薄着の季節になると気になり始めるムダ毛。ムダ毛の処理を大切なケアの一つと考えている女性も多いのではないでしょうか。安全かつ簡単にムダ毛処理をするなら、自分にあったムダ毛処理アイテムを見つけることが大切です。今回は、ムダ毛処理アイテムの種類別の選び方や女性におすすめアイテムについて解説します。ムダ毛処理の注意点もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
女性がムダ毛処理をする前に理解しておきたいこと
女性が正しい方法でムダ毛処理をするときは、「毛の構造」や「毛周期」から毛の仕組みを理解し、「処理すべき部位」を押さえておくことが大切です。ムダ毛処理の方法やおすすめアイテムをチェックする前に、毛の基本について理解を深めましょう。
毛は5つの部位で構成されている
毛の構造を大きく分けると、皮膚から露出している「毛幹」、皮膚の中にある「毛根」、毛根の一番奥にある「毛球」、毛球の中にある「毛母細胞」、毛球の奥にある「バルジ領域」の5つです。
毛を構成する5つの部位
- 毛幹:死んだ細胞であり、内部が分裂・増殖すると押し出されて伸びる
- 毛球:膨らんだ内部に、毛の成長に必要な毛母細胞を内包する
- 毛母細胞:細胞分裂を繰り返すと毛が成長する
- バルジ領域:毛を増やすように命じ、発毛を促す
ムダ毛処理は、毛の部位のどこまでを取り除くかによって方法が変わります。
処理方法 | 処理方法の例 |
毛幹だけを取り除く | カミソリ、電気シェーバーなど |
毛根から抜く | 除毛ワックス・ツイザー(毛抜き)など |
毛根にダメージを与える | 家庭用脱毛器など |
毛幹を取り除くだけのムダ毛処理は手軽にできる一方で、短期間で毛が生えてくるデメリットも。一方、毛根を抜いたりダメージを与えたりする方法は、毛が生えるまでのスパンが長くなりやすいですが、使用方法を誤ると毛穴の中で炎症を起こすリスクもあるため注意が必要です。
毛が成長する周期は決まっている
毛は「成長期」「退行期」「休止期」という周期で成長します。
毛周期
- 成長期:毛球にある毛母細胞が活発に細胞分裂し、毛が成長する期間
- 退行期:細胞分裂が止まって成長を終え、毛が抜けるまでの期間
- 休止期:毛が抜け落ちてから次の成長期まで、活動を休止する期間
毛周期は体の部位ごとに異なり、人によってもさまざまです。ムダ毛処理は肌への負担となるため、毛周期が違う部位に対して同じようにムダ毛処理を行うと、過度なムダ毛処理として肌へのダメージが蓄積します。部位ごとのムダ毛の生え方を観察し、適切な頻度で処理をしましょう。
ムダ毛を処理しておきたい5つの部位
ムダ毛は人間の体中に生えますが、多くの女性がよく処理をしているのは下記の部位です。
女性がよく処理をしている部位
- 脇
- 腕
- 手指
- 背中
- 足
脇は薄着のときに見えるという理由だけでなく、毛を処理していると蒸れにくいという衛生上の理由からも処理をおすすめしています。足に関しては素足のときに加え、ストッキングを履いたときにもムダ毛が目立ちやすいため、処理しておくとよいでしょう。
腕・背中は、薄着になったときに目立つため夏は気をつけておきたい部位。一方、手指は1年中見えるので、こまめな処理をおすすめします。
【アイテム別】女性用ムダ毛処理アイテムの種類と選び方
女性用のムダ毛処理アイテムにはさまざまなタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ここでは主なムダ毛処理アイテムの特徴や簡単な使い方、おすすめの選び方についてご紹介しますので、自分にあったアイテム選びの参考にしてください。
カミソリ
カミソリは、女性のムダ毛処理アイテムの中でも一般的な種類の1つ。脇や足、腕など幅広い範囲のムダ毛処理に使えます。形は、持ち手の先端に刃がTの形になるようについているT字型と、持ち手から刃がまっすぐつながっているL字型の2種類です。
メリット
カミソリは安くて簡単に購入でき、女性が手軽にムダ毛処理できるのが最大のメリット。また、丸洗いできる商品が多く、掃除すれば衛生的に使えます。さらに、深剃りできるのも魅力で、正しい使い方で処理すれば、剃り残しの少ないきれいな肌に近づけるでしょう。
