【ハンズで選ぶ2022年手帳】70年以上の歴史を誇るNOLTY(ノルティ)を使いたい理由

気付けば今年も後半戦。年末にかけて仕事が忙しくなってくる中で、今のうちから始めておきたいのが来年の手帳選び。ここでは、ビジネスパーソンを中心に人気の〈NOLTY(ノルティ)〉を手がける日本能率協会マネジメントセンターさんに、2022年のおすすめ手帳などをインタビュー。ブランド生誕から70年以上の歴史を誇る〈NOLTY〉シリーズの魅力や、自分に合った手帳選びのポイントをご紹介します!
※2019年9月公開の記事に2022年版の新商品情報を追加し、再編集しております。

変わらないから、ずっと使い続けられる〈能率手帳〉

―本日は〈NOLTY(ノルティ)〉シリーズの魅力や2022年におすすめの手帳について、同シリーズの販売促進部長の矢野さんと、商品開発に携わる小林さんにお話をお聞きしたいと思います。

矢野さん・小林さん:よろしくお願いします!

1909_nolty_01.jpg

日本能率協会マネジメントセンター
左:販売促進部長 矢野さん
右:NOLTY企画部 主任 小林さん

―〈NOLTY〉は2019年で生誕70周年を迎えたとのことですが、〈NOLTY〉というブランド名そのものが登場したのは2013年ですよね?

矢野さん:そうなんです。もともとは〈能率手帳〉というブランド名で展開していましたが、手帳の可能性をより広げていきたいという思いのもと、2013年に〈NOLTY〉というブランド名に刷新しました。なので70周年というのは、厳密に言えば〈NOLTY〉の元祖である〈能率手帳〉が生まれてから70年という意味ですね。

―そうなんですね。ベースが変わらない理由は何ですか?

矢野さん:何十年も使ってくださっているお客様も多く、その方々にとってはなじみ深い使用感が変わってしまうと、違和感を覚えることがあると思うんです。手帳はちょっとした変更で使い勝手が大きく変わるので、変更する時はとても慎重になりますね。

―なるほど。見方を変えると、大きく変える必要がないくらい、初代のものがかなり完成されたクオリティだったのですね。

矢野さん:レイアウトなどの機能面もそうですが、能率手帳は品質にもこだわってきました。手帳専用の紙を独自で開発したり、1年間の使用に耐える強度を保つための製本技術を開発したり、品質の向上にも取り組んできました。長い歴史を遡ってみると、もともと手帳は年末の挨拶に「もらうもの」という考え方が主流でしたが、ここ20年くらいの手帳ブームで「働き方やライフスタイルに合わせて自分で選ぶ」という方も増え、さまざまな商品やブランドが登場しています。その中でも「能率手帳」のDNAを引き継いだブランドの〈NOLTY〉は、手帳用紙の書き心地のよさや、細部までこだわったレイアウトなどを評価してくださるファンの方も多くいらっしゃいます。

―〈能率手帳〉って今の若い世代から見ると「堅実」なイメージだと思うんです。しかし実は、今の手帳業界の常識になる「新しさ」を持った手帳だったのですね。

矢野さん:はい。時代の変化に寄り添いながら進化し、柔軟に「変える」部分と、誕生当時から受け継ぐ「変えない」部分のバランスを大切にしているので、そこに大きな価値を見つけてくださる方の存在は本当にありがたいですね。

小林さん:ちなみに、女性に比べると男性は一度使い始めると何年も何十年もずっと同じ手帳を使い続ける方が多いのですが、〈能率手帳〉シリーズはそういう意味でとてもおすすめです。これからも基本的には変えずに展開していくつもりなので、一途なお客様にずっと添い遂げられる手帳と言えますよ(笑)。

