいられるでしょうか...?一見なんの変哲もないスポンジですが、使ってみたらそのスゴさがわかると話題の隠れた名品。発売元の太陽油脂株式会社に、その秘密をきいてきました!
リピーター続出!まずはハンズに寄せられた声をご紹介!
はじめに注目したいのは、5点満点で4.9ポイントという総合評価の高さ!
太陽油脂 パックスナチュロン キッチンスポンジ 各220円(税込)
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レビューに書き込まれたコメントを見ると「泡立ちのよさ」「水切れのよさ」「長持ち」というキーワードとともに、「リピートしまくり」というコメントも多数登場しています。
使ったら思わず誰かに伝えたくなる、お客様の"熱"が感じられるレビュー欄。リピーターの声をチェックしたところで、さっそく太陽油脂株式会社に行ってみましょう!
パックスナチュロンキッチンスポンジをつくっている太陽油脂ってどんな会社?
今回お話を伺ったのは、松山さんと山田さん。松山さんは社歴40年をこえる大ベテランで、キッチンスポンジを発売した経緯にも詳しいレジェンド社員さんです。
太陽油脂株式会社 石けん・化粧品営業企画グループの松山浩之さん(写真左)と山田瑠璃子さん(写真右)
―太陽油脂さんは社名に「油脂」と入っていますが、なにをつくっているのでしょう?
松山さん:私たちは1919年にヤシ油の加工事業からスタートした会社です。現在もさまざまな企業に食用油やマーガリンなどをご提供していますが、1939年にスタートしたのが油脂加工の技術を活かした石けん事業。家庭用洗剤による水質汚染が問題となった1960年代からは、自然由来※成分にこだわった石けんづくりを強化し、いまでも環境に配慮したものづくりをモットーにしています。
自然由来※成分を使ったパックスナチュロンシリーズは、太陽油脂を代表するブランド。シャンプーやボディソープといったスキンケアから、食器用洗剤、洗濯用洗剤まで揃う。
※ISO16128-1で定義された自然原料(水を含む)、自然由来原料を指します。
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―パックスナチュロンシリーズで、キッチンスポンジをつくろうと思ったきっかけは?
松山さん:もともと石けんをつくるのが本業ですので、スポンジは販売していませんでした。それまでは、ヘチマや手拭いを使って洗っていただくことを推奨していたんです。でも、時代とともにそれでは不便だというお声をいただくようになって、1992年に発売したのがこのキッチンスポンジになります。
―なるほど。ヘチマや手拭い...天然素材のよさはありそうですが、使い勝手がよくなさそうです...(笑)
松山さん:そうなんですよ(笑)。自然素材でつくれないとしても、長く使える丈夫な製品にすることで、ゴミを減らし、環境に配慮するという方向で、キッチンスポンジにふさわしい素材を徹底的に吟味しました。これは本来、ベッドマットなどに使われる緩衝材の素材なんです。目が粗い構造で水切れがよく、少量の洗剤でも泡立ち抜群。丈夫でへたりにくいという理想を追求したスポンジです。これからその実力をご覧に入れますね。
パックスナチュロンキッチンスポンジのココがスゴイ!
「目が粗い構造で水切れがよく、少量の洗剤でも泡立ち抜群。丈夫でへたりにくい」という特徴を、山田さんが実演を交えて紹介してくれるとのこと。早速お願いします!
【ココがスゴイ!その①】水切れがよい!!
山田さん:キッチンスポンジにとって水切れはとても重要な要素です。水分が残ってしまうと雑菌の繁殖につながりますし、スポンジラックに水がたまってしまうのも不快ですよね。今回は、わかりやすく青色をつけた水に浸してみます。
〜パックスナチュロンキッチンスポンジと目が細かいスポンジの水切れ比較〜
左:パックスナチュロンキッチンスポンジ、右:目が細かいスポンジ
スポンジ全体を一度水に浸して、上に持ち上げてみました。絞る前の状態で、目が細かいスポンジはパックスナチュロンの3倍ほど水が残っていました。
【ココがスゴイ!その②】泡立ちがよい!!