デメリット
カミソリは、女性の肌へ負担がかかりやすいのがデメリット。間違った使い方をすると、皮膚を傷つけてしまうリスクがあるため気をつけましょう。また、カミソリで剃ると毛の断面が斜めになるので、剃り残しや伸びかけの部分はチクチクしやすくなります。
ムダ毛処理のやり方
カミソリは、下記のような手順で使用しましょう。
簡単な手順
- ムダ毛処理する部分をホットタオルなどで温める
- シェービングローションを塗る
- カミソリで剃る
- アフターケアをする
お手入れしやすくするために、先にホットタオルで温めて毛穴を開き、肌をやわらかくしておくのがおすすめです。剃り方は、肌を傷つけないために毛の流れに沿ってゆっくりとカミソリを動かすのが基本ですが、剃り残しが気になる部分は毛の流れに逆らってやさしく剃ります。
おすすめの選び方
まず、ムダ毛処理したい部位に応じた刃の形を選びます。ボディ用ならT地型、顔の産毛剃りをするならコンパクトサイズのL字型がおすすめです。また、安全にムダ毛処理したい女性や肌への刺激が気になる敏感肌の女性は、刃が肌に当たりにくいセーフティガード付きを選びましょう。
電気シェーバー
電気シェーバーは、電気で振動または回転する刃がついたムダ毛処理アイテム。ボディ用、顔用、VIO用と部位別で商品が分かれているのが一般的です。また、最近は全ての部位に対応したマルチタイプの商品も増えてきています。
メリット
刃がヘッドに内包されて直接肌に触れないため、カミソリに比べて肌への負担がかかりにくいです。また、ムダ毛処理のときにシェービングローションなどが不要なため、お風呂場以外でも簡単に使えるのも大きなメリットといえます。
デメリット
電気シェーバーは肌表面の毛幹だけを処理するため、カミソリと比べるとチクチクしやすいのがデメリット。また、深剃りしにくいため、剃ってからムダ毛が目立ってくるまでの期間が短くなりがちです。
ムダ毛処理のやり方
女性用電気シェーバーは、次のような方法で使用します。
簡単な手順
- 長い毛は絡まないようにカットしておく
- 電気シェーバーを肌に軽くあてて滑らせる
- 刃に付着した毛を拭き取る
- アフターケアをする
おすすめの選び方
まず、顔用・ボディ用・VIO用の中から、ムダ毛処理したい部位にあったタイプを選びましょう。
商品によって電源の取り方も異なり、コンセントへ挿すタイプ、乾電池を入れて使うタイプ、バッテリー内蔵の充電タイプがあります。たとえば、自宅で使うならリーズナブルなコンセント式、旅行先で使うならコンパクトで持ち運びに便利な電池式や充電式がおすすめです。
脱毛ワックス
脱毛ワックスは、ワックス剤をムダ毛が気になる場所に塗り、固まったら剥がす脱毛方法。脱毛ワックスを大きく分けると、はちみつや砂糖などを使った水性ワックスと松ヤニで作られる油性ワックスの2種類があります。
メリット
ワックスした部分の毛を一気に抜くため、1回の処理で肌がつるつるになります。また、肌にワックスを塗布するので、古い角質を一緒に剥がせるのも大きなメリットです。
デメリット
脱毛ワックスのタイプにもよりますが、ワックスを剥がす際の肌への刺激が大きく、痛みを感じやすいです。また、ワックスに毛を絡めて剥がす仕組みのため、ある程度毛を伸ばしてから処理する必要があり、ワックスを使うまで伸びたムダ毛が気になるデメリットもあります。
ムダ毛処理のやり方
脱毛ワックスを使ったムダ毛処理の方法は次の通りです。
簡単な手順
肌に汚れや水分が残っていると、ワックスの効果が低下しやすいため、予めきれいに洗って乾かしておくことをおすすめします。
- ムダ毛処理したい部分を洗って汚れを落とし、乾かす
- ワックスを塗布する
- 毛の流れに逆らって一気に剥がす
- アフターケアをする
おすすめの選び方
肌への負担を軽減するなら水性タイプ、短い毛までしっかりと処理したいなら油性タイプがおすすめです。水性タイプは油性に比べると低刺激ですが、粘着力が劣ります。油性は粘着力が強い分、皮膚を傷つけやすいため扱いに注意しましょう。