1909_nolty_03.jpg

使う目的をしっかり固めてから手帳を選ぶのがコツ

― 一方で、多様化する働き方やライフスタイルに合わせた、今の時代らしい新しさを持った手帳も〈NOLTY〉シリーズには数多くありますよね。

矢野さん:おっしゃる通り、ライフスタイルや働き方の多様化に伴い、手帳の使い方も人それぞれなので、店頭にはさまざまなラインナップが並んでいます。ただその影響か、「結局どの手帳を選べばよいのかわからない...」というお客様も少なからずいらっしゃいます。

小林さん:手帳のつくり方としても、使って欲しいお客様像を細分化して考えているので、合う人にはバッチリ合うけれど、選び方を間違えると使い勝手が悪いと感じるケースも大いに考えられますね。

矢野さん:なので、大切なのは、自分にピッタリ合う手帳の条件とは何か?という視点です。

1909_nolty_04.jpg

ーなるほど...!

矢野さん:自分に合う手帳の条件を考える時には、手帳を使う目的、具体的にどこで、どういうシーンで、何を書くかといったところを一度整理していただくのがおすすめです。例えば、仕事のスケジュールなのか、プライベートのスケジュールも書くのか、また常に持ち運ぶのか、自宅や会社に置きっぱなしにすることが多いか...など。そうすれば、レイアウトやサイズなど、手帳選びの際に重要な条件が整理しやすくなります。
今、売場やインターネットには多くの種類があるので、とりあえず探してみよう、となると選び疲れちゃうかもしれません...。だから、はじめに自分の手帳に必要な条件をきちんとイメージしておくとスムーズかと思います。

小林さん:また、既にお気に入りの手帳がある方も今一度、手帳を使う目的を考えていただくとよいかもしれません。働き方やライフスタイルの変化が激しい時代ですから、かつては自分に合っていたという方も、より今のライフスタイルにぴったりな手帳が新たに見つかるかもしれませんよ。

スケジュール管理+αがトレンド。ノート多めやタスク管理重視型がおすすめ

―では、ここからは改めて2022年版のおすすめシリーズを教えていただけますか?

矢野さん:最近のトレンドでは、スマホなどのデジタルツールとの併用を前提とした使い方をする方が多いので、そういったニーズに合ったタイプの手帳がおすすめです!

2110_noritsu_01.jpg

NOLTY 左から:
エクリ A5 メモ(カーキ)1,870円(税込)
エクリ B6 メモ(グレージュ)1,760円(税込)
ポケットカジュアル メモ(ライム)1,188 円(税込)
ライツメモ小型版(ダークネイビー)1,067円(税込)

小林さん:このメモスペースを優先したレイアウトは私が開発を担当したのですが、〈ライツメモ小型版〉は2019年版から登場した商品で、とても多くの方にご好評いただきましたので、2020年版にサイズが大きい〈エクリ B6 メモ〉を発売、2021年版ではさらにひと回り大きいサイズの〈エクリ A5 メモ〉を開発しました。どの商品もSNSなどを中心に人気が広がり、継続してご好評いただきましたので、2022年版ではさらにサイズ展開を広げて〈ポケットカジュアルメモ〉を新商品として開発しました。

2110_noritsu_02.jpg

―手帳というよりも、もはやノートですね...!

小林さん:確かに日付入りのノートとも言えるかもしれません。ただ普通のノートだと日付が入っていないので、書いた内容を時系列で見たい時に追いかけにくかったりしませんか。今週のタスクを管理したい時にも、曜日が書いてある方がわかりやすいし、日付があると何かと便利だと思うんですよね。

ーウィークリーだけでなくマンスリーもちゃんと入っているのもよいですね。1ヶ月の中でどの週にいるのかがいつも俯瞰して見られるので。

小林さん:ありがとうございます、マンスリーを入れるかをものすごく吟味した甲斐があります(笑)。使い方としては、デジタルツールとの併用も意識しています。例えば会社単位でデジタルのスケジューラーを導入している場合に、絶対に外せない大事な予定は手帳に記入して、予定に付随してより細かなタスクやアイデアを書くような使い方もできると思います。職場の同僚にスケジュールが公開できるのはとても便利ですが、ある程度枠が決まったデジタルでは不便に感じるという声も聞きます。そんな時に自由に書けるのが紙のメリットだと思うので、ノートとしての個性を強めたのが好評だったのかもしれません。

ーなるほど。

小林さん:また、昨今はコロナ禍ということもあり、働き方やライフスタイルがガラッと変わった方も数多くいると思います。特にテレワークが定着しつつある今、ご自宅で仕事する時間が増えると、上司や部下・同僚などがいない中一人で業務を行うので、自己管理力も必要となります。そこでおすすめしたいのがタスク管理優先型の手帳です!