山田さん:泡立ちのよいスポンジを使えば、少量の洗剤でもたっぷりの泡で洗うことができて経済的。環境にもやさしいですよね。普段は手で揉むように泡立てると思いますが、今回は比較のために手でプッシュして泡立ててみます。
〜パックスナチュロンキッチンスポンジと目が細かいスポンジの泡立ち比較〜
左(ピンク):パックスナチュロンキッチンスポンジ、右(イエロー):目が細かいスポンジ
洗剤を含ませてプッシュすること10回。パックスナチュロンからはむくむくと泡が立ってきました(写真左)。目が細かいスポンジが泡立ってきたのは30回目くらいから(写真右)。そのときすでに、パックスナチュロンは泡まみれに...。
【ココがスゴイ!その③】へたりにくい!!
山田さん:長く使っていただくことで環境に配慮するという私たちのポリシーから、耐久性には自信があります。スポンジは、使っていくうちに潰れてしまったり、ポロポロ崩れたりすることがありますが、パックスナチュロンは1ヶ月経ってもへたらず弾力をキープします。
左:新品のパックスナチュロンキッチンスポンジ、右:1ヶ月使用したパックスナチュロンキッチンスポンジ
色の変化はあるものの、形崩れやへたりはなし。握った感触も新品同様の弾力があって洗いやすさは変わりませんでした。
替えどきはいつ?もっと上手に使いこなすには?
水切れ・泡立ちのよさに加えて、長く使えることにこだわったパックスナチュロンのキッチンスポンジ。お話しを聞くにつれてあるギモンが生まれてきました...。
―これまで、スポンジがへたってきたら交換!と思っていたのですが、パックスナチュロンはいつ取り替えればいいのでしょうか...?
山田さん:実はよく聞かれるんです。へたらないから替え時がわからないって(笑)。衛生面から申し上げると、食器用として使うのは1ヶ月くらいを目安にされるのがいいと思います。それでもスポンジとしては使えますので、食器用からシンク用に、シンク用から風呂掃除用に、と役目を変えながら使っていただけるとうれしいです。
―お風呂掃除にまで使えてしまうんですか!?
松山さん:はい。弊社からお風呂洗いスポンジも発売していますが、大きさが違うだけでキッチンスポンジと同じ素材。小さくても大丈夫という方は、十分使っていただけます。
―それはいいことを聞きました。先ほどの実演で泡立ちがよいのはわかったのですが、もっとうまく泡立てるコツがあれば教えてください
山田さん:そのご質問、すごくむずかしいんですよね。「簡単すぎてコツはないです」というのが正直なお答えでして...。お客様センターの担当からも同じ答えが返ってきました(笑)。スポンジにつけて揉んでいただければうまく泡立ちます!
松山さん:弊社の食器用洗剤も、いまは粘度をもたせたタイプがほとんどですが、もし石けん由来の昔ながら洗剤をお使いの場合、シャバシャバして泡立てるのがむずかしいと感じる方もいるかもしれません。そんなときは、スポンジを揉みながら洗剤をつけていただくと上手に泡立ちますよ。
―ありがとうございます。最後に、スポンジをもっと気持ちよく使うため、なにかアドバイスはありますか?
山田さん:食器洗いが終わったあとは、スポンジについた泡を洗い流し、しっかり水気を切って保管していただければ十分かと思います。
松山さん:そうですね。油ものなどたくさん洗ったときは、スポンジ自体を洗剤で揉み洗いしていただくといいと思います。とくにむずかしいお手入れは必要ありませんので、手軽に長く使っていただけたらうれしいです。
おわりに
いいものを長く使うことでゴミを減らす、という視点からつくられていたパックスナチュロンのキッチンスポンジ。水切れのよさ、泡立ちのよさはもちろんですが、消耗品はへたったら買い換えればいい、という意識も変えてくれる、想いの込もった商品でした。「これまでキッチンスポンジにこだわりがなかった」というみなさんも、ぜひ一度お試しください!
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