除毛クリーム
除毛クリームは、毛のたんぱく質を溶かすことでムダ毛を処理するアイテムです。気になる部分へ塗布し、数分置いてから洗い流します。
メリット
除毛クリームは毛を溶かすため、処理後にチクチクしにくく、なめらかな触り心地になるのがメリット。また、ひじなどの凹凸ある部位でも処理しやすいため、電気シェーバーによる剃り残しが気になっていた女性にもおすすめです。
デメリット
肌が弱い方や敏感肌の方は、肌荒れが起きるリスクがあります。また、敏感肌でなくても、誤った方法で除毛クリームを使い、アフターケアを怠ると、肌荒れの原因になることもあるため注意が必要です。
ムダ毛処理のやり方
除毛クリームは次のような方法で使用しましょう。
簡単な手順
- パッチテストをする
- 汚れや水分を拭き取る
- 除毛クリームを塗る
- 洗い流してアフターケアをする
かぶれや湿疹などが起きないかどうか確認するために、皮膚に少量の除毛クリームを塗って様子を見る「パッチテスト」の実施をおすすめします。また、除毛クリームの効果を最大限に得るには、塗布前に汚れや水分を拭き取ることが大切です。
おすすめの選び方
女性用除毛クリームには、VIO対応のものとそうでないものがありますので、用途にあわせて選びましょう。また、敏感肌の女性は、刺激成分が少ないタイプや保湿成分入りを選ぶのがおすすめです。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、美容サロンで取り扱っている業務用脱毛機と同じ仕組みでありながら、自宅で簡単かつ安全に使えるように出力やサイズを抑えた脱毛器具です。女性向けの家庭用脱毛機は大きく分けると2種類で、幅広い範囲を脱毛できるフラッシュ式と、気になる部分をピンポイントで処理するレーザー式があります。
メリット
美容サロンやクリニックでの脱毛と比べると、事前予約が必要なく、自分の都合にあわせて自宅で使えるのが便利です。また、セルフでムダ毛を処理するため、他人に体を見られる心配もありません。カミソリや電気シェーバーと比べると、生えかけのときにチクチクしにくいのも魅力です。
デメリット
セルフで行うどのムダ毛処理にもいえることですが、、永久脱毛はできないため定期的な使用が必要です。また、自分で行う場合、背中やうなじは手が届きにくく脱毛しにくいのもデメリット。さらに、カミソリに比べると高額になりやすい欠点もあります。
ムダ毛処理のやり方
家庭用脱毛器は、次のような手順でムダ毛処理を行います。
簡単な手順
- 前日に余分なムダ毛をシェービングする
- 肌の水分を拭き取る
- 家庭用脱毛器をあてる
- アフターケアをする
家庭用脱毛器は毛根に光をあててムダ毛を処理するため、長い毛が残っていると毛根へアプローチしにくくなります。事前に余計なムダ毛をカミソリなどで剃っておく必要がありますが、肌への負担を少なくするために、シェービングは前日までに済ませるのがおすすめです。
おすすめの選び方
フラッシュ式は、レーザー式より出力が穏やかで痛みを感じにくいため、家庭用脱毛器を初めて使う女性におすすめです。一方、特定の部分をしっかりと脱毛したい女性は、ピンポイントでムダ毛処理できるレーザー式を選ぶとよいでしょう。
女性におすすめ!ムダ毛処理アイテム5選
ここからは、ムダ毛処理アイテムの中から女性におすすめの商品を紹介していきます。
大人っぽい香りが好きな女性におすすめ【スリンキータッチセルフスパ 除毛クリーム シトラスホワイトリリィ 200g】
〈タッチセルフスパ 除毛クリーム シトラスホワイトリリィ〉は、爽やかで大人っぽいシトラスホワイトリリィの香りを楽しめる除毛クリーム。除毛剤特有のツンとするニオイが苦手な女性にもおすすめです。ボタニカル保湿成分21種類を配合し、太い毛もごっそり処理できます。
保湿を重視したい女性におすすめ【スリンキータッチセルフスパ 除毛クリーム ジャスミンハニー】
〈タッチセルフスパ 除毛クリーム ジャスミンハニー〉は、すっきりとした甘いジャスミンハニーの香りを楽しめる除毛クリーム。