2110_noritsu_03.jpg

NOLTY 左から:
アクセス A5-5(ピンクベージュ/ネイビーブルー)各2,090円(税込)
ポケットカジュアル7(ピンクベージュ)1,188円(税込)

小林さん:こちらの2商品は、月間カレンダー+週間ブロックタイプなのですが、週間ブロックの1日のマスにはチェックボックスが配置されているので、日々のタスク管理に役立ちます。〈アクセスA5-5〉は昨年から発売している商品なのですが、こちらも多くの方にご好評いただきましたので、2022年版ではサイズの小さい〈ポケットカジュアル7〉を新商品として開発しました。テレワークをする機会のある方にとって、しっかりセルフマネジメントできる手帳は重宝すると思いますよ。

2110_noritsu_04.jpg

―手帳といえばスケジュール管理というイメージでしたが、色々な使い方がありますね。

小林さん:デジタル化が進んで、スケジュール管理はデジタルと併用という方も増えていると思います。手帳の使い方も多様化し、スケジュール管理のためだけのものではなくなりつつありますが、手帳とデジタルツールそれぞれの特徴を理解して、自分に合った使い方を見付けられると、より手帳ライフが充実したものになりますね。

―あと、ご紹介いただいた手帳全てに言えることですが、機能面はもちろん、見た目も洗練されていますよね。

小林さん:冒頭で〈能率手帳〉の中身はそれほど変わっていないと言いましたが、他のシリーズも毎年大きな変化を加えることは基本的にありません。ただ、表紙のデザインはその年に合うものを意識していて、手帳のトレンドだけでなく、例えば流行のファッションからヒントを探すこともあります。近年は手帳もグレーやベージュ系が人気ですね。

―常に持っているものだからこそ、見た目は大事ですもんね。

矢野さん:身の回りのものにこだわる方は多いと思うので、そのお眼鏡に適うような手帳づくりをこれからも心がけていきたいと思います。手帳一つで思った以上に日々の暮らしは変わりますから、今のうちからじっくりと、来年の手帳を何にしようか考えてみてはいかがでしょうか。考えるといっても、「こんな毎日を送りたいな」みたいな妄想を膨らませるだけで十分なので、あまり難しく考えず、気軽に考えてみてくださいね。

―楽しみながらイメージしてみます!矢野さん、小林さん、本日はありがとうございました!

矢野さん・小林さん:こちらこそありがとうございました!

おわりに

〈NOLTY〉シリーズを手がける日本能率マネジメントセンターの担当者さんに、手帳の選び方や2022年版のおすすめシリーズをご紹介していただきました。「来年までまだ時間があるから...」なんて思っていると、いつの間に年末になってしまうもの。自分のためになる、楽しい手帳選びを、今のうちからじっくり始めてみてくださいね。

ほしい手帳の条件を選ぶだけで自分にぴったりの手帳が見つかる!
手帳検索事典はこちら>>

21techo_kensaku-top_1190-633.jpg

※工場生産遅延の影響で入荷日の遅れや商品仕様の変更が生じる場合がございます。
※掲載商品は一部店舗では取り扱いがない場合がございます。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。
※掲載商品は、一部の店舗ではお取り寄せになる場合がございます。
※一部価格・仕様の変更、および数に限りがある場合もございます。
※掲載写真には一部演出用品が含まれます。
※商品価格等の情報は、掲載時点のものです。

この記事の関連タグ