シアバターやはちみつなど肌をうるおす成分を配合しているため、しっとりとした仕上がりを求める女性にぴったりです。
女性も使える高い除毛力の【ヌル(NULL) 薬用リムーバークリーム(ヘラ・スポンジ付き)】
〈薬用リムーバークリーム〉は、アロエエキスなどのうるおい成分を配合した国内製造の除毛クリーム。元々はメンズ向けに開発されているため高い除毛力がありながらも、肌にやさしく負担が少ないクリームなので女性にもおすすめです。気になるムダ毛部分に塗って拭き取るだけなので、ムダ毛処理を手早く簡単に済ませられます。爽やかなグリーンフローラルの香りを楽しみながら、リラックスして除毛しましょう。
初めてワックスを使う女性にもおすすめ【ミニフィル 脱毛用ハニーブライズワックス】
〈脱毛用ハニーブライズワックス〉は、水あめとはちみつをベースにした成分に、イソフラボンを加えた常温で使えるワックス。温める手間がかからず、低温やけどの心配がないため、脱毛ワックスを使い慣れていない女性でも使いやすいでしょう。主な成分は水あめやはちみつなど、口に入れても大丈夫なほど安全なのも魅力です。
部分的にムダ毛処理をしたい女性におすすめ【ティービーシー(TBC) エピワックスシート】
エステティックTBCの〈エピワックスシート〉は、貼って剥がすことでムダ毛を取り除くシートタイプのワックスです。細かい部分をケアしやすいサイズとなっており、簡単にVIOや顔(※)のムダ毛処理をしたい女性におすすめです。99%植物由来成分のスキンケアオイルもついています。
※粘膜部分(目・唇・乳輪・肛門・生殖器等)、頭髪、まぶた、男性のひげを除く。顔はSサイズのみ使用可能。
女性がムダ毛処理をするときの注意点5つ
女性が安全にムダ毛処理をするために、次の5つに注意しましょう。
何もつけずにカミソリでムダ毛処理をしない
特にカミソリを使用する場合、何もつけずにムダ毛処理をするのは控えてください。乾いた肌は傷つきやすく、ムダ毛が硬くてカミソリの刃が引っかかりやすくなっています。カミソリを使う場合は予めシェービングローションなどを塗布して、肌にやさしいムダ毛処理を心がけましょう。
毎日ムダ毛処理をするのは避ける
ムダ毛が気になっても、できるだけ毎日処理を行うのは避けましょう。ムダ毛の処理方法によって程度の差はありますが、どんなムダ毛処理の方法でも頻繁に行うと女性の肌への負担となります。夏などどうしても薄着にならないといけない場合以外は、1〜2週間に1回程度でとどめておくのがおすすめです。
体調が悪い日のムダ毛処理は控える
体調が悪いときは皮膚が敏感になっているため、ムダ毛処理を控えましょう。また、日焼け直後や疲れているときも同様の理由でおすすめできません。
女性は月経周期を考慮してムダ毛処理をする
女性がムダ毛処理をするときは、月経周期の卵胞期・排卵期・黄体期・月経期のうち、出血が続く月経期を避けることをおすすめします。ホルモンバランスが乱れやすく、肌が敏感になりやすいためです。特にカミソリと除毛クリームは、肌への負担が大きくなりやすいので注意してください。
参照:一般財団法人 女性労働協会「月経調査とその実態・リスク、対策案」
ムダ毛処理のあとはアフターケアをする
ムダ毛処理後の女性の肌は乾燥しやすいため、アフターケアを欠かさず行いましょう。カミソリでやさしく剃ったり、女性の肌への負担が少ない除毛クリームを選んだりしても、肌へのダメージが全くないわけではありません。クリームやローションを使い、しっかりと保湿して油分や水分を補いましょう。
また、ムダ毛処理のあとに毛幹が埋没した場合、やさしくピーリングを行い、保湿を続けてみましょう。皮膚がやわらなくなり、埋もれていた毛先が出やすくなります。
おすすめの女性用ムダ毛処理アイテムでつるつるの肌を目指そう
女性の体は非常にデリケートですので、肌への負担や生理周期、体調を考えながらムダ毛処理を行うことが大切です。おすすめのアイテムを参考に自分にあったムダ毛処理の方法を見つけて、つるつるの肌を手に入れましょう。
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